【就活】16Personalitiesを自己分析で活用するやり方とは?

【就活】16Personalitiesを自己分析で活用するやり方とは?

2023年4月28日更新

はじめに

就活を上手に進める上で最も重要なのは、自己分析と言っても過言ではありません。

 

しかし、就活を進めるにあたって分析の深さが足りず、悩んでいる人は多いのではないでしょうか。

 

そこでおすすめなのが、自己分析に役立つツールを活用することです。

 

今回ご紹介するのは、16Personalities。自己分析ツールとしては、日本のみならず、世界各国で広く知られています。

 

「知ってはいるけど、就活には役立たないんじゃ…?」

 

「あくまでも遊びで使うツールだと思っていた」

 

「そもそも結果を信じて良いの?」

 

知ってはいても、自己分析に使おうとすると、このような懸念が生じるのではないでしょうか。

 

そこで今回は、そもそも16Personalitiesはどのようなものかを紹介しながら、自己分析の活用方法を中心にご紹介します。

 

自己分析に躓いている人はもちろん、これまでの自己分析とは少し違う角度から自分自身を分析してみたい!という人は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

16Personalitiesとは?

16Personalitiesとは、「ユング心理学」「MBTI性格検査」の2つの心理学を元に作られた性格診断テストです。

 

「ユング心理学」は、スイス出身の心理学者・カール・グスタフ・ユングが研究した心理学として知られています。倫理の教科書に掲載されるような有名な著書、「心理学的類型論」を代表作に持つ学者です。

 

「MBTI性格検査」は「心理学的類型論」をベースとして、心理学者であるイザベル・ブリッグス・マイヤーズと、母親のキャサリン・クック・ブリッグスが作り上げたメソッドとして知られています。

 

日本国内では耳なじみがないかもしれませんが、近年では韓国で非常に人気を誇っているほか、アメリカなどではすでに文化に定着した診断として知られています。

 

会員登録なく無料で診断できる

16Personalitiesのテストは、会員登録なしで誰でも無料で受けることが可能です。

直観的に質問に答えていくというシンプルな形式も相まって、「世界で最もたくさんの人が診断を受けたテスト」とも言われています。

 

その総数は3億人を超えており、世界的に信頼されている性格診断テストということが分かるのではないでしょうか。

 

何度でもテストを受けることが可能

「無料だから1度しか受験できない」ということはありません。

16Personalitiesは何度でもテストを受けることが可能です。

 

「結果に納得できないから何度も受ける」という方法はおすすめできませんが、3か月に一度、半年に一度、といったペースで受けてみると、診断結果に差が生じるかもしれません。

 

自身が身を置いている環境によって、診断結果が変わる可能性があり、診断結果を元に就活中の変化を見てみるのも良いですね。

4グループ16タイプの結果

では、16Personalitiesはどのような診断結果が分かるのでしょうか。

今回は、大枠のグループと16種類のタイプの詳細をご紹介します。

 

分析家グループ

分析家グループは、「合理的で公平な価値観を持つ」グループです。

「分析家」という名前の通り、感情的な行動は行わず、あくまでも合理的な判断を行う点が特徴です。

 

具体的には、以下4つのタイプが該当します。

 

・建築家:想像力が豊かで、戦略的な志向の持ち主、あらゆる物事に対して計画を立てる。

・論理学者:貪欲な知識欲を持つ革新的な発明家

・指揮官:大胆で想像力豊か、かつ強い意志を持つ指揮者。常に道を見つけるか、道を切り開く。

・討論者:賢くて好奇心旺盛な思考家。知的挑戦には必ず受けて立つ。

(参照:16Personalities https://www.16personalities.com/ja/)

 

分析的かつ計画的なため、金融業界や法律関係の仕事に適性があります。また、業界を問わず数字を扱う企画や戦略設計などの業務は、分析家にぴったりの仕事だと言えるでしょう。

 

外交官グループ

外交官グループは、「温厚で他者との連携を得意とする」グループです。

感情を大切にするタイプだからこそ、他者との連携で生じた感情の動きに喜びを感じるという特徴があります。

 

具体的には、以下4つのタイプが該当します。

 

