【企業研究】フォルクスワーゲンの就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説

【企業研究】フォルクスワーゲンの就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説

2023年10月30日更新

はじめに

自動車が好きで、海外ブランドの企業に就職できるのか気になっている方はいらっしゃいませんか。

近年では、外車の輸入が以前より比較的増加し、街で外車を見かけることや海外ブランドのディーラーなどを目にするようになりましたよね。

 

結論から申し上げますと、海外ブランドの自動車企業にもアプローチあるいは就職することは不可能ではありません。

海外ブランドの自動車企業に就職できる可能性を上げるには、どのような対策が必要なのか一緒に見ていきましょう。

 

~目次~

自動車業界

事業内容

新卒選考フロー

社風

求められる人材

就職偏差値・難易度および業界での立ち位置

採用大学

ホットニュース

まとめ

自動車業界

海外において日本の自動車は1960年代まで全く認知されていませんでした。

1970年代に起きたオイルショックにより、日本車のニーズは急変し、今日では世界的に高い評価を受けています。

その結果、アメリカの消費者情報誌のConsumer Reprotsの調査によると2020年に発表された「自動車メーカー・ブランドの信頼ランキング」の1位にマツダ、2位にトヨタ自動車、3位にトヨタの高級車ブランドであるレクサスがランクインしています。

これほど、数十年の間に日本の自動車が海外からも評価されていることが証明されています。

以上が、現在の日本の自動車業界についてです。

 

自動車業界以外にも関心を抱いている方がいらっしゃいましたら、他業界についても詳しい解説をしているため、以下の記事を概観することができます。

就職活動において、情報を集めることはとても大切です。

その情報を知っているか否かで、あなたご自身の視野も変わります。

情報を集めることで損はないため、こちらの【業界研究ガイド】業界一覧を参考にしてみてはいかがでしょうか。



事業内容

先ほどの章で、ここ数十年で日本の自動車の認知度とともに需要が上昇していることを理解できたはずです。

海外のブランドではありますが、日本でビジネスを行っていることは多々あります。

今回は、日本の自動車業界に参入しているフォルクスワーゲンについて概要と事業内容について見ていきましょう。

 

フォルクスワーゲンはもともとドイツで生産されている企業であり、日本では愛知県に拠点を置いています。

愛知県以外に、東京オフィス、横浜オフィスと日本国内でもいくつかのオフィスを構えています。

 

フォルクスワーゲンジャパンはどのような事業を行っているのでしょうか。

それは、日本におけるフォルクスワーゲンの車両および、部品の輸入販売、各種マーケットリサーチ、広報・宣伝活動、ディーラー開発それから支援、アフターサービスなどを主な事業としています。

自動車を販売する以前から以後まで幅の広い事業を行っていることが分かりますね。

 

愛知にある本社と東京の事務所とで、少し異なった事業を行っています。

その違いについて以下で紹介します。

 

前者の本社は、全国各地への物流に適した愛知県にあり、車両の陸揚げから販売店に向けて出荷される以前の最終確認、出荷、アフターサービスに至る実車を中心として機能と人事、総務、経理資金、財務管理、情報システムなどの大事な機能が詰まっています。

アフターサービスに至る実車を中心とした機能とは、具体的に輸入配車、パーツデポ、テクニカルサービスなどが挙げられます。

 

後者の東京事務所では、全国のカーディーラーネットワークの統括や販売計画、販売施策や制度の企画・運用を担当とする営業管理、商品企画、広告宣伝など担当するマーケティング関連、それからアフターセールス関連、それらに加えて社内外とのコミュニケーションを担う工法があり、リアルタイムで効率的な情報の収集と発信を行っています。

東京事務所は、ハブの機能を担っていると考えられるでしょう。

 

このように、フォルクスワーゲンジャパンは拠点によって、分担された役割を担っていることが分かります。

新卒選考フロー

新卒の選考フローはどのようになっているのでしょうか。

 

マイナビからエントリーし、webにて実施される会社説明会へ参加する権利を持てます。

会社説明会に参加したのちに、エントリーシートの提出と個人面接を2回行い、それらのステップを踏んだ結果、通過できたら内々定となります。

 

