【就活生必見】オンライン面接のコツ・マナーや注意点を解説
2024/10/10更新
はじめに
近年ではコロナ渦の影響でオンライン面接を実施する企業も増えてきました。
オンライン面接は対面面接とは異なるポイントを意識しなくてはいけません。
しかし「どのような点に気をつけるべきなのか」「マナーや注意点にはどのようなものがあるのか」について知らない学生も多いのではないでしょうか。
本記事ではオンライン面接を突破するためのコツや基本的なマナー、注意点について解説します。
以下のようなお悩みのある学生は必見ですので、ぜひ最後までチェックしてみてください。
- オンライン面接ならではの対策が知りたい
- 対面形式との違いや注意すべきポイントが分からない
- 服装やマナーをどうすべきか知りたい
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オンライン面接とは?対面との違いや流れを解説
まずはオンラインならではの特徴や通常の面接との違いを把握しておくことが大切です。
オンライン面接の概要について簡単に解説するので、対面形式との違いや一般的な面接の流れについて理解を深めましょう。
対面面接との違い
オンライン面接とは、企業とエントリーした学生がオンライン上で面接を実施することを意味します。
コロナ渦以降の就活では人との接触を減らすために、オンライン面接を実施する企業が増加傾向にあります。
オンライン面接と対面の面接の大きな違いは以下の通りです。
- スマホやパソコンを用いて面接を行う
- 画面を通じてコミュニケーションをとる
オンライン面接では回答の内容を用意するだけでなく、機材準備や画面越しでのコミュニケーションの取り方も練習しておかなくてはいけません。
オンライン面接の流れ
オンライン面接の一般的な流れは次の通りです。
- 開始時間10分前に指定のURLにログインする
- 開始の時間になったら面接の準備ができていることを伝える
- 企業の着信を確認して面接スタート
- 面接終了時にお礼を伝えて通話を切断する
オンライン面接に不慣れだと準備に戸惑うことがあるので、面接当日までに一連の流れをイメージしておくとよいでしょう。
オンライン面接のメリット・デメリット
続いて、オンライン面接のメリット・デメリットを解説します。
メリット | デメリット |
移動が必要ないのでスケジュールが合わせやすい 気軽に応募できる 録画して振り返りができる | 通信環境が悪いとノイズが入ったりフリーズしたりする 場の雰囲気が掴めないことがある |
面接先の企業から遠い場所に住んでいても、オンライン面接であれば移動する必要がありません。
交通費の負担もないため、気軽に応募して、複数社の面接を1日で受けることも可能でしょう。
その反面、対面と違ってまた相手側の雰囲気が分からないため、どのようなテンションで話せばいいのか分からないというデメリットも。
オンライン面接を成功させる6つのコツ
オンライン面接を成功させて無事に内定を獲得したい学生は、以下6つのコツを押さえておくのが大切です。
対面形式の面接対策にはない要素であるため、初めてオンライン面接をする人はしっかりと確認しておきましょう。
以降で、それぞれについて解説していきます。
音声や映像を事前に確認しておく
オンライン面接は、対面形式の面接とは違いパソコンやスマートフォンなどを用いて実施されます。
そのため、ZoomやGoogle Meetなどのツールの起動確認だけではなく、実際に使用した際の声の聞こえ方や画面への映り方を確認しておくことがポイントです。
確認方法は、家族をはじめとする同居人以外に、同じく就活を行っている同級生にお願いするのもおすすめです。
就活を行っている学生同士であれば、オンライン面接用のツールは必須であり、お互いに確認ができるためwin-winとなります。
さらに、アドバイスを出し合うことで面接の質を高める効果も期待できるでしょう。
カンペではなく自分の言葉で話す
オンライン面接はカメラに映っている部分しか見えないため、カンペを用意しても面接官にはわかりません。
そのため、伝えたいアピールポイントや忘れたくない情報を見ながら話す学生もいるでしょう。
しかし、こうしたカンペの確認は視線がズレるため、面接官から不自然に映る恐れがあります。
また、実際にはカンペを用意していなくても、視線がズレていると「カンペを読んでいるのでは?」と疑いをかけられてしまうこともあるので注意が必要です。
わざわざ視線のズレについて指摘をされることはありませんが、面接官の心象は悪くなります。
アピールしたいことは面接練習を重ねて自分の言葉で話せるよう準備しておきましょう。
もしどうしてもカンペを用意したい場合は、以下の記事を参考に作成してみてください。
明るい表情でハキハキと話す
採用面接では、明るい表情でハキハキとわかりやすく話すのが大切です。
オンライン面接は画面を見ながら話すため、意識しないと表情が固くなってしまいがちであるため注意が必要です。
