【企業分析】NECネッツエスアイの就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説

はじめに

NECネッツエスアイ株式会社（以下、NECネッツエスアイ）は、東京都港区に本社を置く情報・通信業界に属する企業です。

創業は1953年で、従業員数は7,825名在籍しています。

ネットワークをコアとするICTシステム企画を展開しているほか、コンサルティング・設計・構築などのサービスを提供している企業です。

今回は、そんなNECネッツエスアイの企業研究を行うための基礎知識や社風、選考対策などをご紹介していきます。

NECネッツエスアイへの就職に興味がある以下のような就活生を対象に、企業分析を行っています。

ぜひ最後までご覧ください。

また、情報・通信以外の業界については以下の記事で概観しているので、ぜひご覧ください。

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この記事の結論

先にこの記事の結論からお伝えすると、NECネッツエスアイの就職難易度は高いです。

以下の参照記事で詳しく解説している就職偏差値を参考にすると、標準よりも高い難易度といえるでしょう。

採用対象の学生は、国立大学や有名私立大学だけでなく、一般的な大学からも幅広く採用されています。

そのため、競争も激しく、内定を勝ち取るためにはしっかりとした選考対策が必要です。

選考プロセスには面接2回、適性検査、グループディスカッションが含まれます。

特に面接では個人面接が行われ、各個人のポテンシャルを重視した採用活動が行われるでしょう。

将来的には転勤や関連会社での勤務の可能性もあるため、その点も理解しておいてください。

技術職、営業職、スタッフ職など、様々な職種が募集されていますが、選考フローはすべての職種で統一されています。

選考が進むにつれて希望する部門について話す機会がありますので、自身のキャリアパスを考え、明確にしておくことが重要です。

今後の選考プロセスや就活に関する情報についても詳しく紹介していきますので、ぜひ最後までご覧ください。

NECネッツエスアイ株式会社について

出典元：NECネッツエスアイ株式会社HPより

会社概要

NECネッツエスアイは情報・通信事業を展開しているほか、ソフトウェア、設備工事、プラント・エンジニアリングなどが主な事業内容です。

日本を代表する情報・通信企業として、当社は施工力とICT技術力を駆使し、海底から宇宙まで多岐にわたる技術領域を支えています。

その成果は国内外で高い評価を受け、情報・通信業界のリーディングカンパニーとして位置づけられている会社です。

また、国内トップクラスのITサービス売上高を誇り、通信インフラの設備工事からSIまで、広範な事業で新たな価値を提供しています。

各事業別の売上規模

NECネッツエスアイの2023年度の連結売上高は3208億円で、営業利益は228億円で、当期純利益は138億円した。

この売上は、DXソリューション事業で1192億円、ネットワークソリューション事業で792億円、社会・環境ソリューション事業で1142億円から合計した売上金額から構成されています。

