【三菱重工】インターン優遇や早期選考はある?インターン内容と選考対策も紹介

【三菱重工】インターン優遇や早期選考はある?インターン内容と選考対策も紹介

2024/8/23更新

はじめに

本記事では三菱重工のインターン優遇や早期選考があるのかどうか、インターンシップや選考対策のポイントなどを詳細に解説しています。

結論から言うと、三菱重工は明確なインターンシップ優遇や早期選考はありません。

しかし、インターンシップに参加することで、志望度の高さをアピールできたり、企業や職種に関しての理解が深まるので、公式な優遇は発表されていないものの一定のアドバンテージが期待できると考えられます。

そのため、インターンシップ参加の段階から、本選考で内定がでるレベルまで対策を進めておくのが望ましいでしょう。

確実にインターンに参加したいと考えているのであれば、対策は必須です。

特に以下のような就活生に向けて記事を執筆しています。

この記事の対象
  • 三菱重工の選考に参加したいけど、なにから初めていいか分からない
  • 三菱重工の選考対策を知りたい

そんな就活生に向けて執筆しているので、ぜひ最後までご覧ください。

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三菱重工の基本情報

三菱重工業株式会社とは

出典:三菱重工業株式会社のプレスリリース|PR TIMES

社名三菱重工業株式会社
本社所在地東京都千代田区
主な事業内容航空・宇宙機器、船舶、発電プラント、環境装置、産業用機械、エアコンなどの製造・販売・エンジニアリング
会社設立1884年

 

三菱重工グループでは、1884年(明治17年)の創立以来、130年以上も最新鋭の技術を提供し、世界中に400以上の拠点で、約8万人の従業員とともに地球規模の課題解決に取り組んでいます。

発電プラントなどの社会インフラ、船舶、航空機などの輸送機器、大型ロケットなどの宇宙機器に至るまで、さまざま製品を提供し、世界中の人々の生活や産業活動の基盤を支えているのです。

陸・海・空から宇宙まで広がる壮大なビジネスフィールドと、世界に誇る最先端の技術力、たしかなものづくりを保有し、グローバルに事業を展開しています。

 

三菱重工に必要とされる人材像

三菱重工に必要とされる人材像

三菱重工の採用メッセージは「世界を変えるきみはどこにいる」です。

三菱重工グループでは、求める人物像について社長メッセージで公表しており、与えられた課題をただ解くのではなく、自分で課題そのものを見つけ出せる方や、自ら課題を見つけ出すことに面白さを感じられる方を求めています。

また、求める人物像の詳細について下記のように公表しています。

求める人物像
  • Active:責任感にあふれ、情熱をもって最後まで物事をやり遂げられる方
  • Balanced:お互いの価値観を尊重し合える、バランス感覚に秀でた方
  • Creative:柔軟な発想で自分から考えて行動でき、新しい価値観を創造できる方

上記の求める人物像以外でも、パーパスやビジョンなどは非常に重要視される内容なので、改めて参照ページから確認してください。
各採用プロセスにおいても、就活生と求める人材像がマッチングしているか否かをよく確認していることが分かります。

そして次に、「未来の三菱重工」が求めている人物像を予測しましょう。
これは少し手間ですが、IRや企業が掲げている目標などを確認するのが1番手っ取り早いです。
最終面接では役員や社長が面接官になる場合が増えますが、彼らは一緒に働くわけではなく、未来のために企業の方針を決めていく人たちになります。
そういった方々に自身をアピールする際には、自分がこの会社に入ることで未来に変化を与えることができるとイメージさせることが大事です。
ですので、終盤の面接では、この学生と一緒に働きたいか、ではなく、「この学生は未来の企業にとって必要か」で判断されることがあると思っておいたほうがいいです。

 

三菱重工のインターンに参加するメリット

インターンに参加するメリットを紹介していきます。

以下の要素をチェックしてみましょう。

内定に直結しやすくなる

一般的にインターンシップは内定に直結していることが多いと言われています。
インターンシップ参加者の中で良い人材だと判断された場合、本選考でも有利になりやすいです。
しかし、インターンシップのそもそもの目的は、自社や業務内容の理解を深めてもらうことです。
ここですぐ内定が出なくとも、参加すること自体が採用担当者へのアピールになります。
さらに、インターンに参加しなかった学生より業界理解・企業理解を深められ、志望動機や自己PRの質を高められることで内定率が高まるでしょう。