自分ではいつも通りに話していたとしても、面接官からすると元気がない印象に見えるかもしれません。
そうならないためにも、普段より明るい表情を意識してみると良いでしょう。
心配な学生は、先に解説したように同じ就活生同士でオンラインツールを用いた会話に日頃から慣れておくことをおすすめします。
目線はカメラに向ける
オンライン面接では、面接官が映る画面を見てしまいがちですが、相手に視線を伝えるときは「カメラ」に向けなければなりません。
画面を見ながら話していると、相手には視線が下がっているように映ってしまい、それだけで表情が暗く見えてしまうので、せっかくの面接が台無しになってしまいます。
一方、カメラを見ながら話せば、視線は常に相手の目に向き、表情がよく見えて明るい雰囲気が伝わりやすくなります。
常にカメラを見る必要はないですが、自分が話すときは意識しておくと良いでしょう。
オンラインならではの気遣いをする
オンライン面接では、通信状況や音声のトラブルが発生することがあります。
そのため、面接官への気遣いが非常に重要です。
「私の声はしっかり聞こえていますか」「画面や音にノイズはありませんか」など相手の状況を確認する一言があれば「周囲に配慮ができる人」という印象を与えられます。
このような小さな気遣いが、結果的に良い結果を残すきっかけになるかもしれません。
相槌や表情、身振り手振りで熱意を伝える
オンラインでも相槌や表情、身振り手振りを活用して熱意を伝えることが大切です。
相手の話を聞く際にはうなずきや適当な相槌を入れることで「積極的にコミュニケーションを取ってくれる学生だな」と好印象を与えられます。
身振り手振りはあまり誇張しすぎずあくまで自然にすることを意識して、自分が伝えたいここぞというときに使いましょう。
オンライン面接のマナーと注意点
オンライン面接をする際の注意点は以下の5つです。
入室:10分前に入って待機する
オンライン面接では10分前に入室し待機しておきましょう。
「10分前って早すぎない?」と感じるかもしれませんが、ZoomやTeams、Google Meetなどのツールの設定はもちろん、スムーズに起動できないといったトラブルが発生する恐れもあります。
また、面接の予定時刻になると面接官が入室してくるのが一般的ですが、なかには時間前に接続されていることもあり、就活生が遅れて入室すると心象は良くありません。
ほかにも、開始時間ギリギリに入室すると面接官に慌ただしい印象を与えてしまう恐れもあります。
このように、面接の質疑応答以外でマイナス評価を受けてしまうのは非常にもったいないため、余裕を持って行動するようにしましょう。
なお、万が一ツールの起動やインターネット回線のトラブルが発生し、予定に間に合わない場合には、開始前に企業へ電話連絡して事情を伝えるようにしましょう。
挨拶:「おはようございます」「こんにちは」
入室をして面接官と顔を合わせたら挨拶をするのは対面でもオンラインでも変わりありません。
面接官の挨拶の言葉に合わせるか、午前中であれば「おはようございます」、午後であれば「こんにちは」と明るく挨拶しましょう。
「オンライン面接は入室したら何を言えばいいんだ」と身構えず、日常生活において初めて会う人に「こんにちは。本日はお忙しいところ面接のお時間をいただき、ありがとうございます。どうぞよろしくお願いします」と挨拶するのと同じです。
人の第一印象は視覚情報だけではなく、聴覚情報も非常に重要であるため、ハキハキとした言葉と明るい表情で対応してイメージアップを狙っていきましょう。
服装:基本的にスーツで参加する
実際の面接と変わらないため、オンライン面接の服装においてもスーツが基本です。
企業によっては「私服OK」「服装自由」などスーツ以外で大丈夫な場合もありますが、服装選びに失敗すると大幅なイメージダウンを免れません。
そのような事態に陥らないためにも、面接にはスーツで臨むことを決めておく方がいいでしょう。
過去、オンライン面接が各企業で取り入れられ始めた頃に「上半身しかカメラに映らないから下半身は寝間着やジャージ」といった装いで参加した学生もいますが、こちらはおすすめできません。
オンライン面接でも挨拶をする際に立ってお辞儀をするときもあるからです。
前述の事例では、面接官から「その場で立ち上がってください」と指示され、きちんとした服装で臨んでいないことがバレてしまっています。
服装ひとつで損をしないためにも、オンライン面接だからと油断せず、対面での面接と同様にスーツで参加するのが得策であるといえるでしょう。
通信音:マナーモードにする
携帯やその他電子機器の通信音は、マナーモードもしくは電源を切ってください。
仮にオンライン面接で通信音が鳴ったとしても、それが原因で不合格になることはありませんが「配慮に欠けている学生」と捉えられるかもしれません。
入室する前には、携帯やテレビなどの調整だけではなく、実家のように同居人がいる場合は、面接を行う旨を事前に伝えて協力してもらいましょう。
背景:無地がおすすめ
オンライン面接では背景も面接官に見えてしまいます。
