【企業研究】日本郵船の就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説

【企業研究】日本郵船の就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説

2023年10月28日更新

はじめに

日本郵船は、日本を代表する海運業界のトップ企業です。そのため、就職難易度は高くなっています。内定を勝ち取るには、企業研究が欠かせません。ここでは日本郵船について、業界の概要、事業内容、新卒採用選考フロー、社風、求める人材、競合他社比較、採用大学、ホットニュースを紹介しています。この記事を読むことで、どんなことを調べれば良いのかが分かるようになります。また、基本的な情報を網羅しているので、効率よく企業研究が進められるようになるでしょう。

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海運業界

日本郵船は、海運業界に属しています。海運業界は、船舶を利用して貨物や旅客を一地点から別の地点へ輸送する業界です。船舶の賃貸・売買、物資輸送を業務として行っています。

海運業界は、大きく分類して物流業界とも呼べます。なお、物流産業についての記事が以下にあるので、ぜひ参考にしてください。「物流業界ランキングTOP10|企業の詳細をご紹介

海運業界以外の業界については、以下の記事で概観しているので、ぜひ読んでください!「【業界研究ガイド】業界一覧

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事業内容

日本郵船グループは、グループは、定期的な船舶運送事業、航空輸送事業、物流事業からなるライナー&ロジスティクス事業、および不定期に運航される特別用途の船舶事業、不動産事業、その他の事業を展開しています。それぞれについて、以下に解説していきます。

定期船事業

定期船事業は、コンテナ船部門とターミナル関連部門で構成されています。

コンテナ船部門

食料品や日用品、電化製品など、私たちの生活に必要な多くの物品はコンテナ船で運ばれています。2008年の金融危機でコンテナ荷動きが減少しましたが、その後回復し、アジアや資源国の経済成長と人口増加に伴い、物流は増加する見通しです。日本郵船は、川崎汽船と商船三井と提携して、Ocean Network Express Pte. Ltd. (ONE) という企業を設立し、グローバルなネットワークを構築して、顧客の多様なニーズに対応できる世界最高水準のサービスを提供しています。

ターミナル関連部門

2つ目は、ターミナル部門です。グローバル経済の成長に伴い、港湾は国際物流の要としてますます重要です。日本郵船グループはコンテナ船や他の船舶のターミナル運営、荷役サービス、船舶代理店などを提供し、特にコンテナターミナルでは効率的なオペレーションを実現しています。さらに、大気汚染物質の排出を削減するための装置を導入しています。

航空運送事業

日本貨物航空は、国際航空貨物輸送事業を中心に展開していて、安全運航、コスト管理、品質向上に注力しています。最新の貨物専用機を使用し、環境性能にも配慮しています。今後はアジアを拠点としたサービスの強化や国際市場での存在感向上を目指し、協業や新たな貨物需要への対応もなされるでしょう。

物流事業

日本郵船グループは、競争が激化する市場環境において、顧客のサプライチェーンの最適化が重要であると認識していて、海上・航空貨物輸送と物流サービスを組み合わせて、高度化・多様化する顧客のニーズに応えています。グループ内の郵船ロジスティクスは、世界中に拠点を持ち、豊富な専門知識とグローバルなネットワークを活かして、物流サービスを提供しています。これには物流加工、陸上輸送、通関、情報管理などが含まれ、多様な輸送・物流サービスを提供できる総合的な体制を持っています。

不定期専用船事業

不定期専用船事業は、自動車事業部門、ドライバルク事業部門、エネルギー事業部門の3つの部門から構成されています。

自動車事業部門

自動車事業部門は、日本から海外への輸出に焦点を当ててきました。しかし、最近では自動車メーカーの生産拠点が変化しており、三国間輸送にも対応し、欧州、中国、東南アジアの沿岸輸送網の構築、完成車専用ターミナルの建設・運営、内陸輸送網の投資と整備など、インフラ整備に力を入れています。また、日本への輸送や建機・重機、中古車輸送を拡大し、ターミナルでの付加価値サービスも提供しています。

ドライバルク事業部門

ドライバルク事業部門は、鉄鉱石、石炭、木材チップなどのバルク貨物の安全輸送に専念し、貨物の特性に合わせた輸送技術と船隊の整備を通じて世界中で高い評価を受けています。現在は日本だけでなく、中国、アジア、欧州の鉄鋼、電力、製紙などの企業との長期契約を通じて海外展開を進めていく方針です。