各事業セグメントの解説

NECネッツエスアイの主な事業セグメントは以下の通りです。

NECネッツエスアイは、創業以来の電気通信工事のノウハウや技術力を活かし、ICT領域に事業を拡大してきました。

現在では、企業、通信事業者、官公庁・社会インフラ事業者など幅広いお客様向けに、構築から保守・運用、クラウドサービスまで多岐にわたるサービスを提供しています。

自らの強みを生かしながら、様々な社会的課題に積極的に取り組んでいるのです。

NECネッツエスアイで働いている社員は？

平均勤続年数は？

NECネッツエスアイの平均勤続年数は16. 8年です。

情報・通信業の平均勤続年数は6. 3年であることから、業界平均よりも社員の出入りがやや多い職場といえるでしょう。

平均年収は？

2023年度のNECネッツエスアイの平均年収は、793万円でした。

日本全国の情報・通信事業における平均の年収が472万円であることを考えると、 全国平均よりも高い水準です。

平均残業時間は？

NECネッツエスアイの従業員の平均残業時間は、1ヵ月あたり25.9時間でした。

情報・通信業界で働く従業員の平均残業時間は23.2時間のため、業界内では平均よりもやや多い残業時間といえます。

平均ボーナス額は？

NECネッツエスアイの従業員の平均ボーナス額は、70万円でした。

日本全国の情報・通信事業における平均の年収が66万円であることを考えると 、全国平均よりも高い水準と言えるでしょう。

どんな文化なの？

NECネッツエスアイの平均年齢は中堅層が多く、非常にバランスの取れた年齢構成が特徴です。

働き方改革を導入しており、特に育児休業取得者数は男女別で、女性27名、男性59名が2022年度に取得した実績があります。

このことから、子育て世代に対する理解が深いことがわかるでしょう。

会社は主にネットワーク基盤の構築をはじめ、全国規模のサポートサービス網を活用した運用や保守サービスを提供しています。

そのため、全国の主要都市に拠点があります。

将来的な転居を伴う転勤の可能性もあるため、新しい環境でも成果を上げ、経験を積み重ねることができるでしょう。

各種研修制度も充実しており、自己啓発を目指して、必要な能力やノウハウを学ぶ機会が充実しています。

こうした環境があるため、自己成長を積極的に支援する風土が根付いている会社です。

ここでは、主体性を重視し、自らの成長を限りなく追求できる環境が整っています。

人間関係は年齢を問わず良好で、アットホームな社風が特徴です。

また、若手の意見を尊重し、時には直接採用するなど、意見のフィードバックが活発に行われています。

就職偏差値・難易度および業界での立ち位置

日本国内の市場は好調を続ける国内ITサービス企業の中で、NECネッツエスアイの立ち位置をご紹介します。

売上高を参照し、他社と比較してみても、NECネッツエスアイは業界トップクラスの企業だとわかるでしょう。

理由は以下の通りです。

1. 多角的な事業戦略：ネットワークを中心としたICTシステムに関する企画・コンサルティングや設計・構築などの事業戦略を提供しています。企業、通信事業者、官公庁・社会インフラ事業者等、幅広いお客さまの現場で構築から保守・運用、クラウドサービスに至る幅広いサービスを提供し、売上の安定増を実現しています。
2. ICTシステムの強み：NECといえばネットワークを中心としたICTシステムに関する企画・コンサルティングや設計・構築などの提供です。今後も加速するIT分野において日本国内のリーディングカンパニーの位置付けでしっかりと足場を固めて、「コミュニケーションで創る包括的で持続可能な社会」の実現を目指しています。

以上の要素により、NECネッツエスアイは情報・通信業界において国内でトップクラスの売上高を生み出していると考えられるのです。

参考までに競合4社の情報もまとめてみたので、ご紹介します。

NECネッツエスアイの新卒募集要項について

以下にNECネッツエスアイの新卒募集要項についてまとめました。

各種諸手当や福利厚生がかなり整っている点は、非常に嬉しい点です。

賞与に関しても年に2回で、会社の業績によって支給が変わります。

研修制度は、階層別教育により新入社員、年次別、新任役職別などに分けられ、それぞれが受講できる体制です。

さらに、キャリアデザイン研修や目的別研修など、多様な教育プログラムが提供されています。

公的資格取得支援制度もあり、情報処理技術者、ベンダー認定資格、各種施工管理技士などの受験費用や取得時奨励金などをサポートしています。

福利厚生では、独身寮、保養所の他、住宅資金融資制度、契約リゾート、スポートクラブなどがあり、完全週休2日制で年間休日は124日と他企業と比べても休日が多いことから、プライベートも十分に楽しむことができる勤務体系と言えるでしょう。

年齢が上がれば転勤の機会も増える傾向がありますので、気になる方は面接や説明会で確認してください。

求める人材

NECネッツエスアイでは、求める人材として下記を公表しています。

グループ会社の1つであるため、他のグループ会社でも共通している可能性が高いです。

変化に対応し、新しい価値を創造できる方

事業環境の変化に対応するためには、過去の成功と失敗を見極めて取捨選択する力や、自らの限界を設けず、枠を超えて挑戦するマインドと実行力が必要です。時代の変化を楽しみながら、新しい価値を創造できる人材を求めています。

主体的に、粘り強くやり遂げられる方

自ら考え、最後まで諦めることなくやりきった時により大きく成長できます。自分で設定したゴールを途中で投げ出さず、どのようにしてやり遂げたか、また、そこから何を学び、何を得たのかを大切にしています。

チームの目標を個の目標とできる方

いかに相手の立場に立って物事を考え、互いの意見を尊重し、同じ方向へ進んでいけるかがポイントです。一人で生み出す価値よりも、チームで生み出す価値の方が、より大きなものになると考えています。もちろん、チームのパフォーマンスを最大限に引き出すためには自分の役割を理解し、個の力を最大限に発揮する努力が必要です。ですから、チームの目指す目標に自分の目指す目標を重ね合わせ、チームと共に成長していくことができる人を求めています。

