業界研究のやり方とノート作成時のポイントや注意点を紹介!
2024/7/25更新
はじめに
志望する業界を理解するために、就活での業界研究は必要不可欠です。
業界研究ノートを作成しながら行うと、エントリーシート記入時や面接時の選考対策に役立てることができます。
この記事では、業界研究ノートの作り方を知りたいと思っている以下のような就活生を対象に、効率よく業界研究を行う際のポイントや注意点を解説していきます。
- 業界研究ノートの作り方が知りたい
- 業界研究ノート作成時のポイントや注意点が知りたい
このような方はぜひ最後までご覧いただき、志望企業を決める際や選考対策を行う際に役立ててみてください。
上京を志す地方学生ならジョーカツ!
あなたのキャリアを加速させるチャンス!
無料で利用できる快適な個室シェアハウス、
東京までの交通費サポート付き
首都圏の注目企業への就活ならジョーカツ
首都圏の学生ならスタキャリ!
理想のキャリアを実現へと導く第一歩!
あなたにピッタリのキャリアアドバイザーを選び、
自分にマッチする優良企業をご紹介
首都圏企業のES添削から面接対策まで、就活ならスタキャリ
業界研究とは
「業界」とは、展開している事業内容を基準に分類したものを指します。
業界研究とは、分類されたそれぞれの業界の動向や規模、特徴などを理解する作業です。
業界研究を行うことで、どのような業界があるかを知ることができ、志望業界や企業を決める際の情報源となります。
また、業界研究と並行して企業研究も行うと、より深く企業への理解が深まるというメリットも期待できます。
企業の業界内での立ち位置や将来性なども予測できるため、就活を始める際は必ず行いましょう。
加えて、業界研究のやり方は下記の記事でも解説していますので、ぜひ、併せてご覧ください。
業界研究ノートを作成する目的
業界研究を行う際は、幅広い業界の情報を整理するために業界研究ノートを作成してください。
業界研究ノートを作成する目的には複数の意味や理由があるため、理解しておくと活用しやすいノートを作成できるでしょう。
ぜひ、以下の項目を押さえておいてください。
①志望動機を明確にするため
エントリーシートや面接の頻出質問である志望動機では、志望理由を深掘りされる場合が多々あります。
その際に、企業を納得させられるような回答ができなければ選考を通過するのは難しいです。
しかし、業界研究ノートを作成して活用することで、「なぜこの業界なのか」「この業界で何を成し遂げたいのか」とが深掘りできます。
これらは志望動機に繋がる核となる部分です。
深掘りができれば、志望動機だけでなく、ガクチカや自己PRにも活用できるため、情報を整理するのと併せて自分の意見も整理しておきましょう。
②自分に合った業界を見つけるため
業務研究ノートを活用すると、自分に合った業界を見つけることが可能です。
業務研究は、気になる業界ごとに情報を整理して、多角的な視点で自分にマッチする業界かを判断しながら行ってください。
まとめた情報と、自分の素養や資質を照らし合わせながら業界を分析しましょう。
各業界の特徴や現状、将来性、求められる人材がわかるため、自分にとっての適した業界が見つけやすくなります。
自分に合った業界を把握し、入社後にミスマッチが起きないよう対策をしましょう。
③業界への理解を深めるため
業務研究ノートを使用すれば、業界への理解を深めることが可能です。
興味のある業界の情報をまとめて整理することで、把握していなかった業界の知識を知ることができます。
また、興味のある業界と関連性の高い他業界を調べることで、興味の幅が広がり、より視野広く業界への理解を深めることができるでしょう。
さらに、興味のある業界の魅力をさらに知ることができ、選考の際の対策にも活用できます。
業界研究を行う手順
業界研究ノートは、以下の手順で作成すると情報が整理されて読み返しやすい内容の作成ができます。
無駄を省き、多様に活用できるノートを作成するため、作成方法は必ずチェックしておいてください。
①興味のある業界を把握する
初めに、自分が興味のある業界を把握しましょう。
興味がある業界を割り出したら、業界の詳細や特徴、現状や動向、将来性までわかる範囲で記載していきましょう。
大きく分けて下記のような9種類の業界が挙げられます。
- 商社
- 小売
- 金融
- サービス
- メーカー
- マスコミ
- 建設、不動産
- 通信、ソフトウェア
- 官公庁、公社、団体
②業界のビジネスモデルを調べる
気になる業界が見つかったら、次は業界のビジネスモデルを調べましょう。
ビジネスモデルとは、例えば、どのような顧客にどのような手段や手法でどのような商品やサービスを扱っているのか、大まかな市場を把握することです。
業界のマーケットにおいての現状を理解して、業界全体の特徴や動向を把握しましょう。
③他業界との違いを比較する
興味のある業界をすべて書き出したら、興味や関心度が高い業界とそうでない業界が鮮明になります。
複数の業界に対して関心度が高い場合は、それぞれの業界を比較してみてください。
例えば、業界の魅力や懸念点などを、多角的に判断しながら情報をまとめていきます。
比較することにより、どの業界が自分にとって最も魅力的なのかが顕著になるでしょう。
