【企業分析】オーシャンネットワークエクスプレスジャパンの就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説
2024年8月15日更新
はじめに
オーシャンネットワークエクスプレスジャパン株式会社は、東京都港区に本社をおく、物流業界に属する企業です。
オーシャンネットワークエクスプレスジャパンは、物流の中でも特に外航コンテナ定期船による海上輸送を主力事業としています。
今回は、そんなオーシャンネットワークエクスプレスジャパンの企業研究に役立つ知識をご紹介します。
この記事では、次のような就活生の方へ向けて、オーシャンネットワークエクスプレスジャパンの就職難易度や社風、求める人材像などについて解説します。
- オーシャンネットワークエクスプレスジャパンの仕事内容が気になる
- オーシャンネットワークエクスプレスジャパンの就職難易度を知りたい
- オーシャンネットワークエクスプレスジャパンの選考対策はどうすればいいのかわからない
物流以外の業界についてはこちらの記事でまとめています。
さまざまな業界について幅広く知りたいという方は、ぜひ参考にしてくださいね。
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この記事の結論
結論から述べると、オーシャンネットワークエクスプレスジャパンの就職難易度は難関レベルだと考えられます。
なぜなら、最難関~比較的難関レベルの大学からの採用が多く、選考フローの中にも企業独自のフローや質問が見受けられるため、選考対策が非常に難しいと予測できるからです。
そのため、基本的な質問項目だけでなく、どのような質問をされても軸をもってしっかりと答えられるよう、自己分析と企業研究を入念に行う必要があります。
また、職種としては総合職が募集されています。
総合職の業務内容は多岐にわたり、営業部やSYM部、受渡部、港湾部といった各部署に分かれて外航コンテナ定期船業務を支えます。
さらに、海外にて活躍できる「Global Career Developmentコース」の募集もあります。
この記事では、それぞれの内容について詳しく解説するとともに、選考対策についてもご紹介します。
ぜひ最後までお読みください。
オーシャンネットワークエクスプレスジャパンについて
引用ページ
出典元オーシャンネットワークエクスプレスジャパン株式会社新卒採用サイト
会社概要
オーシャンネットワークエクスプレスジャパンは、日本郵船と商船三井、そして川崎汽船という日本海運の中核を担う3社が共同設立した企業です。
オーシャンネットワークエクスプレスジャパンの主力事業は、外航コンテナ定期船の運行です。
日本は自国でほとんど資源がとれず、貿易に大きく依存している国であるため、コンテナを用いた海上輸送は生活に決して欠かせない重要なインフラです。
オーシャンネットワークエクスプレスジャパンは、コンテナを用いることによって、安全かつ効率的な海上輸送を実現し、日本のインフラを支えています。
参照ページ
各事業別の売上規模
オーシャンネットワークエクスプレスジャパンの2022年度売上高は292億8200万USドルでした。
2022年においては、1ドルは約148円だったため、日本円に換算すると4兆3,337億3,600万円になります。
そして、この売上はほとんど外航コンテナ定期船による海上輸送で構成されています。
この売上高は非常に高水準であり、国内上場企業と比較するとトヨタ自動車株式会社に次いで2位となる数字です(2022年3月期の純利益で比較)。
主力事業が1つのみでありながらこの売上を上げているのはかなりの快挙で、今後も業績拡大が期待できます。
参照ページ
オーシャンネットワークエクスプレスジャパンで働いている社員は?
平均勤続年数は?
オーシャンネットワークエクスプレスジャパンの平均勤続年数については、情報が公開されていませんでした。
設立が2017年とかなり若い会社のため、平均勤続年数を算出するのが難しい可能性があります。
平均年収は?
オーシャンネットワークエクスプレスジャパンの平均年収については、正確な情報がわかりませんでしたが、700~800万円程度という情報がありました。
ただし、口コミによる算出金額のため、あくまでも参考程度にご覧ください。
平均残業時間は?
