【企業分析】株式会社日本取引所の就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説
2024/3/22更新
はじめに
株式会社日本取引所は東京都中央区、大阪府大阪市中央区に本拠地を置き、子会社関連会社を含めたグループで、取引所金融商品市場の開設・運営を行っている企業です。
事業分野は、GSコース、DSコース、SSコースで事業を展開されています。
今回は、そんな株式会社日本取引所の企業分析を行うための基礎知識や社風、選考対策などをご紹介していきます。
この記事では、株式会社日本取引所への就職に興味がある以下のような就活生を対象に、企業分析を行っています。
ぜひ最後までご覧ください。
- 株式会社日本取引所の仕事内容が気になる
- 株式会社日本取引所の就職難易度を知りたい
- 株式会社日本取引所の選考対策として何をすれば良いかわからない
また、金融・証券業以外の業界については、以下の記事で概観しているので、ぜひご覧ください。
参照ページ
【選考通過したエントリーシートを大公開】先輩就活生のエントリーシートを見れば選考通過のヒントが得られるかも?!
「エントリーシートに正解はあるのか」「書き方が良く分からない…」こんなことを考えたことはありませんか?
就活生にとって、エントリーシートは第一関門ともいえるものです。
今回は、選考を通過したエントリーシートを20社分用意しました。
各エントリーシートにはポイント付きで解説しています。
この記事の結論
先にこの記事の結論からお伝えすると、株式会社日本取引所の就職難易度は、高難易度です。
以下の参照記事で詳しく解説している就職偏差値を参考にすると、高難易度といえるでしょう。
また、採用大学も様々な偏差値帯や種類の学校の実績があるので、選考対策をしっかり行えば内定を獲得できる可能性は十分にあります。
面接では質問以外に、人柄を主にチェックされます。堂々とした対応を心がけましょう。
また、深い内容の質問も多いため、十分な備えが必要です。
職種は、有価証券の売買又は市場デリバティブ取引を行うための市場施設の提供、相場の公表・有価証券の売買等の公正確保、その他の取引所金融商品市場の開設に係る業務などの総合職で構成されています。
商材は配属される部門によって異なります。
次の章からは、各内容やその他就活に役立つ情報を紹介しますので、ぜひ最後まで読んでください。
株式会社日本取引所について
出典元
会社概要
株式会社日本取引所は、金融・証券業界最大手で、株式会社東京証券取引所・株式会社大阪取引所・株式会社東京商品取引所といった取引所運営会社があります。
他にも、子会社として情報システム関連サービスを提供するJPX総研、清算機関である日本証券クリアリング機構を保有しています。
「私たちは、公共性及び信頼性の確保、利便性、効率性及び透明性の高い市場基盤の構築並びに創造的かつ魅力的なサービスの提供により、市場の持続的な発展を図り、豊かな社会の実現に貢献します。私たちは、これらを通じて、投資者を始めとする市場利用者の支持及び信頼の増大が図られ、その結果として、利益がもたらされるものと考えます。」というビジョンを世界に向けて発信しています。
株式会社日本取引所のビジネスモデルは、グローバル展開活動を推進し、海外投資家の割合が60%を占めています。
有価証券等の上場、売買、清算、決済までの事業を展開しています。
さらに、株式会社日本取引所は持続可能な近代的エネルギーを確保する為、国際協力を強化し、クリーンエネルギー技術への投資を促進しています。
参照ページ
各事業別の売上規模
2022年3月 | 2023年3月 | 対 前年度 金額 | 対 前年度 増減率 | |
売上高 | 1,354億3,200万円 | 1,339億9,100万円 | -14億4,100万円 | -1.06% |
営業利益 | 734億7,300万円 | 682億5,300万円 | -52億2,000万円 | -7.10% |
経常利益 | 734億2,900万円 | 682億700万円 | -52億2,200万円 | -7.11% |
当期純利益 | 499億5,500万円 | 463億4,200万円 | -36億1,300万円 | -7.23% |
株式会社日本取引所の2023年度通期連結決算の売上高は、1,339億9,100万円で、純利益は463億4,200万円でした。
この売上は取引関連収益、清算関連収益、上場関連収益、情報関連収益、その他の営業収益によって構成されています。
各収益の第3四半期連結累計期間の(2023年4月1日〜12月31日)売上高を以下に記載しておきます。
- 取引関連収益:446億24百万円で、前年同期比は11.6%増でした。
