25卒のインターンはいつから参加するのが正解?インターン参加の注意点とは

25卒のインターンはいつから参加するのが正解?インターン参加の注意点とは

2023年6月14日更新

はじめに

24卒の就活が終盤に差し掛かり、「次は自分の番だ」とドキドキしている25卒の就活生は多いのではないでしょうか?

 

いきなり選考に臨むのではなく、インターン参加を通じて就活に対する耐性を付けておきたいと考える人はたくさんいます。

 

一方で、

 

「インターンってまず何から始めたらいいんだろう…?」

 

「どんなことに注意しておけば安心なの…?」

 

というように、知らないことばかりで不安も多いでしょう。

 

そこで本記事では、25卒の就活生がいつからインターンに参加すると良いのかということはもちろん、インターンに参加するメリットや行うべき対策などを詳しくご紹介します。

 

これから就活を開始する25卒の就活生はもちろん、すでにインターン参加を検討している就活生も、ぜひ最後までお読みくださいね。

 

インターンとは?

インターンとは、学生が企業の業務を実際に体験する制度を指します。日本語にすると、「就労体験」という呼ばれ方をすることもあります。

 

なお、2023年3月に採用と大学教育の未来に関する産学協議会によって発表された「何が変わるの?これからのインターンシップ」によると、これまでは1dayインターンなどの短期間のインターンが横行していましたが、これらはインターンと呼ばず、オープン・カンパニーという名称になる運びとなりました。

 

汎用的能力型、専門活用型、高度専門型にカテゴライズされたインターンは、最低でも5日間の就業を必須としており、インターンがこれまで以上に就業経験を積めるものに変化していくでしょう。

 

25卒のインターンの特徴

インターンの種類がきちんとカテゴライズされた以外にも、25卒のインターンにはいくつか特徴があります。代表的な特徴をご紹介しましょう。

採用直結型インターンが可能になる

インターンがきちんと「就業が必須」と定義されたことを受け、企業が学生をしっかりと判断できる材料があるという点から、企業がインターンを通じて選考を行うことが認められました。

 

「今までも認められていたんじゃないの?」と思う人がいるかもしれません。

確かにこれまでも、インターンを通じて内定を獲得する先輩の姿を見てきた人がいるのではないでしょうか。しかし実態は、企業は一定のタイミングまで「内定」を出すことができないため、形式上の内定になっていました。

 

25卒からは、企業が正式にインターンと選考を掛け合わせることが可能になります。

したがって、これまで以上にインターンと本選考の関係性は、密接になっていくでしょう。

インターンの実施時期がバラバラに

汎用的能力型、専門活用型、高度専門型の各インターンは、「基本的に学部3年以降はいつでも参加可能」という形になりました。上述の通り、インターンと選考の関係性が密接になったことで、企業は様々な形でインターン開催を目論むことが予想されます。

 

したがって、学生目線に立つと、これまで以上に志望企業のインターン情報を確認しておかなければ、インターン参加のタイミングを逃す機会が増えてしまうということなのです。

 

インターンの実施時期がバラバラになると、学業やアルバイト、サークル活動などとバランスが取りやすくなる一方で、自らの情報収集能力が問われるため、注意が必要です。

長期インターンが増える

本選考とインターンの関係が密接になると、企業はインターン生の中から内定者を獲得しようとしていきます。その結果、長期インターンが増える可能性があります。

 

能力の見極めは短期間でも可能ですが、長期になればなるほど的確に能力を見極めることが可能になります。

就活生目線に立っても、企業の内情をよりリアルに知れるというメリットはあるものの、拘束時間や期間が長くなるため、他の活動とのバランスを取りにくくなるという懸念があります。

長期インターンについてさらに詳しく知りたい方は、「【徹底解説】長期インターンとは?探し方や選び方について」も読んでみてくださいね。

 

インターンに参加するメリット

では、インターンに参加するとどのようなメリットがあるのでしょうか。

代表的なメリットをご紹介します。

志望企業での業務を体験できる

最も大きなメリットは、志望企業での業務を体験できることです。

 

