就活のリクルーター面談を解説!注意点やポイントは?
2023年1月5日更新
はじめに
就活をしていく中で、企業から突然リクルーター面談をお願いされることがあります。そんな時、何に気をつければよいか、どのようなことを聞かれるのかなどリクルーター面談がどのようなものか分からず不安に思う就活生もいると思います。
「就活のリクルーター面談では何をするの?」
「リクルーター面談で注意することはある?」
「リクルーター面談で合否が決まることはある?」
今回はこのような疑問を持つ就活生に向けてリクルーター面談について細かく紹介していきます。リクルーター面談をお願いされたら、必ずこの記事を読み、あらかじめ対策をしておきましょう。
リクルーター面談とは?
リクルーター面談と聞いて、どんなものかすぐに分かる就活生は少ないのではないでしょうか。
そもそもリクルーターとは、人事から依頼され採用に携わり企業の魅力を伝える補助役であり、人事の採用担当ではない若手~中堅社員が多いです。
リクルーターとして就活生につく社員は大体、対象就活生の大学のOB・OGであることが多いでしょう。
リクルーター面談とは、そんなリクルーターと堅苦しくない雰囲気で面談を行うことです。
喫茶店やレストランで食事をしながら面談をしたり、オフィスで面談をするなどの方法があります。時間的には30分~1時間程度です。
このリクルーター面談には、選考の一環として使われたり、企業と学生のミスマッチを防ぐという目的があります。
企業の中にはこのリクルーターに採用権限を与えているところもあります。
リクルーター面談の一般的な時期は?
リクルーター面談の時期は、一般的には本選考より早いタイミングで行われます。
具体的には、大学3年生の秋~冬、早ければ大学3年生の夏、大学2年生の時期から実施されることもあります。
本格的に本選考が始まる前にリクルーター面談を実施する企業は多いですが、企業によって実施時期が様々です。
企業がリクルーター面談を行う理由は?
面接ではなくリクルーター面談という形で面談を実施する理由を紹介します。
企業と学生のミスマッチを防ぐため
1つ目の理由は、リクルーター面談を早期段階で行うことで、企業と学生との相性を見極め、お互いのミスマッチを防ぐためです。
カフェなどリラックスできる場所で面談をすることにより、企業は普段通りの就活生の様子を見ることができたり、飾らない就活生の本音を知ることができます。
また、企業のことをリクルーターから就活生に個別で詳しく説明することで企業理解を深めることができ、入社後のギャップを埋めることができます。
選考を効率よく進めるため
企業は採用活動の時期になると非常に忙しくなります。
多くの就活生の中から自社に合った人を見極めなければなりません。
そんな中、特に優秀で自社に欲しいと思う就活生がいたら、早い段階で声かけをし、人事だけでなくリクルーターを活用してどんどん選考を効率化しているのです。
事前に何度か面談をしていれば、最終面接までの正式な選考ルートが一部のぞかれることも多く、企業にとっても就活生にとってもメリットとなります。
就活生の自社への志望度を上げるため
一方的に企業が就活生に自社の紹介をしていても就活生にとってメリットとなる内容でなければ意味がありません。
よって、リクルーター面談をすることで良いところ、悪いところ含め社員の生の声を聞き、より入社後のイメージがつくようになります。
その結果、「この会社で働きたい」と思ってもらえるようリクルーター面談で志望度を上げていきたいと企業は考えています。
優秀な人材の囲い込みをするため
リクルーター面談を行うことで優秀な人材にいち早くアプローチし、早い段階から囲い込みをしたいという企業の目的があります。
リクルーター面談の声がかかったら、企業から優秀な人材であるとマークされていると思いましょう。
本選考とリクルーター面談の違いは何?
本選考は合否に直結する選考ですが、リクルーター面談では選考に必ずしも直結するとは限りません。
本選考は人事など面接官により選考が進みますが、リクルーター面談ではフランクな会話や質疑応答を通じてリクルーターと軽く面談をしていくイメージです。
リクルーター面談は本選考に先駆け、企業と学生のミスマッチを防いだり、学生のその企業に対する志望度を上げるために企業が準備している面談にもなります。
リクルーター面談の際の服装は?
リクルーター面談の際の服装は、指定があれば指定された服装、指定がなければスーツもしくはオフィスカジュアルで行くようにしましょう。
基本的には通常の面接時と同じ服装で問題ありません。面接時と同じように髪型や服装は清潔感を意識し、ビジネスマナーもしっかりと守るようにしましょう。
リクルーター面談で聞くと良い質問は?
リクルーター面談を行う際に、必ず必要なのは事前に質問を考えておくことです。
せっかくリクルーターと個別で話す機会があるのに質問を考えてこないのはかなりもったいないです。逆に、就活生からリクルーターに質問がないとリクルーターも困ってしまいます。
<リクルーター本人についての質問>
・入社の決め手は何ですか?
・これまでの仕事でやりがいを感じた時はどんな時ですか?
・一日の主なスケジュールを教えてください
・〇さんの職場はどのような雰囲気ですか?
・入社前後のギャップはありますか?
・今後のキャリアプランを教えてください
・仕事をしていて困難と思う時はどんな時ですか?
・働く上で目標にしていることは何ですか?
・日々働く中で、心がけていることはありますか?
<その他>
・御社で活躍するために学生のうちにやっておいた方が良いことはありますか?
・御社に求められるスキルにはどのようなものがありますか?
・〇〇部署を希望しているのですが、〇〇部署が求める人材はどのような人材ですか?
・御社で活躍している人の共通点があれば教えてください
リクルーター面談で社員からどのような質問をされる?
