手先が器用な人に向いている仕事15選【自分の強みを仕事に活かそう】
2023年8月16日更新
はじめに
手先が器用な人は、どんな仕事が向いているのか気になる就活生もいると思います。自分の強みを仕事に活かせれば、選考時も有利な立場に立つことができます。また就職してからも、仕事内容にアドバンテージを持った状態で働けるのが魅力です。
手先が器用な人に向いている仕事は、どのようなものがあるのか15種類の仕事を紹介します。自分にあった仕事があるか参考にしてください。
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手先が器用な人の特徴とは
手先が器用な人には、どのような特徴があるのか見ていきましょう。
仕事に対して集中力が高い
手先が器用な人は、物事に集中して作業を行います。そのため、仕事に対する集中力が高いので、効率よく作業を進めるのが得意です。
長時間、集中力を高い状態で働けるかは、環境にも左右されます。自分が集中できる環境が整っているかも重要です。
作業が丁寧でミスが少ない
集中力が高いということは、丁寧に作業をしている証拠です。集中力が欠けていると作業内容を間違えてしまったり、雑になったり、注意力がなくなったりします。
正確に作業できることは、命を預かる仕事において、とても重要な項目です。細かい作業が必要な場面において、手先が器用なことは重要視されます。
細かい作業でも苦にならない
手先が器用な人は、細かい作業であっても苦にならず、そつなくこなす能力があります。細かい作業であっても、手先が器用であれば普通の作業をしているのと変わりありません。
同じ作業を繰り返し、ミスをすればやり直し、また同じ作業に戻ります。この忍耐力のいる作業をこなせるのは、仕事において重要なスキルです。
手先が器用な人に向いている仕事15選
ここからは、手先が器用な人に向いている仕事を15種類説明していきます。自分に合う仕事かどうか見ていきましょう。
①機械系エンジニア
機械系エンジニアは、自動車関係、工場の設備、機器などの制作や、機械システムの開発、設計、制作、保守、運用などを行う仕事です。自動車や半導体に関する業界が主です。
正確な操作や綿密な作業、細かな技術が求められる仕事で、繊細かつクリエイティブな素質が必要となります。
手先が器用な人に適した仕事であり、技術系職種に就いた、製造業エンジニアとして働く30歳以上の方の77％が、技術職として生涯働きたいと考えています。
②工場勤務
工場勤務の仕事は、材料や製品の組み立て、検品、加工、仕分けといった製造ラインでの仕事が主です。どの工程においても、手先の器用さが求められるので、手先が器用・ものづくりが好き、といった方におすすめです。
日本の代表的な産業の一つなので、仕事もなくならず、スキルを身に着ければずっと活躍できるのも魅力になります。
③Webデザイナー
Webデザイナーは、ホームページやランディングページ、ロゴなどをデザインする仕事です。依頼者の要望通りにデザインする必要があり、なおかつ、目的や題材に合わせて使用者目線で使いやすい作品に仕上げなくてはいけません。
作業が細かいので、手先が器用な人に向いています。Webデザイナーは、フリーランスとして独立する人も多く、自由を求める人にも向いている仕事です。
④Webライター
Webライターは、Web上にあるさまざまな文章を書く仕事です。この記事もWebライターによって書かれています。たくさんの文章を書く必要があるため、タイピングスピードが求められる仕事です。
手先が器用な人なら、打ち間違いも少なく、早くタイピングできるので、頭で考えた言葉をすらすら打ち込むことができます。手先が器用で、文章を書くのが好きな人に向いています。
⑤ITエンジニア
SEやインフラエンジニアなどシステムの開発を行うのがITエンジニアの仕事です。プログラミングのスキルが重要であり、システムを開発するには細かい作業を黙々とやり遂げる力が必要です。
日本でも世界でもIT人材が不足しているので、専門的なスキルを身につければ、手先が器用であることを活かし、活躍することができます。
⑥美容師
