【職種って何?】あなたに向いている職種を絞り込む5つの方法も公開

【職種って何?】あなたに向いている職種を絞り込む5つの方法も公開

2022年9月19日更新

はじめに

就活サイトや就活記事でちょくちょく登場する「職種」ですが、

 

「職種って分かっているようで、分かってない」

 

「いったい、どんな職種があるの?」

 

「自分に合っている職種って、何なんだろう?」

 

と気になっていませんか?

 

本記事では職種の定義や具体例を説明したうえで、あなたに向いている職種を絞り込む5つのワザを伝授します。

 

やはり、向いていない仕事に就職するよりも、向いてる職種に就職したほうが、自然とやりがいも出ますし、パフォーマンスも上がりますよね。

 

10分ぐらいで、あなたにピッタリの職種を絞り込む方法が入手できますので、サクッと最後までお読みくださいね。

1.職種って何?

まずは「職種」の定義を明確にしておきます。

 

職種とは文字通り、「職業の種類」です。

 

職業と言えば、イメージが湧きますね。

たとえば、消防士や警察、スーパーやコンビニの店員、学校や塾の教師などが想像できると思います。

総務省 統計局の職種(職業)分類コード表によれば、300強の職種がエントリーされています。

 

要は、日本にはこれだけ沢山の職種が存在するというわけですね。

 

逆に言うと、この分類コードは日本の職種を漏れなく重複なく整理していますので、あなたは確実にこの中のいずれかの職種に就くというわけです。

 

では、日本にはどんな職種があるのか、次の章でザックリと見ていきましょう。

2.職種の具体例

職種は切り口によって色んなまとめ方がありますが、本記事では

 

①事務・オフィス系

➁販売・営業・飲食・サービス系

➂IT・エンジニア系

➃WEB・クリエイター系

➄医療・介護・研究・教育系

⑥工場・軽作業・物流・土木系

 

の6系列にカテゴライズして整理していきます。

 

表を眺めながら、「自分はこの職種に向いてるかな、向いてないかな」とチェックしながら、目星をつけてみるとオモシロいですよ。

 

系 列職 種 例
事務・オフィス系・一般事務・OA事務

・データ入力・タイピング

・人事

・生保・損保事務

・秘書

・英文事務

・広報・宣伝・IR

・営業事務

・経理・会計・財務

・法務

・金融事務(銀行・証券)

・学校・大学事務

・英文経理

・OAオペレータ

・コールセンター(テレフォンオペレータ)

・総務

・特許事務

・受付

・貿易事務

・通訳・翻訳

・マーケティング・企画

販売・営業・飲食・サービス系・テレマーケティング・テレアポインター

・デリ・惣菜販売・デパ地下・食品販売

・レジカウンター

・携帯・家電販売

・キッチンスタッフ

・旅行事務・旅行カウンター

・スーパー

・モニター・調査

・営業・企画営業・ラウンダー

・キャンペーン・デモ販売

・アパレル・ファッション・コスメ販売

・接客・ショールーム・カウンター

・ホテル関連・リゾート

・航空関連・ツアーコンダクター・添乗員

・エステ・ネイル・セラピスト・マッサージ

・パチンコ・スロット

・営業アシスタント

・イベントスタッフ

・インテリア・雑貨・文房具販売

・ホールスタッフ

・ブライダル関連・セレモニー関連

・コンビニ

・美容師(スタイリスト)・理容師

IT・エンジニア系・運用管理・保守

・CAD

・プログラマー

・OAインストラクター

・ヘルプデスク・ユーザーサポート

・ネットワークエンジニア

・設計(電子・電気・機械)

・フィールドエンジニア・サービスエンジニア

・評価・テスト

・システムエンジニア

・設計(建築・土木・設備)

WEB・クリエイター系・WEB制作・編集

・制作・編集・校正・ライター

・映像・音響

・WEBデザイナー

・DTPオペレーター

・インテリアコーディネーター

・WEBディレクター

・グラフィックデザイナー

医療・介護・研究・教育系・医療事務

・介護福祉士

・看護助手

・栄養士・管理栄養士

・研究・開発・検査

・インストラクター・講師

・ホームヘルパー(訪問看護等)

・ケアマネージャー

・歯科医師・歯科衛生士・歯科助手

・医療技術者

・保育補助

・塾講師

・介護助手

・看護師・准看護師

・薬剤師

・治験

・保育士

・試験監督

工場・軽作業・物流・土木系・梱包・仕分け・検品

・品出し・ピッキング

・倉庫管理・入出荷

・フォークリフト

・機械オペレーション

・製造(組立・加工)

・ドライバー(配達・配送)

・食品・飲料製造

・生産・品質管理

・施工管理・現場管理

・建築・土木作業員

・警備・交通整理

・清掃・ハウスクリーニング・家事代行

 

いかがだったでしょうか?