また、他業界と比較することで、自分と合うか合わないかが明確になります。
志望業界や企業を決める上で、他業界との比較はとても大切なため、時間をかけて丁寧に行いましょう。
④業界の将来性を確認する
ある程度、業界の現状や動向が把握できれば、業界の将来性を理解することが可能です。
移り変わりが激しいトレンドに瞬時に対応できる業界であるか、変化と成長を継続できる業界であるのかなどの視点からも、確認してみましょう。
成長が見込めない業界の企業に入社してしまうと後悔する恐れがあるため、売上や利益の推移もチェックしながら、将来性が期待できるのかを判断してください。
業界研究の際に活用できるツール
業界研究の際に活用できるツールを紹介します。
各ツールにはそれぞれのメリットや特徴があるため、さまざまツールを活用して情報収集を行ってください。
幅広い視点で情報が得られるため、業界への理解が深まるでしょう。
①インターネット
インターネットを使用すれば、業界のトレンドや動向など幅広い情報をすぐにチェックできます。
また、業界研究に特化したサイトや業界分析・研究に役立つ情報を発信しているサイトもあるため、大いに活用しましょう。
業界に属する企業を調べる際も、企業サイトなどを確認すれば企業の概要を把握することが可能です。
しかし、インターネット上の情報は信憑性が低く、事実とは異なる情報も掲載されている場合があるため、情報の真偽を見分けながら取捨選択してください。
②四季報
四季報には信憑性の高い業界や企業の情報が掲載されているため、フル活用しましょう。
最新情報を収集するため、最新版を使用することをおすすめします。
四季報は網羅性も高いため、業界研究において最適な方法です。
四季報の種類や読み方がわからない方は、以下の記事も併せてご覧ください。
③新聞
新聞は、旬な情報やトレンドを把握するにはピッタリな情報源です。
新聞の種類は経済紙だけでなく、業界に特化した専門誌や、月刊誌なども活用できます。
新聞はインターネットサイトでの閲覧が可能な場合もあるため、新聞の購入が厳しい場合はネットから確認することも可能です。
④就職情報サイト
業界研究を行う際は、就職情報サイトも大いに活用できます。
代表的な就職情報サイトは、マイナビやリクナビです。
就職情報サイトを使用すると効率よく幅広い情報が手に入る他、OG・OBの意見や感想なども併せて収集できるでしょう。
加えて、就職情報サイトを活用する際は、1つのサイトだけでなく複数のサイトを利用してください。
1つに特化してしまうと、情報に偏りがでる可能性があるからです。
何より満遍なく情報を収集し、さまざまな情報を比較することが大切です。
業界研究ノートに記載すべき項目5選
業務研究ノートを作成する際は、必要な情報をわかりやすくまとめる必要があります。
必要な情報や項目は人によって異なりますが、基本的な情報は、業界を理解して判断するために必須のため、必ず記載しましょう。
以下の項目は基本的な項目なため、気になる業界は情報をまとめておいてください。
①業界名とその業界のトップ企業名
自分が興味関心を抱いている業界名と、その業界に属するトップの企業名を洗い出しましょう。
業界に属するトップの企業を、リーディングカンパニーといいます。
企業名を記入する際は、略称を使用せずに正式名称で記載するように心がけてください。
業界を代表するリーディングカンパニーの他にも気になる企業があれば、大企業、中小企業の順番で部類分けすると、後から見返す時に規模がわかりやすいです。
少なくとも、各業界5社は記載するようにしましょう。
トップ企業に共通することや、類似点、競合他社との差別化を何で図っているかなどもリサーチしておくと、企業の特徴が見えてきます。
②業界の特徴や魅力
業界の特徴や魅力なども記載しましょう。
例えば、業界の規模や業務内容、課題や将来性などが挙げられます。
これらの特徴を記載することで、より深く業界を理解できます。
特に業務内容への理解は、どのような人材を求めているかという部分までリサーチするといいでしょう。
加えて、業界のビジネスモデルも記載するとその業界の動向や将来性が見えてきます。
ビジネスモデルを記載する際は、誰にどのようなサービスをどのような形で提供しているかを詳しく記載するのがポイントです。
業界内での売上規模や売上高、経常利益や純資産など経営に関わるあらゆる項目においても調べておくとベストです。
③業界関連の情報やニュース
業界研究ノートには、業界関連の最新情報やニュースも記載しておきましょう。
最新情報を知ることにより、業界の現状や動向を理解できます。
世の中のトレンドや移り変わりにどう対応しているかは、業界を理解したり選択する際の大きな基準となります。
例えば、将来性が期待できる業界を志望したとしても、世の中の変化に適応できない業界ならば、継続していくのが難しいです。
業界関連の最新情報やニュースは、インターネットサイトや新聞、経済誌をチェックするといいでしょう。
また、インターンシップに参加したり、OB・OG訪問を行って先輩や社員に直接聞く方法もあります。
④関連する業界や企業
興味がある業界と関連性の高い業界も記載しましょう。
