学生時代に力を入れて取り組んだこと
学生時代、私は教員免許の取得に力を入れた。まず第一に、1秒でも遅れたら欠席扱いなど、厳しいルールが多数ある中で、単位を落とさずに、卒業単位を60も上回る単位数をとることに尽力した。それはたやすいことではなく、時に心が折れる時も大いにあったが、何よりも、私は途中で諦めることが嫌いなので、最後まで目標に向かって頑張り抜くことができた。その際意識したことは、日々の授業を休まないための体調管理はもちろん、課題や予習をてきぱきとこなすことである。元々、前もって準備をする性格だが、教員免許取得という、より計画性や適確性が求められる状況だからこそ、頑張ろうという気持ちが芽生えて、課題はほとんど毎回1番に提出していた。次に、教員免許の取得までには、全部で3回の実習が必要になるのだが、中でも印象的だったのは、特別支援学校での実習だ。今まで私は特別支援の教育界とは無縁だったので、どのように過ごしたらいいのかよくわからず、戸惑っていた。実際に実習が始まると、生徒1人1人それぞれにNG事項があったり、手を貸してもいい子、手を貸してはだめな子など、様々な決まりがあり、教室に入っていくのさえ簡単なことではなかった。私の担当は、会話の難しい中学生のクラスだった。だから、どのようにコミュニケーションをとるのかも大きな課題だった。そこで私は、絵本の読み聞かせをすることで、彼らのちょっとした表情の変化を読み取って、「この子はこれが好き」「この子は多分これが苦手」といった風に、少しずつ彼らのことを知っていくことにした。よく観察してみると、お菓子の本を読んだときに嬉しそうな子、長めの本を読んだときに集中してくれる子など、様々な反応があり、私も楽しくなってきて、少しずつ彼らとの距離が縮まった気がした。ある日、1人の女の子が一生懸命何かを指さしながら私に訴えかけてきた。そこには、その子が好きなアイドルの雑誌があり、私はその子と一緒にその雑誌を読んだ。しかし、後から聞くと、あの雑誌は、人に触らせたことが無いらしく、先生方は驚いた様子だった。それを知って私は非常に嬉しく、心を開いてくれたのだろうかと心が温かくなった。さらに、実習最後の日に、隣のクラスの男の子(その子とは1度給食の時間を共にした)が私のところに訪ねてきて、「〇〇さんもう帰っちゃうの?」と言ってくれた。その時の私は、その言葉が嬉しく、天にも昇るような気持ちと、もう終わりか、という寂しさとで感情がいっぱいになり、澄んだ達成感で胸がいっぱいになった。このような経験を通して、人との関わりは一生心に残るものだと強く感じた。だから、あの時の私はただの実習生だったかもしれないが、彼らに嬉しい行動をしてもらったり、嬉しい言葉をかけてもらったりしたくらいには、日々の自分の努力や意識してきたことを生かしながら、試行錯誤もしつつ、彼らに少しでも影響を与えられたと感じ、非常に貴重な経験をさせてもらったと痛感している。以上の経験を踏まえて、最初に述べた、単位取得を頑張ることや、それに伴って意識することは、より厚みを持ったものとなった。例えば、教職の授業では、最初の10分くらいを、グループの人との雑談の時間として与えられることも少なくない。「教員は雑談力!」という言葉を浴びせられながらする雑談は少々奇妙なものだが、今となってはその重要さが分かる。そのため、雑談の時間が与えられたら自ら話を始めるよう、意識するようになった。さらに、雑談には相槌も重要で、笑顔で聞くのはもちろん、質問をしてみたり、自分の経験談も合わせて話を広げていくと、より楽しく会話が広がるということを体感した。加えて、教職の授業はグループワークが多い。しかし、私はグループを引っ張っていく役割は苦手だった。しかし、実習を通して、人との関わりをもっと大事にしたいと感じた私は、グループワークにもこの気持ちが活かせるのではないかと考えるようになり、先日行った模擬授業のグループではリーダーを務め、メッセージで進捗状況を確かめたり、手伝えるところはないか探ってみたり、深夜までグループメンバーの提出物をまとめたり、色々と初めての経験をした。その際、グループメンバーに感謝され、それまでの疲れが吹き飛ぶような達成感を感じた。
以上、教員免許の取得において、私には諦めない力、コミュニケーション能力の2つの力が身についた。まず、教員免許取得は思っていたよりもずっと根気のいるもので、元々諦めることが嫌いな私でさえ何度もくじけそうになった。しかし、上記のような様々な経験や、半ば意地となって続けてきたことが、あきらめない心をより強固なものにしてくれた。次に、コミュニケーション能力は、人との関わりが重要である教員にとって欠かせないものであると同時に、コミュニケーション能力が高ければ、色んな人と関係を築くことができ、友人関係や学校生活、そして、これから働く会社でもその能力を発揮して、自分も他者も居心地のいい雰囲気づくりに生かすことができる。そのため、私が教員免許取得において手に入れた力は、これから社会で生きていくためにも必要不可欠な力であり、一生ものの宝であると私は考える。
自己PR
大学では、〇〇を専攻しており、主にアメリカ人作家の詩や小説について日々分析を繰り返している。最近ではたくさんの発表の機会があり、その際、「面白い」「その考えはなかった」と言われることが多く、ユニークな発想は得意だと感じる。元々頭の中で考えを巡らすことが好きだった私は、〇〇科での学びを通してぼんやりと頭に浮かんだアイデアを言語化して相手に伝える力を磨いた。アルバイトでは、ベテランの社員さんに、私がホールに立つ日はお客さんからのご馳走様の言葉が増えたり、食べ終わった皿をテーブルの隅にまとめてから退店してくれたりすることが増えると言われた。その理由として「〇〇さんの接客の雰囲気がいいから、そしていつもにこにこ笑顔だから」と伝えられた。これは自己を他人に写して見ることができた経験であり、他者に与える自身の雰囲気の重要性に気づかされた。それを常に意識するようになると、「うちの店で働かないか」と言う老夫婦のお客さんまで登場した。
最後に、きちんと断れるところも私の良いところだと考えていて、嫌だと思うことははっきりと断る姿勢を大切にしている。