・建築家:物静かで神秘的だが、人々に非常に勇気づける飽くなき理想主義者

・論理学者:詩人肌で親切な利他主義者。良い物事のためなら、いつでも懸命に手を差し伸べる。

・指揮官:カリスマ性があり、人々を励ますリーダー。聞く人々を魅了する。

・討論者:情熱的で独創力があり、かつ社交的な自由人。常に笑いほほ笑みの種を見つけられる。

(参照:16Personalities https://www.16personalities.com/ja/)

 

周囲の人が求める気持ちに応えようとするため、医療関係や教育関係は外交官グループにぴったりの仕事です。

自らが中心となるような働き方ではなく、コツコツと自分のセンスを積み重ね、それが認めてもらえるような仕事に向いています。

 

番人グループ

番人グループは、「事実に基づいた判断を好む」グループです。

地に足が付いた考え方を好み、空想などは好みません。

 

具体的には、以下4つのタイプが該当します。

・管理者:実用的で事実に基づいた思考の持ち主。その信頼性は紛れもなく本物。

・擁護者:非常に献身的で心の温かい擁護者。いつでも大切な人を守る準備ができている 

・幹部:優秀な管理者で、物事や人々を管理する能力にかけて、右に出るものはいない。

・領事:非常に思いやりがあり社交的で、人気がある。常に熱心に人々に手を差し伸べている。

(参照:16Personalities https://www.16personalities.com/ja/)

 

番人グループは、物事を処理する能力に長けていることから、単調なプロジェクトではなく、複雑なプロジェクトが絡み合うような仕事が向いています。

いかなる仕事でも、管理職に向いている性質を持つことから、好きな業界を選ぶことができたら、専門職ではなく管理職を目指してみるのが良いかもしれません。

 

探検家グループ

探検家グループは、創造力に加え、発信することに長けているグループです。

周囲を巻き込みながら、自分自身も楽しみながら暮らしていくことができます。

 

具体的には、以下4つのタイプが該当します。

・巨匠:大胆で実践的な思考を持つ実験者。あらゆる道具を使いこなす。

・冒険家:柔軟性と魅力がある芸術家。常に進んで物事を探索し経験しようとする。

・起業家:賢くてエネルギッシュで、非常に鋭い知覚の持ち主。危険と隣り合わせの人生を心から楽しむ。

・エンターテイナー:自発性があり、エネルギッシュで熱心なエンターテイナー。周りが退屈することは決してない。

(参照:16Personalities https://www.16personalities.com/ja/)

 

パフォーマー型と呼ばれるため、人と接する仕事が適しています。営業担当やイベンターなど、言葉を巧みに操る仕事が良いでしょう。

 

また、美容師など、自身のセンスを最大限に発揮できる仕事も、とても向いていると言えます。

16Personalitiesを自己分析で活用するためには?

ここまで、16Personaritiesについて紹介してきました。

すでにご理解いただいているように、16Personalitiesは自己分析ツールではなく、あくまでも自己診断ツールです。したがって、自己分析で利用するためには、自分なりに診断結果を読み解くことが必要です。

 

では、どのようなステップで活用するべきなのでしょうか。

4つのステップに分けて見ていきましょう。

 

①まずは自分で自己分析を行う

16Personalitiesのテストを受ける前に必要なのは、自分で自己分析を行うことです。

 

「これから性格診断を受けるのに、なぜ自己分析が必要なの?」と思う人がいるかもしれませんが、診断結果の扱いには十分注意する必要があります。

 

なぜなら、16Personalitiesは「自分だけの結果」ではないためです。

あくまでも人のタイプを16種類に分けたときに、どのタイプに該当するかということを診断するテストです。したがって、結果が全て自分に該当するとは限りません。当然ながら、一部異なる部分も出てくるでしょう。

 

診断結果を全て真に受けないためには、まずは自分で自己分析を行うことが必要なのです。

自分だけの視点で自分を分析し、傾向などを掴んでおきましょう。

 

②16Personalitiesをやってみる

自己分析が完了したら、16Personalitiesのテストを受けます。

テストは10分程度で受けられるため、時間がない時でも気軽に受けることが可能です。

 

テストを受けたら、診断結果から自分のタイプを確認します。

 

