企業研修の内容や目的は?【ポイントも解説】

企業研修の内容や目的は?【ポイントも解説】

2023年3月31日更新

はじめに

「企業研修ってどんな種類があるの?」

「企業研修を行うメリット・デメリットを知りたい」

「企業研修を行う際に気を付けておくべきポイントを知りたい」

この記事を読むことで、上記のような悩みや疑問を解決することができます。

社内の従業員に企業研修を行い、スキル面やマインド面を向上させたいと考えている企業は多いでしょう。

しかしながら、どのように企業研修を行えばよいのか分からないと悩んでいる企業も多いはずです。

そこで本記事では、企業研修の種類や目的、メリット・デメリットについて解説しました。

それだけでなく、企業研修を行う際のポイントについてもまとめています。これから企業研修を始めたいと考えている企業は、是非最後までご覧ください。

企業研修の目的

企業研修の目的は企業によって大きく異なりますが、基本的には「スキル・知識面」と「マインド面」の向上になります。

例えば新卒で入社する従業員がいる場合は、知識・スキルがないため研修によって業務レベルの能力を身に付けさせなければいけません。管理職で仕事ができる人でも、マネジメントなどの知識・スキルが必要になります。

他にも既に何年か働いている既存社員で、業務に慣れたことによる怠惰やモチベーション低下も企業研修で改善できます。

これから企業研修を始めたいと考えている企業は、従業員にどのような課題があるのか把握して、課題を改善できる企業研修を準備しなければいけません。

企業研修の種類

それでは、企業研修の種類について解説します。

企業研修の種類は会社によって異なりますが、主に行われている5つの種類をまとめました。

講義

講義形式の企業研修は、講師を招いて従業員が話を聞くというのが一般的な形になります。

講師は自社の従業員や外部へ依頼するなどが一般的です。

講義形式では従業員は受動的になるため、話を聞いてもらえる工夫などをしなければいけません。

もし良い講義をしていたとしても、従業員が話を正確に理解していなければ、業務で活かせないため意味がないです。

企業研修の中で講義形式は非常に多く採用されていますが、話を正確に全て把握するのは難しいため、成果を出しづらい傾向があります。

グループディスカッション

グループディスカッションは、従業員同士で与えられたお題に対して話し合い考える形の企業研修です。

従業員同士のコミュニケーションが活発になるだけでなく、能動的に行動できるため非常におすすめの企業研修の形になります。

注意点としては、グループディスカッションは学べることが少ないというリスクがある点です。

①講義形式で先輩から仕事を学べる

②グループディスカッション形式で同じレベルの同期と話し合う

もちろん同期と話していて気付く学びなどもありますが、すでに多くの経験がある先輩の話を聞くよりは得られるものが少ない可能性が高いです。

そのため、企業では講義とグループディスカッションの2つの形で企業研修を行っているケースもあります。

オンライン

オンラインの企業研修では、他の勤務地で働いている同僚とコミュニケーションが取れるため、活用している企業が多いです。

他にも新卒が入社前にオンラインで研修を行うという形を取っている企業もあります。

オンライン研修では人が密集しなくてもできるため、効率よく研修を行いと考えている企業には非常におすすめです。

OJT

OJTとは、上司が部下に対して実務の指導やアドバイスを行う研修内容になります。

1人の上司が1人の部下を担当して教育するため、企業研修の中でもリソースを使う内容になっています。

また他の企業研修とは違って実務に近い業務を経験できるため、実践的なスキル・知識を得られるのが特徴です。

従業員を実務レベルに教育したいと考えているのであれば、OJTは非常におすすめの企業研修になります。

しかしながら、OJTは上司の教育スキルが高くなければ意味がありません。そのため、上司に対して教育やマネジメントの企業研修を行うケースも多いようです。

OFF-JT

OFF-JTとは、職場から離れて社外でセミナーや研修を受ける形式の企業研修です。

社内の研修だけだと考え方が固執したり、新しい学びを得るのが難しくなります。

OFF-JTを行うことで、社内に新しい知見や考え方を取り入れることが可能です。

また、自社に企業研修のノウハウやリソースがない場合も、OFF-JTは有効的に活用できます。

・社内に新しい知見を入れたい

・社内に企業研修のノウハウやリソースがない

上記のような企業は、OFF-JTによる研修がおすすめです。

企業研修を行うメリット

それでは、企業研修を行うメリットについて解説していきます。

コミュニケーションをとる機会が生まれる

会社の事業内容によっては、なかなか従業員同士でコミュニケーションが生まれないというケースもあるでしょう。

企業研修を行うことで、従業員同士にコミュニケーションが生まれ、社内が活性化するというメリットがあります。

①従業員同士が全くコミュニケーションを取らない職場

②従業員同士がコミュニケーションを積極的に取る職場

上記であれば、②の職場の方が雰囲気も良くなり社内が活性化されるでしょう。

