
完璧主義な人に向いている職業14選
2023年8月23日更新
はじめに
「目標を高くしがち」または「万全な準備が整わないと行動に移し切れない」といった完璧主義と言われている性格に当てはまる方はいらっしゃると思います。
目標を高く定めることや、万が一のことに備えることは大事なことでありますが、完璧主義になりすぎてしまうと行動が遅れてしまうことがあるでしょう。
性格は人それぞれで、ご自身の性格をしっかりと把握して個性を活かしていきましょう。
今回は、完璧主義な人の特徴、強み・弱み、向いている職種、それから個性をどのように活かして仕事に向き合えば良いのかについて見ていきます。
順を追って解説していきます。
~目次~
完璧主義な人の特徴
導入文で少し触れましたが、完璧主義の人にはどのような特徴があるのでしょうか。
完璧主義の方の特性にちなんだ話をしていくため、今一度確認をしておきましょう。
完璧主義とは、必要以上に高い目標を設定し、万事が整った状態を目指し努力する性格を表すと言われています。
ミスや失敗してしまうことを許すことができなく、頑張りすぎてしまうことで精神的なストレスをため込んでしまいがちな傾向があります。
では、完璧主義にはどのような特徴があるのでしょうか。
責任感が強く、妥協をしない
引き受けたことを失敗できないという意識になり、頑張りすぎてしまいます。
必要以上に頑張りすぎてしまうゆえ、心身共にエネルギーを使い疲れやすくなるかもしれません。
ご自身のみならず、その責任感を周囲の人にも求めてしまうことで熱意の温度差を感じられる可能性があります。
責任感を持って妥協しないことは素敵なことではありますが、度が行き過ぎないように心がけが必要です。
失敗することへの恐怖心
責任感の強さから、与えられた役割で失敗することの恐怖心は人一倍強いことも特徴です。
その恐怖心から、慎重になりすぎてせっかくのチャンスを逃してしまう機会があるでしょう。
失敗から得られることもあるため、現実を受け入れることと思い切りの姿勢が必要になります。
理想が高い
完璧主義者は理想が高く、ご自身の達成感と周りの評価を求めがちという傾向があります。
“完全”であることが全てではありません。
完璧を求めすぎず、できる限りの力で取り組む意識にしてみてはいかがでしょうか。
自己愛が強い
役割を完璧にこなそうとし、頑張っている自分が好きで自分自身を褒めるために、完璧を目指します。
自己肯定感を上げていくことは大事なことですが、自意識過剰になりすぎないように気を付けましょう。
完璧主義な人の強み・弱み
前章にて、完璧主義者の特徴について知ることができたはずです。
その個性はどのような強みと弱みが生まれるのでしょうか。
強みと弱みについて、それぞれ1つずつ紹介していきます。
強み
完璧主義者の強みはいくつかあります。
どのようなものがあると考えますか。
質の高い成果を出す
ご自身が求めている高い成果に対して努力する結果、手を抜かずに丁寧に仕事をこなし、クオリティの高い成果を生めることが強みです。
細かいところも見落としそうな観点も、こだわりを持ちます。
向上心も高いことから、その時々の気分やモチベーションに左右されず、クオリティのムラも少なく、コンスタントに質の高い成果を出せるでしょう。
仕事において、クオリティの高い成果を生み続けることは難しいことであり、大事な要素です。
また、責任感が強いため納期などしっかりと守ると考えられます。
ミスが少なく役割をこなせる
完璧を求め、失敗がないよう細部にも注意を払うことでミスが少なく役割を担えるでしょう。
ミスが少ないことから、やり直しなどのロスを削れるため、生産性または効率性が高いという期待がされます。
成長速度が早い
自分自身に厳しく、できないことに対しても積極的な姿勢で努力することを怠らないことによって、周囲よりも成長速度が早い傾向があります。
できる幅が広がることでしょう。
周囲から信頼を得られる
ここまで強みで見てきた観点から、責任感が強く妥協せずに質の高い成果を出すことで、周りの方から信頼を得やすいです。
完璧主義の方は、ご自身のことをしっかり把握することで強みとして活かすことができます。
弱み
完璧主義者には強みがある一方で弱みもあります。
どのようなことがあるのか確認して改善してはいかがでしょうか。
始動が遅い
物事を完璧にこなしたい志向から、自身が納得できない限り行動に移せずに、すぐにやらなくてはならないことでも先延ばしにする傾向があります。
計画を立てて行動することは良いですが、行動にしなくてはどうにもなりません。
人に頼ることが苦手
自分の役割は、責任を持って自分でやらなくてはいけないという考えになり、人に任せるということをしない傾向があります。
時には、人と協力した方が上手くいくことがあります。
一人ですべてを抱え込まないようにしましょう。
優先順位がつけにくい
全ての物事を完璧に仕上げたいという思いから、やるべきことの全てが気になってしまい、それほど重要でないことも全力で取り組みます。
優先順位を立てるようにしましょう。
そうすることで効率性が上がることもあります。
ストレスを溜めやすくなる
強い責任感から一人で請け負い、必要以上に頑張る傾向もあります。
それによって、抱える仕事量が増えてストレスを溜める可能性があります。
このように、完璧主義な人にはデメリットもあるのです。
生まれ持った個性は上手に付き合っていけるようにしたら、また違ったご自身の一面を客観的に知ることができるかもしれませんね。
完璧主義な人が向いている職業
これまでで、完璧主義な人の特徴や、それによる長所と短所について知ることができました。
そのような完璧主義な人が向いている職業はどのようなものなのでしょうか。
①デザイナー
デザイナーは様々なもののデザインをする仕事です。
職種はデザインするものによって細かく分かれていて、細部まで注意して作業することが求められる能力です。
完璧主義の人にとってやりがいを感じられる職業と言えるでしょう。
