外資銀行のランキングを紹介!平均年収やホワイト度を解説

外資銀行のランキングを紹介!平均年収やホワイト度を解説

2024年11月19日更新

印出実生(キャリアアドバイザー チーフ)

この記事の監修者

印出実生(キャリアアドバイザー チーフ)

現在は株式会社ナイモノのキャリアアドバイザーとして、ショーカツ・スタキャリなどの就活支援サービスを担当。社会人1年目で最年少MVP獲得、新卒採用プロジェクトに抜擢されるなど高い評価を得ている。自身の就活経験を活かし、業界・仕事・企業探しから逆算した年内スケジュールの組み立て方まで、二人三脚で就活生に寄り添ったサポートを心がけている。 

現在は株式会社ナイモノのキャリアアドバイザーとして、ショーカツ・スタキャリなどの就活支援サービスを担当。社会人1年目で最年少MVP獲得、新卒採用プロジェクトに抜擢されるなど高い評価を得ている。自身の就活経験を活かし、業界・仕事・企業探しから逆算した年内スケジュールの組み立て方まで、二人三脚で就活生に寄り添ったサポートを心がけている。 

はじめに

「外資系投資銀行って年収が高いイメージはあるけど、具体的にどういう仕事をしているのか分からない」
「外資系投資銀行の中でも特に年収が高くてホワイト度が高い会社はどこなのだろう?」
この記事ではこのような疑問を持っている就活生へ向けて外資系投資銀行とは何か、年収が高く働きやすい企業、求められるスキルなどを詳しく解説しています。
外資系投資銀行への就活に役立つ内容となっていますので、ぜひ最後までお読みください。

この記事でわかること
  • 外資銀行の特徴
  • 外資銀行のランキング
  • ホワイト企業ランキング

ぜひ最後まで、ぜひ読んでみてください!

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​外資系投資銀行とは


外資系投資銀行について以下の項目に沿って解説します。

外資系投資銀行について
  • 外資系投資銀行って何?
  • 外資系投資銀行の仕事内容
  • 外資系投資銀行で働くには英語力は必須
  • 日本の金融機関との違い

外資系投資銀行って何?

外資系投資銀行は、外国資本によって運営される銀行であり、日本の証券会社と同様の役割を果たしています。

主に法人向けに証券業務を提供し、その顧客は世界中の企業や機関投資家に及びます。

外資系投資銀行で働くには、高い専門性とグローバルな視野が求められるため、職務に対する熱意と広い知識が欠かせません。

また、外資系投資銀行では、個人の実力に関わらず、経済の動向や市場の状況によってはリストラの対象となることもあります。

これは外資系投資銀行の競争力を保ち、市場の変動に対応するための仕組みであり、個人のキャリアにとっては厳しい現実といえるでしょう。

しかし、これらの要因を理解し準備をしておけば、外資系投資銀行でのキャリアを活かしてよりステップアップすることも可能です。

外資系投資銀行の仕事内容

外資系投資銀行の主な業務は、投資銀行業務と証券業務に分かれます。

投資銀行業務では、企業の合併や買収(M&A)、資本増資などのアドバイザリー業務を担当し、企業の成長をサポートします。 

一方、証券業務では株式や債券の売買をはじめ、金融商品の販売や資本市場に関するアドバイスを提供します。

具体的には、法人向けに証券や投資商品の販売、市場分析や投資戦略の提案を行い、顧客の資産運用を支援する業務を展開します。

これらの業務を通じて、顧客が投資によって利益を得られるようにサポートするのが外資系投資銀行の重要な役割となります。

部門ごとに詳しい仕事内容を解説します。

投資銀行部門(IBD)

外資系投資銀行の投資銀行部門(IBD)は、就活生にとって人気の高い部門です。

IBDの主要な業務は、企業買収(M&A)や株式上場(IPO)の提案、そしてこれらに関連する金融面でのサポートを提供することです。

例として、顧客企業が別の企業を買収する際には、どの企業をいくらで買収すべきかを提案し、買収に必要な資金を株式や社債を通じて調達する方法をアドバイスし、実際の実行を請け負います。

IBDの業務は主に「カバレッジ」と「プロダクト」という2つの部署が協力して進めるのが一般的です。

カバレッジ部署はプロのアドバイザーとしてM&AやIPOを提案する役割を担い、プロダクト部署はM&Aや資金調達の方法を設計し実行する役割を担います。

そして、日本の大企業が顧客となることが多いため、IBDの社員はほとんどが日本人です。このようにして、外資系投資銀行のIBDは企業の成長と拡大をサポートし、同時に日本の経済活動にも貢献しています。

