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【就活】面接やESで良く問われる得意教科について聞かれたら、あなたならどのように回答する?答え方の紹介~例文付き~
2024年1月25日更新
はじめに
就職活動において、エントリーシートの提出や面接する機会は避けては通れません。
そこで企業は、就活生がどのような人物であるのかを少しでも理解できるように豊富な種類の質問をします。
その際にエントリーシートや面接では、得意教科について問われる事例が多々あります。
一見シンプルな質問ですが、その質問の意図が読めないようにも感じられます。
限られた時間内で質問していることや、エントリーシートでも質問できる項目や数にも限りがあります。
ということもあり、企業は意図的に質問していることが考えられます。
得意科目を問うことで就活生の得意分野や就職してから、どこの分野で活躍できるのかなど採用者は基準にすることができます。
よって、単なる質問に感じられる得意科目についても実は意味がある質問になります。
今回は、面接やエントリーシートで得意教科を問うその意図や、質問された際にどのように回答しているのかという事例を紹介していきます。
企業からの質問を意図が分かると、解答する選択肢に幅が広がる可能性があります。
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得意教科ってなに?好きな教科との違いはあるのか
誰しもこれまで義務教育を経て、それぞれの進路を選んできたはずです。
そこに至るまで、多くの教科の内容を学習してきましたが、人によって好きな教科や得意な教科、その一方で苦手とする教科は様々です。
この教科は好きだけど得意とは言えないなと感じて、得意な教科は何かという限定された質問に対して、得意教科と好きな教科の違いって何だろう、と疑問に思うことはありませんか。
その違いについて、ここで一度確認しておく必要があります。
得意な教科は、単純に点数が取れる教科のことを指し、好きな教科は学ぶこと自体が好きであり、興味・好奇心を抱く教科であると分類されます。
そこの違いを理解して、本記事をご覧ください。
言葉とその本質には違いが明確にありますが、好きなものには得意なものとは限らないものの、得意なものには好きなものが多いということがあります。
これまでの経験を振り返ってみると、上記のことをイメージしやすいはずです。
得意と言える分野については、ある程度の知識は身に付いている状態と言えます。
多くの知識を有するまでには、時間と努力が欠かせないです。
一方で、嫌いなことに対しては、意欲的になれずに学習も進みにくいです。
このように、好奇心と得意には何か近しい存在であると考えられます。
ここまで、好きな教科と得意な教科の違いについて見てきましたが、エントリーシートや面接において、得意な教科を聞かれた際には、必ずしも得意な教科を答えなくてはならないということは無いです。
苦手あるいは興味を抱けない教科を得意と虚偽なことを面接官に言うことやエントリーシートに記載することは良くはありません。
得意な教科について質問された際には、興味のある科目を回答しても問題はないです。
深掘りされる可能性は大いにあるため、なぜ答えた教科が好きなのか、その教科を学習することを通じてご自身がどのような成長をしたのか、どのような知識を得て今後アウトプットして活かしていくのかを明確にしておくべきです。
そのような体験を自分の言葉で伝えることで自己PRにも繋がります。
得意な教科ということ以外にも、日頃考えて行動していくことで、自分なりの言葉でしっかりと辻褄があった発言ができるようになります。
ちょっとした経験でも、そこで何を得て、どのように活かして、その先でもどのようにしていきたいのかということを考えながら過ごすことをおすすめします。
企業が面接やエントリーシートにて得意教科を聞く意図
冒頭にて企業が面接やエントリーシートで、質問する意図が必ずと言っていいほどあると述べました。
今回焦点を当てている得意教科について聞く意図は何かについて、以下を参考にしてください。
・得意教科から強みを知るため
面接官があなたの得意教科を聞くのは、あなたの強みを知るためであると考えられます。
それぞれの教科によって、強みとされる内容が異なります。
企業の規模や事業内容によって異なりますが、その情報がどこの部署で就職活動が十分な能力を発揮できるのか、あるいは発揮できる見込みがあるのか判断できます。
具体的な教科別の例は以下の通りになります。
英語が強みと答えることで、グローバルに興味がある人材なのか、英語を使用している部署に配属できるのではないかと採用担当者は判断できる材料になります。
国語が得意と言えば、日本語が得意で言葉を知っていると判断される可能性があります。
数学が好きな方では、数字を扱うことに対して抵抗を持たず、数字を活用している業務を遂行できるのではないかと考えられます。
また、数字を扱った複雑な公式から答えを導くプロセスの何度もやっている経験から、答えがある領域で能力を発揮し、論理的な思考の持ち主なのではないかと判断されることもあります。