企業理解に役立つ

インターンシップでは、説明会や職場紹介などが行われ、本選考に役に立つので参加したいところです。
三菱重工の採用試験を受ける予定がある場合は特に、インターンシップに参加すること自体が有利になります。
実際の会社での仕事内容などを聞けるので、本選考に向けた予行演習にもなるというメリットもあります。
企業理解に役に立つということを踏まえ、インターンシップへの参加を積極的に検討しましょう。

自己分析になる

インターンに参加するメリットは、自己分析ができることです。
インターンに参加することで、自分に足りないスキルを見つけられたり、やりたい仕事が見つかったりと自己分析に繋がります。
興味のある会社のインターンに参加することで、これからどういう道を進みたいか考えるきっかけにもなるのがインターンです。
実際にこの会社で働くためには、どんなスキルが必要なのか理解できる場合もあります。

自分の適性が分かったことで志望度が高まったという人や、他にやりたいことが見つけられたという人も。
インターンは自己分析に繋がる良い機会ですので、ぜひ積極的に参加しましょう。

モチベーションを上げられる

インターンに参加することでこの会社で働く自分の姿が想像でき、この会社に入りたいというモチベーションにつながることも。
インターンでは実際に働く社員さんや、インターンに一緒に参加する学生と関われます。

さまざまな人と関わることで、モチベーションアップにもつなげることが可能です。
インターンに参加することによって、入社後に携わる仕事について知ることができるのです。
そのため、インターンに参加するメリットは大きいと言えるでしょう。

インターンに参加し、本選考へのモチベーションを上げていってください。

実践的なスキルを身につけられる

通常のインターンシップでは、実際のプロジェクトに参画し責任を持って業務を担当できることが多いです。
そのため、学生は興味のある業界のさまざまな業務を通して、実践的なスキルを身につけられます。
インターンは学習では得られない貴重な体験ができ、実社会で通用するスキルを身につけられるため、将来のキャリアアップにも大きく役立つでしょう。

インターン先の社員からの指導・サポートを受けられる

インターンシップでは、学生に対してその企業の社員さんによる丁寧な指導・サポートを受けられる場合が多いです。
学生は仕事上の不安や課題について気軽に相談し、解決策を見つけられます。
経験豊富な社員さんから直接指導を受けることでスキルアップはもちろん、社会人としてのマナーや心構えも学べます。

三菱重工が行っているインターン内容

三菱重工で過去に実施されていた3つのインターンについて概要を紹介します。

インターン内容
  • 理系大学生対象 MHI SUMMER INTERNSHIP 2024
  • 文理不問 MHI SUMMER WORKSHOP (3days) ※営業・調達コース
  • 文理不問 MHI SUMMER WORKSHOP (1day) ※事業理解コース

一つずつ、詳しく見ていきましょう。

理系大学生対象 MHI SUMMER INTERNSHIP 2024

理系大学生対象 MHI SUMMER INTERNSHIP 2024」の概要は、以下の通りです。

概要期間中は実際の職場に配属され、課題に取り組めます。

さらに、製品や工場の技術・スケールを現地で感じられる点で、高く評価されているプログラムです。
社会を支えるさまざまな製品や、最先端の技術、そして第一線で活躍するエンジニアに触れながら、社会に貢献できるものづくりの魅力について体感できる内容になっています。

【募集テーマの例】
・種子島宇宙センターの設備に関する設計検討について(航空・宇宙分野):
三菱重工では、種子島宇宙センターにあるH3ロケット打上げ用設備のうち、冷却水設備に関する新しい設計・製造作業に取り組んでいます。
現在の専攻を問わず、『航空・宇宙』に興味のある方を対象に、新しいシステムを実現するために必要な設計検討と、検証計画の立案に取り組みます。

・舶用ディーゼル主機関搭載過給機の製造工程におけるリードタイム短縮について(舶用機械分野):
舶用機械分野では、世界トップシェアの大型過給機の製造を行っており、競争力強化に向け、製造技術の向上と製造工程の改善を実施しています。
インターンでは、改善ツールの調査を実施後、実際に過給機工場の製造工程を調査し、製造リードタイムの短縮案を提案します。

