面接で雑談ばかりは落ちる合図?企業の意図や雑談形式の攻略法を解説

2024年9月1日更新

はじめに

形式のひとつである雑談形式の面接。

就活生の不安
  • 雑談だった面接は落ちる?
  • 雑談ばかりで手ごたえがない

しかし、こうした形式があることを知らないと、このような不安を抱く学生もいるでしょう。

ここでは、企業が雑談をする理由や雑談に関する面接形式の種類のほか、雑談形式で企業が見るポイントや攻略法、雑談形式の面接対策のカギとなる雑談力について解説します。

今後面接を控えている方や幅広い面接形式に備えておきたい人は、ぜひ最後までお読みくださいね。

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面接が雑談だった場合は落ちる?企業が雑談をする理由

面接が雑談だった場合、「これは落ちる合図なのでは?」と不安に感じる学生もいるでしょう。

しかし、雑談が中心だったからといって、必ずしも悪い結果になるわけではありません。

企業は、学生の緊張をほぐしたり、本音を知る等を目的に、雑談をしているのです。

ここでは、企業が雑談をする理由を次のとおり説明していきます。

  1. 学生の緊張をほぐす
  2. 学生の本音を知る
  3. 学生の現場対応力を見る

学生の緊張をほぐす

面接の場では、誰でも少なからず緊張してしまうものです。

面接官も緊張して当たり前と思っていますので、学生がリラックスして自分らしさを出せるように、最初に雑談を交わしてアイスブレイクを入れることがあります。

実際、こうしたアイスブレイクを入れたことで、「最初に、自分の趣味などの雑談を入れてくれたことで緊張をほぐすことができた」など、学生からの声もあります。

面接官は、学生がリラックスした状態で本来の自分を表現できるように、こうした気配りを

しているのです。

学生の本音を知る

「志望動機は?」といった定型的な質問に対しては、学生は、準備してきた回答を述べることが多いですよね。

しかし、こうした回答は形式的になりやすく、本音が見えにくい場合があるため、面接官は、雑談を通じて学生の素の部分を引き出そうとします。

例えば、最近のニュースや興味のあるトピックなどの話題を振ることで、学生の考え方や価値観を探るなど、雑談を通じて人物像を判断しているのです。

このように、雑談は学生の本音を引き出す有効な手段として、企業は、面接に雑談を取り入れています。

学生の現場対応力を見る

面接官が雑談を取り入れる理由のひとつとして、学生の現場対応力を見極めることもあります。

特に、事前に準備していない質問に対して、どのように反応するかを見ることで、その場での判断力や柔軟な対応力を見ています。

こうした判断力や柔軟性は、ビジネスの現場でも日常的に求められるスキルであり、企業にとって重要なスキルです。

この現場対応力を評価するため、企業は雑談を積極的に取り入れることもあります。

このように、面接での雑談は単なるおしゃべりではなく、学生の適応力を見極めるためのテクニックでもあるのです。

雑談形式の面接もある?雑談に関する面接の形式の種類

面接における雑談は、単なるアイスブレイクだけではなく、形式として取り入れていることもあります。

ここでは、雑談に関する面接の形式を次のとおり説明します。

  1. 最初の雑談で緊張をほぐす形式
  2. 雑談形式

【1】最初の雑談で緊張をほぐす形式

「面接の初めに緊張をほぐすための雑談を取り入れる」といった形式も見られます。

例えば、「今日はどうやってここまで来ましたか?」や「履歴書に書かれている〇〇の趣味について詳しく教えてください」など、答えやすい話題から始めることで、面接官は学生の緊張を和らげています。

こうした雑談によるアイスブレイクで、学生が本来の自分を表現しやすい環境を作るために、雑談を面接に取り入れているのです。

【2】雑談形式

面接全体が、雑談形式で進行する面接もあります。

面接のように、フォーマルな進行ではなく、フランクな雰囲気で進行するケースが多いでしょう。

「志望動機は?」「自分の強み・弱みを教えてください」など、形式ばった進行ではなく、雑談から様々な視点で会話するような流れで、面接が進行されます。

このようなリラックスした形式だと自然体で話せるため、学生も自分を出しやすくなりますよね。

そのため、面接官は、「カジュアルな会話形式」や「リラックスした雰囲気でのやり取り」などのリラックスした面接のスタイルを取り入れることで、求職者の自然な反応や対応力を見ているのです。

