【企業研究】TOTOの就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説!

【企業研究】TOTOの就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説!

2023年8月12日更新

はじめに

TOTOはトイレや洗面台などといった水回りを中心に生活に欠かすことのできない住宅設備機器のメーカーとして国内トップレベルの企業です。

 

今回はTOTOの企業研究として特徴や選考フロー、ライバルとなる住宅設備業界の企業といった情報について徹底的に解説します。

 

内定を得るためにも企業研究は重要です。TOTOへの入社を希望する人はもちろん、住宅設備業界に興味のある方にとって有用な情報がたっぷりですので、ぜひ最後までお読みください!

 

住宅設備業界

住宅設備業界は、キッチンやバス、トイレ、床材や内装材、電気やガスといった、住宅に使用される設備の生産・製造・設計・開発を行う企業が所属します。日常では必ずといってもいいほど住宅設備を使用しており、生活の中で重要な役割を担っています。

 

住宅設備以外の業界については、以下の記事で解説しているので、ぜひ読んでください!

【業界研究ガイド】業界一覧



事業内容

TOTOの事業内容について紹介します。

グローバル住宅設備機器事業

グローバル住宅設備機器事業では、衛生陶器(大便器、小便器、洗面器など)、システムトイレ、浴槽、ユニットバスルーム、システムキッチン、浴室換気暖房乾燥機、環境建材(タイル、建材など)といった製品の製造、開発、販売を行っています。

「きれいで快適・快適な暮らし」と「地球環境にやさしい持続可能な社会」の実現を目指した取り組みが行われており、ウォシュレット技術の進化やタッチレス化、抗菌・節水性の向上は年々進歩を遂げています。

また、日本国内だけではなく、中国・アジア住設事業および、米国・欧州住設事業とグローバルに業務を展開しています。中国・アジアでは連結子会社、関連会社を通じてウォシュレットのプロモーション強化や普及活動に尽力しています。また、米国・欧州においてもウォシュレットを中心としたショールーム・eコマース・カウンターといった販売網の強化およびアフターサービスの充実を図り、日本の水回り文化の定着に力を入れています。

新領域事業

TOTOはトイレやキッチンといった水回りを中心とした住宅設備製品のイメージが強いかと思いますが、セラミックやタイルといった新領域事業にも力を入れています。セラミック事業は1984年に発足し、衛生陶器で培った成形・焼成技術をベースに、工業セラミックス製品を提供しています。半導体や液晶、光通信市場などで生かされており、売上の80%は海外向けとなっています。

 

新卒選考フロー

1.応募(webエントリー)

キャリア採用ページからのエントリーとなります。

 

2.書類選考

 

営業・企画職、技術職、デザイン職とそれぞれの応募部門内で選考が行われます。

 

3.適性検査、一次面接

 

適性検査は「玉手箱」を使ったWebテストになります。こちらは自宅で自身のパソコンを使用してテストを受ける形式です。玉手箱は全体の回答時間が短く、素早く正確に回答することが求められます。内容は言語理解、計数問題、英語問題からなる能力テストと性格テストに分かれます。能力テストの対策に加え、性格テストに関しても企業側が求める人物像をイメージしつつ回答をする練習をしておくのがよいでしょう。

 

適性検査について詳しく知りたい方は以下の記事も参考にしてください。

 

効率の良いWebテストの見分け方と効果的な対策方法を紹介

 

一次面接は技術面接、人事面接となります。

ここでは、応募者の企業研究の内容や、得意な専門技術を知ることを重視している傾向であり、専門的な内容や、細かな質問が多いとの意見が多く挙げられています。さらには学生時代に力を入れていたことなど、人間性についての質問も人事面接の際にあるようです。事前にしっかりと対策を練っておくことが大切でしょう。

 

4.最終面接

 

ここでは志望動機やアルバイトのことなどを聞かれることも多いようです。合計3回目の面接となりますが、最後まで気を抜かず、一次面接や書類での内容と矛盾のない返答ができるように準備をしておきましょう。

 

面接後、約1週間程度で合否の連絡があります。



社風

TOTOが伝統的な企業でありながらも風通しはよく、意見が通りやすい職場であるとの口コミもみられています。働きやすい職場づくりや、若手をみんなで育てるといった風土があるようで企業の創立時より、謙虚で誠実さを求める会社の理念が今現在も生き続けています。

コンプライアンスや個人情報保護の意識も高く、比較的働きやすい環境ということができるでしょう。



求める人材

創立以来、TOTOはお客様や社会の役に立つ商品を通して「健康で文化的な生活」の提供を志しています。生活者の視点に立って多様な考え方を持ち、新たな提案ができる豊かな発想力やチャレンジできる人材が求められます。



就職偏差値・難易度および業界での立ち位置

住宅設備業界に属するTOTOは競合他社とどのような立ち位置にあるのでしょうか。

以下の表で売上・年収・就職難易度・社風の観点から比較をしていきます。

 

