
【意気込みを上手に伝える方法】就活 例文5選
2023年9月14日更新
はじめに
就活において、企業に向けて「意気込み」をアピールする場面はESや面談などで幾度となくあります。
企業が「意気込み」を知りたい理由として、その人物の「仕事に対する姿勢」「会社にどのような貢献をしてくれるのか」を知りたい、ということが挙げられます。
「意気込み」を上手に伝えることができれば、選考を有利に進めることができるでしょう。
この記事では、「意気込み」を上手に伝えるために取るべきステップと、例文をご紹介します。
就活生にとって、就活の入り口にもなり得る重要なポイントである「意気込み」の書き方をおさえましょう。
意気込みをアピールする場面
就活生が企業に「意気込み」をアピールできる場面をご紹介します。
ポイントを掴んで、求められる場面を把握していつでも「意気込み」をアピールできるように準備をしておきましょう。
ES
ESで志望動機、自己PRで企業や仕事に対する「意気込み」を伝えましょう。
ESが自分を知ってもらうための企業とのファーストコンタクトである場合が多いです。
就活をするうえでES作成をしっかり行うことはとても大切です。
ES作成に時間とエネルギーを掛け、他人に添削してもらうなど、内容を精査していきましょう。
大学の就職センターや友人に見てもらい、何が足りないのか、また回りくどい文章になっていないかなどを確認しましょう。
複数人に見てもらうと、ESの精度も上がります。
下記にES添削サービスをまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。
【徹底解説】エントリーシート添削サービスまとめ | ジョーカツキャンパス (jo-katsu.com)
インターンシップ選考
インターンシップ選考でも「意気込み」をアピールすることが必要になるケースもあり得ます。
人気の企業のインターンシップに参加しようとすると、選考があり、倍率が高い場合があります。
また、企業によってはインターンシップが本選考につながっている場合もあります。
インターンシップに参加し、選考を有利に進めるためにも、インターンシップ選考前に提出する履歴書、ESなどでしっかり「意気込み」をアピールできるように準備していきましょう。
面接
面接官に志望動機や自己PRを聞かれた時に、しっかりと「意気込み」を盛り込んでアピールしましょう。
面接官に仕事に対する情熱や、企業に対する熱い気持ちをアピールできれば、印象に残る就活生になることができるでしょう。
意気込みを書く前にやるべきこと
「意気込み」を分かりやすく、的確に伝えるようにするためには入念な準備が必要です。
とくに大切なことは以下の2つです。
業界・企業研究
「意気込み」を盛り込んだ自己PRや志望動機を書く前にやるべきことは、まず業界・企業研究です。
その業界・企業のどんなところに興味があって、なぜ志望するのかを具体的に述べることができると、より「意気込み」を上手に伝えることができます。
企業の面接官は何百人もの就活生を見てきた就活のプロなので、うわべで研究しただけでは、すぐに見破られます。
「意気込み」をアピールするためには、業界・企業研究を深く行うことは必須です。
下記サイトで業界一覧をご紹介しています。
業界研究の参考にしてみましょう。
【業界研究ガイド】業界一覧 | ジョーカツキャンパス (jo-katsu.com)
自己分析
自己分析を徹底して行う事も「意気込み」をアピールするうえでとても大事です。
仕事への意気込みはただ単に頑張りたい、やる気がある、という言葉では企業の面接官には伝わりません。
その企業に入社したときにどんな活躍がしたいか、企業にどのような貢献ができるのか、また、成長は見込まれるのか、などを企業が具体的に想像しやすい文章作りを心がけましょう。
自分の長所、短所、スキルを徹底的に洗い出しましょう。
自己分析がしっかりできていないと、就活そのものへの意欲が疑われてしまいます。
下記サイトで自己分析を行う方法の一例をご紹介しています。
