【企業研究】三菱UFJリサーチ&コンサルティングの就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説

【企業研究】三菱UFJリサーチ&コンサルティングの就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説

2023年6月29日更新

はじめに

就活で志望企業から内定を獲得するためにはその企業についてしっかりと調べることが必要です。とくに、就職難易度や社風の口コミなどHPに掲載されていないものは就活においては重要な情報です。

 

ここでは三菱ufjリサーチ&コンサルティングの基本概要から就職難易度、社風の口コミなどをご紹介します。シンクタンク業界や三菱ufjリサーチ&コンサルティングをご検討中の方は、ぜひご確認ください。



コンサル業界

コンサル業界はクライアントが抱えている経営課題に対する解決をサポートする業界です。とくに、三菱ufjリサーチ&コンサルティングのようにシンクタンク企業はクライアントが官公庁や地方自治体などの場合が多いです。

 

コンサル業界のより詳しい情報は以下の記事で紹介しているため、ぜひご確認ください。

【業界研究】コンサル業界について解説します。

 

また、コンサル以外の業界については、以下の記事で概観しているので、ぜひ読んでください!

【業界研究ガイド】業界一覧



三菱ufjjリサーチ&コンサルティングの基本データ

三菱ufjリサーチ&コンサルティングの基本データは以下のとおりです。

 

会社名三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社
設立年1985年10月
資本金20億6,000万円
従業員数1300名(2023年4月1日時点)※
売上高210億円(2021年度)
福利厚生〇育児・介護との両立

時差勤務

短時間勤務

看護休暇

配偶者分娩休暇

育児休暇

在宅保育

介護休暇

介護休職

〇社会貢献・自己研鑽の促進

功労休暇

留学休職

ボランティア休暇

ボランティア休職

積立休暇

〇その他

財形貯蓄

住宅諸制度

クラブ活動など

企業理念“Humanismに立脚し、RomanticismとRealismの両立を目指す。”

私たちは、明るい未来を拓くため、 人と社会に対する信頼を基盤として、理想と実現性を踏まえた先駆的な知的価値を創造します。

※三菱UFJ銀行からの兼務出向者を含む

 

MUFG 三菱UFJリサーチ&コンサルティング

 

事業内容

三菱ufjリサーチ&コンサルティングには5つの主力事業があります。ここで、それぞれどのような内容であるのかを確認していきましょう。

事業①コンサルティング

コンサルティング事業では大企業から中堅・中小企業に至る幅広いクライアントに対し、経営戦略・人事戦略・マネジメントシステムを中心とした総合的なコンサルティングサービスを提供しています。

 

また、必要に応じてMUFGグループ及びグループ関連会社、提携専門機関を活用し、ソリューション提供していることが特徴的です。

事業②政策研究

政策研究は官公庁・地方自治体を中心とし、民間企業などさまざまな団体が持っている課題の解決に向け、調査研究、戦略構築、施策立案の支援をおこなっている事業です。

 

具体例としては名古屋における第20回アジア競技大会選手村後利用基本構想策定業務委託や下京区西部エリア活性化将来構想策定業務などがあります。

 

事業③会員事業

三菱UFJ銀行の取引先を対象とし、Webサービスとリアルサービスを融合した「三菱UFJビジネススクエア(SQUET)」や若手経営者・後継者を対象とした「三菱UFJ青年経営者セミナー」を提供しています。

 

法務や労務など企業が抱えているさまざまな課題に対して専任スタッフ・専門家が対応することで解決を図っています。

事業④人材開発

クライアントが理想とする人材集団を構築するため、MUFGビジネスセミナー、スクール、通信教育などによって人材確保や育成を支援しています。

 

しかし、企業が理想とする人材集団や抱えている課題は多種多様にわたるものです。そこで、MUFGビジネスセミナーでは年間約400本と非常に多くのセミナーを開催することでクライアントに真に必要な解決策を提供しています。

事業⑤マクロ経済調査

マクロ経済調査はグローバルな視点と独自の分析手法で市場の動向を捉え、将来を予測していく事業です。また、ただ単に予測するだけでなく浮き彫りになった課題に対しても解決策を考案し、進むべき指針を提供しています。

 

