【企業分析】第一テクノの就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説
2024/4/21更新
はじめに
はじめに 株式会社第一テクノは東京都品川区に本社を置くインフラ事業業界に属する企業です。
「水」と「電気」、そして、新エネルギーなど、第一テクノは、生活や産業に欠かせないインフラ事業を通じて、「地球環境の未来につながる仕事」として事業を行っています。
今回はそんな第一テクノの企業研究を行うための基礎知識や社風、選考対策などをご紹介していきます。
この記事では株式会社第一テクノへの就職に興味がある以下のような就活生を対象に、企業分析を行っています。ぜひ最後までご覧ください。
- 第一テクノの仕事内容が気になる
- 第一テクノの就職難易度を知りたい
- 第一テクノの選考対策として何をすれば良いかわからない
また、インフラ事業以外の業界については、以下の記事で概観しているので、ぜひご覧ください。
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この記事の結論
以下は株式会社第一テクノについての記事です。
まず結論から申し上げますが、第一テクノの就職難易度は、平均的な難易度と考えられます。また、採用対象は2025年3月に大学・高専・短大・専門卒業見込み、修士修了見込みの方で、技術系総合職は理系専攻(専攻内容不問)、事務系一般職は専攻不問の方が対象となっています。したがって、選考対策をしっかり行えば、内定を獲得する可能性は十分にあります。
選考対策として、特に重要なのは「会社説明会の参加」と「書類選考(Webエントリーシート提出)」です。これらは他の企業でも一般的な選考対策であり、事前準備を進めて説明会に参加することが推奨されます。
職種としては、技術系総合職(施工管理・設計・企画開発系統、サービスエンジニア系統)と事務系一般職があり、業務内容としては、各エリアの自治体に向けた提案営業および、マンホールポンプや各種上下水ポンプ、水処理設備(機械・電気)、発電機(エンジン、太陽光)の保守・点検⁸が主になります。
商材は、非常用発電設備、コージェネレーションシステム、離島発電所、ソーラー施設、ポンプ施設、上下水道水処理施設、農業集落排水施設、水景・噴水施設、電気通信計装設備、通信監視制御設備、リサイクルプラント、管材 (鋳鉄管・弁類)等の販売・計画・設計・施工・保守・管理一式となります。
次の章からは、各内容や、その他就活に役立つ情報を紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。
参照ページ:
株式会社第一テクノについて
出典元:会社概要/拠点 | 会社案内 | 株式会社 第一テクノ
会社概要
株式会社第一テクノは、各種発電機や各種ポンプ等の開発、設計、施工、保守を主な事業内容としている企業です。
第一テクノは、生活や産業に欠かせないインフラ事業を通じて、地球環境の未来につながる仕事に力を注いでいます。
インフラ事業業界として、自社従業員によるメーカーやキャリアに依存しない事業戦略を実施しており、顧客の生活を豊かにするための「感動接客」を目指しています。
第一テクノのビジネスモデルは、各種発電機や各種ポンプ等の開発、設計、施工、保守事業に加え、最近はCO2削減や省エネなど地球に優しいエコ事業も展開しています。
これらの事業は、顧客の多様なニーズに応えるための多角化戦略の一環として展開されており、国内市場における競争力を高めています。
参照ページ
各事業別の売上規模
株式会社第一テクノの2023年度の総売上高は215億7500万円で、純利益は14億8739万7000円でした。
しかし、事業部ごとの売上高と利益についての詳細な情報は公開されていないようです。
また、その他の金額に関しては下記の通りです。
- 純利益 14億8739万7000円
- 利益剰余金 194億3809万9000円
- 純資産 166億9472万4000円
- 総資産 240億9774万2000円
参照ページ
各事業セグメントの解説
株式会社第一テクノの主な事業セグメントは水や電気に関するインフラ設備の計画、設計、施工管理、メンテナンス、開発、製造などです。
部門と活動内容は以下の通りです。
事業部門 | 活動内容 |
エネルギー | ・再生可能エネルギー(太陽光発電、小水力発電など) ・非常用発電設備(ガスタービンエンジン、ディーゼルエンジンなど) ・島嶼発電所 など |
環境 | ・上下水道施設(ポンプなど) ・排水機場(ポンプなど) ・電気計装(動力制御盤など) ・水景設備(テーマパーク設備、噴水、親水公園など) など |
情報通信システム | 各設備通信、監視、制御システムなど |
自社オリジナル製品 | ・メジャーペック (下水道施設の小規模汚水中継ポンプ場を総合バックアップするシステム) ・遠眼警備隊 (NTTドコモの通信ネットワークを利用した、下水道施設等のポンプ場をPCやモバイル端末から24時間監視できる低コストなシステム) ・水位観測隊 (太陽電池を電源とした水位監視装置で、Webによる監視・メール通報を行うシステム) ・硫化水素制御システム (悪臭やコンクリート施設劣化の原因となる硫化水素を制御するシステム) など |
エネルギーと環境事業を主軸にシステムや自社製品に関しても事業を展開していました。
また、細かく分けると、
非常用発電設備、コージェネレーションシステム、離島発電所、ソーラー施設、ポンプ施設、上下水道水処理施設、農業集落排水施設、水景・噴水施設、電気通信計装設備、通信監視制御設備、リサイクルプラント、管材(鋳鉄管・弁類)等の販売・計画・設計・施工・保守・管理一式
と、幅広い事業を展開していることがわかります。
参照ページ:
第一テクノで働いている社員は?