雑談形式の面接が増えている背景

面接全体がフランクな雰囲気で雑談するといった雑談形式は、増加傾向にあります。

最も大きな理由は、企業側が学生の「素の様子」や、「本当の能力」を知りたいと考えていることが大きな理由です。

近年インターネットが普及したことにより、SNSで「面接時に聞かれた質問」や「面接の雰囲気」、「面接官の態度」などを手軽に確認できるようになりました。

その結果、従来の質問に対して学生はしっかり練られた回答をすることが多く、その回答を元に面接官が評価した結果、入社後の評価にギャップが生じたり、精神的にダウンしてしまう学生が増えてしまっているのです。

これは企業、そして学生にとって全くメリットがありません。

そのため、学生の「素の様子」や「本当の能力」を知るために、事前に質問が予想できない雑談形式が多く用いられるようになっているのです。

ここまで聞くと、「そもそも企業側が質疑応答の質問を変更したらいいのでは?」と思うかもしれません。

しかし企業は選考基準に基づき、最も合理的な質問をしているからこそ変更が難しいほか、質問を変更してもSNSが普及している以上、どこからか漏れてしまう可能性があります。

そのため、事前に回答を用意することが難しい雑談形式の面接が重宝されているのです。

雑談形式の面接で人事が見ているポイント

では、雑談形式の面接では、人事はどのようなポイントを見ているのでしょうか。

  1. 学生の人柄
  2. コミュニケーション能力
  3. 臨機応変な対応力

今回は、3つのポイントをご紹介します。

【1】学生の人柄

まず見ているのは、学生の人柄です。

従来の質疑応答形式では、「本当の自分の意見」ではなく、「企業に魅力を感じてもらえる意見」を準備して面接に臨む学生が少なくありません。その結果、質問の答えだけではなく、キャラクターすらも企業の理想形を作り込んでくる学生もいます。

企業の理想を様々な情報から捉え、理想を理解した上で演じることはひとつの能力かもしれません。しかし、自分自身を偽って入社すると心地よく働くことができなくなり、企業・学生双方が時間や労力を大きく損なうことになります。

そのため、対策不能な雑談を通じて、学生の自然な反応を見ることで、本質的な人柄やキャラクターを理解し、企業は本当に目の前の学生が自社の雰囲気に合っているのか、本当に活躍できるのかということを見極めているのです。

【2】コミュニケーション能力

コミュニケーション能力は、雑談形式の面接では特に重要なポイントとして見られています。

なぜなら、どのような職種に就くとしても、コミュニケーション能力は非常に重要だからです。

面接において、従来の質疑応答に上手に答えることができるだけでは、決してコミュニケーション能力が高いとは言えません。

相手に合わせて話すことや聞くこと、相手の質問に対して的確な回答を行うことができて初めて、真にコミュニケーション能力が高いと言うことができます。

雑談形式の面接では、事前に質問に対する対策ができないからこそ、学生の真のコミュニケーション能力を見極めるのに最適なのです。

【3】臨機応変な対応力

事前に質問への対策ができないからこそ、臨機応変な対応力を見ることができる点も、雑談形式の面接が支持されている理由です。

雑談形式だからこそ、学生目線に立つと、想像できないような質問を急にされることもあるでしょう。

その質問に対してすぐに自分の考えを伝えることはもちろん、他にされている質問との一貫性も重要になります。

全ての質問に対して自分のキャラクターや自分の言葉で答えている分には問題ありませんが、作り込んだ回答しかしていない場合には簡単に矛盾が生じます。

そのような矛盾を見つけるという点においても、雑談形式の面接は非常に有効なのです。

雑談形式の面接攻略ポイント

では、雑談形式の面接はどのように攻略するのが良いでしょうか。

  1. 礼儀やマナーはきちんとする
  2. リラックスしすぎない
  3. 自分の意見を主張する
  4. 話す内容は全て評価されている意識を持つ
  5. 自分のアピールポイントを織り交ぜて話す