面接は、車が好きかどうか問われた、面接というより会話で終わった、副社長との面接では英語で行われた、と意見が挙がっています。

 

エントリーシートの情報は特に出てきませんでしたが、面接の内容と採用する際に求めている人物像から、一風変わった質問が多いとは考えにくいでしょう。

車がすきなのか、なぜフォルクスワーゲンに務めたいと考えているのか、お客様と接することは本当に好きなのか、国際的な場になっても頑張れるか、などといったことを一度整理することでESあるいは面接の対策に繋がるのではないでしょうか。

 

ESとは違って面接ではリプライするまでの時間は限られます。

ましてや、表情も丸見えであるため偽ったことを言っても面接官にはすぐ見抜かれてしまう可能性があります。

 

面接で不安要素がある場合は、今一度フォルクスワーゲンに入社できたらどのような職務に就きたいのか、同社が求めている人物像にあなたはマッチしているのか考えることも対策になるでしょう。

 

偽りなく、素直な姿勢で臨むことをおすすめします。

 

社風

フォルクスワーゲンの社風はどのようなモノなのでしょうか。

待遇や福利厚生が充実していて、長く働くことができる環境です。

 

車に特に詳しくない方でも、商品知識は入社後にでも習得することが可能です。

フォルクスワーゲングループが100%出資してくれて、国内で唯一の直営ディーラーである同社の営業ができます。

入社後には、フォルクスワーゲンジャパンで車種への理解や、同社においての営業の基礎などを幅広く学習できる研修があります。

店舗配属直後には、先輩と一緒に仕事を勧めながら知識やスキルを高めることができます。

身近に先輩・上司がいることでよりスキルアップしやすい環境になっています。

 

そのような環境下で、はじめて輸入車を購入される方から、何台もフォルクスワーゲンを乗っている方など様々いますが、どのような車を求めているのかを探りながら最適なモデルを進めるという経験が早い段階でできます。

現場の場数を踏むことと、顧客がフォルクスワーゲンを購入後も定期的にフォローを行わないなど、お客さんと信頼関係を築ける経験もできます。

 

現在は、全輸入車の中で販売台数No.1を連続で達成しており、先輩の元で良い環境で成長できることでしょう。

 

充実した環境下で、やる気があればどんどん成長できる可能性があります。

求める人材

同社では、どのような人材が求められるのでしょうか。

フォルクスワーゲンの公式ホームページの採用情報で、以下のことが述べられています。

 

日本におけるフォルクスワーゲンの正規販売が始まって60年以上が経過していますが、我々はこれからも日本のお客様のために、高品質で魅力的な車をお届けするよう最大限努力してまいります。それと同時に我々は社員一人ひとりを大切にし、社員にとってもベストな会社でありたいと考えています。

我々が求めている人材とは、フォルクスワーゲンに対して情熱を持って働ける方、お客様や一緒に働く人々に対して最大限の敬意を払うことができる方、そして自分の仕事に誇りを持てる方です。これからキャリアを築いていくインターンシップであっても、経験が必要な中途採用のポジションであっても、我々が重要視しているのは、日々上を目指そうとする強い向上心です。

国際的な職場環境と多岐にわたる魅力的な機会をご提供いたしますので、強い責任感を持ち、新しいことにチャレンジしたい方、国際的な職場環境で能力・スキルを活かしたい方、自動車業界で経験を積みたい方のご応募をお待ちしています。

こちらから簡単にご応募いただけますので、是非ご覧ください。

引用:フォルクスワーゲン採用情報

 

上記の情報から、フォルクスワーゲンについて誰よりも詳しく、自社商品の良さを情熱持って消費者に伝えられる姿勢がある方、強く高い志を持っている方に志望してほしいという解釈ができるでしょう。

 

また、他のサイトでは、同社が求める人材として以下のキーワードが挙げられています。

そちらのキーワードもご自身の気持ちと照らし合わせてみてください。

・お客様と丁寧にコミュニケーションをとり、長期にわたり信頼を得ることができる方。
・相手が何を求めているか追求しようとする方。
・お客様との小さな約束を守れる方。
・目標を掲げそれを達成する意欲のある方。
・同僚と協力できる方、同僚に敬意を持って接することのできる方。
・車が好きな方

