履歴書の短所の書き方まとめ!書く際のポイントや注意点も解説

2024/10/12更新

はじめに

履歴書に短所を書く際に、どのように書けばいいのか迷ってしまった経験は誰しもあるかと思います。

長所であれば書きやすいですが、短所はデメリットにもつながるのでできれば隠しておきたいですよね。

しかし、短所をきちんと言語化して伝えられればよいアピールにもつながるのです。

そこで本記事では、履歴書で短所を書くコツについて例題を交えて解説していきます。

以下のようなお悩みのある学生は必見ですので、ぜひ最後までチェックしてみてください。

対象
  • マイナス評価にならない短所の書き方が知りたい
  • 自分の短所を探す方法が分からない

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履歴書で短所を書く理由

企業が短所を求めている理由は次の通り。

履歴書で短所を書かせる理由
  • 自分を客観的に理解しているか
  • 求める人材とマッチしているか
  • 問題解決能力があるか
  • 自社で活躍できそうか

短所と長所が揃うことで、学生の内面を深く知ることができます。

特に長所より短所のほうが言いにくいです。

短所をしっかり企業に伝えることで「自分自身を客観視できている人材」とアピールできるでしょう。

また、短所に加えて改善点を伝えられれば、問題解決能力があるのもわかります。

短所を入念に分析しておけば、他の就活生と差別化が図れるはず。

短所の書き方例文5選

こまかい短所の書き方のポイントについて解説する前に、まずは例文を見ておおまかなイメージをつかんでおきましょう。

以下では5つの代表的な短所を取り上げ、具体的な例文を踏まえながら紹介していきます。

マイペース

私の短所は「マイペース」です。

飲食店のアルバイトをしていたときに、自分の作業に没頭しすぎていたゆえに周りへの気配りができていませんでした。

現在では、作業をおこなう前に「困っている人がいないか」を確認して作業をしてます。

仕事は共同でおこなうものと心得ていますので、マイペース過ぎずに細心の注意を払って臨んでいきたいです。

せっかち

私は周りから「せっかち」とよく言われます。

自分自身も日頃から「なるべく早くやらなきゃ」といった気持ちが強いですが、それは「相手を待たせたくない思い」もあるからです。

しかし、現に焦りやすいときもあるため、頼まれごとをした際は必ず「二重チェック」をおこなうように気をつけています。

急いでしまうとケアレスミスが出る可能性が高いからです。

仕事をする際は「二重チェック」に加えて、期限に余裕をもって取り組んでいきます。

心配性

私は何事に対しても「心配性」なところがあります。

慣れていないことや新しいことに取り組む際「ミスが起きないように」と考えがちです。

しかし、裏を返せば早く飲み込めるようになると捉えています。

ミスをしないように何度も練習をしたり覚えたりすれば、その分早く取得できるからです。

仕事では自分ひとりで抱え込まないように、周りに頼りながら心配し過ぎないように行動していきます。

優柔不断

私の短所は「優柔不断」です。

選択肢が多かったり、自分に決定権があったりすると「どれがいいのだろう」と悩んでしまいます。

しかし、この経験があったからこそ常に納得できる選択ができました。

時間をかければ考えられる可能性を洗い出せるため、比較しやすくなるからです。

仕事では「最善の選択」と「速さ」が求められていると考えます。

ゆっくり検討して納期を過ぎては、周りに迷惑がかかるでしょう。

そうならないように、周囲の意見を取り入れながら「選択するスピード」を上げていきます。

緊張しやすい

私は周りから「緊張しやすい性格」と言われます。

誰かと初めて会話をするときは気持ちが上がる傾向が強く、頭の中が真っ白になるときもありました。

この性格を意識してから「なぜ緊張するのだろう」と内省した結果「努力不足」「練習不足」だと気づいたのです。

誰かと会話をするときはあらかじめ「どういう質問をしたらよいだろう」と考え、実践してきました。

すると、会話が途切れにくくなり、自然と盛り上がる機会が増えたのです。

事前準備の重要性を学び、社会人でも入念な配慮をしていきたいと考えています。

その他に就活で使える短所を知りたい方は、以下の記事もチェックしておきましょう。

履歴書で短所を書くときのポイント

例文をチェックして、なんとなく短所の書き方が分かってきた方も多いかと思います。

これまでの例文を踏まえたうえで、短所を書く際のポイントを整理していきます。

ポイントをおさえて、オリジナリティあふれる履歴書を完成させましょう。

履歴書で短所を書くときのポイント

長所とセットで書く

短所は「長所の裏返し」なので、長所においても当てはまるパーソナリティがあるはず。

つまり、短所を述べる場合は長所も述べることで「自分の在り方」を鮮明に伝えられます。

たとえば、短所がマイペースであれば長所は「周囲に流されずに打ち込める」です。