自己分析を徹底するためにも、さまざまな方法を試してみてくださいね。
意気込みを伝える文章の構成
意気込みを伝える文章構成を志望動機、自己PR別でご紹介します。
志望動機
志望動機に「意気込み」を盛り込む場合
〇結論 なぜ志望するのか(企業・業界研究が生きてきます)
〇結論を具体化、裏付ける学生時代のエピソード
〇入社した後に実現したいこと(ここで意気込みを伝えます)
企業への志望理由を裏付けるエピソードに印象が残るとその人物が入社後に実現したいことを述べると、より現実味を感じることができます。
自己PR
自己PRに「意気込み」を盛り込む際は、下記の文章構成で結論から述べましょう。
〇結論 私は●●な人間です 私の強みは●●力です
〇●●な人間、●●力を裏付ける学生時代のエピソード、得た結果など。
〇 ●●を企業でどのように活かしたいか。
(ここで意気込みが伝わり、企業・業界研究が生きてきます)
最後に、企業にどのように意欲をもって貢献するのか、企業にとってのメリットを明記しましょう。
下記サイトにて自己PRをPREP法で書く方法をご紹介しています。
読みやすい文章を書いて好感が持てる「意気込み」を伝えましょう。
【例文付き】就活に必須のPREP法!ESの自己PRの書き方! | ジョーカツキャンパス
インターンシップ選考 ES・志望動機編
インターンへ参加するための選考に出すESで、志望動機を聞かれた際に「意気込み」をアピールする例文をご紹介します。
私は、今回のインターンを通じて、貴社での仕事内容を少しでも多く理解したいと考えています。
私は、食が持つ「美味しさ」の価値を自らの手で作り、たくさんの人にそこから生まれる感動を伝えたい、という理由で食品業界を志望しています。
貴社は生産飼育から製造販売まで自社グループですべて行っている、という強みがあることに興味を持ちました。
インターンシップではグループワークが中心なので、多くの人の幅広い考えを自分に取り込み、今後の就活に活かしたいと考えています。
みなさんの意見をきいて、自分の成長にもつなげたいと思います。
上記の例文ではインターンシップに参加したい理由、業界や企業に興味を持った理由が書かれています。
興味を持ったきっかけや理由が具体的に分かると、インターンシップ参加への意気込みと直結した文章になります。
なるべく具体的に、自分のエピソードなどを盛り込みましょう。
自己PR編
ESで自己PRを書くときに「意気込み」をアピールする場合は自分の強みが企業にどのようなメリットをもたらすのか、そして企業に貢献したい、という意欲を盛り込みましょう。
私の強みは自ら目標を設定し、その目標に向けて計画的に行動することができる点です。
私は学生時代にアメリカへ3カ月の短期留学をしたときに、英語力に自信があったにもかかわらず、積極的に現地の友達と会話をすることができませんでした。
なぜなら私の英語力は会話で活かせるものではなく、自信を失ってしまったからです。
とても後悔した私は直後から英語の会話力を磨くために外国人も所属するサークルに参加し、積極的に英会話に触れることで、ネイティブイングリッシュで会話できるまでに成長出来ました。
私は自分の目標に向かって邁進する強みを、御社の海外事業部において現地での仕事の目標達成に発揮し、御社の戦力となれるように頑張ります。
上の例文は、自分の具体的なエピソードを、企業への貢献につなげています。
具体的なエピソードを盛り込むことでどんな貢献をもたらしてくれるのか、企業側は想像しやすくなります。
具体的にどんな働き方をしてくれるのか、想像ができると企業にとって印象に残る就活生になり得るでしょう。
志望動機編
ESで志望動機を書く時に「意気込み」を盛り込む際は、業界や企業に興味を持ったきっかけを具体的なエピソードを盛り込むと、入社後、どのような働き方をしてくれる人物なのかをアピール出来ます。
私は、御社の「新しい風を取り入れ、チャレンジを応援し、失敗を恐れない」という社風に強く共感し、魅力を感じています。
