【元人事が解説】集団面接(グループ面接)の対策!入退室マナーや質問対策を解説

【元人事が解説】集団面接(グループ面接)の対策!入退室マナーや質問対策を解説

2024年8月25日更新

はじめに

「集団面接は個別面接と何が違う?」
「入退室や受け答えのマナーを知りたい!」

初めての集団面接はわからないことが多く、不安を抱えたり、悩んでいませんか?

そんなあなたのために、元人事担当者が集団面接の対策を徹底解説します。

グループ面接で求められる入退室のマナーや、頻出質問への対応方法まで、詳しく紹介します。

この記事を読むことで、面接の流れや必要なマナーを理解し、実践的な準備ができるでしょう。

しっかり準備して、自信を持って集団面接に臨みましょう!

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集団面接とは

そもそも、集団面接は何のために行うのか理解しておくことで、有利に進めることができます。

まずは、次のような基本的なことを知りたい方も多いでしょう。

集団面接の基本情報と流れ
  • 受けるタイミング
  • 面接官と就活生の人数
  • 集団面接と個人面接、グループディスカッション(GD)との違い
  • 集団面接の流れ

それぞれ、順番に解説していきます。

 

受けるタイミング

集団面接は就職活動の中盤から終盤にかけて行われることが多いです。

企業が一次選考を通過した応募者に対して、さらに採用候補を絞り込むために行われます。

特に大企業や人気企業では、多くの応募者を効率的に評価できるメリットがあるため、集団面接が導入されることが多いです。

集団面接では、一次面接や二次面接など初期の面接として行われることが多いです。

面接官と就活生の人数

集団面接では、一般的に1~4名の面接官に対して、2~6名の就活生が同時に評価される事が多いです。

面接官は一度に多くの候補者を比較しながら評価できるため、効率的な選考のために採用されていることを考慮しておく必要があります。

つまり、応募者数に応じて、同時に面接を受ける人が増えるため、自分の持ち時間やアピールする機会に限りがある点を意識して面接に臨む必要があるでしょう。

集団面接と個人面接、グループディスカッション(GD)との違い

集団面接やグループディスカッション(GD)は、複数の応募者が同時に面接を受ける点で共通しています。

集団面接とグループディスカッション(GD)の違いは、前者が面接官からの一方的な質問に対して順番に回答するのに対して、後者はグループで特定の課題について議論する点です。

つまり、グループディスカッション(GD)は、課題に対するグループでの討議を通じて協調性やリーダーシップを評価する一方、集団面接では個々の回答や態度が主に評価されます。