実際、就活生からリクルーターに質問する時間、リクルーターから就活生に質問をする時間の両方が与えられますが、リクルーター面談で社員からどのような質問をされるのでしょうか。
あまり珍しい質問をされることはなく、オーソドックスな質問が多いと思います。
また、面接と比べ回答に対して深堀質問をしてくるようなこともないと考えて良いでしょう。
<よく質問される内容>
・自己PR
・企業選びの軸
・志望動機
・学生時代頑張ったこと
・キャリアプラン
・入社後してみたい仕事
・希望部署
リクルーター面談で注意することは?
リクルーター面談を受ける際の注意点を紹介します。事前に注意点を把握し、当日のリクルーター面談を有意義な時間にしましょう。
早めに対策を進めておく
リクルーター面談は企業によって実施時期が異なりますが、比較的早い段階から行われることが多いです。
インターンシップや説明会に何度も参加し、自分にリクルーター面談の声がかかりそうと感じている人は、早めに対策を行いましょう。
具体的には、早めに自己分析を行い自己PRを完成させたり、企業研究を進めておくことです。
リクルーター面談までにしっかりと準備をしていると、リクルーターにも自分のビジョンを早くから考え実現させようと努力しているという好印象を与えることができるでしょう。
ビジネスマナーをしっかりと身につけておく
リクルーター面談であってもしっかりとビジネスマナーを守り面談することが大切です。
リクルーター面談の多くは喫茶店やレストランなどリラックスしやすい環境であるため、緊張がほぐれやすいです。しかし、リクルーター面談は選考に一部関係している企業もあります。
気が緩みやすい環境だからこそ、ビジネスマナー、態度、身だしなみ等に十分に気を付けなければなりません。
また、ご飯を食べながらだったりお茶を飲みながらの面談だったとしても、食事に集中しないように会話を充実させるよう心がけましょう。
リクルーターとの繋がりを大切にする
せっかくマンツーマンで面談をさせてもらえるので、この機会を次につなげるためにも、硬くなりすぎないことがポイントです。
礼儀正しく、コミュニケーションを取り、リクルーターに好印象を持ってもらえると、その内容や様子がそのまま人事に伝わることが多いです。
リクルーターの人柄を見ながら少しずつ距離を縮めていくと良いです。
到着時間に気をつける
リクルーター面談の当日は開始10分前までには会場に到着しておくようにしましょう。
到着時間ちょうどに来ると自分自身も焦ってしまうし、リクルーターに時間にルーズな人と思われてしまう可能性があります。少し余裕をもって到着するよう心がけましょう。
例えリクルーター面談が対面ではなかったとしても、時間に気をつけることは変わりません。
オンラインの場合も接続不良等が起きた時にスムーズに対応できるよう開始時間に余裕を持った行動を心がけましょう。
リクルーター面談で避けるべき質問は?
リクルーター面談では、社員とフランクに会話ができるからと言って何でも質問して良いわけではありません。
今回はリクルーター面談で避けるべき質問について紹介します。
会社ホームページやパンフレットに載っている内容は質問しない
会社ホームページや会社パンフレットに載っているような誰もが知っている内容はリクルーター面談では質問してはいけません。
「せっかく選抜してリクルーター面談に呼んだのに企業研究が全然できていない」と思われてしまいます。事前にしっかりと質問内容を考えておくようにしましょう。
答えにくい質問はしない
就活生にとっては気になる内容だったとしても、リクルーターが回答に困るような抽象的な内容の質問やプライベートすぎる質問はしないようにしましょう。
答えにくい質問をすることで印象が一気に下がってしまいます。
また、リクルーター面談の結果は必ず人事採用担当まで伝えられるため、人事採用担当ではないからといって気を抜かないようにしましょう。
処遇や待遇についての質問はしない
リクルーター面談では給料などの処遇や福利厚生等の待遇についての質問はしないようにしましょう。
現実的な部分であり気になる就活生が多いですが、リクルーター面談で処遇や待遇について聞いてしまうと入社意欲を疑われるリスクも潜んでいます。
何でも興味を持って聞けばよいわけではなく、しっかりと質問内容を考える必要があります。
他社に関する質問はしない
できるだけ他社に関する質問はしないようにしましょう。
他社に関する質問をすることで、他の企業と自社が比較されているというマイナスイメージを持たれてしまうこともあります。
また、業界や競合他社の情報について聞かれてもすべてリクルーターが答えられるわけではなく、リクルーターを困らせてしまうかもしれません。
なるべくその企業についての質問をするようにしましょう。
リクルーター面談後にお礼は必要?
リクルーター面談後、お礼が必要です。お礼の方法として一般的なのはメールです。リクルーター面談は選考に繋がる可能性もあるため、最後まで気を抜かず丁寧に対応していきましょう。
<リクルーター面談お礼メール>
件名:〇/〇リクルーター面談のお礼(〇大学〇〇)
株式会社〇〇
〇〇部 〇〇様
お世話になっております。
〇〇大学3年の〇〇です。
本日はお忙しいところ、リクルーター面談のお時間をいただきありがとうございました。
〇〇さんの仕事のお話やプライベートの過ごし方を伺い、貴社への理解が深まったと同時にもし内定をいただけたら、入社後どのように働くかイメージすることができました。
また、同時に社会人としてのマナーや心構えも知ることができ、大変有意義な時間となりました。
今後もご質問をさせていただくことがあるかもしれませんが、その際はご指導を宜しくお願いいたします。
本日は貴重なお時間をいただき、ありがとうございました。
署名
〇〇大学〇〇学部〇〇学科
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