さらに、分析レポートや講演会なども開催し、調査によって明確になったことを理解する機会も設けています。



募集職種(新卒年収)

三菱ufjリサーチ&コンサルティングはコンサルタントと研究員の2業種で募集をしています。初任給は共通であり、学部卒で240,000円(ライフプラン支援金を含む)、院卒で272,000円(ライフプラン支援金を含む)です。それぞれの業務内容は以下のとおりです。

コンサルタント

コンサルタントは幅広い企業規模、業種のクライアントに対して経営コンサルティングをおこなっていきます。三菱ufjリサーチ&コンサルティングのコンサルタントは日本最大の金融グループであるMUFGのリソースを活かしたソリューション提供をおこなえることが強みです。

 

コンサルティングメニューには全社戦略からガバナンス、M&Aと多数のものがあり、企業や官公庁が抱えているあらゆる課題に対してソリューションを提案することができます。

研究員

研究員は政策研究、提言のための調査研究やコンサルティング業務をおこなっていきます。また、地域だけでなく、日本、世界が直面する課題の解決にむけての支援をおこなうことも多いです。研究員は分野別に下記のように5つの業種に分けられています。

経済・産業政策に関する分野

経済・産業政策に関する分野では中小企業支援やスタートアップ支援などにくわえ、産業や次世代技術、外国人材の受入れなど経済・産業に携わる事柄について調査研究をおこないます。

医療・福祉・教育・社会政策に関する分野

医療・福祉・教育・社会政策に関する分野では、医療、健康、介護、子育てなどに対して動向を調査していきます。働き方改革やダイバーシティなどにも携わっており、人の生活に着目した研究調査をすることが多いです。

自治体経営に関する分野

自治体経営に関する分野では地方創生や地域経済の分析をおこなっていきます。また、ただ単に分析するだけでなく行政改革や外郭団体改革など実際に携わることも少なくありません。

都市・地域・まちづくりに関する分野

都市・地域・まちづくりに関する分野では土地利用や地域政策などを支援していきます。大枠での支援だけでなく、交通、MaaS、空港、物流など細かい部分にも携わっていくことが特徴的です。

環境・エネルギーに関する分野

環境・エネルギーに関する分野では気候変動や資源循環、自然資源について調査していきます。環境やエネルギーは国内のみで完結することは少なく、途上国開発支援や国際ルール形成戦略などグローバル的な調査となることが多いです。

 

新卒選考フロー

新卒選考フローは以下のとおりです。

 

・プレエントリー→正式エントリー→適性検査→書類選考→部門面接→人事部長・役員面接→内定

 

適性検査はSPIのテストセンター形式です。また、ESの質問内容としては以下のような事例があります。

 

  • 今まで力を入れて取り組んだ内容を紹介しながら、あなたがどのような人物であるか教えてください。(500字以内)
  • 当社の志望理由と、入社後に当社で実現したいことを教えてください。(500字以内)

インターン

入社後のギャップをなくすため、インターンシップへの参加は積極的におこなうことをおすすめいたします。三菱ufjリサーチ&コンサルティングのインターン情報は以下のとおりです。

経営コンサルティングコース3Days

経営コンサルティングコース3Daysでは、コンサルティング基礎知識講座、ケーススタディ、フィードバックの3つをおこないます。

 

コンサルティング基礎知識講座は現役のコンサルタントが講師となり、コンサルタントに必要不可欠なロジカルな考えと本質を探求する流れやアプローチを知ることが可能です。ケーススタディは基礎知識講座で学んだことを実在のテーマに向けて実践していきます。

 

このようにコンサルタントに向いているのかや大切な観点を学ぶことができるため、コンサルタントを目指している方は積極的に参加していきましょう。期間や応募の流れは以下のとおりです。

 

  • 期間

   【第一回】2023年8月8日(火)~8月10日(木)

   【第二回】2023年8月23日(水)~8月25日(金)

   【第三回】2023年8月30日(水)~9月1日(金)

  • 流れ

マイページ登録→正式エントリー→ES選考(応募多数の場合)

 

なお、第一回は本社、第二回・第三回はオンライン開催となっています。

 