社内のコミュニケーションが課題だと感じるのであれば、グループディスカッションなどの研修がおすすめです。

様々な知識を得られる

研修することで、従業員に様々な知識を得てもらうことが可能です。

特に新卒などは、未経験で業務の知識を持っていない人も多いため、研修で実務レベルのスキルを学ばせる企業も多くなっています。

企業研修をしてから業務を始めることで、新卒が仕事に困らないだけでなく、既存社員も教育コストが発生しないためスムーズに仕事を進めることが可能です。

また、新しい役職を与えられるタイミングで企業研修する企業も増えています。

例えば課長などに出世した際に、マネジメント研修を行うことで、従業員の教育に関しての知識を得ることが可能です。

従業員に様々な知識を与えられるのは、企業研修の大きなメリットと言えるでしょう。

会社の理念を伝えられる

企業研修では会社がどのような考えを持っているのか社内に共有できます。

仕事を回しているだけだと、なかなか会社の理念を従業員に浸透させることができません。

また、頭に入っていたとしても、時間が経つと理念を忘れて仕事をしている人も多いでしょう。

会社の理念を再び従業員に意識させる意味でも、定期的に社内研修は行う価値があると言えます。

企業研修を行うデメリット

それでは、企業研修を行うデメリットについて解説していきます。

コストが発生する

企業研修で利益を出すことはできませんが、コストが発生するというデメリットがあります。

まずは従業員に時給を払っているため人件費が必要です。また、外部から講師を読んでいる場合は外注費が発生します。

企業研修は一定のコストが発生するため、行うのであれば費用対効果を出すためにも意味のある研修を行うことが大切です。

成果が出ない可能性もある

企業研修を行ったとしても、上手く従業員に伝わらず成果が出ないという可能性もあります。

従業員が適当に研修を行ってしまうと、なかなか成果を出すことができません。

従業員が真剣に研修を受講していたとしても、内容が良くなく伝わらないというケースも考えられます。

企業研修の成果を出すためにも、従業員にしっかりと伝えたいことが伝わるカリキュラムを構築することが大切です。

事業にリソースを費やせない

企業研修では従業員の時間を拘束することになるため、事業にリソースを費やせない時間が発生します。

研修によって従業員のリソースが奪われてしまうと、事業に影響が出る可能性があるため注意が必要です。

特に中小企業の場合だと、人員が少ないため企業研修に多くのリソースを使ってしまうと、事業に影響が出てしまう可能性があります。

これから企業研修を始めるのであれば、事業に影響が出ない形で行うことが大切です。

企業研修を始める際のポイント

今までの記事を読んで、企業研修を始めるのか迷っている企業もあるでしょう。

最後に企業研修を始める際のポイントについてまとめておきます。

何が必要なのか把握する

企業研修を始める際に、社内で何が必要になっているのか把握しましょう。

例えば新卒の能力を育成するのが課題なのであれば、スキル・知識を学べる研修を行わなければいけません。

上司になる従業員には、部下の育成やマネジメントについて研修を行う必要があります。

従業員や会社によって必要な企業研修は異なるため、何が必要なのか把握してから企業研修の内容を決めましょう。

目標を設定する

企業研修を無闇に行っても意味がないので、目標を立てることをおすすめします。

例えば新卒の研修を行なって3ヶ月以内に営業の仕事を始められる状態にするというのも良いでしょう。

上司になる人に育成やマネジメントの企業研修を行い、部下の営業成績を20%上げるというのも良いですね。

業種・業態や企業研修を行う従業員によって立てるべき目標は異なるため、最適な目標を立てて企業研修を行いましょう。

企業研修の効果を把握する

企業研修をしている会社の大きな課題は、研修をやりっぱなしになっているという点です。

実際に企業研修に時間を割いているにもかかわらず、どれくらい成果が出たのか把握できていない会社は少なくありません。

現在の研修内容で成果が出ていな場合、どれだけ続けても成果を出すことはできないため、何かを変える必要があります。

改善ポイントを洗い出すためにも、効果がどれくらい出ているのかは把握しておいた方が良いでしょう。

まとめ

本記事では、企業研修の企業研修の種類や目的、メリット・デメリットやポイントについて解説しました。

企業研修は従業員の成長に繋げることができるため、最適なタイミングで積極的に行なっていくことをおすすめします。

・コミュニケーションをとる機会が生まれる

・様々な知識を得られる

・会社の理念を伝えられる

上記のメリットが良いと感じるのであれば、企業研修を始めましょう。

また、企業研修だけに注力するのではなく、終わった後に成果が出ているのか把握することも大切です。

成果が出ていなければ研修内容を改善するなどが必要になります。

改善を繰り返すことで成果が出る研修を行えるようになるため、成果が出ているのかは把握しておきましょう。

 

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