③診断結果と自己分析を照らし合わせる

16Personalitiesの診断結果は、各タイプごとにページが用意され、そのタイプの特徴が細かく記載されています。良い点だけではなく、気にかけるべき点なども詳しく記載されています。

 

記載内容と自分の自己分析の結果を照らし合わせ、「同じところ」と「違うところ」を洗い出します。

 

同じところは、自分自身で自覚している自分の強みや弱みです。

違うところは、自分自身でまだ気付いていない潜在的な強みや弱みか、そもそも診断結果が外れているということです。この区別を自分なりに根拠を持って行うことで、結果を自己分析に反映させやすくなります。

 

④診断結果を元に長所や短所を言語化する

診断結果と自己分析の照合が終わったら、面接やESで使えるように言語化していきましょう。

 

診断結果ページを読んで、自分でも使えそうな言葉があれば、その言葉を用いて長所や短所を言語化してみてはいかがでしょうか。

 

自分だけで自己分析を行っていると、どうしても使用する言葉が偏ってしまいます。

16Personalitiesのように外部ツールを活用することで、これまでの自分のボキャブラリーになかった言葉を発見できるようになるため、非常に便利です。

 

ぜひ「自分の言葉」として活用できるよう、たくさんのパターンで言語化することに努めてみてはいかがでしょうか。

16Personalitiesを自己分析に使う際の注意点

ここまで、16Personalitiesを自己分析に活用する方法をご紹介してきました。

しかし、自己分析で活用するためには、いくつか注意しなければならない点があります。

特に注意するべきポイントを2点、ご紹介します。

 

個人に寄り添った結果ではないことを理解する

16Personalitiesは、一人ひとりに寄り添った結果がでるわけではありません。

したがってSPIのように、特定の個人用の診断結果は出せないという理解をしておきましょう。

 

SPIのように個人向けの結果がほしい場合は、そのような診断結果を期待できるテストを受ける必要があります。

 

個人に寄り添った結果を求めるほどに、一般的には有料化する傾向があり、就活生ではなかなか手が出にくい金額であるものも少なくありません。

 

無理に有料ツールを活用しようとせず、無料の範囲内で活用できるツールで自己分析を深めてみてはいかがでしょうか。

 

診断結果は自分の言葉でかみ砕く

16Personalitiesの診断結果ページは、非常に丁寧に書かれています。しかし、それでも自分自身で診断結果を読み解く必要性があります。

 

書いてある言葉をそのまま読むのではなく、「これはどんな意味で言っているんだろう?」「これだけは納得できないけど、どういう文脈でこうなっているんだろう?」など、自分なりに考えを巡らせることが大切です。

 

納得できない部分を無理に納得する必要はありませんが、診断結果の文脈や背景を読み解くことで、自分自身の性格をさらに理解できる可能性があることを覚えておきましょう。

よくある質問

では、最後によくある質問をご紹介します。

 

診断結果が自分に合っていない気がする…

診断結果が自分に合っていないと感じる場合、無理に納得する必要はありません。

16Persinalitiesは人々を16タイプにしか分けていないため、合致しないことはもちろんあるでしょう。

 

その時は診断結果を気にしすぎず、自分なりの方法で焦らず自己分析を行うことが大切です。

 

他の人と比較すると納得感が弱くなってきた

ふと、周囲の人と診断結果を見比べると、「自分とは異なるタイプだと思っていた人が同じタイプだった」ということは少なくありません。

そういった場合、「このタイプは本当に私に合っているの?」と疑うことも必要ですが、自分と近いタイプだからこそ、同族嫌悪してしまっている可能性を考えてみるのも良いかもしれません。

 

「自分と違う」「自分は苦手」と感じる人と同じタイプだった時こそ、これまでとは異なる角度で自己分析をするきっかけになるかもしれませんよ。

参考とすることで自己分析を深めるきっかけに!

いかがでしたか?

本記事では、そもそも16Personalitiesはどのようなものかを紹介しながら、自己分析の活用方法を中心にご紹介してきました。

 

16Personalitiesは自己分析ツールではありませんが、自己分析の参考になることは十分ご理解いただけたかと思います。

 

結果を真に受けるのではなく、あくまでも参考とすることで、自己分析を今以上に深めていけると良いですね。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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就活ハンドブック編集部

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