実際の業務を行うと、入社後のイメージがより具体的になります。

その結果、憧れで企業を選ぶのではなく、実際の実務イメージを元に入社を決めることができるため、就活生・企業双方にとってミスマッチを最小限にすることが可能です。

 

入社後に公開しないために、インターンは非常に重要な役割を果たします。

より詳しいインターン情報は、「インターンってそもそも何をするの?参加する6つメリット」を参考にしてみてください。

興味がある職種を絞り込める

今後就活生であっても、入社時にある程度職種を絞って入社することが求められるようになってきます。そのため、ある程度自分の興味がある職種を見つけておく必要があります。

 

しかし、これまで一度も働いたことが無い場合、自分の興味がある職種を見つけるのは至難の業です。

その点、インターンを経験しておけば、ある程度職種を絞り込むことができます。

 

興味がある職種を絞り込むことができれば、就活する際の企業選びもスムーズです。

ぜひ自分の就活のヒントとして、インターンを活用してみてはいかがでしょうか。

内定を獲得できる可能性がある

採用直結型のインターンが増えるということは、インターンを通じて内定獲得ができる可能性が増すということです。したがって、インターンに参加する機会が多い人ほど、内定獲得のチャンスを増やせるということになります。

 

内定獲得の機会は、もちろん本選考でもあります。

しかし、本選考は選考に参加する人数が多い可能性が高く、インターンの方が内定獲得のチャンスが多い可能性があります。

 

志望企業の選考を受けることができる機会は、決して多くはありません。

ぜひ積極的にインターンの機会を活用してみてはいかがでしょうか。

 

インターンの一般的な選考プロセス

では、インターンの一般的な選考プロセスはどのようなものなのでしょうか。

①エントリーを行う

インターンは、誰でも参加できるわけではなく、参加するために選考を受ける必要があります。そのため、本選考同様にまずはエントリーから開始する必要があります。

 

選考を受けたい企業にはエントリーしておかないと、選考を受ける機会を得ることができません。少しでも興味がある企業は、まずはエントリーだけでも早めに済ませておくのが安心です。

 

企業によってはただエントリーボタンを押すだけでOKという会社もありますが、本選考同様エントリーシートの提出などを求められるのが一般的です。

インターンだからと侮ることなく、本選考同様の気合で臨むことが大切です。

②説明会に参加する

エントリーを行いながら、ほぼ同時並行のような形で説明会に参加しましょう。

説明会は、全ての企業が実施しているとは限りません。企業によっては、インターンの説明はWebページや動画で完結させていることも多いです。

ただし、志望企業が説明会を実施している場合は、積極的に参加するのがおすすめです。

 

インターンの内容を深く知ることができるだけでなく、人事をはじめとする社員から、企業の実際の雰囲気を感じ取ることができます。

 

企業の「中の人」に接触できる貴重な機会として、ぜひ活用してみてはいかがでしょうか。

③選考を受ける

エントリーや説明会の過程を無事に終えることができたら、いよいよ選考です。

選考そのものを必ず受けることができる企業はあるものの、多くの企業はエントリーシートの通過者のみを対象に選考を行います。

 

「インターンだったら選考は余裕で通過するでしょ」と思うのは大きな間違いです。倍率や難易度共に本選考と同レベルであることが多く、きちんと対策を行った人が通過できるような仕組みになっています。

 

選考まで駒を進めることができた場合は、きちんと対策を行うことが重要です。

 

おすすめのインターン

では、実際にはどのようなインターンに参加するのが良いでしょうか。

おすすめのインターンをご紹介します。

人気企業のインターン

人気企業は、本選考ではとてつもなく高い倍率になることが少なくありません。

もちろんインターンも参加するためには高い倍率を通過する必要があるものの、本選考よりも広く門戸が開かれている可能性が高く、参加できるチャンスは高いと言えます。

 