美容師は髪を切ったり、メイクをしたりなどスタイリングするのが仕事です。髪を切るのも、メイクをするのも、どちらも正確で手先の器用さが求められます。またお客様と話しながら作業を行うことが多いので、手も口も動かす器用さが必要です。
美容関係に興味があり、手先が器用な人が向いています。
⑦ネイリスト・アイリスト
ネイリストは、手や足の爪のケア、マニキュアやアートデザインなどを行う仕事です。アイリストは、まつ毛パーマやまつ毛エクステなど、まつ毛のケアを行います。どちらも対象物が小さく、細かい作業になる仕事です。
また美的センスの問われる仕事であるため、おしゃれな人にも向いています。時間内に作業を終わらせる必要があるため、集中して作業ができる人がおすすめです。
⑧ハンドメイド
ハンドメイドは、アクセサリーやぬいぐるみ、服など手芸作品を作り、売る仕事です。名前の通り、すべて自分の手で作業を行うので、手先が器用でなければ商品として売れません。特別な資格や勉強は必要ないため、趣味の延長線上で働けます。
趣味程度であれば、誰でも挑戦できますが、人に売る商品となると手先が器用で、正確性が問われます。手芸が好きで手先が器用な人におすすめです。
⑨料理人
料理人やパティシエは、食材を切る、盛り付ける、彩るといった、さまざまな工程で細かい作業が必要です。特に高級レストランや旅館、星のついたお店などは、見た目にもこだわるので、食材の細部にまで手を加えなくてはいけません。
また出来立ての商品をお客様に届けなくてはいけないため、スピードも必要です。スピード感を持って、細かい作業をすることが得意な人に向いています。
⑩医者
医師の中でも、手術をする外科医や、歯の治療をする歯科医などは、特に手先の器用さが必要です。一つのミスが命取りになる可能性もあるので、緊張感を持ちながら作業を行うひつようがあります。
精度の高さが求められるので、器用さはもちろんですが、専門的な知識とミスをしない強靭なメンタルも必要とします。手先が器用で、健康をサポートしたい人におすすめです。
⑪化学者
化学者は、化学物質を用いて研究や分析を行う仕事です。研究においては、1g、一滴など少量が結果を左右するため、手先の器用さが必要となります。専門的なスキルと知識、化学的な思考力も必要です。
小さな変化に気が付く繊細さ、器用さが求められ、ゼロから何かを生み出すことが好きな人に向いています。
⑫演奏者
演奏者は、ピアノ、チェロ、バイオリン、フルートなどさまざまな楽器を演奏する仕事です。（一部を除き）ほとんどの楽器は、手先の器用さが必要となります。スピード感を持って、指先を素早く動かすことが多いので、正確性も重要です。
また器用さに加え、表現力や音を聞き分ける聴力も大切です。耳の良さと手先の良さの両方を持っている人に向いています。
⑬イラストレーター
イラストレーターは、キャラクターや商品、Webサイト内などのイラストを描く仕事です。同じ題材であっても、描く人の個性によって変わるため表現力も大切です。よりリアルに描くためには、細部にまでこだわって、細かい作業が必要となるので、器用さが求められます。
イラストは様々なところで需要があるので、絵を描くのが好きな人に向いています。
⑭職人
職人はどの分野においても、高い技術力、芸術性の高さ、こだわりが必要になる仕事です。一つ一つの作業を細部にまでこだわり、手作業で行うため手先の器用さは必須条件です。畳職人や陶芸家など、とにかく分野が幅広いので、自分の好きなことを見つけましょう。
どの分野においても、生半可な気持ちでは作業が続かず、長い年月をかけて技術を身につけていくため、忍耐力も必要になります。職人としての強い志を持っている人におすすめです。
⑮研究者
研究者は、企業の商品開発を主に行う仕事です。研究だけではなく、どのような商品が、消費者に需要があるのかの調査も行います。
研究時には、細かい作業が多く、1mg、一滴単位で結果が変わるので手先の器用さが必要です。化学者と同様で、新しい物を産み出すことが好きな人に向いています。
手先の器用さが仕事に与える影響