- 清算関連収益:241億33百万円で、前年同期比は13.5%増でした。
- 上場関連収益:110億57百万円で、前年同期比は9.4%増でした。
- 情報関連収益:221億76百万円で、前年同期比は7.9%増でした。
- その他の営業収益:96億47百万円で、前年同期比は11.6%増でした。
参照ページ
各事業セグメントの解説
株式会社日本取引所の主な事業セグメントは以下の通りです。
事業部門 | 活動内容 |
GSコース | 経営企画、マーケット運営に係る制度企画、商品開発、取引システムの開発 |
DSコース | 取引システムの開発、データやテクノロジーを活用するデジタル・ネットワーク、人材育成、事業の多角化・サービスの高度化の推進 |
SSコース | 業務運営の支持、事務サポート業務、秘書、財務、総務、広報、マーケット運営 |
株式会社日本取引所ですが、グループ全体で取引所金融商品市場の開発・運営で革新をもたらし続けています。
この3つの事業分野は、株式会社日本取引所の事業戦略と市場への適応能力を示しており、各コースにより有価証券等の上場、売買、清算、決済までの分野にわたる事業を展開しています。
以下参照ページを紹介するので是非確認してみてください。
参照ページ
株式会社日本取引所で働いている社員は?
平均勤続年数は?
株式会社日本取引所の平均勤続年数は20.4年です。
金融・証券業の平均勤続年数は15.3年であることから、業界平均よりも社員の出入りの少ない職場といえるでしょう。
平均年収は?
2023年度の株式会社日本取引所の平均年収は、1,056万円でした。
全国平均の年収が458万円であることを考えると、 全国平均よりも高い水準です。
また、同じ「金融・証券業」の上場企業平均年収596万円でした。
参照ページ
平均残業時間は?
株式会社日本取引所の従業員の平均残業時間は、1ヵ月あたり20.4時間でした。
金融・証券業界で働く従業員の平均残業時間は14.5時間のため、業界内では平均よりも多い残業時間といえます。
平均ボーナス額は?
株式会社日本取引所の年間平均ボーナス額は166万円でした。
その他の金融・証券業の年間平均ボーナス額は120万円であるため、業界内では平均より多いボーナス額といえます。
どんな文化なの?
株式会社日本取引所の社風は「少数精鋭主義」で、一人一人の責任が大きく、若いうちから重要な戦力として業務を任されます。
理不尽なことがなく、社内でのコミュニケーションが取りやすい職場です。
株式会社日本取引所では、ハラスメント等の防止の為の就業規則も徹底し、働きやすい環境を整えています。
株式会社日本取引所は、独自の歴史的文化と新たな革新のマッチを重要視し、働きがいのある職場です。
新たなイノベーションは会社の発展と捉え、個人の成長は会社の成長に繋がるとして奨励しています。
参照ページ
全ての社員の活躍に向けて | 日本取引所グループ – JPX
就職偏差値・難易度および業界での立ち位置
競争が激しい金融・証券業界の中での、株式会社日本取引所の立ち位置をご紹介します。
売上高を参照すると、株式会社日本取引所はトップクラスの企業だとわかります。
理由として以下の要因が考えられます。
- 企業のイノベーション・成長と資産形成の循環促進:株式会社日本取引所は、企業の資金調達と国民の資産形成を支える中核的インフラとして、企業のイノベーション・成長を支援するとともに、国民の資産形成へ繋がり、次のイノベーション・成長へと循環するため、発行・流通市場の環境を整備する。
- マーケット・トランスフォーメーション(MX)の実現:株式会社日本取引所は、金利循環の変化も見据え、アジア太平洋地域における資金循環ハブとして機能すべく、株式のみならず、他も含めた資金調達・運用手段を円滑かつ十全に機能させ、社会全体としての最適なリスク/リターン配分の実現を目指す。併せて、資金調達・運用コストも低減できるように、徹底したデジタル化や情報利用の高度化を推進する。
- 社会と経済を繋ぐサステナビリティ:株式会社日本取引所は、サステナビリティに関する情報・商品・サービス等に、誰もが容易にアクセスできる環境に整備することで、幅広い社会課題に対して、市場メカニズムを活用したソリューションを提供し、持続可能な社会の実現を後押しする。
以上の要素により株式会社日本取引所はトップクラスの売上高を生み出しています。
株式会社日本取引所の事業内容の特性上、競合が存在しませんでした。
他の業界や業種を見ても、稀有な存在であることが分かります。
会社名 | 売上高(2023年) | 平均年収 | 就職偏差値・難易度 | 社風 |
株式会社日本取引所 | 1,339億9,100万円 | 1,056万円 | 61.8 | 少数精鋭主義 |