人気企業は、インターンから内定者を多数出すケースも少なくありません。

仮にインターン期間中に内定を獲得できなかったとしても、インターン期間で企業担当者の記憶に強く残ることができれば、本選考を有利に進められる可能性もあります。

 

人気企業の選考は事前準備はもちろん大切ですが、いかにして企業担当者に覚えてもらうかということも非常に重要です。

ぜひ自分をアピールするための機会として、インターンを利用してみてはいかがでしょうか。

職種別インターン

近年では、職種別にインターンを実施する企業が増えてきました。

開催されている職種は様々で、営業やマーケティング、技術職などその種類は多岐に渡ります。

 

自分の興味がある職種を経験することができれば、志望企業の情報を知ることはもちろん、自分の価値観を見極める上でも非常に役立ちます。

 

特に技術職の場合、自分のこれまでの知見をビジネスではどのように役立てることができるのか、具体的なイメージを持つことができるでしょう。

 

憧れで志望していた職種も、「実際に体験してみたら思っていた内容と違った」というケースは少なくありません。実務を通じて、自分の真の志望職種を明確にしていってみてはいかがでしょうか。

給与が発生するインターン

企業によっては、インターンを通じて給与が発生する場合があります。

実務を経験しながら給与を受け取ることができると、より実務をリアルにイメージすることができるのではないでしょうか。

 

また、一定期間の就業時間を確保していれば、企業から責任ある業務を任されるケースも少なくありません。

具体的な業務を経験することで、自分の得意・不得意を見極めることができる可能性も高く、経験する価値は高いと言えるでしょう。

 

さらにインターンのおすすめポイントを知りたい人は、「インターンシップは本当に有利?企業の目的と参加するメリットとは」もぜひお読みください。

 

よくある質問

では、最後によくある質問に回答します。

インターンには必ず参加するべき?

結論からお伝えすると、「インターンには必ず参加するべき」です。

その理由として、本選考の事前準備として様々な経験を積むことができるほか、うまくいけば内定獲得のチャンスもあるためです。言い換えれば、インターンに参加して損をするということがありません。

 

もちろんインターンに参加せず、いきなり本選考を受けることも可能です。

しかし、インターンに参加した人とそうでない人では、グループワークや面接などで、自分の強みを発揮できる力が大きく異なります。

これは企業担当者の目から見ても明白であり、必然的にこれまでに様々な経験を通じて選考準備をしてきた就活生の方が魅力的に映るでしょう。

 

スケジュールの都合などでどうしてもインターン参加が難しい場合、きちんと立ち止まって本当に参加するべきかを考える必要があるものの、そうでない場合は参加を積極的に検討しましょう。

部活動の都合で長期インターンに参加できない…

部活動などの都合で長期インターンに参加できない場合は、無理に参加する必要はありません。しかし、就活に対する準備を何もしなくても良いというわけでもありません。

 

隙間時間を利用してエントリーシートを書いてみたり、短い時間で参加できる企業のイベントなどに参加してみるのも良いでしょう。

 

時間がないと言っても、限られた時間でできる準備はあるはずです。

無理なく、自分にできる準備からスタートしてみてはいかがでしょうか。

 

自分に最適なインターンの数を知りたい人は、「【必見】インターンの応募社数を目的から割り出す逆算法」をお読みください。

 

インターンを有効活用して就活を有利に進めよう!

いかがでしたか?

本記事では、25卒の就活生がいつからインターンに参加すると良いのかということはもちろん、インターンに参加するメリットや行うべき対策などを詳しくご紹介してきました。

 

「インターンなんて面倒…」「参加して本当に意味があるの?」と思う人がいるかもしれませんが、まずは一度参加してみて、本当に役立つのか、そうでないのかを見極めてみても良いのではないでしょうか。

 

うまく活用することができれば、インターンは就活生にとってメリットしかありません。

ぜひ自分の糧となるように、インターンを有効活用してみてはいかがでしょうか。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

上京を志す地方学生ならジョーカツ

首都圏の学生ならスタキャリ

  • line シェアする
  • twitter ツイートする