②マーケッター
マーケッターは、名の通りマーケティング業務を行う仕事で、商品価格やターゲットを選定して商品やサービスの売り出し方法や宣伝を考案する業務を担っています。
この職業は、誰に、いくらで、どのように販売をしていくのかを考えるうえで、情報収集力と分析能力は必須な能力です。
戦略を立てることやコツコツ・淡々とした作業が好きという傾向の完璧主義の人に向いているかもしれません。
③商品企画
商品企画は、新商品のアイデアを考えることや新商品の開発を行う職業です。
消費者の声や市場の動向を追って、既存の商品を改善する仕事なども行います。
自分のアイデアを考えて形にする面白さや、突き詰めて企画すればするほど得るものが大きくやりがいを多く感じられます。
完璧主義の人にマッチしている職業でしょう。
④データサイエンティスト
データサイエンティストは、情報を分析するほか、統計を取る職業です。
情報の収集、分析、加工から課題や改善点を見つけることを行い、高いスキルとスキルアップする向上心が求められます。
関心があることにのめり込める完璧主義の人に向いている職業でしょう。
⑤アニメーター
アニメーターは、アニメの制作にて原作や細やかなコマを描く仕事です。
この細かい作業に完璧主義の人は向いていると考えられます。
また、ご自身の想像通りに世界を作れ、成果もはっきりと可視化できるため、やりがいも感じられるでしょう。
⑥公認会計士
公認会計士は、財務書類の監査や証明を行う専門的な職業です。
財務関連の仕事を担うことから、専門性の高い知識と正確性が求められます。
この職業に就くには、難関と言われている国家資格を取得しなければなりません。
よって、ライセンスを取れるまでの忍耐力と職に就いてからの知識と正確性から完璧主義の人は向いている可能性があるでしょう。
⑦ITエンジニア
ITエンジニアは、情報技術に関連するエンジニアリングをする職業です。
プログラムにミスがあると正常に作動しないため、正確性が求められます。
ミスが少ない完璧主義の人は向いている職業と言えるでしょう。
⑧経理
経理は、企業の経済面を管理し、企業の利益・経費、仕入れ販売に関わる管理を行う職業です。
上記以外にも、社員の給与や税金、それらに関する書類についても経理がその業務を担っています。
企業にとって重要な役割です。
細かい金額まで正確に扱う能力が求められるため、完璧主義の人に向いているでしょう。
⑨税理士
税理士は、法人や個人に対して税金関連のアドバイスや書類作成を請け負う職業です。
専門的な知識と正確性が求められます。
また、情報収集や知識などのアップグレードをコツコツと続けられることも大事な要素です。
こちらの税理士も完璧主義の人に適している職業です。
⑩広報
広報は、社内外において商品の広報やブランド戦略を考案する職業です。
広報の戦力によって、商品の売り上げが変動することがあり、やりがいを感じられるでしょう。
また、戦略を練るうえで危機管理も求められます。
日頃から妥協せずに全うする完璧主義の人に向いていると考えられます。
⑪薬剤師
薬剤師は、ドラックストアまたは薬局で処方箋を調合する職業です。
患者さんの症状や年齢、体調や他に服用している薬などを多面的なことを考慮しつつ薬を調べる正確性が求められます。
責任感に強く細かい作業を見落としなく行う傾向がある完璧主義の人に向いているでしょう。
⑫パティシエ
パティシエは、スイーツを作る職人です。
スイーツを作るには細かい作業と正確性が求められ、とても繊細です。
正確性があると言われている完璧主義の人には向いているかもしれません。
⑬品質管理
品質管理は、製品を製造する工程や製品の品質を管理する職業です。
製品が一定の品質を保てられているのか検査をし、不備があってはいけません。
ましてや、日本の製品はクオリティが高いです。
抜かりなく突き詰めて仕事のできる完璧主義の人には向いているでしょう。
⑭絵画修復師
絵画修復師は、時間の経過とともに劣化していく絵画を修復する職業です。
原状回復するように修正するため、かなり細かい作業をする必要があります。
妥協しない完璧主義の人には向いていると言えるでしょう。
このように、完璧主義の人に向いている職業は幅の広いジャンルにて職業があります。
本記事を閲覧して、気になる職業があったかもしれません。
中には、専攻によって志望している職業に就くことは難しい場合はありますが、他にはまだあります。
気になった業界・業種がありましたら、どんどん調べていくことをおすすめします。
完璧主義な人が上手に仕事を進めるコツ
完璧主義の人が上手に仕事を進めるコツは何なのでしょうか。
ご自身が完璧主義な人であることを認めることです。
その理由としては、客観視できなくては仕事や人間関係において適切な行動を採れないからです。
良い結果を出すために自分の仕事の進め方を今一度見直してみましょう。
思ってもいなかったことに気づけるきっかけに繋げるかもしれません。
また、組織に入るのであれば、ご自身の意見にこだわりを持ちすぎずに上司あるいは同僚の考え方が違うことも理解しておくべきです。
周囲の人たちと、しっかりとコミュニケーションを図ることをおすすめします。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
これまで完璧主義な人の特徴、強みと弱み、向いている職業、それから上手に仕事を進めるコツについて見てきました。
完璧主義と聞いてネガティブなイメージを抱く方がいらっしゃると思いますが、決してそのようなことはありません。
完璧主義はその人にとって、大切な個性です。
ご自身の性格や特徴をしっかりと自己把握して、振舞い方を考えるようにしてみてはいかがでしょうか。
完璧主義の特徴を活かせる職業はたくさんあります。
その強みを活かせることが大事なことです。
気になった職種がありましたら、調べていくことをおすすめします。
本記事を参考にしていただけたら幸いです。