それに対して、個人面接ではより深堀りした質問がされる傾向が多いです。

集団面接の流れ

集団面接の流れは、まず全員が呼ばれて、面接会場に案内されます。

着席後に面接官が自己紹介を行い、その後に各就活生が順番に自己紹介や志望動機を述べることから始まることが多いです。

それから、面接官からの質問に対して一人ずつ回答していきます。

質問内容は一般的なものから、志望企業に特化した内容まで幅広く、全員に同じ質問がされることが多いです。

最後に、質疑応答の時間が設けられ、就活生から面接官への質問を行い、最後に終了の挨拶をして解散となります。

集団面接対策については、次の記事で解説していますので、参考にしてみてください。

人事が集団面接を実施する3つの理由

人事担当者が集団面接を実施する理由は次の3つです。

集団面接の実施理由
  • 大きな母集団を絞り込みたい
  • 学生の能力を相対的に比較したい
  • 優秀な学生に目星を付けたい

それぞれ、順番に解説します。

大きな母集団を絞り込みたい

人事担当者が集団面接を行う1つ目の理由は、大量の応募者を効率的に絞り込むためです。

企業は人気職種や大企業の場合、数百から数千の応募を受けることがあり、個別面接では時間やコストがかかり過ぎるため現実的ではありません。

集団面接であれば、同じ採用者の人数や時間でより多くの応募者を一度に評価でき、短期間で採用候補者を絞り込むことができます。

他の学生よりも明らかに能力が劣る学生の場合、集団面接では足切りもしやすいなど、採用側のメリットは多いです。

学生の能力を相対的に比較したい

人事担当者が集団面接を行う2つ目の理由は、複数の応募者を同時に評価することで、各自の能力を相対的に比較できるからです。

集団面接を行うことで同じ質問に対して他の応募者と同時比較することで、特定のスキルや特性が際立ちやすくなります。

そのため、他の候補者との違いや強み、弱みが明確になるため、より客観的な評価が可能です。

優秀な学生に目星を付けたい

人事担当者が集団面接を行う3つ目の理由は、優秀な学生を早期に見極めるためです。

面接官は、発言の内容や態度、他者とのやり取りを通じて、リーダーシップやコミュニケーション能力、思考力などを評価します。

優秀な学生は際立っているため特定しやすく、絶対に採用したい学生について早期に目星を付けやすいでしょう。

【知らないと恥をかく】集団面接のマナー

集団面接では個別面接とは少し異なるマナーがあり、次の3つには特に注意が必要です。

集団面接での恥をかかないための基本マナー
  • 入室時のマナー
  • 退室時のマナー
  • 他の学生の質疑応答時のマナー

それぞれ、順番に解説します。

入室時のマナー

集団面接の入室時のマナーは、先頭の方、2人目以降、最後の方の3パターンで異なります。
先頭の方はまずドアを2回軽くノックし、「失礼いたします」と声をかけてから入室します。

