地方学生に長期・東京インターンは必要なのか?メリットや探し方を解説
2024年9月15日更新
はじめに
- 地方学生は就活でインターンは必要?
- 地方からインターン先をどうやって見つけるの?
東京での就職を考えている地方学生のなかには、長期や東京のインターンに参加するべきか悩んでいる人も多いでしょう。
結論を言うと、地方学生こそ早めに長期や東京のインターンへ参加したほうが良いです。
本記事では、就活ルールが定めるインターンの種類や長期インターンのメリットのほか、地方学生が東京のインターンに参加するメリット・デメリットを解説します。
また、地方からインターンを効率的に探す方法も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
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採用直結型?タイプ3?新たな就活ルールが定めるインターンシップとは
「インターンシップ」と言っても、いろんな形がありますよね。
2025年卒からは、政府の新しい就活ルールによって、インターンが今までよりも、採用に直結するようになってきています。
ここでは、新たな就活ルールによるインターンの分類を説明します。
【タイプ1】オープンカンパニー(1day仕事体験)
就活ルール上、タイプ1に分類される「オープンカンパニー」は、「半日~5日未満」といった短い開催期間の形式です。
参加のハードルが低く気軽にエントリーできますが、開催期間が短いことから、本来のインターンの目的である「就業体験」が織り込まれていません。
そのため、政府の新しい就活ルールでは「インターンシップ」としては認められていないのです。
しかし、短時間でも、まずは自分のキャリアを考え始めるいいきっかけになりますよ。
【タイプ3】採用直結型インターンシップ(汎用的能力型/専門活用型)
タイプ3に分類される採用直結型インターンは、政府の就活ルールによって、就業体験が盛り込まれた「インターンシップ」として認められている形式です。
採用直結型インターンには、「汎用的能力型」と「専門活用型」がありますが、このタイプ3は、就活ルールの下、次の条件によって企業が実施しています。
- インターンは5日以上(専門的内容の場合は2週間以上)実施
- 実施期間の半分以上を就業体験に充てる
- 学業との両立を考慮し、3~4年生の長期休暇中に行う
- 企業は募集時に、取得情報を採用に活用する方針を公表する
- 終了後、社員が学生にフィードバックを提供する
これらのインターンでは、実際に企業の中で業務を体験しながら、自分の力を試すことができます。
地方の学生にとっては、東京のインターンを通じて採用のチャンスを掴む、絶好の機会になるでしょう。
インターンシップの種類
インターンシップは、実施期間や内容によって、「短期」「中期」「長期」の3つに分類されます。
政府の分類によれば、就業体験を含まない「オープンカンパニー」はインターンに分類されませんが、ここでは、説明上、次のとおり実施期間の長さに分けて説明します。
【短期】オープンカンパニー(1day仕事体験):半日~5日未満
オープンカンパニーや1day仕事体験などの短期のタイプは、企業の雰囲気や概要を知ることができる絶好のチャンスです。
長時間拘束されないこのタイプは、多くの企業を見たい学生にとって参加しやすく、初期の情報収集段階でおすすめです。
オンラインで参加可能なプログラムも増えているため、地方学生も参加しやすくなっています。
ぜひ、積極的にエントリーしてみましょう。
【中期】採用直結型インターンシップ(汎用的能力型/専門活用型):5日以上~1か月程度
中期の採用直結型インターンは、企業をもっと深く知りたい/選考に応募を視野に入れたい場合におすすめです。
短期のオープンカンパニーや1day仕事体験で興味を持った企業から、志望度や興味の深い企業を選び、エントリーすると良いでしょう。
「汎用的能力型」のインターンは5日以上、「専門活用型」のインターンは2週間以上と、それぞれ期間が異なり、体験できる内容も大きく違います。
期間の長さや内容を考慮して、自分の体験したいプログラムにマッチしたインターンに参加してください。
【長期】採用直結型インターンシップ(専門活用型):6か月~1年程度
長期の採用直結型インターンは、志望度が高く、職種に強い興味を持っている場合におすすめです。
6か月から1年程度と、長期間にわたって就業体験ができるため、業種や仕事の理解も深く、実務経験を積むことができます。
ただし、拘束期間が非常に長いため、とくに地方学生にとっては、大学生活とどのように両立するかがポイントになります。
インターンは長期がおすすめ?!長期インターンのメリット
長期のインターンは、拘束期間が非常に長いデメリットがありますが、他の就活生と差別化ができるなど、メリットも大きいです。
ここでは、長期インターンのメリットを説明します。
学生のうちに社会人経験ができる