オーシャンネットワークエクスプレスジャパンの平均残業時間は、「29.4時間」(2021年度実績)です。
平均残業時間に関しては、全職種で24.5時間、物流業界で50時間です。
そのため、全職種と比較すると平均より少し多い残業時間ですが、物流業界の中で比べると少ないと言えるでしょう。
平均ボーナス額は?
オーシャンネットワークエクスプレスジャパンの平均ボーナス額については、情報が公開されていませんでしたが、110~130万円程度と推測できます。
なぜなら、ボーナス額は年収の16%程度である場合が多いからです。
ただし、こちらは不確定な年収額をもとにした推測金額のため、目安程度にご覧ください。
どんな文化なの?
オーシャンネットワークエクスプレスジャパンは、これまでの知見の積み重ねとこれからを切り拓く柔軟性を大切にしています。
オーシャンネットワークエクスプレスジャパンは、大手海運会社3社が合同で設立した企業です。
そのため、設立に関わった日本郵船、商船三井、川崎汽船の3社のこれまでの知見が蓄積されています。
しかし、3社のこれまでの歴史や安定した経営基盤に満足することなく、未来を切り拓く柔軟性とチャレンジ精神が大切です。
これまでの知見とこれからを切り拓く柔軟性を兼ね備えることによって、唯一無二の海運会社となることを目指しています。
ここでは、これまでの知見やノウハウの蓄積を大切にしながらも、それにとらわれない柔軟な発想力をもった人材が求められています。
参照ページ
就職偏差値・難易度および業界での立ち位置
オーシャンネットワークエクスプレスジャパンの物流業界における立ち位置をご紹介します。
オーシャンネットワークエクスプレスジャパンは、日本の海運業の中核を担う日本郵船、商船三井、川崎汽船という3社によって設立されたこともあって、この3社すらしのぐ売上高を誇っています。
高水準の売上の理由としては、次の3つが考えられるでしょう。
- 3社による合同設立:オーシャンネットワークエクスプレスジャパンは、海運業界で圧倒的な売上高を誇る3社によって合同で設立された企業です。そのため、日本の海運業界を牽引する3社の知見やノウハウが蓄積されており、これが売上高に直結していると考えられます。
- グローバルな市場展開:オーシャンネットワークエクスプレスジャパンは、海外輸送を主な事業内容としています。日本国内の輸送より市場規模が大きくなるため、高い売上高を見込めます。
- コンテナ特化の事業展開:オーシャンネットワークエクスプレスジャパンでは、外航コンテナ定期船に特化した事業展開を行っています。業界のトップランナーである3社が、コンテナに関する各社の知見・ノウハウを結集させているため、コンテナ輸送のプロフェッショナルとして需要が集中しています。
このような理由から、オーシャンネットワークエクスプレスジャパンはトップランナー3社をもしのぐ売上高を誇っているのだと考えられます。
競合含む他社の情報もまとめたため、ぜひ参考にしてください。
会社名 | 売上高 | 平均年収 | 就職偏差値・難易度 | 社風 |
オーシャンネットワークエクスプレスジャパン | 4兆3,337億円 | 700~800万円程度 | – | 知見の尊重と柔軟性を大切にする社風 |
日本郵船 | 2兆6,160億円 | 1,322万円 | SSS | 誠意と創意と熱意を重んじる社風 |
商船三井 | 1兆6,119億円 | 1,517万円 | SS | 大局観と正道、自律自責を重んじる社風 |
川崎汽船 | 9,426億円 | 1,328万円 | S | 自主独立、自由闊達、進取の気性を大切にする社風 |
NSユナイテッド海運 | 2,508億円 | 1,073万円 | BBB | 信用・信頼される人柄と自己変革を大切にする社風 |
飯野海運 | 1,413億円 | 1,143万円 | A | 健全性、柔軟性、俊敏性、しなやかさを重んじる社風 |
参照ページ
オーシャンネットワークエクスプレスジャパンの新卒募集要項について
オーシャンネットワークエクスプレスジャパンでは、総合職を募集しています。
