
自己PRでチャレンジ精神をアピールするのはアリ?注意点も解説
2022年12月19日更新
はじめに
就活を進めていくと必ず自己PRをする機会があると思います。今回は、自己PRでチャレンジ精神をアピールするときのポイントや注意点などについて細かく紹介したいと思います。
「自己PRでチャレンジ精神をアピールするときの注意点はある?」
「他の就活生と自己PRの書き方で差をつける方法はある?」
「自己PRでチャレンジ精神をアピールしても問題ない?」
このように色々な疑問を持つ就活生が多いと思います。このような疑問を持った就活生向けに、自己PRでチャレンジ精神をアピールする方法等について紹介します。ただやみくもにチャレンジ精神を企業に伝えればよいわけではありません。しっかりと企業目線になって企業が求めるチャレンジ精神を理解することも大切なのです。
この記事を読むと他の就活生と一歩差をつけることができるでしょう。
もくじ
就活の自己PRでチャレンジ精神は効果的?
就活の自己PRでチャレンジ精神をアピールするのは効果的です。
日々変わる社会や環境下で、企業は様々な分野で変化を求められることが多い世の中になってきました。
特に、最近は働き方や個人の考え方など価値観が幅広く多様になっています。
そのような先が見えにくい時代になってしまったことからも、企業は多様性に対応できる柔軟性や失敗を恐れず何でも挑戦するチャレンジ精神を就活生に期待しています。
失敗を恐れず臨機応変に挑戦してくれる新人により、会社に新たな風を吹き入れてくれることを企業は望んでいるでしょう。
また、チャレンジ精神は向上心があるとも言い換えられます。企業からしたら、企業の経営のためにも向上心を高くもっている人はこの先も成長が期待でき、採用したい人材の特徴となります。
チャレンジ精神の種類
チャレンジ精神と聞いて人それぞれイメージする能力が異なります。自分のこれまでの経験がどのチャレンジ精神のパターンに合うか考えてみましょう。
そして、面接などで具体的にどのチャレンジ精神にあたるのかを相手にわかりやすく伝えられるようにすることがポイントとなります。
・新たなことに挑戦する
・苦手なことにも挑戦する
・困難なことにも挑戦する
「チャレンジ精神」と聞くと、新しいことに挑戦することだと思う方が多いと思いますが、苦手なことや困難なことに挑戦することもチャレンジ精神に入るため、自分の過去の経験がどれに当てはまるか、整理してみると良いです。
自分にとって新しいことや苦手なこと、困難なことにどのように向き合ってきたかを整理しましょう。
そして、企業が就活生に求めているチャレンジ精神と見比べ、差異がないかを確かめることが重要です。
企業が就活生に求めるチャレンジ精神とは?
チャレンジ精神と一言でいうと様々なニュアンス、意味にとらえられますが、企業が就活生に求めるチャレンジ精神とは一体何なのでしょうか。
ただやみくもにチャレンジする人が評価されるわけではありません。
いくら自分の思うチャレンジ精神を面接官にぶつけたとしても、企業の求めるチャレンジ精神と違っていれば、評価されないこともあると思います。
企業が求めるチャレンジ精神についてもしっかりと見ていきましょう。
リスク分析をした上で挑戦できる
企業が就活生に求めるチャレンジ精神の一つには、リスクを正しく分析・把握した上で様々なことに挑戦ができることです。
ただ何かに挑戦するのではなく、現状の把握、リスクの正しい分析などをした上で、目的をもって挑戦できるかどうかが大切です。
これは大きなプロジェクトを任せられるほど、重要な内容になってくるため、入社前から意識をしておくと良いでしょう。
孤立無援ではなく周囲にも助けを求められる
チャレンジ精神がある方の中には、周囲の人とコミュニケーションをとらず、自ら判断して全て自分で解決しようとして一人で問題を抱え込んでしまう人もいます。
企業では組織で動くことが多いため、一人で抱えることは好ましくありません。
よって、企業が就活生に求めるチャレンジ精神とは、一人で無理せず時に周囲にも恥を捨てて相談し、助けを求められることです。
新人は特に経験がないため、上司や同僚を頼ることで自分の知識や経験も少しずつつけていくことが大切です。
チャレンジ精神だけを追い求めるのではなく、周囲との連携やコミュニケーションを大切にしましょう。
企業が求めているチャレンジ精神をしっかりと理解した上で、自己PRのチャレンジ精神について内容を考えていくことが大切です。
自己PRにチャレンジ精神を使う際のポイント
就活の自己PRにチャレンジ精神を使う時のポイントを紹介していきます。
ポイントをしっかりとおさえ、面接官に納得してもらえるような内容にしましょう。
チャレンジしようとしたきっかけや理由を明確にする
ただチャレンジしたという事実よりも、どのような理由からチャレンジをしようと思ったかなど動機やきっかけが重要になります。
きっかけや理由を明確にすることで、どのような価値観を持っていてどのように行動できる人なのかを企業は判断しています。
このような理由やきっかけを明確にすることで企業は就活生の特徴を捉えていきます。
どのような過程でチャレンジ精神を発揮したかを明確にする
チャレンジ精神をどのような場面、タイミングでどのように発揮したのかを明確にする必要があります。
ただチャレンジ精神があるとだけ伝えても、具体的にどのような場面でチャレンジ精神を発揮したのか分からなければ、企業は具体的な能力をイメージすることができないでしょう。
企業にしっかりと自分のチャレンジ精神を理解してもらうためには、具体的で明確なエピソードを伝えることが必要です。