以上の3つは、NECネッツエスアイが求める人物像です。

エントリーシートや面接中にこれらの意識を持っている人材かどうかが見られるので、ぜひ意識して選考に臨みましょう。

新卒採用のフロー

NECネッツエスアイの選考は、下記の通りの選考フローです。

面接では志望動機などのスタンダードな質問の他、人柄や協調性をチェックする質問も多いのが特徴です。

選考対策として、入社意欲や将来のプランが明確であるかどうかが重視されます。

今後のキャリアを形成していく上で必須となるため、明確にしておきましょう。

①新卒エントリー

NECネッツエスアイ公式サイトの新卒エントリーボタンより、必要事項を入力し登録します。

エントリーシートでは、志望動機や自己PR、長所と短所などの一般的な質問について回答し、Web上で入力して送信したら終了です。

エントリーはマイナビを通じてできる場合もありますが、まずは公式サイトからアクセスを行い、画面の指示に従ってリンク先から応募しましょう。

その際に希望職種があったとしても、総合職が募集されています。

総合職でエントリーを行い、選考を通じて希望職種について伝える流れとなるため、あらかじめ理解しておきましょう。

②適性検査

一次選考として適性検査と筆記試験に取り組みます。

求める人物像に適した人材かどうかは、就活生の修学レベルも含めて総合的に評価されます。

指示を待つのではなく、自ら必要なスキルやノウハウを見つけて習得する姿勢や、チームで成功を目指す考え方があるかも重要な評価ポイントです。

③一次面接

NECネッツエスアイでは一人一人の学生と関わりを深めるため、個人面接を実施しています。

面接では自己紹介や志望理由、通信業界を選んだ理由などが聞かれるので、自分の答えを見つけておきましょう。

SPI受験では基礎知識を問われる問題などがメインとなるので、参考書などで事前にしっかりと復習しておくといいです。

ただし、NECネッツエスアイは人物重視の選考をしています。

どのようなポイントを評価されるかをしっかり把握し、PR内容に合ったエピソードも用意して対策することが大切です。

SPIに自信がなくても、各面接で自分の考えやチャレンジしたい事業、その理由などをしっかり明確にすれば、評価は高まるでしょう。

以下に口コミで確認できた質問事項を紹介します。

以下の記事もご参考にしてください。

SPIとは？検査の内容と例題を用いて対策方法を徹底解説！

【徹底解説】就活のSPI試験対策マニュアル～おすすめの参考書も紹介～

④最終面接

NECネッツエスアイは、新卒社員にとって「専門知識の習熟度や修学意欲など個人レベル」を重視しているため、個人面接はトータル2回です。

最終面接は、学生1人と人事部長の面接官1人で30分程度行われます。

自己PRなどの一般的な質問の他に、入社に対する理由や熱意について深く確認されるでしょう。

以下に口コミのあった質問事項を紹介します。

最後になるにつれて質問が深堀され、人間性や将来のビジョンを確かめるような質問が多くなされます。

ご自身が実際に現場で働いている姿を想定したり、先輩社員のインタビューをチェックしたりして、入社後のイメージを付けておきましょう。

以下のページも確認してぜひ内定を勝ち取ってください。

面接 | 上京を志す、就活生へ。ジョーカツ

⑤内定

面接を突破したら内定が決まります。

採用大学

NECネッツエスアイの採用大学の実績を以下に掲載します。

難関大学から標準的なレベルの大学まで幅広く採用されており、いわゆる学歴フィルターはないと考えられるでしょう。

上記では偏差値が高い大学が大半を占めていますが、NECネッツエスアイは4大卒だけでなく、高専など多様な就活生を積極的に採用しています。

よって、学歴が原因で不採用になることは考えにくいでしょう。

とはいえ難易度は高めです。
しっかりとエントリーシートや面接対策をして、内定を獲得してください。

就職偏差値・難易度

ここまでの内容を踏まえて、NECネッツエスアイの就職偏差値・難易度を見てみましょう。

結論としては、偏差値・難易度は標準的です。

その理由としては以下の3点が挙げられます。

頻出質問である「ガクチカ」や「志望動機」など、基本的な事項をしっかりと対策をしていれば難しすぎることはないでしょう。

しっかりと対策を行い、内定を獲得してください！

就職偏差値・難易度については、以下の記事も参考にしてみてください。

【24卒・25卒最新版】文系・理系・公務員別就職偏差値・難易度ランキング

まとめ

NECネッツエスアイは情報・通信業界に属する企業です。

ICTを駆使したソフトウェアや設備工事など様々な事業分野を手がけています。

お客様のニーズに合わせたサービスの提供を目指し、日本シェアトップクラスの売上実績を誇っている会社です。

求める人物像を踏まえた対策をしっかり行って選考に臨みましょう。

ぜひこの記事を参考にして励んでくださいね。

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