平均勤続年数は?
第一テクノの平均勤続年数は12.9年です。
2023年の平均勤続年数は男女計で12.7年であることから、日本の勤続年数の平均とほぼ同じである職場といえるでしょう。
平均年収は?
2023年度の第一テクノの平均年収は、679万円でした。
全国平均の年収が458万円であることを考えると、 全国平均よりも高い水準となっています。
また、同じ「インフラ業界」平均年収は国税庁の「令和2年分民間給与実態統計調査」によると、約715万円でした。
参照ページ:令和2年分民間給与実態統計調査
平均残業時間は?
第一テクノの従業員の平均残業時間は、月20~30時間程度、年度末の繁忙期は40時間程度でした。
インフラ業界で働く従業員の平均残業時間は15.4時間のため、業界内では平均よりも多い残業時間といえます。
平均ボーナス額は?
インターネット上の情報だけでは分かりませんでした。
しかし、第一テクノの平均年収から、第一テクノの平均ボーナス額は108万円程度と推測できます。
理由は、国税庁の民間給与実態統計調査によると、平均給与に占める賞与額の割合は約16%だからです。
あくまで参考程度にしておいてください。
また、第一テクノは年に6月と12月の合計2回ボーナスが支給されます。
どんな文化なの?
株式会社第一テクノの企業文化は、その企業理念により形成されています。その理念は、「常に顧客の満足と従業員の幸福を希う会社でありたい」というものです。これは、「エネルギー・環境・防災」分野において事業を展開し、社会に貢献することを目指しています。
第一テクノは、水、電気、再生可能エネルギーに関するインフラ設備のプロフェッショナル集団として、計画・設計・施工・メンテナンスまで一貫して手掛け、公共工事部門、民間工事部門において長年にわたり実績と経験そして信頼を積み重ねてきました。
また、第一テクノは「優しい心で地球と接し、未来環境を作り上げる」ことをモットーとしています。新しいエネルギーの有効活用を考えながら、「環境、エネルギー、防災」をキーワードに地域開発をリードするとされています。
さらに、第一テクノは健康経営にも力を入れており、健康経営優良法人に認定されています。これは、従業員の健康を重視し、その幸福を追求する企業文化の一環と言えるでしょう。
以上のような企業理念と取り組みを通じて、第一テクノは「安心・安全」をキーワードに、お客様の命とくらしを守り、持続可能な社会を目指し、高い技術力で貢献しています。
参照ページ
就職偏差値・難易度および業界での立ち位置
競争が激しいインフラ業界の中での第一テクノの立ち位置をご紹介します。
売上高を参照し他社と比較してみても、第一テクノは安定的な中堅企業だということがわかります。
理由として以下の要因があると考えています。
- 65年の歴史をもつインフラ設備のプロ:水や電気、新エネルギーに関する設備の設計から施工・メンテナンスを手掛けるプロフェッショナル集団です。徐々にその規模を拡大させ、今に至ります。
- 豊富な取引先:官公庁や大手民間企業を中心に多種多様な取引先があります。工事の規模も億単位の大型案件から数十万円のメンテナンスまで数多くあるのも特徴です。
- 安定した収益による無借金経営:メンテナンスまで一貫して携わるビジネスモデルのため、安定して継続的な収益を生み出しています。その結果、成長性と無借金経営という安定性を実現し、従業員の働きやすい社風や給与、福利厚生に繋がっています。
以上の要素により第一テクノはインフラ整備業界の中でも安定的な中堅企業であると考えられます。
参考までに競合4社の情報もまとめてみたので、ご紹介します。
会社名 | 売上高(2022年) | 平均年収 | 就職偏差値・難易度 | 社風 |
第一テクノ | 215億7500万円 | 679万円 | 55 | 風通しがよく、若いうちから新しいことに挑戦できる |
大成建設 | 1兆3255億円 | 992万円 | 65 | 常に新しいものに挑戦していく社風 |
東京電力パワーグリット | 2兆4392億円 | 748万円 | 70 | 真面目・誠実・温厚で、伝統を大事にする社風 |
パナソニック環境エンジニアリング | 464億円 | 507~635万円 | 60 | 紳士的な社風 |
第一テクノの新卒募集要項について
以下に第一テクノの新卒募集要項についてまとめました。
職種は技術系総合職と一般事務系職の2職種あります。
どちらも研修制度も新人に対するオンボーディングは勿論のこと、新入社員フォロー研修など、年次毎や役職毎に設けられたカリキュラムがあり、かなり充実していると言えます。