そのため、面接に集中できるように「無地」「ぼかし」など背景設定を行っておきましょう。
また、背景設定だけではなく、自宅で実施する場合は「ポスターや衣類などが映らないように片付けをする」、学校で実施する場合は「人が入らない空き部屋を貸してもらう」などの配慮も必要です。
「オンライン環境があればどこでもいいだろう」と考えていると、せっかくの貴重な面接が失敗に終わる可能性もあります。
画面背景でプラスになることはありませんが、配慮不足でマイナスとなることは大いにあり得るため、背景も抜かりなく準備をしていきましょう。
なお、オンライン面接で使用するツールは、企業によって指定が異なります。
使用するツールが判明したら起動確認とともに、背景やマイクの設定を事前に行っておくと当日慌てることがなく安心です。
オンライン面接の背景については以下の記事でも詳しく紹介しています。
オンライン面接に必要な機材一覧
オンライン面接に必要な機材の一覧はこちらです。
デバイス | ・PC、スマホ、タブレットのいずれか |
マイク・イヤホン | ・マイク付イヤホンまたはマイクとイヤホン(有線のマイク付きイヤホンがおすすめ) |
カメラ | ・デバイスに付属していない場合は用意 |
LEDライト | 太陽光などが入りづらい部屋で実施する場合は印象を明るくするためにLEDライトを用意 |
オンライン面接を受ける前に確認すべきポイント
それでは、オンライン面接を受ける前に確認すべき3つのポイントについて解説します。
機材が正常に動くかチェックする
オンライン面接前には、カメラ、マイク、イヤホン、インターネット接続など、機材が正常に動作しているかを必ず確認しましょう。
また、万一トラブルが発生した場合のために、予備のデバイスやインターネット接続も準備しておくと安心です。
スマホやパソコンの通知は切っておく
オンライン面接中にスマホの通知が鳴ると集中力が切れて、面接官に不快な印象を与える可能性があります。
面接の進行を妨げる通知音やポップアップは面接開始前に通知オフに設定しましょう。
スマホはサイレントモードや飛行機モードにし、パソコンも通知が表示されないように設定しておくことが大切です。
静かな場所を選ぶ
オンライン面接を行う際は周囲の音や背景が面接に影響しないよう、静かな場所を選びましょう。
自宅内でも家族の声や生活音が気になる場合は、ドアを閉めて静かな空間を確保してください。
静かな環境を整えることで自分の声が相手にしっかり届きやすくなるだけでなく、集中して面接に臨めるようになります。
オンライン面接の適切な場所選びに関する記事も合わせてチェックしてみてください。
オンライン面接をする就活生からのよくある質問
最後にオンライン面接をする就活生からのよくある質問とその回答をまとめました。
- スマートフォンで面接を受けてもいい?
- パソコンがない場合にはどうしたらいい?
- 最初と最後の挨拶は立ち上がってするべき?
以降では、それぞれについてQ&A形式で解説していきます。
スマートフォンで面接を受けてもいい?
基本的に、オンライン面接はパソコンで受けるのが望ましいです。
しかし、就活生の中にはパソコンを持っておらず、準備ができないという人もいることでしょう。
そのような場合、企業から指定がなければスマートフォンでオンライン面接を受けても問題ありません。
ただし、スマートフォンを立てる位置によっては俯きながら話すことになってしまうため、設置場所には注意が必要です。
また「面接中に電源が切れないようしっかりと充電しておく」「画像が大きく映りやすいよう横向きに置く」なども留意しておきましょう。
パソコンがない場合にはどうしたらいい?
企業によっては、オンライン面接への参加をパソコンから行うように指示されるケースもあります。
「パソコンの購入が難しい」「購入してもインターネット回線の準備が間に合わない」など、さまざまな事情もあることでしょう。
そのような場合には、完全個室のネットカフェやレンタルスペースを使用するのがおすすめです。
最初と最後の挨拶は立ち上がってするべき?
オンライン面接においては、面接官から指示がない限り、挨拶やお辞儀は座ったままで問題ありません。
この記事でも紹介したように、過去「その場で立ち上がってください」と指示された事例もあるため、服装は上下ともスーツを着用するようにしましょう。
さいごに
オンライン面接で問われる質問内容は、対面形式で行われる面接と大きな違いはないため、特別な面接対策は必要ありません。
しかし、対面形式とは違い、パソコンやスマートフォンなどを用いるため、音の聞こえ方や画面の映り方に気を付けなければ、マイナス評価を受けてしまうため注意が必要です。
また、対面ではないことをいいことに、カンペや不十分な服装で面接に臨む学生もいますが、それらは面接官に見抜かれていることを意識しなければなりません。
これからオンライン面接で採用選考を受ける人は、ぜひ本記事で解説したコツや注意点などのポイントを押さえ、内定獲得に役立ててください。