手先が器用であることは、仕事に対してメリットになるばかりではありません。時としてその器用さがデメリットになる可能性があることを理解しておきましょう。
作業を覚えるのが得意【メリット】
手先が器用な人は、ただ作業スピードが早いのではなく、先のことまで考えて作業しているのが特徴です。完成図をイメージしながら作業ができるので、どんどん作業を覚えることができます。
逆に手先が不器用な人は、一つの作業をなかなか覚えられないので、ゆっくりしか手先が動きません。情報量を一度にインプットできないので、作業も覚えるのが不得意です。
忍耐力があり最後までやり遂げる【メリット】
手先が器用な人は、細かい作業でも苦にならず作業を最後まで成し遂げられる力があります。同じ作業であっても丁寧にやり抜く忍耐力が特徴です。
みんなが嫌がる細かい作業でも、苦にならず続けられるのは、会社にとっても大きなメリットになります。
こだわりが強く完璧を求める【デメリット】
手先が器用な人は、細かい作業が得意であり、細部にまでこだわる特徴があります。細部にまでこだわることは、メリットでもありますが、こだわりすぎて完璧を求めすぎることはデメリットです。
完璧を求めるがゆえに、一つの作業に集中しすぎて周りが見えなくなってしまったり、ひとつの作業に時間をかけすぎてしまったり、すると逆効果になってしまいます。仕事においては効率性も重要であるので、こだわりすぎることは避けましょう。
同時に複数の仕事をするのが苦手【デメリット】
上記と似ていますが、一つのことに集中しすぎてマルチタスクをこなすのが苦手な人もいます。手先が器用なので、作業自体を覚えるのが得意ですが、こだわりが強くなると、複数同時に作業ができなくなってしまいます。
一つの作業に集中しすぎて他の作業が疎かにならないよう気をつけましょう。
どうしたら手先が器用になれるのか
手先が器用になることは、基本的にメリットになる部分が大きいので、不器用な人も器用になれるように努力することをおすすめします。鍛錬を重ねれば誰でも手先が器用になれるので、練習法を紹介します。
パソコンのタイピングを練習する
一つ目は、パソコンのタイピングを練習することです。パソコンのタイピングは、キーボードのひとつひとつのボタンが小さいので、いかに正確に押せるかが重要です。
正確性、スピードのどちらも大切で、速い速度で間違えずにどれだけ入力できるかで、絵の器用さがわかります。また両手をすべての指を満遍なく使用するので、器用さが上達しやすいです。
折り紙をたくさん折る
二つ目は、折り紙をたくさん折って器用さを上げる練習です。ここでは、四隅をきちんとあわせ、きれいに完成させることがポイントです。何を折るかによって難易度が変わるので、最初は簡単なものから始め、徐々に難しい作品に挑戦しましょう。
慣れてくれば、次はいかに早く丁寧に折れるか挑戦してください。
DIYで何かを作る
最後におすすめなのが、DIYで何かを作ることです。DIYは、いろんな部品や工具を使い、幅、高さ、奥行き、長さなど正確に作らなければ上手に完成できません。細かい作業を正確に行わないといけないので、手先が器用になります。
とくにプラモデルなどパーツが小さいものであればあるほど、作業が繊細になるので、上達しやすくなります。最初は簡単なものから作っていき、徐々に難しいものに挑戦してみましょう。
手先が器用であるという強みを仕事に活かそう
自分の得意分野や強みを仕事に活かせれば、成果も上げやすく高い評価を得られるのでおすすめです。手先が器用な人に向いている仕事は、多くあり自分にあった仕事を見つけるのが大変かもしれませんが、今回紹介した15種類を参考に自分にあうものを選んでみましょう。
ただし、手先が器用だからといってこだわりすぎることはよくありません。仕事において効率性やチームワークは大切ですので、こだわりすぎて周りが見えなくなる、という状態にならないようにしましょう。
手先が器用であること以外にも、「自分の特徴」に着目した有利な就活の進め方のヒントを得られる記事をいくつか用意しています。ぜひ以下の記事もご覧ください。
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