
インターンシップは本当に有利?企業の目的と参加するメリットとは
2020年4月10日更新
はじめに
「インターンて参加する?」
「インターンて参加すると内定に影響があるらしいよ」
という噂を聞いたことがある方も、多いのではないでしょうか?
でも本当に、
インターンが内定に影響することがあるのでしょうか?
本記事ではそんな悩める就活生に向けて
インターンは就活で有利になるのかどうかを検証すべく、
・企業がインターンを実施する目的
・学生がインターンに参加するメリット
・インターン参加が有利に働かないケース
について、
筆者の実体験を元に解説していきます。
これから就活を控えている大学生は参考にしてみてください。
1.そもそも企業がインターンを実施する目的とは?
企業がインターンを開催する目的。
それは、
・企業の認知度を高める
・優秀な学生を早期に獲得する
ためであり、
企業にとって「インターン=採用活動の一環」であるということが言えます。
1-1.企業の認知度を高める
一見企業にとってメリットのないようなインターンシップ。
ですが、大きな目的として「学生への企業の認知度を高める」ということが挙げられます。
大企業はもちろん皆に知られていることが多いですが、
特に中小企業などは、たとえ優良企業であったとしても学生にあまり知られていないことはよくあります。
特に、ビジネスモデルがB to Bの場合にその傾向は強くなるため、
このような企業はインターンを開催することで、認知度向上を目指しているのです。
中にはインターンに参加し、成果を残すことで報酬ももらえる企業も存在します。
それだけ企業は、学生の採用に対して熱を入れて行なっている証拠ですし、
学生にとっても、視野を広めるといった意味で
良い機会になることは間違いありません。
1-2.優秀な学生を早期に獲得する
2つ目の目的は、
優秀な学生を早期に獲得しておきたいということです。
今は売り手市場であり、学生にとっては有利な状況ですが
企業にとっては、母数の少ない学生の奪い合いとなっています。
企業はうかうかしていると、優秀な学生を他企業に取られてしまうため、
就活解禁前にインターンを開催することで、自分の企業のアピールを学生に対して行うのです。
2.学生がインターンに参加する4つのメリット
先ほど解説したように、
企業にとっては採用活動と同意義であるインターン。
学生にとって
インターンで良い実績を残したり、
雰囲気が企業が求める人材と合致していたりすると、
企業の目に止まることはいうまでもありませんね。
このあたりで、
学生がインターンに参加するメリットを整理しておきましょう。
大きく分けて4つ、
・内定が出ることがある
・企業をより深く知ることができる
・スキルや知識が身につく
・就活仲間ができる
これらがあるとされます。
2-1.内定が出ることがある
インターンに参加する最大のメリットは、
内定が出る可能性です。
もちろん全員ではありませんが、
企業の目に止まるような実績を出せたり、人材として秀でた魅力があると判断された場合は
場合によって、選考免除や内々定に繋がるケースもあるとされます。
実際、筆者の友人もインターンで内定をもらい、
就活を本格的にすることなく第一志望の企業に就職していました。
もちろん、全員が内定をもらえるわけではなく、むしろほんの一握りに限られてしまうのは事実ですが、
高い目的意識を持って臨めば、
企業に注目してもらえる可能性も上がるかもしれません。
2-2.企業をより深く知ることができる
「百聞は一見にしかず」というように、
リクナビやマイナビなどの字面からはわからないような
企業の雰囲気や温度感、働いている人のことなどを、実際に自分の目で確認することができます。
就活で大切なのは、
「その企業が目指している姿と自分が目指している姿が同じ」
と言われますが、それを実現するためには、
「自分がそこで周りで働いている人たちと、雰囲気よく働けるかどうか」
について、しっかりと確認しておく必要があります。
というのも、
社会人になると、一日のほとんどを過ごす職場で過ごすようになります。
職場の雰囲気や、そこで働いている人たちとの感覚が違うと毎日が辛いですし、モチベーションもいまいち上がらなくなってしまいます。
そういった意味で、実際の肌感を知るためにも、
インターンは大切な機会になるのです。
2-3.スキルや知識が身に付く
インターンには短期と長期がありますが、
長期になるとスキルや知識を多く身に付けることができます。
というのも、長期になると学生のうちから社会人と同じような感覚で仕事をさせてもらうことができるため、
アルバイトだけでは身につかないようなスキルや知識、社会人としてのマナー等の大切なことを、学生のうちから身に付けることができるのです。
その知識や経験、スキルが就職活動の時に「即戦力」という風に評価されて、内定に一気に近づくことも可能になるかもしれません。
2-4.就活仲間ができる
インターン期間に関わらず、
インターンは一人だけではなく数人もしくは数十人単位で参加するのが普通です。
そこで一緒にインターンをする大学生たちは同じように就活を控えていたり、就活中であったりするのですが、
同じ企業のインターンを受けているという時点で、考え方や価値観が似ている場合も多く、結果似た業界や業種に進む可能性が高いです。
ですので、それで終わりではなく、
その後も付き合っていくことで就活仲間として情報を共有し合うことができたり、励ましあうことができたりします。
3.インターン参加が有利に働かないケース
基本的に、
筆者は全ての就活生がインターンに参加すべきだと考えていますが、
中には参加の意味が薄くなってしまう場合も存在します。
3-1.1dayなど超短期インターン
よく就活解禁前などになると、
1日限りの超短期インターン(1dayインターン)などがあります。
しかし1日で企業のことをみることが出来るはずありませんし、
逆に企業側も、あなたのことをしっかりと見れるわけではありません。
1dayの多くは、
ただの説明会や座談会のような位置付けのものが多いです。
本当にいきたい企業であれば参加する意味はあると思いますが、それ以外の場合。
例えば「なんとなく行った方がいいかな」程度の意欲であれば、
行かない方が時間やお金の節約になります。
なので1dayのようなものは、
本当にいく価値があるのかどうかをしっかりと見極めていくことが大切です。
3-2.準備不足のまま参加
インターンで力を出すことができないと、
「この学生はうちにはあってないかもな」
というレッテルを本選考の前に貼られてしまうことがあります。
企業も限られた時間の中で採用活動を行うため、
能力が高く、やる気のある学生から優先的に採用しようと思います。
なので、インターンの時点で本領が発揮できなかったり、印象の悪い態度をとってしまうと、本選考前に落ちてしまうことも実際にあります。
本当にいきたい企業のインターンに参加する場合は、
しっかりと準備をしていくことが大切になってきます。
まとめ
インターンは就活に有利になるのでいくべき!
いかがだったでしょうか?
インターンって実際は選考に関係あるの?という疑問を持っていた学生は
結構クリアになったのではないでしょうか。
基本的にいきたい企業のインターンシップであればいくべきです。
企業のことを知ることもできますし、
早期に内定をもらうチャンスでもあります。
ただ、なんとなくインターンに行ってしまうとお金と時間の無駄になってしまうことがあるので
「そのインターンは本当に自分がいく価値があるのか?」
ということをしっかりと考えて参加し、
そのための事前準備を行うようにしましょう。