特に重要となる、5つのポイントをご紹介します。

【1】礼儀やマナーはきちんとする

雑談形式であっても、面接の場であることに代わりはありません。

そのため、礼儀やマナーは通常の面接同様にきちんとしておくことが大切です。

雑談形式の面接であるために、盛り上がりを見せたトークでため口になってしまったり、馴れ馴れしい態度になってしまう人がいます。

社会人になっても、目上の人や取引先の人と雑談をする場面は少なくありません。

社会人の予行練習だと思って、礼儀やマナーには万全を尽くしましょう。

【2】リラックスしすぎない

リラックスしすぎないことも、雑談形式の面接における重要なポイントです。

フランクな雰囲気だからといって、気を抜いて良いわけではありません。

自分が評価されている側だという意識は常に持っておくことが大切です。

緊張感がなくなってしまうと、言葉遣いや姿勢が悪くなってしまったり、質問に対する回答以上の雑談をしてしまうなどの弊害があります。

どれだけ場の雰囲気が柔らかかったとしても、「この場は面接である」という意識を持つことで十分に防げるはずです。

自分で自分を律する意識は常に持っておきましょう。

【3】自分の意見を主張する

雑談形式だからこそ、つい相手の意見に同調してしまうことがあります。

同調することは悪いことではありませんが、同調ばかりでは自分の意見がないと思われてしまう可能性があります。

雑談形式の面接は、面接官に合わせることができれば評価が上がる場ではありません。

面接官とコミュニケーションのキャッチボールを円滑に行うことができ、初めて評価の対象になります。

同調することはもちろん大切ですが、合わせて自分の意見を常に主張する意識を持って、コミュニケーションを取ることがおすすめです。

【4】話す内容は全て評価されている意識を持つ

雑談形式の面接における「雑談」は、全て評価の対象になっているという意識を忘れずに持ちましょう。

あくまでも質疑応答の部分が雑談になっているだけで、面接官はただ雑談したいわけではありません。

むしろ、雑談形式の面接の方が言葉の端々まで気に掛けておく必要があります。

「雑談」という言葉に惑わされず、自分の言葉一つひとつに責任感を持つことが大切です。

【5】自分のアピールポイントを織り交ぜて話す

ただ雑談をするのではなく、回答に自分のアピールポイントを織り交ぜる意識を持ちましょう。

ただの雑談ではなく、雑談中も面接をされていることに代わりはありません。

そのため、雑談を通じてただコミュニケーションを取るのではなく、自分自身をアピールすることが大切です。

そのため、雑談に違和感なく織り交ぜることができるアピールポイントがある場合、会話の中にどんどん取り入れていきましょう。

ただし、そもそも雑談の内容にそぐわないようなアピールは禁物です。

円滑なコミュニケーションを取ることを第一優先に、問題ない範囲でアピールをしていくことが大切です。

雑談形式の面接で良く聞かれる質問例

では、雑談形式の面接ではどのような質問が聞かれるのでしょうか。

  1. 就活に関する内容
  2. 時事問題に関する内容
  3. 大学生活に関する内容

質問の具体例だけではなく、回答例も交えてご紹介します。

【1】就活に関する内容

最もよく聞かれるのは、「就活をしてみてどう?」「就活は楽しい?」など、就活に関する内容です。

これらの質問を通じて企業は、就活に対する向き合い方や力の入れ具合などを確認しています。

そのため、「就活はスケジュール調整や企業の下調べなど、大変なことが多いですが知らない企業をたくさん知ることができるため、楽しいです」といった回答や、「就活は日頃接することができない社会人とお話することができ、自分の考えの稚拙さや新たな知識をたくさん知ることができるため学びが多く、楽しいです」といった回答がおすすめです。

つい「就活は大変ですが、楽しいです」といった回答になってしまいそうですが、「何が」という部分をより具体化して回答することで、スムーズなコミュニケーションを行うことができます。

【2】時事問題に関する内容

時事問題に関する意見も、雑談ではよく取り上げられる内容です。

「最近増税についての話題がよく聞かれるけど、どう思う?」「もうすぐ選挙があるけど、選挙には行っているの?」など、その時々で話題になっていることが質問されることはよくあります。