私は、学生時代、演劇部に所属していました。
その時に実行していたのが、部活における運営、企画、演技のすべてで新しいことにチャレンジしていこう、ということでした。
失敗しても全員でサポートし合い、協力して前進した結果、集客において過去最高を記録することができました。
御社に入社した際も、社員全員で協力し合えるような環境で結果を出したいと考えます。
上記の例文においても、
〇なぜ
〇なぜに対する裏付けエピソード
〇入社後に実現したいこと(意気込み)
の順番で書かれていています。
文の最後の締めくくりとして「結果を出したい」という「意気込み」をアピールできると、企業の面接官の印象に残ることになるでしょう。
意気込み編
ESなどで「あなたの仕事に対する意気込みを教えてください」など、「意気込み」そのものを聞かれることも多いでしょう。
しかし、「意気込み」のアピール方法は志望動機や自己PRと同じ要領です。
あなたがその業界、企業に感じる強い思いを優先し、志望動機などで作った「意気込み」に肉付けしてみましょう。
私は御社のWEBデザイン、WEB構築システムにとても魅力を感じ、志望します。
私は学生時代にWEBデザインを趣味で行っていましたが、親戚の飲食店のホームページを独学で行った際、御社のWEBデザインや、WEB構築システムを参考にしました。
その結果、親戚にはとても喜んで貰え、この経験がWEB業界への就職を考えるきっかけになりました。
御社のWEBデザインや、WEB構築システムはチームで運営されているとのことで、いつも斬新で画期的だと感じております。
そんな御社で、これまでの私の経験を活かし、多くのことを学びたいと考えます。
上記の意気込みは、業界や企業に興味をもったいきさつが「多くのことを学びたい」という意気込みを強いものへと印象付けます。
「意気込み」を聞かれた際も、志望動機や自己PRと変わりない文章でしっかりとアピールしましょう。
面接編【最後に一言ありますか?】
これまではESなどでの文章での「意気込み」のアピール方法をご紹介してきましたが、面接でも「意気込み」をアピールできるチャンスは多くあります。
「最後に一言はありますか?」と聞かれると、何も答えられない学生よりも、ここぞとばかりに入社意欲をアピールする学生では、志望度の印象に差が付きます。
先ほどのお話の中で、御社は「社員の自主性を大切にしている」と聞き、御社の社風にとても魅力を感じました。
もし、社員の自主性を引き出す具体的な制度や取り組みがあれば、ぜひ教えて頂きたいと思います。
よろしくお願いします。
上記は最後に一言、を求められた際にとっさに出た質問で、企業のことをもっと知りたい、という「意気込み」アピールになり得ます。
この質問は企業についてよく調べていないと、できない質問だと考える事が出来ます。
なぜなら、企業が自主性を大切にしていることへの取り組みがホームページなどで簡単に知ることができると、「こんなことも調べてきていないのか」と、逆にマイナスイメージになってしまいます。
「意気込み」をアピールする根底には、その業界や企業に興味を持っていること、が大前提になります。
まとめ
この記事では、ESや面接などで「意気込み」をアピールする方法と、例文5選をご紹介しました。
「意気込み」をアピールする上でまず取り組むべきことは業界・企業研究と、自己分析でしたね。
企業は、就活生がどれだけ企業や業界に熱意をもって就職を考えているか、どのような役割を果たしてくれるのか、を知りたいのです。
難しく考えすぎずに素直に自分と向き合ってみましょう。
また、ESが仕上がったら、大学の就活センターの人や、友人、またはES添削サービスなどを利用して推敲を重ねましょう。
より、自分を上手にアピールできると、就活も有利に進みますよ!
ディスクリプション:
この記事では、「意気込み」を上手に伝えるために取るべきステップと、場面別に5つの例文をご紹介しています。
就活生にとって、重要なポイントである「意気込み」の書き方をしっかりおさえて、有利な就活にしましょう。