周りが乱れていても自分は淡々とこなしていけるため「安定して物事を進める人」とアピールできるでしょう。

企業は短所から学生の人となりなどを深く知りたいと考えています。

そのため、長所もあわせて伝えられると効果的です。

短所の改善点を書く

短所によっては業務に支障が出るため、自分なりに改善点を述べておくのが大切です。

そうすることで企業は「自分の短所を理解したうえで次にやることもわかっている学生」と認識してくれます。

仕事では常に課題解決のためにどうすればいいかを考える機会が訪れます。

短所の改善点を自ら見つけることで、そういった課題解決力があることも同時にアピールできるでしょう。

履歴書に書く短所の見つけ方

「でも、履歴書でアピールするための短所ってどうやって見つければいいの?」

まだまだ短所を見つけられずに困っている方もいらっしゃるかと思います。

そこでここからは、履歴書に書く短所の見つけ方を解説します。

短所の見つけ方

家族や友人の意見を聞く

自分では気づきにくい短所も、家族や友人に相談することで発見できることがあります。

長い時間を一緒に過ごしてきた人たちはあなたの性格や行動をよく理解しているため、客観的な視点で指摘してもらえるでしょう。

できるだけ多くの人から意見を聞けば、それだけ自分の特性が見えてきます。

自己分析で過去の経験を掘り下げる

過去の失敗や困難な状況を振り返るのもおすすめです。

失敗の原因を分析することで、短所が見えてくることがあります。

例えば仕事や学業で思うようにいかなかった出来事があれば、そこから自分自身の改善すべき点が分かるでしょう。

具体的なエピソードを加えることで、説得力のある履歴書を書けるようになります。

長所から考えてみる

長所は別の側面から見ると短所にもなります。

長所と短所は表裏一体であることを意識し、長所を別の角度から短所として捉えてみましょう。

参考までに、長所から短所への言い換え例を表にまとめました。

該当するものがあればそのまま活用できますので、メモを取っておくといいでしょう。

マインドマップを作成する

マインドマップを使えば、自分の性格や行動特性を視覚的に整理できます。

たとえば「コミュニケーションスキル」をメインテーマにしてマインドマップを作成し、それに関連する経験を整理してみましょう。

こうすることで、自分の性格の中における弱点を発見しやすくなります。

ポイント: 思考を冷静化することで、無意識のうちに抱えている短い場所を見つけることができます。

以下の記事では短所だけでなく長所の見つけ方も紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。

履歴書で短所を書くときのよくある質問

履歴書で短所を書く方法やアピールの仕方について解説しましたが、まだ不明点や悩みもあるかと思います。

そこで最後に就活の履歴書で短所を書く際のよくある質問とその答えをまとめたので、ぜひ、参考にしてください。

弱みとの違いは?

長所・短所は「性格の特徴」で、強み・弱みは「その性格をどのように業務で活かせるか」を伝える際に用いられます。

どちらにしても短所を伝える場合はどのように克服すべきかについて明確にして、言い換えられる長所とセットでアピールしましょう。

マイナス評価につながる短所は?

次の短所は履歴書に記載しないのがおすすめです。

マイナス評価につながる短所の一例
  • 愚痴や悪口を言う
  • 人を嘲笑
  • 人を悲しませる
  • 嘘を平気でつく
  • 時間を守らない
  • 物事に対して雑に扱う

上記は面接に限らず、人としての「在り方」が問われます。

悪気がないにしても企業からすれば「この学生は大丈夫だろうか?」と思われるでしょう。

履歴書に書く短所を決めたら、念のためにキャリアサポート課などで一度見てもらうようにしてください。

面接と履歴書では内容を変えるべき?

面接で履歴書と同じ内容をアピールするのは問題ありません。

ただし、面接では履歴書の内容をベースにしてプラスアルファの情報を付け加えるとよいでしょう。

履歴書よりも深掘りした内容にすることで、面接官に熱意や意欲が伝わりやすくなるでしょう。

さいごに

今回は、履歴書の短所のアピール方法と例文、短所の見つけ方と伝わりやすい書き方について解説しました。

短所は慣れていないとなかなか書けないため、しっかり内省をし事前に練習をしてください。

特に面接では急に聞かれる可能性もあるので、対策をしておくとよいです。

また、短所を見出すことは自己分析のひとつでもあるため、自己理解をよりよくするためにもおすすめします。

就活では自己分析が要となってくるので、分析をすればするほど軸がブレにくくなるからです。

強くブレない軸があれば、最終面接でも通用します。

長期的な視野をもって自分の短所と向き合ってみてくださいね。

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