引用ページ
株式会社日本取引所の新卒募集要項について
以下に株式会社日本取引所の新卒募集要項についてまとめました。
平均年収が高い点や、研修制度による成長しやすい環境がある点は非常に嬉しい点です。
研修制度には、個人のキャリアの段階に応じた研修や資格取得支援制度が用意されています。
他にもキャリアデザイン支援制度があり、業務に必要な技術や知識等を取得するための研修費用を年間30万円まで補助を受けることができます。
転勤の有無は各コースにより異なります。
SSコースでは新卒での転勤は本人の同意が必要とされており、転勤を伴う異動は基本的にはないようです。それ以外のコースでは転勤が勤務条件となっている場合があります。
気になる方は面接や説明会などの際に確認しておきましょう。
各項目 | 詳細 |
---|---|
職種 | 有価証券の売買又は市場デリバティブ取引を行うための市場施設の提供、相場の公表及び有価証券の売買等の公正の確保、その他の取引所金融商品市場の開設に係る業務 |
給与(2023年4月入社 初任給実績) | [GSコース] 大学卒:240,000円 修士卒:255,000円 [DSコース] 大学卒:240,000円 修士卒:255,000円 [SSコース] 大学卒:236,000円 備考:残業手当、交通費、各種役職手当等別途支給 |
賞与 | 年2回(6月、12月) |
研修制度 | 新入社員研修、若手研修、中堅研修、管理職研修、経営幹部養成研修、国内・海外派遣、ITプロフェッショナル研修、証券アナリスト取得支援など |
福利厚生 | 年次有給休暇、リフレッシュ休暇、産前・産後休暇、育児休暇、慶弔休暇、特別休暇等 |
引用ページ
求める人材
株式会社日本取引所では、求める人材として下記のものを公表しています。
グループ会社の1つであるため、他のグループ会社でも共通している可能性が高いです。
新規領域を開拓し、牽引していく力・タフさを有する人材
様々な視点で物事を考え、新しい風を吹き込み、周囲の人も巻き込んで取り組んでいくことです。
多様なステークホルダーの結束点となる意識を有する人材
多くのステークホルダーを抱える業務であるからこそ、責任感の強さが重要になります。
現状に満足せず、より高い次元を目指す意識を有する人材
高いレベルの品質を日々維持することにエネルギーを注ぐだけではなく、目の前に現れる新しい課題に常に取り組み、そのレベルをさらに高めることができる人です。
以上の3つは、株式会社日本取引所の社風と密接につながっています。
エントリーシートや面接の中で、これらの意識を持っている人材かどうかが見られるでしょう。
ぜひ意識して選考に臨んでください。
新卒採用のフロー
株式会社日本取引所の選考は、下記の通りの選考フローです。
面接では志望動機などのスタンダードな質問の他、人柄やその人の経験をチェックするような質問も多いです。
特に、海外留学経験がある学生や留学生を積極的に採用している印象です。
今後のキャリアを形成していく上で必須事項なので、明確にしておきましょう。
①新卒エントリー
株式会社日本取引所公式サイトの求人ページより、必要事項を入力し登録を行います。
志望動機や自己PR、自身の経験などの一般的な質問について回答し、Web上で入力し送信して終了です。
自分の魅力をしっかりと相手に伝えるには、自身の体験・経験したことをできるだけ簡潔に書くことが重要です。
②会社説明会・ES
株式会社日本取引所のイメージを具体的に理解するための会社説明会です。
株式会社日本取引所とミスマッチがないのか深堀りしていきます。
また、同じタイミングで手書きでエントリーシートの記入と筆記試験があります。
エントリーシートは時間が許す限り丁寧に書きましょう。
筆記試験は一般的なSPIに近いですが、難易度がかなり高いようです。
質問事項は以下の通りです。
- ガクチカ
- 志望動機
- 株式会社日本取引所のホームページの感想
- 株式会社日本取引所に興味を持ったところ
このように基本的なことが聞かれるでしょう。
会社説明会で書くことになるので、参加する前に準備して臨んでください。
以下に参考になる記事を紹介します。
③面接+性格診断(SPI)
株式会社日本取引所では、数回の面接を行い、ESの内容を深掘りした質問が多い印象です。
自己紹介・志望理由、この業界を選んだ理由などが聞かれるでしょう。
また、面接を通してその人の人柄をチェックしています。
堂々した姿勢と喋り方を意識し、事前に何度も面接練習をしておきましょう。
以下に、口コミで確認できた質問事項を紹介します。
- ガクチカ
- 将来の自分の理想像
- 人との関わりで成長できたこと
- 自身の能力について
以下のページもぜひ参考にしてください!