特徴的なのは、総合職の中に「Global Career Developmentコース」があることです。
このコースは、海外で活躍したい就活生向けのコースです。
このコースで採用されれば、入社数年後から海外で働くことができます。
総合職の業務内容は多岐にわたります。
以下に、各部署の業務内容を簡単にまとめます。
- 営業部:集荷活動、顧客との契約締結、窓口・電話対応
- SYM部:営業戦略の考案、コンテナ在庫の管理
- DX推進部:営業に使用するツールの促進、ブッキング業務
- カスタマーサービス:ブッキング業務
- 受渡部:書類の作成・管理、会計業務
- ネットワーク部:国内ネットワーク構築、プロモーション業務
- 港湾部:協力会社との折衝、国内ターミナルの費用交渉
- 管理部:人事、総務、法務、企画、経理、業務プロセス改善
- 業務システム部:基幹システムの管理・メンテナンス、社内業務改善
各項目 | 詳細 |
職種 | 総合職、総合職 Global Career Developmentコース |
給与 | 初任給230,000円 |
賞与 | 年2回 |
研修制度 | 内定者向け学習支援、新入社員研修、トレーナー研修、階層別研修、eラーニングなど |
福利厚生 | 慶弔見舞金、育児・介護休暇、育児・介護時短勤務、配偶者転勤休業、リフレッシュ休暇、無料コーヒーなど |
求める人材
引用ページオーシャンネットワークエクスプレスジャパン株式会社新卒採用サイト
オーシャンネットワークエクスプレスジャパンは求める人材像を公表していませんが、採用サイトや企業理念を確認すると、求める人材像を推測することができます。
まず、オーシャンネットワークエクスプレスジャパンのCORE VALUESは次の8つです。
- Lean & Agile:これまでの慣例を打破し、アイデアをすばやく現実化すること。
- Teamwork:個々の多様性を認め、新たな価値を協創できるチームを作り上げること。
- Best Practice:海運三社で培った知見をもとに日々改善を続け、最良のサービスを提供すること。
- Challenge:個々の強みを生かし、失敗を恐れずに挑み続けること。
- Quality:常にお客様の期待を上回る品質を追求し続けること。
- Reliability:プロフェッショナルとして、安定したサービスを継続的に提供すること。
- Innovation:自ら革新し続けることで、お客様のビジネスに貢献するサービスを提供すること。
- Customer Satisfaction:常にお客様のニーズを深く理解し、期待を超える満足を提供するために妥協しないこと。
オーシャンネットワークエクスプレスジャパンでは、これら8つのCORE VALUESに共感する人材を求めています。
そのため、エントリーシートや面接では、これら8つのCORE VALUESに共感していることをアピールできるとよいでしょう。
新卒選考フロー
オーシャンネットワークエクスプレスジャパンの新卒採用フローは以下のとおりです。
エントリーシートや面接では、志望動機や自分の強みなど一般的な質問項目のほか、「CORE VALUESのいずれかに近い行動をとった経験」など企業との相性を確認する項目が多いのが特徴です。
また、エントリーシートと同じタイミングで自己紹介動画を提出しなければならないのも、オーシャンネットワークエクスプレスジャパンの特色の1つでしょう。
①エントリー
まず、各リクルートサイトまたはオーシャンネットワークエクスプレスジャパン新卒採用サイトからエントリーします。
会社説明動画や1dayワークショップなど、企業について詳しく知れる機会が多数設けられているため、ぜひチェックしてみてください。
エントリーシートについては、こちらの記事もご覧ください。
②書類選考
書類選考のためにエントリーシートを作成します。
エントリーシートでは、自分の強みや趣味・特技、志望動機など一般的な内容にくわえて、「CORE VALUESのいずれかに近い行動をとった経験」というユニークな質問項目もあります。
企業の行動指針に共感できる人間であるとアピールするために、8つのCORE VALUESの中から1つを選んで回答しましょう。