・防衛製品の製造工法検討について(艦艇・特殊機械分野):
特殊機械部は国内唯一の魚雷製造会社として、島国である日本の海上防衛に貢献しており、安全で効率的な工法を日々検討し、製造工程に適用しています。
インターンでは、日本の海上防衛ものづくりのリアルを体感でき、最新の技術などを用いた工法適用について考えます。

開催時期8月19日(月)~9月13日(金)の間の5~10日間※土日・祝日除く
勤務時間情報なし
場所三菱重工グループの全国の事業拠点、またはオンライン

※一部テーマにおいて、対面とオンラインを組み合わせたハイブリッド形式で開催予定

人数未定(昨年度実績:約600名)
報酬なし
福利厚生情報なし
保険加入情報なし
交通費・宿泊費・交通費: 当社規定額にて支給あり
※海外大生の場合、海外から日本までの渡航費は、ご自身でご負担ください。
・宿泊: 提供あり
※自宅が遠方の場合は、ホテルに宿泊頂きます。
応募資格学部3年生以上の理系大学生・大学院生(国内大・海外大不問)
雇用形態情報なし

 

応募期限は、5月31日(金)~6月18日(火)です。

大学3年の6月までに締切があることを考えれば、インターン参加に向けた対策は遅くとも大学3年の4月には始めておきたいところです。

 

文理不問 MHI SUMMER WORKSHOP (3days) ※営業・調達コース

「文理不問 MHI SUMMER WORKSHOP (3days) ※営業・調達コース」の概要は、以下の通りです。

概要三菱重工グループの大きな醍醐味である「世界を変えるものづくり」を体感できる3日間のワークショップです。

3日間の大まかな流れは下記の通りです。

1日目:「社会課題の解決×三菱重工の技術活用のワーク」

脱炭素社会の実現に向けて三菱重工の技術を活用し、社会課題の解決について検討する。

2日目・3日目:「職種(営業・調達)×事業別のワーク」

ビジネスの最前線で活躍する社員のバックアップを受けながら、職種ごとに想定される業務を体験します。
ワーク後には社員からのフィードバックや、社員との座談会もあります。

開催時期第1期:2024年8月19日(月)~21日(水)
第2期:2024年8月27日(火)~29日(木)
第3期:2024年9月4日(水)~6日(金)
第4期:2024年9月9日(月)~11日(水)
※正式応募時に、第1期~第4期のうち、希望の日程について回答します
時間不明
雇用形態不明
場所オンライン
人数全日程、計200名程度
報酬なし
交通費・宿泊費情報なし
応募資格・事務系職種希望の大学3年生および大学院1年生 ※学部・学科不問
・応募した開催日程の、3日間のプログラム全てに参加いただける方

 

応募期限は、6月1日(土)~7月4日(木)でした。

大学3年の7月までに締切があることを考えれば、インターン参加に向けた対策は遅くとも大学3年の5月には始めておきたいところです。

 

文理不問 MHI SUMMER WORKSHOP (1day) ※事業理解コース

「文理不問 MHI SUMMER WORKSHOP (1day) ※事業理解コース」の概要は、以下の通りです。

概要三菱重工グループの大きな醍醐味である「世界を変えるものづくり」を実感できる1日のみのワークショップです。
会社や、三菱重工グループの事業について深く知ることができます。

【主なプログラム】

「社会課題の解決×三菱重工の技術活用のワーク」
三菱重工では、サステナブルで安全・安心・快適な社会の実現に向けて、世界のエネルギー問題を技術力で解決していくことを目指しています。
インターンでは、三菱重工の持つ「事業・製品・技術」を踏まえ、会社の一員として上記課題解決に向けて、対応策を考えます。
詳細には、当社が手掛ける関連テーマから1つを選択し、そのテーマにおける「課題」と「事業ドメイン・製品・技術を踏まえ、何をすべきか?」について提言します。

開催時期第1期:2024年8月22日(木)
第2期:2024年8月30日(金)
第3期:2024年9月3日(火)
第4期:2024年9月12日(木)
※正式応募時に、第1期~第4期のうち希望の日程を回答します
時間不明
雇用形態不明
場所オンライン
人数全日程計200名程度
報酬なし
交通費・宿泊費オンラインのため、支給なし
応募資格・事務系職種希望の大学3年生および大学院1年生 ※学部・学科不問