 

中には、「この職種、やってみたい〜!ワクワク」という人もいるでしょうし、「まったくやりたい職種が見つからない」という人もいることでしょう。

 

決して、「オモシロそう=適職」でもないですし、「やってみたい=適職」でもないので、「自分に向いている職種を探すのはやってみないとわからない」というのが正直なところです。

 

でも、ある程度職種の間口を狭めながら、あなたに向いてる職種を絞り込んでいく方法がありますので、次の章で解説していきますね。

 

3.向いている職種を絞り込む5つのワザ

それでは、あなたに向いている職種を絞り込む方法を5つ公開しますね。

 

もし、あなたが適職を選べば、やりがいを持って高いパフォーマンスを発揮できるでしょうし、逆の場合は死んだ顔をして通勤電車に揺られながら失望する人生を歩むことになるかもしれません。しかも、日本の場合、最初に入職した職種が転職する場合の採用スペックになることが多いので、何事も最初が肝心です。

 

ぜひ今回の5つの方法の中から、あなたに合う方法で適職らしき職種を絞り込んでくださいね。

 

①「才能」と「情熱」から絞り込む

 

まず適職を発見したいのならば、あなたの「才能」と「情熱」をハッキリさせてください。

「才能」とは何かというと、「他人より少しだけ秀でている強み」です。

 

「才能」と聞くと、野球のイチローや将棋の藤井聡太氏のような突出した能力をイメージしがちですが、あのようなトップレベルを基準に置くと、あなたの才能は何もないということになりますので、「他人より少し秀でている」がポイントになります。

 

あなたの「才能」が発揮できる分野では、他人よりも当然パフォーマンスを発揮できますし、生産性も上がりますよね。

 

やることやなすこと上手くいくので、当然やりがいも出てきますね。なので、適職を考えるうえで、まず「才能」がキーファクターになります。

 

次に、「情熱」です。

 

情熱とは「何かを継続するためのガソリン(燃料)」だと思ってもらえれば、分かりやすいと思います。

イチローや藤井聡太氏にも天賦の才は多少あったかもしれませんが、それはそのまま放置しておくと発芽しなかったはずです。

それを他人にはできない努力(本人は努力と思ってないかもしれませんが)を積み上げて、磨き上げて、あのようなトップレベルの能力まで高めています。

いくら才能があっても、それを継続してブラッシュアップしていくための燃料、つまり情熱がないと大成しないわけです。

なので、あなたの「才能」と「情熱」を見つけてください。

 

そして、「才能」と「情熱」がクロスする領域、それが「適職」になります。

 

式にすると、

 

才能×情熱=適職

 

です。

 

「言っていることはわかるんですけど、いざ自分の才能や情熱となると、分からないんですよね…」

人間の脳はGoogleの検索エンジンと同じで、正しいキーワードを検索窓に入力すれば、正しい答えが返ってくる優秀な検索エンジンです。

 

なので、適切な質問さえ自分に投げかければ、適切にフィードバックしてくれます。

ただ単純に

「俺の才能って何だろう?」

「私の情熱って何だっけ?」

 

と漠然とした質問をしても、脳は一向に答えを導いてくれません。

そのために「本質的な質問」を自分に投げかける必要があります。

「才能」と「情熱」を発見する本質的な質問は数多くありますが、ここではそれぞれ10個ほど紹介します。

 

【「才能」を発見する本質的な質問】

①子供の頃、大好きだったことは何ですか?

➁時間を忘れて、ついつい没頭してしまうことは何ですか?

➂どんなとろこに身を置くのが好きですか?(都会、大自然など)

➃休みの日は何をして過ごしていますか?

➄よくお金を使うものは何ですか?

⑥人から言われて意外だったことは何ですか?

➆どうしても捨てられないものは何ですか?

⑧子供の頃、先生によく怒られたことは何ですか?

➈よく人に褒められることは何ですか?

➉もっとやったらいいのにと勧められることは何ですか?

 

【「情熱」を発見する本質的な質問】

①自分の過去の辛かった経験は?

➁あと3年しか生きられなかったら、どんな仕事がしたい?

➂あなたが尊敬している人物はどんな仕事をしていますか?

➃お金をもらえなくてもやりたい1番のことは何ですか?

➄義務ではないが、好きだからやっていることは何ですか?

⑥部屋やスマホの中を何で1番満たしていますか?

➆今までで1番何にお金と時間を使ってきましたか?

⑧どのような会話を他者(あるいは内面)としていますか?

➈あなたの頭や部屋の中で、何が1番整理整頓されていますか?

➉どのような目標に向かって進んでいることが1番多いですか?

 

いかがでしょうか?

