【業界研究】 酒類業界とは?|志望動機・職種を徹底解説
2023年10月30日更新
はじめに
就職を考えるうえで、酒類業界に興味がある人はいらっしゃいますか?
酒類業界は人口減少と、健康への意識の推移から、その市場は縮小傾向にあるようです。
酒類市場のシェアは、約6割をビール・リキュールで占めていて発泡酒・清酒・ワイン・ウィスキーの消費はそのあとに続きます。
国内市場が縮小していることに対し、清酒やウィスキーの国際的評価が高まり、海外への輸出は増加傾向です。
この記事では、そんな酒類業界の疑問や、業界の特徴・職種などを徹底解説します。
志望動機なども参考にしてみてくださいね!
また、酒類業界以外の業界についても知りたい、という人は下記サイトで
他業界についても確認してみましょう。
また、就活を始めるにあたって、業界を絞り込むことはとても重要なことです。
なぜなら、業界を定めることで就活の目的がはっきりと見え、行動することができるからです。
ご自身がどの業界に興味があって、それはなぜなのか、考えてみましょう。
なぜその業界に興味があるのか、自分の深層心理に気づき、「自分はこう考え、こうなりたいからこの職種に就きたいのだ」と考える事ができると、それは十分に志望動機になり得ます。
下記サイトでは、志望動機について紹介しています。
ご自身の志望動機をまとめるうえで、ぜひ参考にしてみてくださいね。
酒類業界とは
酒類業界で一番の消費数量を誇るのは令和3年の酒レポートによるとリキュールの257万㎘です。
酒類全体の消費量が745万㎘なので、34%ほどがリキュールで占められています。
次いで、ビールの184万㎘の25%、その次に多いのがスピリッツ・原料アルコールは95万㎘となります。
リキュールの消費がビールの消費を超えたのは、ビールにかかる税金の高さ、嗜好の変化に原因があると考えられます。
酒類業界での職種を知り、業界研究を深めていきましょう。
ビールメーカー
ビールの消費量は年々減少傾向にありますが、「とりあえずビール」という人はまだまだ健在で、人気です。
ビール製造会社は、世の中のニーズと時代に合わせ、第三のビールの開発・販売にも力を入れています。
また、女性にも喜ばれるノンアルコールビールや、微アルコールのもの、糖質オフなものなど、多様化するニーズに合わせて販売しています。
ビールはビール市場の99%を下記ビールメーカーによって販売されています。
- アサヒ
- キリン
- サントリー
- サッポロ
各企業が特色あるブランドを展開していて、アサヒ、キリンが売上高ランキング1位を争う構図となっています。
アサヒ、キリンの2社を合わせたビール市場においてのシェアは70%を超えます。
また、キリンは発泡酒の開発・販売に力を入れていて、発泡酒のシェアでは1位となっています。
リキュールメーカー
一般的なリキュールに加え、各メーカーが開発したチューハイやサワー、一部の第3のビールが含まれます。
この記事では、チューハイ、サワーを製造・販売する企業について紹介します。
ここ10年で、チューハイ市場は「安くて酔える」とアルコール度数7〜10%台のストロング系が人気になっています。
- アサヒ
- キリン
- サントリー
- サッポロ
- 宝酒造
- 日本コカ・コーラ
清酒メーカー
清酒を製造する会社は日本に1,200社以上存在し、創業100年以上の老舗企業がその7割を占めます。
蔵元、酒蔵とも呼ばれることもあり、新潟県、長野県、兵庫県に多く存在します。
近年の海外での日本酒ブームで、輸出における売上高も増加傾向です。
この記事では、就職を考えるうえで、有効な企業として、下記の企業を挙げています。
- 白鶴
- 月桂冠
- 三和酒類
- 大関
- 旭酒造
ウィスキー
ウィスキーとは、ライ麦や大麦、トウモロコシといった穀物を酵素で糖化し、発酵させて製造するアルコール度数の高い蒸留酒を指します。
ジャパニーズウィスキーは世界的にも人気で、酒類全体で見てウィスキーの輸出金額は全体の34%を占め、トップを誇ります。
- サントリー
- ニッカウヰスキー
- 札幌酒精
- 堅展実業
お酒に興味があり、就いてみたい職種があれば、さらに企業研究へと進みましょう。
なぜ、その職種に就きたいと思ったのか、自分自身を客観的に見てみると、志望動機につながります。
就活の入口であるESでは、志望動機も求められることが多くあります。
下記サイトで、効率よく自己PRができる手法をご紹介しています。
ES作成に役立ててみてくださいね!
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酒類業界の職種
酒類業界における職種を紹介します。
経営企画・市場開発
経営企画・市場開発ではさまざまな地域の市場を分析し、マーケティングや研究開発で得た知見を、企業全体で共有し、世界でビジネスを展開します。
原料調達・財務経理
専門性をもって、おいしさや品質を実現させる原料調達。
また、財務経理は経営の意思決定をサポートします。
システム
システムは、ITの力でビジネス改革をリードしていきます。
基礎研究
基礎研究は、前例のないことに挑戦しながら、魅力ある商品の提供につなげる、研究職です。
商品開発
商品開発は、試作を何度も繰り返し、市場のニーズに沿った新鮮さ、驚き、感動を与えられる商品を追求していきます。
生産技術開発
ものづくりのプロセス全体に関わりながら、課題解決に取り組むエンジニア職です。
マーケティング
市場の動向をみながら、いかに消費者の心を動かすか、顧客中心の商品を提案していきます。
営業(業務用・家庭用・自販機)
スーパー、飲食店、それぞれの経営方針に沿った提案営業を行います。
BtoBtoCの仕事で、信頼される提案力と人間性が必要です。
酒類業界は国内での需要は減少傾向ですが、世界への供給は増加の傾向にあります。
ひとつひとつの職種での活躍が、今後の酒類業界の発展につながります。
ご自身にあった職種であなたの力を存分に発揮したいですね。
自分に合った職種を見極めるのはとても難しいことです。
まずは自己分析をしっかりと行いましょう。
下記サイトでは自己分析を始める前の基本を紹介しています。
何からはじめていいか分からない、という人は、ぜひ参考にしてみてくださいね!