会社名売上高平均年収就職偏差値・難易度社風
TOTO701,187百万円679万円60風通りがよく働きやすい
LIXIL約1,496,000百万円694万円59業績や上司の評価といった実力主義の風潮が強い
タカラスタンダード約227,400百万円564万円就職偏差値:不明以前は体育会系の雰囲気が強かったが、近年では若手も発言しやすい活気のある職場環境に
パナソニック約8,500,000百万円759万円58企業規模が大きく、部署によっても違いあり

挑戦しやすい環境がある

 

財務情報の比較(売上)

 

パナソニックは住宅設備事業以外にも家電等の幅広い事業を手掛けており、売上額は4社の中でトップの数字となっています。

 

就職偏差値

 

TOTOの就職偏差値は60となっています。明確な学歴フィルターはないものの、関関同立やMARCH程度の学歴から採用率は上がりそうです。

 

その他の企業についても就職偏差値を知りたい方は以下の記事で解説しています。

 

【24卒・25卒最新版】文系・理系・公務員別就職偏差値・難易度ランキング

https://jo-katsu.com/campus/1637/



採用大学

【大学】

横浜国立大学
大阪大学
慶應義塾大学
北海道大学
名古屋大学
九州大学
早稲田大学
大阪市立大学
東北大学
上智大学
奈良女子大学
明治大学
立教大学
青山学院大学
法政大学
同志社大学
京都工芸繊維大学
東京理科大学
熊本大学
広島大学
関西大学
関西学院大学
立命館大学
信州大学
新潟大学
國學院大學
滋賀大学
芝浦工業大学
西南学院大学
昭和女子大学
長崎大学
日本大学
近畿大学
京都橘大学
専修大学
北九州市立大学
山口大学
佐賀大学
武庫川女子大学
龍谷大学
鹿児島大学
京都産業大学
福岡大学
東洋大学
東北芸術工科大学
椙山女学園大学
流通経済大学
九州産業大学
東京都立大学

【大学院】
京都大学大学院
東京工業大学大学院
大阪大学大学院
慶應義塾大学大学院
神戸大学大学院
北海道大学大学院
名古屋大学大学院
九州大学大学院
早稲田大学大学院
大阪市立大学大学院
明治大学大学院
首都大学東京大学院
青山学院大学大学院
同志社大学大学院
京都工芸繊維大学大学院
熊本大学大学院
東京理科大学大学院
広島大学大学院
関西大学大学院
岡山大学大学院
兵庫県立大学大学院
立命館大学大学院
長崎大学大学院
九州工業大学大学院
島根大学大学院
山口大学大学院
鹿児島大学大学院
長崎県立大学大学院
大阪工業大学大学院
東京都立大学大学院

 

関関同立、MARCH、早慶といった有名私立大学が多く採用されています。また、本社が福岡県にあることから、関西や西日本の大学からの採用実績が多いことが特徴です。



ホットニュース

TOTOは、環境(Environment)、社会(Social)、ガバナンス(Governance)に配慮している企業を重視・選別して行うESG投資の世界的投資指数である「FTSE4Good Index Series」の構成銘柄に連続選定されました。

 

「FTSE4Good Index Series」は8年連続での選定となり、「FTSE Blossom Japan Index」「FTSE Blossom Japan Sector Relative Index」にも継続選定されました。

さらに、「MSCIジャパンESGセレクト・リーダーズ指数」、「MSCI日本株女性活躍指数(WIN)」、「S&P/JPX カーボン・エフィシェント指数」および「Morningstar Japan ex-REIT Gender Diversity Tilt Index」の構成銘柄にも選定されており、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が採用する全てのESG投資指数に選定されることとなりました。

 

これらは、TOTOグループの事業活動や2021年4月に公表した新共通価値創造戦略 TOTO WILL2030において、取り組むべき重要課題を「きれいと快適」「環境」「人とのつながり」とし、サステナビリティ経営の推進していることの評価と言えるでしょう。

企業がこれからの時代を生き残っていくうえでは、経済的成長に加えて環境対策、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」への貢献も重要な課題であり、取り組みについて明言しています。



まとめ

この記事では住宅設備業界の解説およびTOTOの会社概要、就活に関する内容について解説しました。

 

水回りを中心とした住宅設備機器は生活に欠かせないものであり、人口減少や地球環境への配慮といった課題に直面しながらも、今後も需要のある業界です。

 

さらにTOTOでは、日本国内のみならず、グローバルに働きたい人やセラミックといった新領域事業にも注力しており、活躍の場は広いため、チャレンジしやすい環境が整っています。

 

TOTOでは豊かな発想力やチャレンジ精神をもって顧客や社会に貢献することができる人材を求めています。

 

面接やエントリーシートでしっかりと自分自身の魅力アピールをして内定に近づきましょう!



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監修者情報

印出実生

キャリアアドバイザー

株式会社Bboにカスタマーサクセスとして二年所属したのち株式会社ナイモノに入社。
現在キャリアアドバイザーとして勤務。 学生と直接向き合い、心おきなく相談できるアドバイザーとして日々奮闘中。 ただの「エージェント」ではなく、自分でしか出来ないことは何かを見つめなおし、 学生の将来に対して献身的に取り組んでいる。