長期のインターンは、長期間にわたる就業体験によって、社会人としての経験を積むことができます。
企業の業務を実際に体験しながら、「働く」ということを肌で感じることができるほか、少しずつビジネススキルを身につけられるメリットがあります。
とくに、地方学生が東京のインターンに参加する場合は、慣れない環境で生活した経験は大きな自信に繋がるでしょう。
長期のインターンで得た実際の経験を通じて、自分がどのような仕事が向いているか、どんな業界に向いているかを見極める機会にもなりますよ。
業界や職種の理解を深められる
長期インターンに参加することで、業界や職種について、より深く理解することができます。
実際の業務では、社内はもちろん、取引先ともコミュニケーションをとることもありますので、業界や仕事をリアルに感じ取れます。
また、企業文化や価値観も肌で感じ取ることができるため、志望企業が自分にマッチしているかを判断する貴重な機会となります。
こうした経験は、就活の軸を決めるうえで大きな財産にもなり、将来のキャリアパスをより具体的に描けるようになるメリットもあります。
長期インターンは単なる業務経験にとどまらず、自分自身の具体的なキャリアイメージを形成する重要な機会となるでしょう。
他の就活生と大きな差別化ができる
長期のインターンは、実際の業務を通じて、社会人経験やスキルを深められるため、他の就活生と大きな差別化ができます。
特に、志望業界や職種における長期のインターン経験は、企業にとっては、即戦力として期待されることも多く、就活での大きな武器になるのです。
業界や職種に深い理解をもつ長期のインターン経験は、他の応募者と比べて説得力のある自己PRができ、内定を勝ち取れる可能性が大きく高まります。
地方学生が東京インターンに参加するメリット
地方学生が東京にある企業のインターンに参加するメリットは複数あります。
ここでは、地方から東京のインターンに参加する3つのメリットを詳しく解説します。
同学年に差をつけることができる
地方学生が東京にある企業のインターンに参加すると、同学年に差をつけることができます。
地方学生が東京のインターンに参加することは、物理的な距離や金銭的な問題からハードルが高いです。そのため、地方から東京のインターンに参加する人は多くはないと考えられます。
その中で、地方学生が東京のインターンや長期インターンに参加した場合、同じような立場の同学年に差をつけられるでしょう。
東京のインターンに参加した際に得た仕事に対する考え方や経験は、就活するうえで非常に有利となります。
東京の就活がスムーズに進む
地方学生が東京にある企業のインターンに参加すると、東京での就活がスムーズに進みます。インターンに参加することで、東京という土地に慣れるからです。
企業説明会や選考会のために足を運ぶ場合でも、初めて訪れる場所と滞在したことがある場所では、感じるストレスに大きな差が出ます。
地方学生は東京のインターンによって土地に慣れることができ、その後の就職活動に良い影響を与えます。
東京の就活情報が手に入る
地方学生が東京のインターンへの参加によって、東京の就活情報が手に入りやすくなります。
インターンに参加すると、上京就活している学生と知り合えます。その際、地方にいたままでは得られなかった選考情報・就活イベントなどの情報が耳に入るでしょう。
同じ立場のインターン生と接すると、自分にはない視点を吸収できるでしょう。また、東京で働く先輩社員とも交流がはかれることがメリットです。
地方学生が東京インターンに参加するデメリット
地方学生が東京にある企業のインターンに参加する際、デメリットも発生します。
ここでは、地方から東京へインターンに参加する2つのデメリットも確認しておきましょう。
金銭的負担が大きい
地方学生が東京のインターンに参加する場合、金銭的な負担が大きいです。
地方学生が東京のインターンに参加するときは、次のような資金を確保しておく必要があります。
- 交通費
- 滞在費
- 食費
地方から東京へ行くまで、飛行機・新幹線・バスなどの交通費が発生します。
また、インターン中に滞在する宿泊施設の費用や食費もかかります。
インターンでの交通費や滞在費は、ほとんど自腹です。そのため、東京のインターンにかかる費用は地方学生にとってデメリットとなります。
次の記事では、交通費や滞在費などの上京就活の費用節約術を解説していますので、ぜひ参考にしてください。
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長期インターンは拘束期間が長い
インターンのなかでも、長期インターンは拘束時間が長いです。長期インターンは数ヶ月ほど働くケースが多く、また社員と同じような勤務時間が求められます。
例えば、週3日・1日8時間勤務など、まとまった時間拘束されます。
地方学生が東京で長期インターンに参加する場合、長期休みを利用する・一旦休学して参加する、などの対応が必要になることを覚えておきましょう。
地方学生は東京インターンをどうやって探す?