事前にニュースなどを確認し、基礎知識があるならば「私はこれまで、Webで一覧になっている各政党のマニフェストを確認した程度で選挙に行っていましたが、選挙権が18歳からになったことをきっかけに、深く勉強するようになりました」など、自分の行動や考えを明確に伝えることがおすすめです。

ただし、知らない話題を聞かれた場合には、「勉強不足で申し訳ございません。

その話題について詳細を知らないため、教えていただけますか?」など、真摯な回答を行うことも大切です。

【3】大学生活に関する内容

大学の授業に関する内容や友人関係、部活やアルバイトについてもよく聞かれます。

「大学ではどんな授業を取っているの?」「なぜその部活やアルバイトをしようと思ったの?」など、大学生活全般に関わる質問は非常に多いです。

この時、「単位が取りやすい授業を選択しました」「友人に誘われたのでアルバイトを始めました」といった、自分の意思や意見を感じられない回答はNGです。

「大学では、専攻している経営学以外に、日本文化が好きなので日本文化に関わる授業をよく取っています」といった回答や、「私はコミュニケーション能力に自信が無かったので、多くの人と話す必要がある接客業を通じて克服することを目的に、アパレルの販売員をしています」など、自分の意思や意見が明確に伝わる回答をすることが大切です。

雑談形式の面接対策のカギは「雑談力」

最後に、雑談形式の面接対策のカギとなる雑談力について、次に沿って解説します。

  1. 伝えるアピールポイントを決めておく
  2. アピールポイントのエピソードを整理しておく
  3. 話題の時事問題を知っておく

【1】伝えるべきアピールポイントを決めておく

面接で雑談力を発揮するためには、伝えるアピールポイントを決めておくことが重要です。

雑談は、そのときの話の流れによって面接が進行するため、流れによっては、アピールポイントを伝えられないこともあります。

伝えるべきポイントをあらかじめ整理しておくことで、タイミングを見極めて、伝えるべきポイントをアピールすることが可能です。

面接官が主導する雑談の流れに身を任せるだけでなく、会話の流れをアピールポイントに誘導できるよう、伝えるべきアピールポイントを棚卸しをしておきましょう。

【2】アピールポイントのエピソードを準備しておく

自分のアピールポイントを伝えるためには、具体的なエピソードを準備しておくことが重要です。

例えば、「バイトリーダーの経験を通じて、自己管理やマネジメントについて学んだ」「ボランティア活動で得たコミュニケーション能力や指導力」など、アピールしたいガクチカをピックアップし、そのエピソードを準備します。

ただし、エピソードだけでなく、そのガクチカに至った背景や目的、今後どのように活かしたいかなど、アピールポイントの一連を準備しておくことがポイントです。

しっかりと準備しておくことで、説得力のあるアピールができ、面接官に好印象を与えることができます。

アルバイトやボランティアのガクチカを詳しく知りたい方は、次の記事を参考にしてください。

【3】話題の時事問題を知っておく

雑談の中で、時事問題に触れることがあるので、普段からニュースに目を通しておくことも重要です。

特に、国の重要施策や志望企業に関係しそうな時事問題は、知るだけでなく、その問題をどう考え、今後どのようにすべきかなど、自身の考えを持っておきましょう。

これにより、自分の社会的関心や見識の深さをアピールすることができます。

日常、ニュースをチェックし、自分の考えや意見を持っておく習慣をつけておくと、雑談の幅が広がり、面接でも有利に働くでしょう。

さいごに

本記事では、雑談形式の面接とはどのようなものかという基本的な情報から、なぜ雑談形式の面接が広がりを見せているのか、そして対策方法についても詳しくご紹介してきました。

「雑談形式の面接って、雰囲気が柔らかいだけ?」「何を知りたくて雑談形式にするんだろう…」「何が評価のポイントになるの?」といった疑問は、解消することができましたか?

雑談形式の面接では、面接官や企業の真の雰囲気を掴みやすいことから、学生にとっても自分に合った企業を見つける上では非常に役立ちます。

自分に本当に合った企業を見つけて、ぜひ明るい未来を掴んでくださいね。

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