 

すぐには答えが思い浮かばなかったかもしれません。

 

でも、大丈夫です。

 

質問を自分に投げかけておけば、時間が経つと、ある時にポンとアイディアが降りてきたり、他人が気付きを与えてくれたりします。

 

これを「内耳」と「外耳」といいますが、要は自問しておくことで、アンテナが立ち、電波が入りやすい状態になるので、ふだんでは気付かない、気付きにくい情報でも敏感にキャッチすることができるというわけです。

 

質問するときの注意点としては、誰にも邪魔されない静かな空間で真摯に自分と向き合い、質問に対して素直に考えるということです。

 

「これは才能じゃない」「自分の情熱はこんなもんじゃない」と先入観が邪魔して、浮かんだ答えを打ち消そうとしますので、出てきた答えはすぐに書き留めるようにしてください。

浮かんだ答えは数秒もするとシャボン玉のように消えてしまうので、答えをすぐに書けるようにあなたのそばにメモを置いておきましょう。

書き終えたら、答えの「共通項」や「関連性」を分析しましょう。

 

出てきた答えは、あなたの「才能」と「情熱」の要素なので、これらの共通項や関連性の中に必ずあなたの適職を見つけるヒントがあります。

この作業は自己PR用の「強み」を見つける際にも役に立ちますので、ぜひやってみてくださいね。

 

➁ネガティブに消去して絞り込む

 

人間は案外自分の好きなことはわからないけど、嫌いなものだったらバンバン出てくるといった性質もあります。

この性質を逆利用する方法が、ネガティブに消去する方法です。

たとえば、

 

✓外で働くのはイヤ

✓室内で働くのは窒息しそうで嫌い

✓人と接するのはムリ

✓パソコンとずっと睨めっこするなんて考えられない

✓セールスは自分に向いていない

✓緻密な作業はアレルギー

✓数字は見たくもない

✓実績を求められる仕事は最悪

✓アナログ的な仕事で成果がわからないなんてあり得ない

 

など、自分の嫌なことや嫌いなことを軸に職種を消去する方法です。
この作業により残った職種があなたの適職の可能性が高いはずですよね。

 

自分の才能や情熱はよくわからないけど、イヤなことなら山ほど出る人はこのアプローチを取ってみるのが吉です。

 

➂褒められたことの棚卸しして絞り込む

 

過去を振り返り、褒められたこと、評価されたこと、表彰されたことを棚卸しして、そこをヒントに職種を絞り込む手があります。

褒められたことや評価されたこと、表彰されたということは、他人に比べて相対的にあなたの能力が認められたという証になります。

才能は案外、自分では当たり前すぎて、わからない部分があります。

 

一方で、評価されたことや表彰されたことなどは表出していますので、把握しやすいですよね。

ぜひ過去を遡ってみて、自分の才能を特定してみてください。

 

➃適職診断ツールで絞り込む

 

最近の適職診断はデーターベースも豊富で、精度がかなり上がっています。

私が人事のときに採用試験で適性検査を行った結果と、新入社員を何年か観察して感じたことを照合すると、ほぼ合致していて驚いたことに本記事を書きながら思い出しました。

そこから私自身、適性検査の精度に信憑性があると確信して、採用選考の判断基準に積極的に活用し始めたぐらいです。

したがって、あなたが適職を知りたいなら適職診断ツールを利用したほうがいいと強く思います。

 

なお、私がおススメする適職診断ツールは下記の3つです。

 

  • 適職診断(キャリアインデックス)
  • 適職診断9(性格診断7)
  • マイナビジョブリシャス診断(マイナビ転職)

 

いずれも無料なので、やらない手はないですね。

 

➄第3者に聞いて絞り込む

最後のワザは、第3者に聞いて絞り込む方法です。

あなたは自分の背中を間近で見ることができますか?

 

やはり、人間には「死角」や「盲点」というものが、どうしてもできてしまいます。なので、あなたは自分のことを知っているようで、知ってないところもあるのです。

 

ジョハリの窓の「4つの窓理論」でも有名なとおり、人間には

 

  • 自分も他人も知っている領域=開放の窓
  • 自分は知っているけど、他人は知らない領域=秘密の窓
  • 自分は知らないけど、他人は知っている領域=盲点の窓
  • 自分も他人も知らない領域=未知の窓

が存在します。

 

その中で、「盲点の窓」については自分ではわからないので、他人に聞く必要があるわけです。

他人といっても、つい少し前に道端で会った見知らぬオジサンではダメで、家族や友人、学校の先生やバイト先の店長など、あなたのことをよく知っている第3者です。

それも、できるだけ社会のことをよく知っている社会人のほうがベターですね。

 

また、就活アドバイザーやキャリアアドバイザーなどのプロに聞くのも手です。

就活エージェントも就活生なら無料で利用できますので、利用しない手はないですね。

4.おわりに

記事内で説明したとおり、日本には数多くの職種が存在します。

 

そんなたくさんの職種のインターンシップに参加することは現実的に難しいし、会社説明会に参加することさえ、物理的に不可能ですよね。

 

ということは、的を絞ってあたりを付けたうえで就活に臨むことが生産性の向上につながりますし、成功確率も高まるというわけですね。

 

ぜひ今回紹介した方法のいずれかを使って、職種を狭めたうえで就活に臨んでくださいね。

 

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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就活ハンドブック編集部

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