【就活生必見】zoom面接の注意点やマナーについて
2022年8月31日更新
はじめに
コロナ禍でzoom面接が一気に広がり、急な対応を迫られ困惑する就活生も多いかと思います。
現在ではある程度の認識がされたため「何をおこなえばよいか」などは、マニュアルでわかるようになりました。
しかし、形式的なことを知っても安心できません。zoom面接も本番の面接と同じなので、将来を決めるものだからです。準備はしっかりとおこなっておきましょう。
今回は、zoom面接の注意点を解説しつつ成功させるコツも紹介していきます。
「zoom面接で気をつけておくべきポイントはなんだろう」「うまくいく方法ってあるのかな」と気になっている就活生にもピッタリの内容です。知らない方はぜひメモを取りながら読み進めてくださいね。
1.zoom面接の注意点は対面時と基本的に同じ
まず前提として整理しておきたいのが、zoom面接は対面の面接と変わりません。面接をおこなうスタイルは異なりますが、内容はほぼ同じであるため、注意点も同じです。
「zoom面接だから何か特別な対策が必要なのでは?」と思う学生も中にはいますが、そのようなことはほぼありません。
もし、zoom面接の対策をおこなう前に、通常面接の対策をしていたらラッキーと思っていいかもしれません。通常面接の対策がzoom面接で活用できるからです。
ただし、zoom面接は機器の準備・周囲の環境などの配慮があるため、それらはしっかり知っておく必要があります。次の章で解説していきますので、一緒に確認していきましょう。
2.zoom面接をする際の注意点・マナーとは
・入室:10分前に入って待機する
・挨拶:「おはようございます」「こんにちは」
・服装:基本的にスーツで参加する
・通信音:マナーモードにする
・背景:無地がおすすめ
見慣れない項目もあるとは思いますが、知っておけば適切な対応ができるでしょう。
①入室:10分前に入って待機する
zoom面接などのweb面接では10分前に入室して待機をします。
実際の面接では名前を呼ばれてから入室しますが、zoom面接ではそれがありません。
そのため、開始直後に入室するのではなく余裕をもって待機するのが好ましいです。直後に入室すると面接官に慌ただしい印象を与えてしまうかもしれません。
企業によっては「この時間になったら入室してください」と指示があります。その場合は、企業側の意向にあわせて従うようにしましょう。
②挨拶:「おはようございます」「こんにちは」
入室をして対面したらまずは挨拶から入るのが通例です。
午前中であれば「おはようございます」、午後であれば「こんにちは」でかまいません。面接官の挨拶の言葉にあわせて同じように返答をすれば大丈夫です。
「zoom面接は入室したら何を言えばいいんだ」と心配になる学生もいると思いますが、実際に初めて会う人を想像してみてください。何事もまずは挨拶からおこなうのではないでしょうか。そう思うとそこまで難しくないですよね。
かしこまりすぎず、明るい表情で対応できると好印象に映りますよ。
③服装:基本的にスーツで参加する
実際の面接と変わりませんので、zoom面接でもスーツが基本。
業界によってはスーツ以外で大丈夫な場合もありますが、スーツはどの行事でも通用する便利なアイテムです。服装に悩むくらいならスーツ一択と決めておくほうがいいでしょう。
まれに「カメラに映らないからパンツだけジャージ」などで参加する学生がいますが、おすすめできません。zoom面接でも挨拶をする際に立ってお辞儀をするときもあるからです。その際に、パンツがスーツなのかそうでないのかがわかってしまいますよね。
ちょっとした点で損をしないためにも、初めからスーツで参加するのが得策です。
④通信音:マナーモードにする
携帯やその他電子機器の通信音は、マナーモードもしくは電源を切ってください。
仮にzoom面接で通信音が鳴っても不合格にならないとは思いますが「配慮に欠けている学生」と捉えられるかもしれません。数分でできる対応を疎かにして、面接で不利となってはとても勿体無いですよね。
入室する前には、携帯を含めた通信音の調整を忘れないでおきましょう。家族が近くにいる場合は、面接をおこなう旨を事前に伝えておくとよいです。
⑤背景:無地がおすすめ
zoom面接では背景も面接官に見えてしまいます。そのため、面接に集中できるような「無地背景」に整えておくのがおすすめです。
自宅でおこなう方は、ポスターや衣類などが映らないように片付けをしておきます。学校などでおこなう場合は、人が入らない空き部屋を貸してもらうように話を通しておくのが得策です。
背景も通信音と同じで「細かい点にも配慮ができるか」といったことが見られています。「zoomができればどこでもいいだろう」と考えていると、せっかくの貴重な面接が失敗に終わる可能性も。
確実に成功させたいなら、背景も抜かりなく準備をしていきましょう。
3.zoom面接を成功させるコツ
zoom面接を成功させて無事に内定をゲットしたい学生は、以下4つのコツを押さえておくのが大切です。
・効果的な逆質問をおこなう
・カンペではなく自分の言葉で話す
・明るい表情でハキハキと話す
・目線はカメラに向ける
上記の項目にあわせて自己分析・業界分析なども忘れないでおきましょう。
効果的な逆質問をおこなう
逆質問は、企業に対して志望度の高さをアピールできます。
しなければいけないものではありませんが、ホームページや面接だけではわからないこともあるはずです。自分が納得するためにも逆質問を利用するのをおすすめします。
具体的には次のような質問が過去にありましたので、参考にしてみてください。
・〇〇様から見て、御社の課題はなんだと考えていますか?