地方から東京のインターンをどうやって探したら良いのか疑問に思う人も多いでしょう。
ここでは、地方学生が東京のインターンを探す方法を解説します。
インターンの求人サイト
地方学生が東京のインターンを探す場合、インターンを募集している求人サイトを利用するのがおすすめです。
indeed・doda・リクナビなど、全国の求人をまとめているサイトで「インターン」と指定すると、インターンを募集している求人がたくさん検索できます。
また、インターン専用の求人サイトの利用もおすすめです。
東京のインターンのなかには、フルリモートで参加できるタイプも存在します。
東京のインターンへの参加を悩んでいる地方学生は、フルリモートインターンを探すのも良いでしょう。
以下の記事では、インターンについて詳しく解説しているので、ぜひチェックしてください。
就活支援サポートに相談
地方学生が東京のインターンを探すなら、就活支援サポートの利用もおすすめです。就活支援サポートでは、在籍しているキャリアアドバイザーが、企業探し・選考・面接などの相談を受け付けています。
就活支援サポートに相談すると、インターンを募集している東京の企業情報も手に入るため、積極的に活用しましょう。
ジョーカツでは、地方で手に入らない東京の就活情報を提供します。もちろん、東京のインターンシップ情報も提示可能です。
また、ジョーカツは東京の成長企業や隠れた優良企業と提携し、企業担当者と直接会えるジョーカツイベントも開催しています。
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地方学生は3年夏をどう過ごすかが、その後の選考の勝敗を決める!?
地方学生にとって、“3年夏をどう過ごすかが、その後の選考の勝敗を決める” と言っても過言でないでしょう。
地方学生には、本選考に備えてディスカッションやワークに参加する機会が数えるほどしかありません。
あったとしても、せいぜい夏休みなどの長期休暇中に開催される場合が多いです。
一方、東京にいる多くの学生は、秋以降からグループディスカッションやグループワークをたくさん経験し始めます。
なぜならば、東京にはそのような機会がたくさんあるので、秋以降に動き出すのでも遅くないからです。
つまり、東京に比べて情報量や機会の数が圧倒的に少ない地方において、後期が始まる前の年の夏に動き出さなければ、東京の学生より大幅に後れをとってしまいます。
地方学生がグループディスカッションや、グループワークの経験が十分に無いまま、3年の秋に突入してしまったら、どうなるでしょうか?
3年秋は、授業やゼミでかなり忙しくなります。
東京で行われる選考イベント・インターンに行きたくても、単位のことを考えると、授業やゼミはあまり休まない方が賢明でしょう。
短い冬休み中に自己分析や企業研究を進めるといっても、なかなか難しいのが現実です。
そのまま1月を迎え、学年末テストをやっと乗り切ったと思ったら、もう就活はすぐそこまで迫っています。
東京の学生であれば、動き出すのが秋でも冬でも、準備する機会はたくさん転がっていますのでまだ安心ですが、地方学生はそうはいきません。
つまり、地方学生が就活、ひいては東京での就活で勝つためには、早期からグループディスカッションやグループワークの経験が必要です。
その中で、自分の強みを見つけて強化する・自分の弱みを補うことが、とても重要になります。
地方学生が東京のインターンに参加する場合、なるべく早めに動きましょう。
さいごに
本記事では、就活ルールが定めるインターンの種類や長期インターンのメリットのほか、地方学生が東京のインターンに参加するメリット・デメリット、地方からインターンを効率的に探す方法を解説しました。
地方学生が長期や東京のインターンに参加するメリット・デメリットは複数あります。
しかし、長期インターンには、実際の業務経験を通じて、業界や職種理解を深めることができ、他の就活生と大きな差別化ができます。
東京への上京就活をしたい地方学生は、上京就活のキャリアアドバイザーに相談したうえで、ぜひ、東京の長期インターンに参加しましょう。
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