酒類業界の企業
アサヒビール
アサヒビール株式会社は、東京墨田区に本社を構える日本の大手ビールメーカーです。
応募資格 | 大学・大学院卒(全学部・全学科) |
勤務地 | 本社・国内の支店 |
事業内容 | 酒類飲料の製造・販売 |
主力商品 | アサヒスーパードライ 贅沢絞り かのか ニッカウヰスキー アサヒドライゼロ |
資本金 | 200億円 |
売上高 | 7,502.6億円 |
募集職種 | 事務系 技術系 |
初任給 | 大卒 244,500円 |
our value | 挑戦と革新 最高の品質 感動の共有 |
標準労働時間 | 本社 9:00~17:30 工場 8:30~17:00 |
昇給賞与 | 昇給:年1回 賞与:年2回(6月・12月) |
福利厚生・諸手当 | 社宅・寮制度 カフェテリアプラン 育児・介護支援(育児・介護休職など) 財形(住宅財形貯蓄、持株会など) |
応募方法 | 公式サイトの採用ページからエントリー |
出典:採用情報|新卒採用|アサヒビール (asahibeer.co.jp)
アサヒビールでは、公式サイトでインターンシップの募集を行っています。
酒類業界に興味がある人は、積極的に応募を検討してみましょう。
白鶴酒造
白鶴酒造株式会社は、兵庫県神戸市に本社を置く日本酒メーカーです。
応募資格 | 大学・大学院卒(全学部・全学科) |
勤務地 | 全国・海外各拠点 |
事業内容 | 清酒の製造・販売 |
主力商品 | 白鶴 忠勇 天空 |
資本金 | 4.95億円 |
売上高 | 273億円 |
初任給 | 大卒・総合職 206,000円 |
募集職種 | 営業所・事務職 技術職(研究・品質管理・品質保証・製造) |
勤務時間 | 8:30~17:10 |
昇給賞与 | 昇給:年1回 賞与:年2回 |
スローガン | 時を超え親しみの心おくる |
応募方法 | 公式サイトの採用ページからエントリー |
出典:募集要項 | 採用情報 | 白鶴酒造株式会社 (hakutsuru.co.jp)
白鶴酒造は、創業280年と、歴史ある企業です。
海外輸出にも力を入れていて、海外向け商品の開発にも取り組んでいます。
下記サイトでは、キリンについての企業情報を詳しくまとめています。
より、酒類業界について詳しく知りたい人は、ぜひ参考にしてみてください。
志望動機
酒類業界は大きく分けると飲料業界になります。
ぜひ、ご自身の経験などを交えて、しっかりと伝わる志望動機をつくりましょう。
飲料業界への志望動機で抑えておくべきポイントは以下の5つです。
- なぜ酒類業界なのか。
- その中でもなぜ、その企業なのか
- 志望する職種
- どのような貢献ができるのか
- 入社後、どのようになりたいか
下記サイトでは食品業界への就活を有利に進める方法を紹介しています。
酒類業界と食品業界は製造・販売という点では近い業態を持っていて、それぞれ人気の業種であることは同じです。
酒類業界での就活に役立ててください!
【就活生必見】食品業界の就活を有利に進める方法4選! | ジョーカツキャンパス (jo-katsu.com)
酒類業界への志望動機・例文を紹介
私が御社を志望する理由は私と祖父との関係で、御社のウイスキーが大きく影響していることにあります。
父がいない私は祖父をとても尊敬していて、祖父が食事を摂った後に必ず飲むのが御社のウイスキーです。
祖父が働いていた時代も、現役を退いてから現在に至るまでずっとウイスキーを飲んでいる姿に憧れてきました。
わたしも、ウイスキーが似合う男になりたい、そのためには自分にしかできない仕事をすることだ、と考えています。
そんな中、御社で働くことが出来たら、魅力ある御社のウィスキーを多くの人に伝えたい、と考えるようになりました。
私は、御社において、商品の魅力を十分に伝えられる自信があります。
上記は一例ですが、酒類メーカーは大企業で、それぞれの特色を活かしたブランド商品を展開しています。
そんな商品への想い入れがあるエピソードは志望動機をより現実味のあるものにしています。
下記サイトでも志望動機の書き方について紹介しています。
志望動機は最も大切な就活のポイントですので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
【例文あり】印象に残る将来性を使った志望動機の作成方法! |
まとめ
この記事では酒類業界についてまとめてみました。
酒類業界は今後も成長していく産業のひとつです。
そんな魅力的な業界で、自分をどのように成長させたいか、深く考えてみましょう。
そのためには自己分析をしっかりと行うことが大切です。
下記サイトでは自己分析の方法をご紹介しています。
自己分析がまだしっかりできていない、まだ不安を感じている、という人は下記サイトを参考に、より深い自己分析を進めることをおすすめします。