・仕事で壁にぶつかったときの乗り越え方はありますか?
・成果をあげる人はどんな人材だと思いますか?
目安として3〜5つほど考えておくとよいかもしれません。ただし、逆質問は「ただ質問をすればいい」わけではないので注意が必要です。
「調べてもわかる内容」「面接官が答えにくい内容」などは、かえって悪い印象に映ることも。逆質問を考えたら、学校の先生に適切であるかどうかを一度聞くといいかもしれません。
カンペではなく自分の言葉で話す
zoom面接はカメラに映っている部分しか見えないため、カンペを用意しても面接官にはわかりません。伝えたいアピールポイントや忘れたくない情報を見ながら話す学生もいるでしょう。しかし、面接官からすれば不自然と思われます。
カンペを見るとどうしても視線がズレるため、相手にバレるだけではなく、マイナス評価になるかもしれません。実際の面接ではカンペを見ずに話すのと同じで、zoom面接でも自分の言葉で伝えるのが大切です。
そのため、面接練習を何度も重ねて自分が伝えたいアピールポイントは、しっかり覚えるようにしてください。
明るい表情でハキハキと話す
実際の対面時でも同じように、明るい表情でわかりやすく話すのが大切です。zoom面接は画面を見ながら話すため、意識しないと表情が固くなってしまいます。
自分ではいつも通りおこなっていたとしても、面接官からすると元気がない印象に見えるかもしれません。そうならないためにも、普段より明るい表情を意識してみてください。
心配な学生は、zoomでの会話に日頃から慣れておくのがおすすめです。
目線はカメラに向ける
相手に視線を伝えるときは画面ではなく「カメラ」に向けます。
画面を見ながら話していると、相手には視線が下がっているように映るからです。顔がうつむくだけで表情が暗く見えてしまうので、せっかくの面接が台無しに。
一方、カメラを見ながら話せば、視線は常に相手の目にいきます。表情がよく見えますし、明るい雰囲気がきっと伝わるでしょう。
常にカメラを見る必要はないですが、自分が話すときは意識しておくとよいですよ。
4.zoom面接をする就活生からのよくある質問
最後にzoom面接をする就活生からのよくある質問とその回答をまとめました。
・zoom面接ではマスクをしないといけない?
・zoom面接の最初の一言は何を言えばいい?
・zoom面接の背景で気をつけることは?
では、それぞれ見ていきましょう。
zoom面接ではマスクをしないといけない?
結論から言うとマスクをしなくて大丈夫です。zoom面接は感染防止対策の一環でもあるため、マスクがない状態で参加してもかまいません。
もし、それでも心配な場合は入室をした際に「マスクを外しても大丈夫でしょうか?」と一声かけてみるといいのではないでしょうか。
zoom面接の最初の一言は何を言えばいい?
最初の一言は「挨拶」から始まるため「初めまして」「おはようございます」「こんにちは」などで大丈夫です。
zoom面接とはいえ、人と人との出会いであるのは変わりません。初対面の人に出会うときに「何をしていたか」を考えてみると、そこまで難しくないでしょう。
zoom面接の背景で気をつけることは?
「無地背景にする」「背景をごちゃごちゃさせない」の2点に気をつけるとよいです。実際の面接でも何もない部屋でおこなうのと同じで、zoom面接も極力シンプルが無難。
適切な無地の壁がなければ、カーテンを背景にしてもいいかもしれません。
また、バーチャル背景の使用は避けるのがよいです。バーチャル背景を使用するとパソコンの動作が重くなるため、面接にタイムラグが生じることがあります。