また、自己紹介動画をこのタイミングで提出する必要があります。
大きな声ではきはきと話し、明るい笑顔を心がけましょう。
③複数回の面接
オーシャンネットワークエクスプレスジャパンでは、個人面接が3回程度行われるようです。
聞かれる内容については、自分の強みや志望動機など一般的な内容から、「就活をマラソンに例えたときの現在の立ち位置は」といったユニークな内容までさまざまなものが確認できました。
対策としては、基本的な質問項目にはしっかり答えられるように伝えたいことのポイントを整理しつつ、自己分析や企業研究、業界研究をきちんと深めておくのがオススメです。
自己分析や企業研究を深めておけば、咄嗟の質問にも落ち着いて答えられるでしょう。
なお、一次面接を通過した人は適性検査(SPI)の受験があります。
言語、非言語、英語が出題されるようなので、適性検査にもしっかり対策していきましょう。
適性検査(SPI)についてはこちらの記事をご覧ください。
【徹底解説】就活のSPI試験対策マニュアル~おすすめの参考書も紹介~
また、面接について詳しく知りたい方はこちらがオススメです。
④内定
複数回の面接を突破すると、内定をもらえます。
参照ページ
CORE VALUES | オーシャンネットワークエクスプレスジャパン株式会社新卒採用サイト
採用大学
オーシャンネットワークエクスプレスジャパンは、最難関大学~比較的難関レベルの大学からの採用が非常に多いです。
中には標準レベルの大学からの採用もありますが、数が多くはないため、いわゆる学歴フィルターというものはやや存在する企業かもしれません。
大阪大学、関西大学、神戸大学、国際基督教大学、上智大学、中央大学、テンプル大学、東京外国語大学、東京大学、法政大学、明治大学、横浜国立大学、立教大学、早稲田大学、慶應義塾大学、関西学院大学、立命館大学、千葉大学、神田外語大学、京都大学、小樽商科大学 |
最難関大学~比較的難関レベルの大学からの採用が多いため、就活生にとっては激しい戦いを強いられる企業かもしれません。
就職偏差値・難易度
オーシャンネットワークエクスプレスジャパンの就職偏差値・難易度は、難関レベルだと考えられます。
理由は次の3つです。
- 学歴フィルターがない企業だとは言えないから
- 選考の中に企業オリジナルのフローや質問項目があるから
- 海運業界最大手の3社が合同で設立した企業だから
以上の理由から、オーシャンネットワークエクスプレスジャパンの就職偏差値・難易度は難関レベルだと結論づけられます。
そのため、強みや志望動機といった基本的な質問項目のみ対策していると、内定獲得は厳しいでしょう。
自己分析と企業研究、業界研究を深め、どのような質問にもしっかりと答えられるような「芯の強さ」「軸の強さ」を養っておく必要があります。
【選考通過したエントリーシートを大公開】先輩就活生のエントリーシートを見れば選考通過のヒントが得られるかも?!
「エントリーシートに正解はあるのか」「書き方が良く分からない…」こんなことを考えたことはありませんか?
就活生にとって、エントリーシートは第一関門ともいえるものです。
今回は、選考を通過したエントリーシートを20社分用意しました。
各エントリーシートにはポイント付きで解説しています。
まとめ
ここまで、オーシャンネットワークエクスプレスジャパンの事業内容や社風、就職難易度などについてご紹介してきました。
オーシャンネットワークエクスプレスジャパンは、日本の海運業を牽引する3社が合同で設立した企業で、外航コンテナ定期船による海上輸送業を専門的に行っています。
3社のノウハウやグローバルな市場展開、柔軟性を重んじる社風などによって業績は目覚ましく伸び続けており、今後も活躍が期待できる企業です。
高い売上を誇る企業であることもあり、就職難易度は難関レベルです。
万全な対策を行い、どのような質問に対しても、軸をぶらさず落ち着いて答えられるようにしておきましょう。
そして、そのためには入念な自己分析と企業研究が必須です。
ぜひ、この記事を参考にして企業研究を進めていってくださいね。
この記事が内定獲得のための第一歩となれば幸いです。