引用:マイナビ2024

 

フォルクスワーゲンの採用情報と、マイナビでの求める人物像を照らし合わせてみても、やはりお客様とコミュニケーションを図ることができ、信頼される人物、同僚と協力をしつつ意欲のある方ということが分かります。

就職偏差値・難易度および業界での立ち位置

フォルクスワーゲンは国内自動車業界において、どのあたりの位置になっているのでしょうか。

他社と比較しているため、以下の表を参考にしてみてください。

企業名売上高平均年収就職偏差値社風
フォルクスワーゲンジャパン200億円677万円福利厚生とバックアップが充実していて、成長できる環境
トヨタ自動車31兆3,795億円895万円65若手でも当事者意識を持って関わっている時間が得られるほか、グローバル志向でもある
ホンダ14兆4,245億円778万円63個性豊かな仲間がチームの魅力

国内自動車業界の大手と比較すると、売上高の差は如実ですが、フォルクスワーゲン本社での売上高は2,502億ユーロもあります。

日本には、3つしかない中で、200億円もの売上高があるのはフォルクスワーゲンジャパンの経営が安定していると解釈できるのではないでしょうか。

採用大学

フォルクスワーゲンに採用されている大学の一覧については、以下の表をご覧になってください。

大学学習院大学、神奈川大学、関西大学、近畿大学、甲南大学、國學院大學、国士舘大学、上智大学、成城大学、専修大学、多摩大学、東海大学、日本大学、立教大学、立命館大学、早稲田大学

引用:マイナビ2024

上表の一覧を見ると、名の知れた企業の名前が並んでいます。

フォルクスワーゲンジャパンの就職難易度を見てみると、情報が少なくて学歴フィルターが無いと断言することはできません。

 

その一方で、新卒の選考フローや採用情報を見る限り、学歴フィルターがあるとも言いにくいです。

親会社が海外の企業であり、そちらでやり取りをする機会は少なからずあると思われるため、多少の英語力は求められる可能性があるかもしれません。

 

英語が話せないから絶対に無理ということはありません。

やる気を見せることが大事です。

あなたご自身の気持ちを素直に話すことをおすすめします。

ホットニュース

フォルクスワーゲングループのバッテリー電気自動車の販売は、64%がヨーロッパ市場で占め、次に中国で22%、アメリカで10%、残りの4%は他の市場に分布しています。

 

2023年1月から9月までに顧客に引き渡されたBEVは、グループ全体で53万1,500台となり、前年同期の36万6,600台に対して45%となりました。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

 

これまで、海外との関係が絡んだ日本の自動車業界、その日本の自動車業界に属しているフォルクスワーゲンの概要、新卒選考フロー、求められている人材、就職難易度やホットニュースについて見てきました。

 

以前まで全く認知されていなかった日本の自動車でしたが、オイルショック後に一気に注目を浴びた日本の自動車は今でも多くの国内外の人に支持されています。

認知されたことによって、フォルクスワーゲンはドイツに本社がありましたが、今では愛知、東京、横浜にもオフィスを構えています。

 

日本に構えているフォルクスワーゲンジャパンは、それぞれの企業で役割があり分担して事業をおこなっています。

同社は、福利厚生や面倒見などの観点から充実している環境下でスキルアップすることができます。

本人のやる気次第で、その伸びしろは変わることでしょう。

 

多少の英語力は求められてしまうかもしれませんが、学歴フィルターを気にしすぎる必要はないでしょう。

フォルクスワーゲンが気になるようでしたら、トライしてみてはいかがでしょうか。

やる気を見せることが大事です。

 

本記事を参考にしていただけたら幸いです。

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監修者情報

須藤由加里

キャリアアドバイザー リーダー

株式会社やまとに新卒入社。
全国での採用担当&新卒中途の研修担当の3職種を経験。 その後挑戦心が原動力となり2020年に株式会社ナイモノにジョイン。 現在キャリアアドバイザー リーダーとして就活生のサポートを行う。