入室後は、面接官に向かって軽く一礼し、指示があるまで椅子の前で立ったまま待ちます。

2人目以降は、ノックせず先頭の「失礼いたします」と声をかけてから入室し、先に入った学生の隣の席に座ります。

最後尾の方は、ドアを静かに締めてから「失礼いたします」と一礼して入室しましょう。

そして、面接官から「お座りください」と言われたら、「失礼いたします」と返事をしてから静かに座ります。

また、椅子に座る際は、背もたれに深くもたれかからず、背筋を伸ばして座ることで真摯的で誠実な印象を与えます。

集団面接における着座マナーについては、次の記事で解説していますので、参考にしてみてください。

退室時のマナー

退室時には、面接が終了した旨が告げられたら、「ありがとうございました」と感謝の言葉を述べて一礼してから、静かに立ち上がります。

ドアに向かう前に、面接官に向かってもう一度深くお辞儀をし、「失礼いたします」と言ってからドアを静かに開けて退出しましょう。

最初の方は、ドアを押さえてあげるなど2人目以降の方を配慮することで評価が上がります。

最後の方は、同様に退出の例をした上で、ドアを静かに締めてから退出しましょう。

他の学生の質疑応答時のマナー

他の学生が質疑応答を行っている際は、話をしっかりと聞き、無言で静かに待つことが基本です。

質問に答える学生の方を向き、目を合わせるなどして、関心を持って聞きつつ、その姿勢を示しましょう。

また、自分の番が来た時に的確に答えられるよう、他の学生の回答も参考にしつつ、自分の意見をまとめておくと良いです。

「あなたは◯さんの意見について、どう思いますか?」など、聞いていないと答えられない予想外の質問が来る可能性もあります。

そして、他の学生の話に割り込んだり、表情で反応を示したりすることは協調性が低いとみなされるため絶対に避けましょう。

面接入室時のマナーについては、次の記事で解説していますので、参考にしてみてください。

【人事視点】集団面接の状況別攻略法

集団面接は、「発言を聞いているとき」「自分が回答しているとき」などの状況別で、それぞれベストな振る舞いがあります。

ここでは、人事担当者の目線で、それぞれの攻略方法を解説します。

他の学生の発言を聞いている時の3つの攻略法

発言を聞き漏らさないように集中する

他の学生の発言を聞き漏らさないためには、集中することが重要です。

まず、発言者に注意を向け、顔や口元を見ることで何を話しているか聞き取りやすくなります。

また、自分は何を話そうかなど雑念を排除し、話の内容に集中することが必要です。

聞き逃したくないポイントや重要な発言は、心の中で繰り返したり、整理整頓したりすることで記憶に定着させます。

発言者の意図や考えを正確に理解できれば、自分の意見や質問に役立てることができるでしょう。

相手の意見に対して肯定的な態度を示す

相手の意見に対して肯定的な態度を示すことは、応募者のコミュニケーション能力を見極めるために重要です。

相手が発言している間に軽くうなずいたり、微笑むなど表情で興味や理解を示すことで、発言者に安心感を与えることができます。

そういった肯定的な態度は、面接官にも協調性や他者への敬意が伝わり、集団面接を通過する確率が高まるでしょう。

自分の意見と結びつけて整理する

他の学生の発言を聞きながら、自分の意見と結びつけて整理することも評価されます。

なぜなら、他人の発言をしっかり聞いたうえで、自分の意見を言えていることの証明になるからです。

他人の意見と結びつけて発言するためには、次の手順を意識するとよいです。

  1. 相手の発言の要点を理解する
  2. 自分の考えとの共通点や相違点を明確にする
  3. 自分の意見を論理的に整理し、発言の流れを組み立てる

また、他人の具体的な意見を引用しながら自分の考えを述べることで、さらに説得力が増します。

自分が回答している時の3つ攻略法

簡潔かつ具体的に話す

面接で自分が回答する際は、簡潔で具体的に話すことが重要です。

集団面接では1人あたりの持ち時間が少なく、面接時間も限られているため、一人だけで話しすぎるのは逆に減点対象となります。

そのため、質問の要点を簡潔にまとめたうえで、回答の主旨を明確に伝えます。

要点を押さえた短い文で回答し、具体的な事例や経験も交えて伝えることで説得力が増します。

また、専門用語や難解な表現を避け、誰にでも分かりやすい言葉を使いましょう。

自信を持って話す

自信を持って話すことは欠かせません。

なぜなら、面接者は応募者をしっかり見きれない場合があり、第一印象で決めてしまう場合があるためです。

まず、発言の際にしっかりとした声で話すことが大切です。

声が小さいと自信がないように見えるため、適度な音量で明瞭に話すよう心掛けましょう。

また、背筋を伸ばして姿勢を正し、リラックスした態度で臨むことで、自然と自信のある見た目を維持しやすくなります。

面接官とアイコンタクトを取る

集団面接中には、面接官とアイコンタクトを取ることも意識的に行うことも重要です。

アイコンタクトを取ることで、面接官や会社に対して関心を持って話していることや、真剣に向き合っていることが伝わります。

発言の際には、目をそらさずに面接官の目を見て、アイコンタクトを取りながら話すよう心掛けましょう。

そうすることで、面接官の反応を見ながら発言内容や表情を調整するなど、適切な対応ができます。

集団面接の頻出質問と回答例

集団面接でよく聞かれる質問は次の5つです。

集団面接での定番質問
  • 自己紹介
  • 自己PR
  • 志望動機
  • ガクチカ
  • 逆質問

それぞれ、基本的な回答例を解説します。

自己紹介

初めまして、◯◯大学経済学部4年の◯◯◯◯と申します。

私はこれまで経済学の理論を学ぶ一方で、ゼミ活動やインターンシップを通じて実践的な経験を積んできました。

特に、マーケティング戦略に興味を持ち、企業の成長に貢献するための分析力を磨いております。

趣味は読書とジョギングで、読書では経済関連の書籍を中心に幅広く知識を深めています。