エネルギー事業部門

エネルギー事業部門は、原油、石油製品、ケミカル、LPG、LNG、石炭などのエネルギー関連物資の国際輸送やエネルギー産業の上中流関連事業に従事し、脱炭素化への対応も重視してきました。また、危険物の輸送において高い安全要求を満たすため、船舶管理会社と協力して運航の品質向上に努めています。そして、伝統的なエネルギー事業を支えながら、将来のエネルギー転換に貢献しています。

不動産業とその他の事業

日本郵船が保有している不動産の運営も行っています。また、石油製品や船用機器販売も行ってきました。他には、レストラン観光業、客船事業などがあります。

新卒選考フロー

日本郵船は、陸上職事務系、陸上職技術系、海上職の3つの職種を募集しています。それぞれの職種、選考フロー、webテスト、ES、面接の内容について、説明していきましょう。

職種

陸上職事務系の業務は、主に営業・運航管理・企画・環境・法務・人事・財務・経理・システム開発などが挙げられます。陸上職技術系の業務は、新技術開発・新造船計画・図面承認・新造船建造監督・船舶保守管理業務などです。約3年ごとのジョブローテーションにて様々な業務を経験する予定です。海上職では、海上勤務及び陸上勤務(含海外)を行う機関士候補 / 航海士候補を行います。

選考フロー

日本郵船の選考フローは、ホームページよりエントリー、エントリーシート提出、適性検査、複数回の面接、内々定の順となっています。

Webテスト

Webテストは企業オリジナルです。科目は、言語、非言語、英語の3つとなっています。制限時間は20分ずつで、問題数は20問程度ずつです。企業オリジナルといえど、孫問題形式はSPIやGABに似ているので、対策は可能です。SPIやGABの対策を行って準備しましょう。難易度は、それほど高くありません。

ES

ESは、自己PRの基本的なことを問うことが多いようです。たとえば、「これまでの学生生活の中でご自身が最も力を入れて取り組んだ事例を記載してください」「趣味についてご記入ください」「資格・特技についてご記入ください」などが挙げられます。また、志望動機の基本的なことを聞かれることもあるでしょう。

面接

面接ではまず、自己PRと志望動機の基本的なことが問われます。たとえば、「自己紹介」「今の大学を選んだ理由は」「大学ではどういうことを学んでいるのか」「幼少期の頃について、今の自分の性格にどう繋がっているのか」「自分の強み、弱み」「部活動について」などが挙げられます。さらに、それについて深堀をされるので、よく準備をしていってください。やや踏み込んだ話になることもあるようです。

つづいて、志望動機に関する質問がなされます。たとえば、「海運業界の魅力は」「日本郵船のイメージは」「入社後やってみたい事業は?」「ESGのSに関して何ができると思う」「新中期経営計画について」などが挙げられます。中には、ホームページをしっかり読み込んで企業研究を行う必要がある質問も含まれるでしょう。

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社風

日本郵船は、温厚な人が多いようです。そのため、アットホームな雰囲気が出ています。風通しは良い方だと言えるでしょう。

求める人材

人材についての記載がホームページにあるので、まとめていきましょう。(引用:採用サイト

日本郵船では、急速に変化する国際舞台において、多角的な視点を持ち、経営に対応できる人材を育成するために、ジョブローテーションを中心にした人材開発を実施しています。陸上の職種では、異なる部門を横断しながら幅広いビジネススキルを習得し、海上の職種では海上勤務と陸上勤務の経験を通じて、「包容力と柔軟性」「マネジメント力」「リーダーシップ」といった3つのスキルを発展させています。これらのスキルは、NYKグループの「誠意」「創意」「熱意」とも一致しています。

海運業界は常に変化に富んだ状況を経験してきましたが、今後も予測不能な事業環境の変化や新たな事業分野への進出の可能性があるでしょう。そのような時代に対処するために、情報への感受性を高め、主体的に行動できる適応力と行動力を備えた個人と協力したいと考えています。そして、日本郵船の一員として、自己主張力を持ち、スピーディーにビジネスやタスクを推進できる成長した人材になってもらいたいと期待しています。