転勤については、技術系総合職の場合は、人材育成や活性化のための転勤の可能性があります。また、転勤の決定は家庭事情などの希望の他、適性などを踏まえて総合的に判断されます。
事務系一般職の場合は、転勤はありません。
各項目 | 詳細 |
---|---|
職種 | 技術系総合職 業務内容:施工管理・設計・企画開発職、サービスエンジニア職 |
給与(2023年4月入社 初任給実績) | 修士了:(月給)272,500円 大卒:(月給)252,500円 高専・短大・専門卒:(月給)237,500円 備考:通勤手当(全額支給)、残業手当、職務手当、家族手当、住宅手当、地域手当、資格取得手当 |
賞与 | 年2回(6月、12月)評価に応じ半期ごとに支給 |
研修制度 | ・新入社員研修(2カ月間) ・新入社員フォロー研修 ・マネジメント研修 ・マネジメントフォロー研修 ・マネジメント実践型研修 ・資格取得支援 等 |
福利厚生 | 社会保険完備(雇用・健康・労災・厚生年金)、独身寮、財形貯蓄、社員持株会、退職金、育児休業制度 |
各項目 | 詳細 |
---|---|
職種 | 事務系一般職 業務内容:営業事務、工事事務、総務事務、経理事務 |
給与(2023年4月入社 初任給実績) | 大卒:(月給)232,500円 短大・専門卒 :(月給)217,500円 |
賞与 | 年2回(6月、12月)評価に応じ半期ごとに支給 |
研修制度 | ・新入社員研修(2カ月間) ・新入社員フォロー研修 ・マネジメント研修 ・マネジメントフォロー研修 ・マネジメント実践型研修 ・資格取得支援 等 |
福利厚生 | 社会保険完備(雇用・健康・労災・厚生年金)、独身寮、財形貯蓄、社員持株会、退職金、育児休業制度 |
求める人材
株式会社第一テクノでは求める人材として下記のメッセージを公表しています。
自ら成長しようとする意欲を重視。
60年の歴史を持つが
まだまだ伸びしろのある会社。
このメッセージをはじめとして、求める人材を下記にまとめました。
1.自己成長の意欲と熱意
企業は、自分自身を成長させようとする意欲や熱意を持つ人材を重視しています。
2.幅広い知識の必要性
インフラの施工分野では、学生時代の専攻に関わらず、幅広い知識が求められます。
3.専門分野の深堀り
オリジナル製品の開発を担当する場合、ニーズに応じた専門分野の深い理解が必要とされます。
4.自己啓発の重要性
これらの知識は、会社から与えられるだけでなく、自分自身で学び取る姿勢が重要です。
5.企業の成長と伸びしろ
60年の歴史を持つこの企業は、社会情勢や時代背景から見ても、まだまだ成長の余地があると考えています。
6.社会貢献と共に成長
学ぶ意欲を持ち、インフラを通じて社会を支えることで、企業とともに成長を志す若い人たちとの出会いを楽しみにしています。
以上の6つは第一テクノの採用メッセージにつながっていきます.。
エントリーシートや面接中にこれらの意識を持っている人材かどうかを見られるので、ぜひ意識して選考に臨むといいでしょう。
新卒採用のフロー
第一テクノの選考は、下記の通りの選考フローとなっています。
面接では志望動機などのスタンダードな質問の他、人柄をチェックする質問も多いのが特徴です。
選考対策として、入社意欲や将来のプランが明確であるかどうかが重視されます。
今後のキャリアを形成していく上で必須事項なので、明確にしておきましょう。
①新卒エントリー
マイナビより必要事項を入力し登録を行います。
エントリーシートでは志望動機や自己PR、長所と短所などの一般的な質問について回答し、Web上で入力し送信して終了です。
②会社説明会(WEB)
第一テクノのイメージを具体的に理解するための会社説明会です。
確認できているもので三種類あり、
- ~WEB版/2時間~【技術系総合職/理系対象】オンライン会社説明会(リアルタイム)
- ~対面版/2時間~【技術系総合職/理系対象】東京会場 会社説明会(質疑応答可)
- ~WEB版/1時間~【技術系総合職/理系対象】オンライン会社説明会(リアルタイム)
で分かれています。
参加すると書類選考の案内が届きます。
③エントリーシート提出
企業説明会に参加した就活生に、書類選考の案内が届きます。
以下に口コミで確認できた質問事項を紹介します。
- ガクチカ
- 自己PR
- 志望動機
OpenESの形式との口コミがありました。
聞かれる内容は基本的な内容なので、しっかり記載しましょう。
以下のページもぜひ参考にしてください!