三菱UFJリサーチ&コンサルティング Course01 経営コンサルティングコース3Days

政策研究コース3Days

政策研究コース3Daysでは企画立案の過程や調査分析、プレゼンテーションをおこなっていきます。現役の研究員とともにおこなっていくため、実際の現場でどのように仕事をしているのかを体感することが可能です。開催地は東京、名古屋、大阪の3拠点であり、東京に関しては以下の6つから政策分野を選択します。

 

  • 経済・産業・労働政策に関する分野
  • 医療・福祉・教育・社会政策に関する分野
  • 自治体経営に関する分野
  • 都市・地域・まちづくりに関する分野
  • 環境・エネルギーに関する分野
  • 知財政策・知財経営に関する分野

 

各拠点における期間は以下のとおりです。

 

  • 東京・名古屋

   【第一回】2023年9月6日(水)~9月8日(金)

   【第二回】2023年9月13日(水)~9月15日(金)

  • 大阪

    2023年9月5日(火)~9月8日(金)

 

MUFG 三菱UFJリサーチ&コンサルティング Course02 政策研究コース3days



社風

口コミサイトから抜粋すると、以下のような口コミが多く見られました。

 

  • オンもオフもフラットで風通しが良い
  • 好奇心が強い人が多い
  • のんびりとした雰囲気
  • 金融グループなのでコンプライアンスに厳しい

求める人材

■世の中のお役に立ちたいという志

お客さまの成功や繁栄、社会の調和や発展に貢献できることに喜びを見出せることです。

 

■自分自身の軸

言い換えると、正しい倫理観や価値観を持ち合わせ、信頼・信用される人であってほしいということです。

 

■知的好奇心のアンテナを常に拡げている

社交性・幅広い私的ネットワークと言ってもよいかもしれません。常に変化する世の中の状況に対応していくためにも、自らの専門性を拡張していくことが必要です。

 

■徹底的に考え抜く力

ある程度まで考えることは誰にもできますが、その先にある、物事の本質を見極めるまで考え続けられることです。

 

■たゆまぬ自己研鑽と人から学ぶ謙虚さ

コンサルタントも研究員も、自分の専門分野を極め自分の理想像をめざすためのたゆまぬ自己研鑽は不可欠です。そのためにも人の意見を受容し自省することができる、謙虚な姿勢も持ち続けてほしいと思います。

 

リクナビ2024 三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社



就職偏差値・難易度および業界での立ち位置

では、三菱リサーチ&コンサルティングは業界内でどのような立ち位置となっているのしょうか。ここでは、シンクタンク系コンサルといった観点で三菱総合研究所、日本総合研究所、みずほリサーチ&テクノロジーを選定しています。

 

会社名売上高

(億円)

平均年収

(万円)

就職偏差値

・難易度

社風
三菱リサーチ&コンサルティング21076464さまざまな価値観や専門性を持つ仲間と切磋琢磨し、多様な個性を尊重し合う社風
三菱総合研究所1,1661,11169社員全員が同じ方向にコミットする社風
日本総合研究所1,47485062個性を尊重し、結集することで社会の難題に挑む社風
みずほリサーチ&テクノロジーズ1,2461,04462自主・自立・挑戦を重要視する社風

 

他のコンサル会社や他業界の就職偏差値について知りたい方は、ぜひ下記の記事をご覧ください。

【24卒・25卒最新版】文系・理系・公務員別就職偏差値・難易度ランキング

 

採用大学

三菱ufjリサーチ&コンサルティングの2019年度における採用大学ランキングは以下のとおりです。

 

1位:東京大学(6名)

2位:京都大学(4名)

2位:一橋大学

4位:慶應義塾大学(3名)

4位:名古屋大学

6位:早稲田大学(2名)

6位:大阪大学

8位:北海道大学(1名)

8位:千葉大学

8位:東京工業大学

 

過去の採用大学を確認しても日東駒専以下の大学からの採用がなく、学歴フィルターはあると考えておいたほうが良いでしょう。



まとめ

三菱ufjリサーチ&コンサルティングは大手シンクタンク系コンサルファームであり、民間企業だけでなく官公庁などに対してもソリューション提供をおこなうことができます。しかし、業務内容の難しさから内定を獲得することが困難な企業です。三菱ufjリサーチ&コンサルティングの選考に進む際には念入りに対策をおこなっていきましょう。



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