本日はどうぞよろしくお願いいたします。

自己PR

私の強みは、問題解決力とチームワークにあります。

大学では、ゼミ活動やグループプロジェクトを通じて、多様な意見を尊重しながら課題解決に取り組んできました。

特にマーケティングゼミでは、競合分析と消費者調査を担当し、具体的な改善策を提案しました。

この経験から、チームでの役割分担と協力の重要性を学びました。これらの経験を活かし、貴社のプロジェクトに貢献したいと考えています。

志望動機

貴社を志望する理由は、貴社のマーケティング戦略に共感し、自分のスキルを活かせると感じたからです。

大学でのゼミ活動を通じて、データ分析と消費者行動の理解に強い関心を持つようになりました。

貴社の事業戦略は、顧客志向のマーケティングを重視しており、自分の学んだことを実践したり役立てる絶好の場だと考えました。

さらに、貴社の社員教育制度が充実している点も魅力的で、成長できる環境だと確信しています。

ガクチカ

ガクチカとは、「学生の頃に力を入れたこと」の略で、たとえば次のような回答例が挙げられます。

私が大学生活で力を入れたのは、ゼミでのマーケティングプロジェクトです。

チームリーダーとして、地域商店街の売上向上を目的に、現地調査やデータ分析を行いました。

消費者アンケートを実施し、得られたデータをもとに効果的なプロモーション戦略を提案した結果、商店街の売上が10%増加しました。

この経験を通じて、データに基づく意思決定の重要性を学びました。

この経験を活かし、貴社でも成果を上げたいと考えています。

逆質問

貴社では、新入社員がプロジェクトにどのように関与するかについて教えていただけますか。

特に、最初の1年間で期待される役割や担当する業務について知りたいです。

また、貴社の中で特に力を入れているプロジェクトや、今後の事業展開についてもお聞かせいただけると幸いです。

これらの情報を通じて、自分が貴社でどのように貢献できるかを具体的にイメージしたいと考えています。

面接の準備については、次の記事で解説していますので、参考にしてみてください。

集団面接でよくある失敗例

集団面接でよくある失敗例を3つ紹介します。

集団面接の失敗例
  • 自己紹介の準備不足
  • 他の候補者の話を聞いていない
  • 自己中心的な発言

 

気になることがあれば、事前に対策を行い、万全な状態で集団面接に臨みましょう。

自己紹介の準備不足

自己紹介の準備不足は、集団面接でよく見られる失敗です。

短い時間で自分を効果的にアピールするためには、簡潔で印象的な自己紹介が求められます。

準備不足だと、話がまとまらず、自己紹介が長引いたり、要点がぼやけたりします。

面接官に自信や準備が足りない印象を与えてしまわないためにも、しっかりと練習しておくことが重要です。

他の候補者の話を聞いていない

他の候補者の話を聞いていないことも、集団面接での大きな失敗の要因です。

話を聞いていないと、自分の回答が重複したり、他の候補者の意見や話の流れを無視した発言をしてしまうことがあります。

その結果、面接官から見ても協調性やコミュニケーション能力に欠けていると判断される可能性があります。

相手の発言に耳を傾け、適切に取り入れて発言することが重要です。

自己中心的な発言

自己中心的な発言も集団面接で避けるべき失敗の一つです。

自分の意見や成果ばかりを強調し、他の候補者やチームの貢献を無視するような発言は、協調性やチームワークの欠如を示すことになります。

面接官は、企業の一員として働く際に必要な協調性や配慮のある態度を重視します。

そのため、自分の強みをアピールする際にも、チームでの経験や協力の成果、他人の発言などをうまく織り交ぜることが大切です。

WEB集団面接で気を付けること

WEB集団面接で気をつけることは、以下の通りです。

WEB集団面接の注意点
  • 通信環境の確認
  • 背景画像と音量設定の確認
  • カメラの位置とアイコンタクト
  • 服装とみだしなみ
  • ノイズの排除と静かな環境

それぞれ、順番に解説します。

通信環境の確認

WEB集団面接にあたり、光回線など安定したインターネット接続がなければ準備しましょう。

また、接続が途切れないよう、Wi-Fiではなく有線接続を利用することを推奨します。

適切な背景と音量

背景はシンプルで整理された場所を選び、余計なものが映り込まないようにします。

マイクの音量や品質も事前に確認し、明瞭に声が届くように調整しておけば本番でも不安は少ないでしょう。

カメラの位置とアイコンタクト

カメラの位置は目線の高さに設定し、自然なアイコンタクトが取れるようにしましょう。

話すときはカメラを見ることで、面接官とのアイコンタクトを模擬します。

自分自身の顔や表情を録画しておき、把握しておくこともおすすめです。

服装と身だしなみ

通常の面接と同様に、ビジネスカジュアル以上の服装を選びます。

髪型や顔の表情にも注意を払い、清潔感を保ちましょう。

ノイズの排除と静かな環境

面接中は雑音を避けるため、静かな部屋でドアを閉めて行います。

家族やペットの動きに注意し、邪魔が入らないようにあらかじめ対策しておきましょう。

おわりに|集団面接では協調性をアピールしよう!

今回は、集団面接で質問される内容、入退室の流れやマナーなどを解説しました。

集団面接では、他の応募者と共に評価されるため、協調性やコミュニケーション能力が重要です。
他の候補者の話をしっかり聞き、自分の意見と結びつけることで、相手の発言に対する理解や尊重の意識が面接官に伝わります。

また、簡潔で具体的な発言、自信を持った態度、アイコンタクトなど、基本的なマナーを守ることで良い印象を与えることができるでしょう。

準備をしっかり行い、協調性をアピールすることで、集団面接を成功させましょう。

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