マーケット部門

外資系投資銀行のマーケット部門は、株式や為替といった金融商品の営業及び売買を担当する部門です。

ここでの主要な顧客は銀行や保険会社などの金融機関で、これらの顧客に対して適切な金融商品を提供し、取引を行います。

このマーケット部門は、他の投資銀行との競争が激しいため、顧客との良好な関係を築くために接待も多く行われる傾向があります。

マーケット部門の中でも、専門家が債券などの売買を行ったり、金融商品の設計を担当したりする部署も存在し、こちらは主にデスク業務を行っています。

これらの活動を通じて、マーケット部門は外資系投資銀行の重要な業務を支えています。

リサーチ部門

外資系投資銀行のリサーチ部門は、市場や為替動向、世界情勢を分析し、顧客が投資判断を下す際の重要なレポートを提供する部門です。

これらのレポートは、投資家が資金をどのように運用するかを決定する際の基盤となる情報を提供します。

リサーチ部門で働くためには、財務分析の技術だけでなく、多様な業界に関する幅広い知識が求められます。

例えば、自動車産業の動向を理解するには、その産業の技術的進歩や市場の動向、さらには政府の政策なども考慮する必要があるでしょう。

顧客にとって価値のあるレポートを提供するために、リサーチ部門の専門家たちは常に多角的な視点から市場を分析し、その知見をレポートに反映させる必要があります。

アセット・マネジメント部門

外資系投資銀行のアセット・マネジメント部門は、顧客の資産を運用し、株式や債券などの金融商品を通じて資産を増やすことで手数料を得て収益を上げる部門です。

この部門は、中長期的に資産を運用する業務であるため、金融市場の短期的な動きに左右されづらいです。

これにより、ライフワークバランスが取りやすい部署となっています。

外資系投資銀行で働くには英語力は必須

外資系投資銀行で働くには英語力は必須といえます。

世界中の金融マーケットと連携し、多国籍のクライアントや投資家とやり取りするためです。

具体的には、社内メールは英語でやり取りされることが多く、外国人の社員も多いため、英語でコミュニケーションをとることが日常的に求められます。

さらに、金融商品やマーケットの動向に関する報告書や分析レポートを作成する際にも、英語での読み書き能力は非常に重要です。

そして、クライアントや投資家との会話においても、ビジネスレベル以上の英語力が求められます。

日本の金融機関との違い

外資系金融機関と日本の金融機関は業務内容や働き方において大きな違いがあります。

具体的には、外資系金融機関は主に企業向けの資金調達やM&Aのアドバイスなどを提供することが多いです。

一方で、日本の金融機関は個人向けの融資や保険、預金サービスなどをメインの業務としていることが多くなっています。

また、働き方においても違いが見られます。

外資系金融機関は実力主義が根付いていて、高い能力を持つ人材であれば新卒であっても年収1000万円を超えることが珍しくありません。

しかし、日本の金融機関では年功序列が基本で、長年勤務した社員が高い給与を受ける傾向があります。

ただ、最近では日系金融機関も変化し、実力主義を導入する企業も増えてきており、新卒でも1000万円の年収を支払う銀行も現れています。

大手外資系投資銀行の特徴

大手外資系投資銀行の中でも代表的な5社の特徴を解説します。

ゴールドマンサックス

出典:ゴールドマンサックス

ゴールドマンサックスの主要な業務は「投資銀行業務」「証券業務」「投資業務」「資産運用業務」「投資調査業務」で、これらのサービスを世界中の顧客に提供しています。

ゴールドマンサックスは世界経済に大きな影響を与える一流の投資銀行として知られ、特に“バルジ・ブラケット”と呼ばれる一流投資銀行の一つに数えられています。

この銀行の特徴は、創業以来「顧客の利益を最優先に据える」ことをモットーに、実力主義の下で優秀な人材の採用や育成に力を入れている点にあります。

その結果、企業文化としても実力主義が根付いており、多くの優秀な人材がこの銀行への就職を目指しています。

また、ゴールドマンサックスは多様性を非常に重視しており、国籍や人種、教育環境などさまざまなバックグラウンドを持つ人材が集まっている点も特徴です。

これにより、多様な視点やアイデアが交わる環境が作られており、更なる革新と成長を促しています。

これらの特徴はゴールドマンサックスが独自のポジションを築く要因となっており、世界中の投資家や企業から信頼されている要素となっているといえるでしょう。

ゴールドマンサックスの企業研究の記事はこちらです。

JPモルガン

出典:JPモルガン

JPモルガンは200年以上の長い歴史を誇る総合金融機関であり、その実績と信頼性は世界中の顧客から評価されています。

世界中の事業法人、機関投資家、政府機関など多岐にわたる顧客を持ち、そのニーズに合わせた幅広い金融サービスを提供しており、具体的には、投資銀行業務、債券・株式、為替資金などのマーケット業務、資金決済や貿易金融、資産管理の媒介、資産運用など、多くの金融サービスを提供しています。

JPモルガンは「一流のビジネスを一流の方法で実践すること」を使命としており、その精神は日本でも展開されています。

具体的には、JPモルガン証券株式会社やJPモルガン・チェース銀行東京支店、JPモルガン・アセット・マネジメント株式会社、JPモルガン・マンサール投信株式会社といった4社が事業を展開しており、日本の金融市場においてもその影響力を確固たるものとしています。