・応募した開催日のプログラム全てに参加いただける方

 

応募期間は6月1日(土)~7月4日(木)でした。
大学3年の7月までに締切があることを考えれば、インターン参加に向けた対策は遅くとも大学3年の5月には始めておきたいところです。

 

三菱重工のインターン選考対策

三菱重工のインターン選考対策

概要

三菱重工はインターンが内定に直結する可能性があるため、インターンまでにある程度準備を進めておく必要があります。
通常のインターンシップは興味本位で体験しにきたという学生も多いですが、三菱重工のインターンでは早期選考ルートに乗ろうとバッチリ対策してくる学生も多いです。
業界理解・企業理解を入念に行った上で、当日に早期選考ルートに乗れるようアピールしましょう。
就活の準備にかかる時間は人それぞれですが、なるべく余裕を持って就活対策を始めておきましょう。

選考フローごとの選考対策

自己分析

自己分析をすることで、自身の長所・短所、得意・不得意を客観的に把握できるでしょう。
それらの自身の特徴を理解した上で、三菱重工の求める人物像にマッチするようにアピールすることを意識しましょう。
定番の志望動機やガクチカだけでなく、「他の企業ではなくて、なぜ三菱重工なのか」を考え抜きましょう。

業界研究・企業分析

業界研究や企業分析をすることで機械・プラント・エンジニアリング業界内での三菱重工の立ち位置、競合他社との違いが見えてきます。
また機械・プラント・エンジニアリング業界以外の気になる業界も分析することで、機械・プラント・エンジニアリング業界を客観視できるため、その他の業界研究も行いましょう。

そうすることで、志望動機や自己PRなどエントリーシート・面接の受け答えをより一段とレベルアップできるはずです。

エントリーシート作成

自己分析や企業分析をある程度進めたら、過去に出題されたエントリーシートをワンキャリアやユニスタイルなどで見つけて練習しましょう。
実際に書いたものをOB・OGや身近な社会人に見てもらい、気づきにくいミスや分かりにくい表現を指摘してもらうのがおすすめです。

以下に参考になる記事を紹介します。

 

面接・グループディスカッション対策

エントリーシートを突破したら、面接やグループディスカッション(GD)が行なわれるため、その対策も入念に行いましょう。
ここではエントリーシートで記載したことと一貫性をもたせつつ、具体的なエピソードを基に志望動機や自己PRを伝えます。
グループディスカッションでは他の参加者と協力しながら、どんな立ち位置で振る舞うべきかを意識しながら取り組みます。
いずれも1人で対策するのではなく、友達同士や面接イベントなどで集団で練習しましょう。

以下の記事も参考にしてください。

三菱重工のインターン選考の流れ

三菱重工のインターン選考の流れは以下の通りです。
コースによって、内容が若干異なる可能性もあるため、参加したいコースの選考フローは事前に確認しておきましょう。

選考の流れ
  • インターンシップ応募
  • エントリーシート提出
  • 適性検査

※応募者多数となったテーマは、応募情報をもとに選考を実施します

また、一部テーマでは応募締め切り後に、オンラインにてインタビューを実施する場合があります。

 

まとめ

三菱重工のインターンについて解説していきました。
三菱重工では、明確なインターンシップ優遇や早期選考はありません。

しかし、インターンシップに参加することで、志望度の高さをアピールできたり、企業や職種に関しての理解が深まるので、公式な優遇は発表されていないものの一定のアドバンテージが期待できると考えられます。
こちらの記事で紹介した対策を実践して、インターンの選考突破を勝ち取ってください。
最近では、早期から就活を始める学生も増えており、インターンの倍率も高まりつつあります。

会社側のインターン実施目的が優秀な学生の早期取り込みであることも少なくなく、本来のインターンの目的とは少し趣旨が異なってきているのも事実です。

これまでにも増して、会社側は採用選考のためのツールとしてインターンを活用することが当たり前になってくるでしょう。
そのため、本番さながらの臨戦態勢で入念に準備して参加することが重要です。

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