例えば「チャレンジする中で、困難だったことや困ったことは何だったか、それを乗り越えるために何をしたか」などをしっかりと面接官に伝えるようにすると良いです。
具体的にチャレンジした内容、チャレンジした期間、その成果についてエピソードを考える必要があります。
チャレンジ精神をアピールできるエピソードには、アルバイト、学業、サークル、研究室(ゼミ)、ボランティアなど色々あるため、事前にしっかりと過去を振り返り、具体的な回答ができるように準備をしておきましょう。
入社後仕事でどのように活かすかを明確にする
大学時代にチャレンジ精神を活かして何でもチャレンジをしていたとしても、企業が知りたいのは入社後に仕事でどのようにチャレンジ精神を活かすことができるかです。
そのため、仕事に観点を置いて、自分のチャレンジ精神が仕事でどのように活かせそうか、活躍できそうかを明確にして面接で話すことが大切です。
仕事での活用についても言及することで、企業側が採用するメリットのアピールにもなり、より好印象・高評価を得られます。
自分のチャレンジ精神を自ら売り込み、面接官を納得させることが重要となってきます。
シンプルにまとめる
自己PRでチャレンジ精神を伝える際、どうしても欲張って自分のすごいところをたくさんアピールしたくなってしまいますが、シンプルにわかりやすくまとめて伝えることが重要です。
面接官に何が言いたかったのかしっかりと理解してもらえるようにしましょう。
他のことにも共通しますが、あまりダラダラと書いたり伝えたりするのではなく、シンプルに要点だけをまとめられる力をつける必要があります。
自己PRでチャレンジ精神をアピールする際の注意点
就活の自己PRでチャレンジ精神をアピールする際の注意点について紹介していきます。
注意点をしっかり守ることで、面接官が納得のいくチャレンジ精神を伝えることができるでしょう。
事実を伝え、話を盛りすぎないようにする
就活で多いのが、自己PRの内容が現実離れをし話を盛りすぎてしまうことです。
1を10にすることは良いのですが、やってもいないことをあたかも自分でやったかのように話をするのはNGです。
理由としては、エントリーシートの段階では、盛った話を書いても通用しますが、面接はエントリーシートの内容の深堀がメインとなるため、事実でないことを伝えると面接官にも疑問点が生まれ、信憑性がなくなってしまうからです。
自慢話にならないようにする
チャレンジ精神を就活の自己PRで話す時は、ただの自慢話にならないように注意が必要です。
多くの人がやらないような変わった経験をチャレンジ精神と勘違いしている就活生もいますが、企業が求めているチャレンジ精神は自慢話ではありません。
挑戦した理由や目的、プロセスなどを企業は求めています。変わったことに挑戦してつい自慢したくなるかもしれませんが、就活においては仕事にも関わりそうな内容のエピソードを選ぶようにしましょう。
ただ何かに挑戦しただけでは意味がない
チャレンジ精神を自己PRでアピールするためには、ただ何かに挑戦しただけではなく、どのような目的をもってどのようなことを達成するために何に挑戦したかを具体的に説明しなければなりません。
誰かに言われたからなどと受け身で何かに挑戦したのではあまり意味がありません。
目的を持ち、その目的を成し遂げることができる力をチャレンジ精神というため、しっかりと具体的なエピソードを考えておく必要があります。
また、チャレンジしたことが失敗に終わってしまった場合は、失敗からどのようなことを学んだかを含めて話すことが大切です。
計画性があることも伝える
チャレンジ精神があると聞くと、新たなことにどんどんチャレンジをしていくというイメージを持たれることも多いです。
しかし、言葉の裏には「計画性がなく飽き性」というイメージもついてきてしまう可能性があります。したがって、計画性がないと思われないよう、話すエピソードをしっかりと考えましょう。
チャレンジした目的意識を明確にし、どのようなプロセスでチャレンジをしてきたかも答えられるようにすると良いです。
抽象的な表現を避ける
チャレンジ精神を伝える際、つい欲張ってたくさんの情報を伝えてしまうこともありますが、その中でも特に抽象的な表現は避けるようにしましょう。
抽象的な表現をしてしまうと、面接官も理解に苦しみます。
面接官は、チャレンジ精神を活かして「どのような目的、理由でどのようなことをどのような過程で行ってきたか。
その成果や反省は何か」ということを具体的にわかりやすく知りたいと思っています。
チャレンジ精神を活かした行動や工夫を具体的かつ簡潔に分かりやすく伝えるようにしましょう。
チャレンジ精神の言い換え表現
一言で「チャレンジ精神」というと、抽象的であるため人によって色々なイメージを持たれます。
面接官と就活生の間でチャレンジ精神について齟齬が生まれてしまうこともあります。
また、就活生の中には、チャレンジ精神を自己PRとして使う方が多いです。
そのため、まわりの就活生と表現を変えたい場合は、チャレンジ精神の言い換え表現を使うことも効果的です。
<チャレンジ精神の言い換え表現>
・成長意欲が高い、行動力がある、積極性がある、好奇心旺盛、失敗を恐れない、向上心がある、前向きである、苦手なことに挑戦する、新しいことに挑戦する、諦めずに行動できる、変化を好む、探求心がある、ハングリー精神がある、貪欲である、勉強熱心、打たれ強い
若干ニュアンスがことなるため、エピソードやシーンによって使いわけることができます。
面接などで伝えるときは、必ず結論から伝え、あらかじめチャレンジ精神の中でもどのような内容かをインプットさせておくことも大切です。