JPモルガンの企業研究の記事はこちらです。

モルガン・スタンレー

出典:モルガン・スタンレー

モルガン・スタンレーは、1935年の設立以来、投資銀行、証券、ウェルス・マネジメント、資産運用事業において幅広いサービスを提供する世界有数のグローバル総合金融サービス企業として成長してきました。

特に日本市場においては、1970年の東京駐在員事務所開設以来、40年以上にわたり発展と共に成長を遂げてきました。

現在では、国内で1100名以上の人員を擁し、日本で事業を展開している外資系金融企業としては最大級の規模を誇っています。

また、2010年にはモルガン・スタンレーと三菱UFJフィナンシャル・グループは、グローバルな戦略的提携の一部として、日本での証券合弁事業を二社体制で立ち上げました。

この合弁事業は、両社の強みとネットワークを最大限に利用し、モルガン・スタンレーの成長をさらに推進する機会となっています。

モルガン・スタンレーの企業研究の記事はこちらです。

バンク・オブ・アメリカ

出典:バンク・オブ・アメリカ

バンク・オブ・アメリカは、1784年7月5日に業務を開始したマサチューセッツ・バンクを母体とする、世界有数の金融機関です。

現在では、個人、企業、機関投資家向けに銀行業務、投資業務、資産運用業務、その他の財務管理及びリスク管理のための商品やサービスを幅広く提供しています。

また、日本市場においても、国内外の大企業や金融機関に向けて、多様な融資関連の商品やサービスを提供し、運転資本の総合的管理や効率的な資金管理のアドバイスを行っています。

これらのサービスは、日本の企業や金融機関がさらなる成長を遂げる助けとなっており、バンク・オブ・アメリカが日本市場においても重要な位置を占めていることを示しているといえるでしょう。

バンク・オブ・アメリカの企業研究の記事はこちらです。

UBS証券株式会社

出典:UBS証券株式会社

UBSは、スイスに本社を置くグローバルな金融機関で、世界中の個人、法人、機関投資家に対して幅広い金融サービスを提供しています。

その中でも、日本におけるUBS証券は個人投資家に対して、グローバルな株式や債券、不動産などの豊富な投資商品を提供し、その資産運用を支援しています。

これらのサービスは、投資家が世界的な視野を持つことを可能にし、多様な投資機会を追求する手助けとなっています。

UBS証券の企業研究の記事はこちらです。

外資系投資銀行ランキング

外資系投資銀行の年収とホワイト企業ランキングを紹介します。

外資系投資銀行の年収ランキング 

 

順位企業名インセンティブ給を加味した平均年収
1ゴールドマンサックス約1,200万円
2J.P.モルガン証券約1,100万円
2UBSグループ約1,100万円
4モルガン・スタンレー約1,000万円
4メルリンチ日本証券約900万円

どの企業も非常に高給であることが分かります。

新卒で入社前にMBAを取得しているなど優秀な人材は初年度から年収1,000万円を超えることも珍しくないようです。

外資系投資銀行のホワイト企業ランキング

平均残業時間と有給消化率から作成したホワイト企業ランキングは以下の通りです。

 

順位企業名平均残業時間(時間)有給消化率(%)
1モルガン・スタンレー50.873.0
2バークレイズ51.054.6
3ドイツ銀行56.373.9
4クレディ・スイス証券57.355.0
5シティグループ65.870.9

 

長時間の残業時間が当たり前の風潮がある外資系投資銀行ですが、近年では労働環境の改善に取り組んでおり、昔と比べると残業は減りつつあります

外資系投資銀行への就職活動のポイント

外資系投資銀行への就職活動の際に、押さえておくべきポイントは以下の3つです。

3つのポイント
  • 業界研究をする
  • 英語力を磨く
  • 実務経験を積む

業界研究をする

外資系投資銀行は、高い専門性と豊富な経験が求められる業界です。

そのため、業界研究を徹底して、投資銀行の仕事内容や求められる人材像を理解することが重要だといえます。

以下の記事では、業界研究について詳しく解説していますので、進め方に迷ったら、ぜひ参考にしてみてください。

英語力を磨く

英語力は必須で、TOEICやIELTSで高得点を取得し、ビジネスメールやプレゼンテーションのスキルを磨くことが欠かせません。

3.実務経験を積む

外資系投資銀行は新卒でも実務経験を重視するため、インターンや金融系のアルバイトを通じて金融業界での実務経験を積むと有利です。

また、金融系のサークルやゼミに参加し、金融知識やスキルを身につけることも効果的でしょう。

さいごに

この記事では外資系投資銀行の仕事内容、年収や働きやすさ、求められるスキルについて詳しく解説しました。

外資系投資銀行で働くには、英語力や高い専門性、グローバルな視野が求められます。

また、激務となることもあるため体力も必要です。

外資系投資銀行は東大や京大などの高学歴な学生が多く志望するので、早めの対策と業界分析が必要です。

外資系投資銀行の特徴や基礎知識については今回の記事でカバーしたので、今回学んだことを活かして選考への準備をすれば安心です。

余裕を持って入社したい企業を決め、内定を目指して頑張りましょう。