以上のように、「包容力と柔軟性」「マネジメント力」「リーダーシップ」を持つ人、主体的に行動できる適応力と行動力を備えた人、自己主張力を持ち、スピーディーにビジネスやタスクを推進できる人を求めていると言えるでしょう。特に、主体性、適応力、行動力は、学生がアピールできるポイントであると言えるでしょう。

 

スピーディーに物事を進めていくという観点でいうと、アルバイトで同様の経験を必要としたことがある方も多いかと思います。以下の記事を活用し、自らが打ち込んだものについてぜひ言語化できるようにしてみましょう。

アルバイトのガクチカで差をつけるコツ【飲食・接客等の例文付】

就職偏差値・難易度および業界での立ち位置

大手海運企業の比較として、下記の表にまとめました。競合他社の情報を見ておくことで、より志望動機が洗練されるので、ぜひ参考にしてください。

 売上高平均年収就職偏差値・難易度社風
日本郵船2兆6160億6600万円1322万2082円66温厚な人が多い
商船三井1兆6119億8400万円1517万4365円65挑戦できる
川崎汽船9426億600万円1328万9370円61自由で風通しが良い

(引用:2023年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)有価証券報告書2023年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)有価証券報告書2023年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)有価証券報告書

就職偏差値については、次の記事で詳しく述べているため、ぜひ参考にしてください。「【24卒・25卒最新版】文系・理系・公務員別就職偏差値・難易度ランキング

日本郵船は、海運の中でもトップの売上高を挙げています。就職難易度も高くなっているのが見て取れるでしょう。社風は比較的穏やかな人が多いというもので、あまりガツガツしたくない人におすすめです。

採用大学

日本郵船の採用大学は、以下の通りです。

【文系】

筑波大学、慶應義塾大学、東京大学、一橋大学、東北大学、早稲田大学、中央大学、立教大学、関西学院大学、東京外国語大学、大阪大学、明治大学、法政大学など

【理系】

北海道大学、東北大学、東京大学、京都大学、横浜国立大学、広島大学、慶應義塾大学、筑波大学、ネブラスカ大学など

「10年間で入社が厳しくなった企業」という記事を見てみると、日本郵船の就職難易度が高いことが分かります。(引用:10年間で入社が難しくなった企業2022」運輸・電力・ガス・小売業・建設・住宅 再建途上期と比べた日本航空の順位は

具体的には、早稲田大学が最多で7人、つづいて神戸大学6人、慶應義塾大学5人、東京大学4人、京都大学3人、大阪大学3人となっています。

これらのことから見て取れるように、日本郵船にはある程度の学歴フィルターが存在するのではないでしょうか。

ホットニュース

日本郵船の面接では、企業研究に関する踏み込んだ内容が質問されます。そのため、ニュースのチェックを欠かさないようにしましょう。ここでは1つピックアップして紹介しています。ぜひ参考にしてください。

紹介するニュースは「石炭運ぶLNG燃料の大型船運航」という記事です。九州電力と日本郵船は、LNG(液化天然ガス)を燃料とする石炭輸送船の運航を開始したことを発表しました。この船は、日本郵船が運航し、海外から九電の石炭火力発電所へ石炭を輸送します。この新しい船の運航により、従来の船に比べて輸送時の二酸化炭素(CO2)排出量が約30%削減される見込みです。以上のように日本郵船は、環境にも配慮した経営を心掛けています。

まとめ

ここまで日本郵船について、業界の概要、事業内容、新卒採用選考フロー、社風、求める人材、競合他社比較、採用大学、ホットニュースを紹介してきました。日本郵船は、海運業界のトップ企業です。就職難易度が高く、深い企業研究が求められるでしょう。一方で温厚な人が多く、ガツガツしたくない人におすすめと言える企業です。ぜひこの記事を参考に、さらなる企業研究を進めていってください。

 

本記事で名前の挙がった企業についても企業研究の記事がございます。

【企業研究】商船三井の就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説

【企業研究】川崎汽船の就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説

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監修者情報

印出実生

キャリアアドバイザー

株式会社Bboにカスタマーサクセスとして二年所属したのち株式会社ナイモノに入社。
現在キャリアアドバイザーとして勤務。 学生と直接向き合い、心おきなく相談できるアドバイザーとして日々奮闘中。 ただの「エージェント」ではなく、自分でしか出来ないことは何かを見つめなおし、 学生の将来に対して献身的に取り組んでいる。