【徹底解説】就活のSPI試験対策マニュアル~おすすめの参考書も紹介~
④複数回面接
株式会社日本取引所では、人柄や入社意欲、自身のスキルを重要視して面接を実施しています。
個々に合わせて選考を行うため、回数は人によって異なるでしょう。
最終面接は人事部長と会社の役員の方が担当しています。
自己PRなどの一般的な質問の他に、入社に対する理由や熱意について深く確認されます。
以下に口コミのあった質問事項を紹介します。
- 志望動機
- 他社の選考状況
- 志望度はどのくらいか
- なにか失敗したときどう対応したか
- ガクチカ
- 入社後にどんな風に貢献できるか
- なぜこの会社なのか
最終面接になるにつれて、プレッシャーが増し、深い質問が増えてきます。
実務に適性があるのか確かめるような質問が多くなされるでしょう。
企業が求めるイメージに寄り添うために、徹底的にホームページ等を熟読してイメージを付けてください。
以下のページも確認してぜひ内定を勝ち取ってくださいね。
⑤内定
複数回の面接を突破して内定が決まります。
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採用大学
株式会社日本取引所の採用大学の実績を以下に掲載します。
最難関大学から標準的なレベルの大学まで幅広く採用されており、所謂学歴フィルターはないと考えられるでしょう。
<大学院> 大阪大学大学院、九州大学大学院、京都大学大学院、慶應義塾大学大学院、東京田大学大学院 <大学> 青山学院大学、麻布大学、大阪市立大学、大阪大学、お茶の水女子大学、関西学院大学、京都大学、慶應義塾大学、上智大学、中央大学、筑波大学、津田塾大学、東京工業大学、東京大学、東北大学、同志社大学、長野大学、名古屋大学、一橋大学、広島大学、法政大学、北海道大学、明治大学、横浜国立大学、横浜市立大学、立命館大学、早稲田大学工業大学大学院、東京大学大学院、明治大学大学院、横浜市立大学大学院、早稲 |
上記には偏差値が高い大学も採用大学にありますが、株式会社日本取引所は多様な学生層からの就活生を積極的に採用しています。
よって、学歴が原因で不採用になることは考えにくいです。
しっかりとエントリーシートや面接対策をして内定を獲得してください。
参照ページ
就職偏差値・難易度
ここまでの内容を踏まえて、株式会社日本取引所の就職偏差値・難易度を見てみましょう。
結論としては、偏差値・難易度共に高いと言えるでしょう。
その理由として、以下の3点が挙げられます。
・採用倍率が約77倍と非常に高い
・採用大学を見る範囲では学歴フィルターはあまりない
・SPIの難易度が高い
頻出質問である「ガクチカ」や「志望動機」など、基本的な事項をしっかり対策をしていれば、難しすぎることはないでしょう。
就職偏差値・難易度については、以下の記事も参考にしてみてください。
参照ページ
まとめ
株式会社日本取引所は金融・証券業界に属する企業で、主に有価証券の売買又は市場デリバティブ取引を行うための市場施設の提供、相場の公表及び有価証券の売買等の公正の確保、その他の取引所金融商品市場の開設に係る業務を行なっています。
顧客ニーズや環境保全に合わせた最高品質を目指している会社です。
企業分析を行っているか否かで就活での結果は変わるでしょう。
しかし、学歴重視をする企業ではないので全員に等しくチャンスがあります。
対策をしっかり行って選考に進みましょう。
ぜひこの記事を参考にして励んでください。