体育が好きである方は、スポーツなどの経験を経てきて、体力や忍耐力に強みがあると判断される可能性があります。
それら以外の教科では、日本史や世界史が好きな方は、そもそも現代までのストーリーを覚え、それまでの背景も理解できていることから、シンプルな記憶力に加えて物事を多面的に捉えられる方なのではないかなどを判断される可能性があります。
このように、科目の特徴によって活かせる能力なども異なるため、多くの就活生がいる中で、強みや展望などのジャンル分けをすることが可能になります。
これは、就職活動の特徴を速い段階で見極められるかもしれないため、企業にとってもメリットがあると考えられます。
・企業との相性を見極めるため
面接官が就活生の得意な教科をについて質問する意図として、企業との相性を探ろうとしている可能性があるということが挙げられます。
各々の企業の風土に無理やり得意教科を合わせようとする必要はありませんが、面接官があなたと該当する企業の相性を見ている可能性があるということ理解しておきましょう。
以上のように、企業が就活生に対して得意な教科を質問する意図としては、得意教科から強みを知るためや、企業との相性を見極めるためといった意図があることを理解できました。
得意な教科以外にも、苦手な教科を聞くこともあります。
そのような質問する意図は、苦手とする物事とどのように向き合ってきたのかを知るためです。
苦手なことから逃げ出さずに、どのように対処をしてきたかが大事になります。
苦手な教科を問われた際には、ただ単に苦手な教科を答えるだけで終わらないようにするべきです。
得意なことからの経験以外にも、苦手なことを克服したという体験談も大きなアピールポイントになります。
克服するまでのプロセスを明確に相手に伝えられる準備しておいてください。
克服した経験があると、ほかのことで苦手のことと直面した際に、独自の切り抜け方法を考えられます。
苦手なことに対しても果敢に挑戦できるかどうかで、結果は大いに変わってきます。
何事にも逃げない姿勢がチャンスを掴み取れるきっかけになると言えます。
得意教科が分からない場合はどうする?
得意な教科と苦手な教科が明確に認識できている方がいれば、それについて分からないという方もいらっしゃるはずです。
そのような方は、絶対評価で決めてください。
周囲の人と比較して何が得意なのかを考える相対評価よりも、あなたで考える得意な教科の絶対評価にするということです。
いくつかある教科の中で、この教科なら好き、得意と思える教科があなたの得意教科になります。
難しいかもしれませんが、何か1つに決める必要があります。
好きな教科が分からない方は、テストの成績が良い科目が得意な教科であると判断する方法もあります。
学内テスト以外でも、検定試験や資格を保有していることで、その該当する教科が得意と言えます。
資格があることでも、よりその実績の説得力が高くなります。
得意な教科が複数あり、1つに絞れないという方は、その教科たちを比較して、その中でも実力があることを基準にすることや、興味・好奇心が勝っているかどうかを基準にする方法もあります。
深掘りをされる可能性が高いことから、より話せることを重視した教科を答えるということも可能です。
その他には、目指す将来の方向性に適した科目を答えるという方法もあります。
将来目指すべきものが見えているのであれば、その将来に関連した教科の学習することは必要不可欠であり、日々学習に励むため、得意な教科になり得ます。
このように、得意教科が分からない場合には、
①絶対評価
②テストの成績が良いもの資格などの実績と関連のある教科
③それぞれの基準を自分なりに設けて決める
といった方法を選択することで、これまで迷っていた得意教科が何なのかが明確になります。
何の教科が得意・好奇心があり、そこから何を得て、想定される環境下でも適していると企業の採用担当者に言えるようにがんばってください。
面接で得意教科を聞かれた際の回答例の科目別紹介
面接にて、得意教科を聞かれた際に、あなたなら何の教科を回答しますか。
なぜその科目なのか、その理由、そこから何を得たのか、そして得たことで今後どのように活かしていきたいのかということも聞かれます。
いくつかの教科の回答例について紹介いたします。
・英語
私の得意教科は英語です。
私は小学生だった頃から海外の人や、文化に強い興味を持っており、高校生の時には短期留学もしました。
短期留学をすることでさらに海外の文化に惹かれたのですが、同時に自分自身の英語力のなさを痛感しました。
そのため、帰国後はより一層英語を勉強するようになり、大学2年生の時には長期留学も経験しました。
英語の勉強に打ち込んだ甲斐があり、前回よりも深く海外の人達とコミュニケーションを取ることができました。
これからも自分の経験と語学力を活かし、国際事業を営む会社の力になれればと思っています。
まずは日本で自分ができることに取り組み、海外でも活躍できるような人材になりたいです。
引用ページ:就職AGENT
異国の文化に興味あることや、なぜ英語に興味を抱いたのかということに対して説明しています。