関連性の高い業界を知ることで、興味がある業界の立ち位置や他業界との関わりを理解できます。
また、広い視点で業界の動向やトレンドなどを理解することが可能です。
初めは興味がない業界だとしても、リサーチを繰り返すことにより、興味を抱く場合もあります。
興味がない業界であっても、思いの外自分の資質や素養と適合する場合もあるのです。
自分の可能性を狭めないためにも、幅広い視点でさまざまな業界に目を通してみましょう。
⑤自分の意見や気になるポイント
気になる業界や企業を記載する際は、なぜ気になるのか、業界や企業の魅力、自分の意見や感じたこと、気になるポイントなども記載しておいてください。
これらを記載してまとめておくことで、なぜその業界を選んだのかという志望動機が明確になります。
また、記載した内容はエントリーシート記入時や面接時にも活用できるため、自分が感じたことを言語化しておくと対策がスムーズになるでしょう。
また、会社説明会やインターンシップに参加した際に感じたことも、記載しておくと良いです。
例えば、働いている人の印象や魅力に感じたこと、不安に感じたことなどです。
思ったことを記載しておくことで、見返した時に新たな発見がある可能性があります。
業界研究ノート作成時の注意点
業界研究ノート作成時の注意点を紹介します。
注意点を知ることで、より濃い内容の情報を記載することができます。
正しい情報を収集するために以下の項目に気をつけながら行ってください。
①OG・OBの意見も参考にする
興味のある業界に従事するOG・OB訪問の機会があれば、業界研究に活用しましょう。
先輩方の意見は実体験に基づいている場合が多いため、リアルな意見を聞くことが可能です。
OG・OB訪問は、大学のキャリアセンターやサークルやゼミ、就活サイトなどを通して利用できます。
OG・OB訪問に関しては下記の記事でも紹介しているため、ぜひ参考にしてください。
②ネットの情報だけを鵜呑みにしない
インターネットで調べると、膨大な量の情報を手に入れることが可能です。
とはいえ、すべての情報が正しいというわけではないため、鵜呑みにしてはいけません。
中には、信憑性に欠けるような内容や真実とは異なる内容も多く含まれています。
ですから、インターネットを使用して情報収集する際は、情報を取捨選択することが大切です。
情報収集をする際は、インターネットのみ使用しないように心がけましょう。
会社説明会やインターンシップ、OB・OG訪問も行い、現場で働いている人のリアルな意見にも耳を傾けてください。
疑問点や不安点があれば、参加した際に直接質問するのがベストです。
③業界研究の目的を見失わない
情報収集に集中するあまり、業界研究の目的を見失わないように気をつけましょう。
業界研究は、自分の適性を知って志望業界を見つけることですが、リサーチに集中しすぎると本来の目的を見失ってしまう場合があります。
業界研究の目的が定かでなくなると、本質的な情報収集ができなくなってしまうでしょう。
業界研究は、一度行えば終わりではなく、入社してからも継続して行うと良いものです。
目的から逸脱しないよう意識して行ってください。
④インプットだけでなくアウトプットも行う
業界研究をある程度進め、情報が整理できたら、次は得た情報をアウトプットすることが大切です。
業界研究は情報を得る作業なためインプットがメインですが、情報を活用できなければ、選考で内定獲得することは難しいです。
アウトプットの具体的な方法は、エントリーシートや面接の際に得た情報をもとに、志望動機や自己PR、ガクチカを作成することです。
業界への理解が深まっているため、業界の特徴や魅力を自分の志望動機と紐づけると説得力や信憑性が増します。
また、実際に文章に落とし込むことで、業界への理解度が増し、他者に伝えるスキルも磨けるでしょう。
結果的に企業から評価を得やすくなり、選考に有利になります。
⑤企業研究も行う
ある程度業界研究が進んだら、興味がある業界に属する企業を割り出し、企業研究も行いましょう。
業界研究と企業研究をすることで、多くの企業から志望企業をスムーズに絞り出すことが可能です。
企業研究を行う際は、業界研究同様、企業研究ノートを作成することをおすすめします。
下記の記事で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
まとめ
この記事では、業界研究ノートの作り方や作成時のポイント、注意点などを紹介しました。
業界研究を行う際は、業界研究ノートを作成し志望企業や選考対策に活用することができます。
あらゆる業界の情報を収集する作業には手間がかかりますが、エントリーシート記入時や面接対策を行う際に役立てることができるでしょう。
四季報やインターネットから得た情報はもちろん、OB訪問など、リアルな現場からわかることも記載しておくと良いです。
業界研究は就活において核となる大切な過程なので、端折らず丁寧に行ってください。
あわせて企業研究も行っておくと良いです。
ノートに記録しておけば、いつでも振り返ることができます。
企業研究や業界研究で得た情報は、入社後にも活用できるため情報収集をする習慣を日頃から身につけておきましょう。
この記事を参考に、ぜひ就活や選考対策の際に活かしてくださいね!