【徹底解説】就活のSPI試験対策マニュアル~おすすめの参考書も紹介~
④一次面接(個別・オンライン)
学生1人と面接官2〜4人でオンラインで行われます。
以下に口コミのあった質問事項を紹介します。
- アルバイトで苦労したエピソードを教えてください。
- なぜそのアルバイトを選んだのか教えてください
- 部活動経験で苦労したことを教えてください。
- これまでに挫折したことを教えてください。
- 長所と短所を教えてください。
- 他に見ている業界は何ですか
基本的にはESに沿って面接が進むようですが、そのほかに、上記の質問がされることもあるようです。
⑤最終面接(個別・対面)
学生1人と面接官2〜4人で対面で行われます。社長と役員の方2名と人事部長の合計4名で行われます。
雰囲気は重いものの役員の方は朗らかに明るい雰囲気ですが、社長は終始重い雰囲気で粛々と進めていくようです。
以下に口コミのあった質問事項を紹介します。
- 非常用発電機は化石燃料をたくさん使うがどう思うか
- 今までの人生、運はよかったですか?
- 志望順位を教えてください。
- 施工管理希望だがどうしてですか
- 研究内容についてわかりやすく教えてください
⑥WEBテスト・適性検査
言語、非言語、性格の3科目を行うようです。
基本的な内容とのことです。
⑦内定
上記フローを経て晴れて内定が決まります。
採用大学
第一テクノの採用大学の実績を以下に掲載しますが、最難関大学から標準的なレベルの大学まで幅広く採用されており、所謂学歴フィルターはないと考えます。
<大学> 愛知工業大学、青山学院大学、跡見学園女子大学、茨城大学、岩手大学、宇都宮大学、愛媛大学、桜美林大学、札幌学院大学、静岡大学、静岡理工科大学、芝浦工業大学上智大学、専修大学、大正大学、拓殖大学、千葉大学、千葉工業大学、中央大学、東海大学東京工科大学、東京工業大学、東京電機大学、東京都市大学 <短大・高専・専門学校> 木更津工業高等専門学校、北九州工業高等専門学校、群馬工業高等専門学校、高知工業高等専門学校、神戸市立工業高等専門学校、函館工業高等専門学校、広島商船高等専門学校 |
上記には偏差値が高い大学も採用大学にありますが、第一テクノは多様な学生層からの応募者を積極的に採用しています。
よって学歴が原因で不採用になることは考えにくいです。
しっかりとエントリーシートや面接対策をして、内定を獲得できるようにしましょう。
就職偏差値・難易度
それでは、ここまでの内容を踏まえて、第一テクノの就職偏差値・難易度を見てみましょう。
結論としては、偏差値・難易度は標準的といえるでしょう。その理由として以下の3点が挙げられます。
- 採用フローとして特別なステップがない
- 採用大学を見る範囲では学歴フィルターがあまりない
- 給与や福利厚生が特筆して良いという訳ではない
よって、頻出質問である「ガクチカ」や「志望動機」など基本的な事項をしっかりと対策をしていれば、難しすぎることはないでしょう。
しっかりと対策を行い内定を獲得してください!
就職偏差値・難易度については、以下の記事も参考にしてみてください。
参照ページ
まとめ
第一テクノは、はじめに 株式会社第一テクノは東京都品川区に本社を置くインフラ事業業界に属する企業です。
「水」と「電気」、そして、新エネルギーなど、第一テクノは、生活や産業に欠かせないインフラ事業を通じて、「地球環境の未来につながる仕事」として事業を行っています。
学歴重視をする企業ではないので、全員に等しくチャンスがあります。対策をしっかり行って選考に望んでください。
ぜひこの記事を参考にして励んでくださいね。