この回答例では、その好奇心から実際に他国の現地に行き、外国の方とコミュニケーションを取っていることなどを例に挙げていて、より説得力が増しています。
そのような旨を企業の採用担当者に伝えられることによって、グローバルな仕事ができるのかもしれないと企業側は期待してくれます。
志望している企業が、どこの国で展開しているのかを公式ホームページなどで事前に調べておいて、あなたがそこに就職できたらどのような事業に配属して、どのようなことをやっていきたいのかということも明確にしておくことで、深掘りされた質問に対しても、しっかりと受け答えできるはずです。
・数学
私の得意な科目は数学です。
私が数学を得意とする理由は、どのような問題でも理論的に考えれば、必ず一つの答えを導き出せるからです。また「数学は社会に出ても役に立たない」 と言われることが多いのですが、私は違うと思っています。なぜなら、数学の問題を解く際に使う論理的な思考は、仕事をする上でも役立つと思うからです。
私はこれから社会に出て働く際も、自分の得意とする数学的な思考をもとに、効率的に仕事をしていきたいと思っています。
引用ページ:就職AGENT
数学を学習したことによって得られた強みについて述べています。
社会人になってからも、数学によって得られた論理力をもとに、どのように仕事をしていきたいのかという内容についてもしっかりと伝えられています。
展望以外にも、論理的思考で考える際のポイントは何だと思うのかというような、これまでのスキルを習得するまでのプロセスなど問われる可能性があります。
どのように学習してきたのかということも、あらかじめ再認識しておきましょう。
・国語
私の得意科目は国語です。
国語で出てくる物語や文章も好きなのですが、それ以上に、作者の背景や考えていることに魅力を感じることが多かったです。
例えば「なぜこの作者はこの場面で、読者に対してこんな伝え方をするのだろう」といったことに思考を巡らせるのが得意でした。
また、暗記することも得意なため、漢字に対する苦手意識も一切ありません。
私は国語の授業のおかげで、相手の立場に立って物事を考えることが得意になりました。
今後はこのスキルを活かし、相手の立場に立って常に考えられるような人材になっていきたいと思います。
引用ページ:就職AGENT
国語を得意とすることから、どのような強みが生まれたのかについて記載されています。
また、将来の描く姿についても言及していて、目指すものを企業は理解しやすくなります。
・簿記
私の得意科目は簿記です。
ビジネスに関する実践的な能力を習得できると思い、簿記の勉強を始めました。
最初はなかなか勉強が進みませんでしたが、1日2時間勉強する目標をたて、コツコツと取り組み、大学3年生で簿記1級を取得しました。
入社後は営業事務として、簿記の知識を活かした営業収益の管理や、論理的な数字の根拠を提示した営業サポート活動を行いたいと考えます。
引用ページ:かるける
将来のことを考え学習した結果、資格を取得していることが読み取れます。
簿記の資格があることから、その専門分野の知識に強いことや、目標に向かってしっかりと頑張れる人間性であるということが判断できます。
また資格があるほかにも、展望についても述べていて、企業の採用担当者にとっては、その方の考えを受け取れます。
・プログラミング
私の得意科目はプログラミングです。HTML、CSS、PHP、JavaScriptは一通り習得し、自分でもブログを作成したりアルバイトとしてサイト作成を請け負ったりしてきました。
自分で作成したブログについてはSEOを意識した記事を投稿し、検索順位を上げる施策について実践的に学んできました。
こうした経験を生かし、貴社においても多角的かつ論理的な観点からWebマーケティングに貢献していきたいと思います。
引用ページ:dodaキャンパス
将来の夢に向かって就職活動生が実際に行動に移していることがわかります。
また、そこで意識していることについての情報もあり、相手は理解できます。
このように、得意な教科と言っても専門的な分野も入れれば分野の幅は広いです。
いま一度、あなたの得意な教科について考える時間を設けてみてください。
まとめ
これまで、得意な教科とは何のか、企業が面接などで得意な教科を聞く意図、得意教科が分からない場合の対処法、面接で得意教科を問われた際の回答例について見てきました。
得意な教科とは、興味のある教科でも回答でき、企業は得意教科から強みを知るためや、企業との相性を見極めるためといった意図があることが分かりました。
得意教科が分からない場合には、①絶対評価、②テストの成績が良いもの、資格などの実績と関連のある教科、③それぞれの基準を自分なりに設けて決めるといった方法を採り、得意教科について回答した際には、どのような経験を経て何を得たのか、そこからどのようにアウトプットして、今後もどのように活かしていきたいのかということについても明確にしてください。
得意教科は専門的な教科も含めて多々あったことが分かりました。
しっかりと自己PRできるためにも、もう一度、あなたの得意教科について見つめ直すことをおすすめします。
本記事を参考にしていただけたら幸いです。