【就活】業界選びの重要性・おすすめの業界を紹介!
2024/9/24更新
はじめに
就活では業界の数もさまざまであるため、適切に絞りきれない方もいるかもしれませんが、軸を設定すれば絞り切るのは難しくありません。
まずは、業界や企業に「どんなこと」を求めているのかを明確にするのが大切です。
併せて自己分析をおこない「何をやりたいのか」「どんな社会人生活を送りたいのか」などをイメージしておくといいかもしれません。
今回は、就活における業界の選び方とおすすめを紹介していきます。
- 業界の選び方
- 業界選びの重要性
- おすすめ業界の具体例
- 業界選びの注意点
これから就活を始める方、自分の働く軸が定まっていない方にもピッタリの内容ですので、ぜひ参考にしてみてください。
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就活における業界の選び方
業界を決めるにも「自分なりの軸」をもっていることが大切です。
まだ自分の軸が定まっていない就活生の方は、下記6つの選び方を取り入れてみてはいかがでしょうか。
- 福利厚生が充実している
- 離職率が低い
- 景気に左右されない
- 社員への教育制度が充実している
- 安全衛生優良企業認定を受けている
- 平均年収が高い
基本となる選び方をいくつか決めておくと、業界選びに悩まなくて済みますよ。
福利厚生が充実している
福利厚生とは、給与以外で支払われる報酬です。
たとえば、住宅手当や育児休暇なども福利厚生にあたります。
他には、24時間365日オープンしているカフェや仮眠スペースを設けている企業もあるそうです。
福利厚生が充実していると、仕事もよりはかどりそうですよね。
特に最近では、仕事と生活をうまく両立できるように「ワークライフバランス」を重視する業界・企業も増えています。
働きやすさがあることで適度にリラックス感が生まれるため、よりクリエイティブな仕事が実現可能です。
長く勤めるのを考えているなら、自分が働きやすい業界・企業を選べるといいかもしれません。
働きやすさ以外であれば、保険や手当てがついているかどうかで選ぶのもアリです。
安定志向の方は検討しておくといいでしょう。
離職率が低い
業界の離職率が低ければ、辞める人が少ないことを意味します。
辞める人が少なければ、それだけ業界・企業に残る理由があるのを意味するのではないでしょうか。
たとえば、「休暇がきちんととれる」「人間関係が良好」「待遇が良い」などです。
働く人の価値観が多様化されているため、長く勤める方の理由はさまざまですが、何かしらのポジティブな理由があると考えるのがいいかもしれません。
自分がこれから費やす多くの時間が仕事になるので「長く勤めることができるか」は一つの目安になります。
また、2022年度の厚生労働省の調査によると、一般労働者の離職率は全国平均15.0%です。
この数字自体が高いか低いかは一概には言えないものの、業界の離職率を参考にするときに照らしあわせてみてはいかがでしょうか。
たとえば、全国平均離職率と比べて極端に大きい業界はなんらかの理由で大きくなっているため、理由が不鮮明であれば避けておくのをおすすめします。
景気に左右されない
業界に安定感を求めるなら、景気に左右されない業界を選ぶのがよいです。
景気に左右されなければ業績も安定しますし、社員にも今まで通り給与を支払うことができます。
たとえば、コロナ禍でも業績を保っていた業界の一つは「IT業界」です。
テレワークが一気に普及したり、オンラインサービスが充実したり、今後も発展が見込めます。
他には生活を支えてくれる水道・ガス・電気などのインフラ業界。新規参入が少なく、価格競争が起きにくいため、高い利益をキープすることができます。
安定的に働ける業界の一つです。
社員への教育制度が充実している
社員研修・資格制度・スキルアップ制度などが充実しているかどうかも、選び方の目安になります。
よい待遇や安定感があるのも大切ですが、ステップアップしたいと考えている方も多いです。
企業としても優秀な人材に育てることができれば、一人の社員が生み出す利益はとても大きいものになります。
周りにもいい影響を与えるでしょう。
教育制度が充実していなくても問題はないですが、成長志向が強い方は少々物足りなさを感じるかもしれません。
高みを目指したい方は、教育制度が整っているのかも確認しておくとよいです。
安全衛生優良企業認定を受けている
「安全衛生優良企業認定」とは、労働安全衛生法に伴って労働者の安全や健康を確保する対策に取り組み、高い安全衛生水準を維持・改善している企業のことです。
いわゆる「ホワイト企業」と考えておくといいかもしれません。
業界・企業を選ぶ際の一つの目安ですので「安全衛生優良企業認定」があるからといって、文句なしの企業であるとは限りません。
つまり、この認定を受けているのかを確認しつつ自分の働く軸にあっているかどうかもチェックして、業界選びをおこなうといいでしょう。
平均年収が高い
自己実現のために仕事をしている方も一定数いますが、大半の社会人は「理想の生活をするためにお金を手に入れる」ために働いていることでしょう。
事実、年収は800万円に近づけば近づくほど人生の幸福度が高くなっていくとする研究結果もあり、年収は生活水準の上昇に加えて生きるうえでの「満足感」にも影響を与えることが証明されているのです。
そのため、平均年収が高いという点は多くの就活生が企業を志望する軸の1つになることが少なくなく、また入社倍率が高い点は優秀な学生が多く入社することに繋がるため、結果的に多くの学生が業界選びの基準としています。
なぜ業界選びが重要なのか?
上記では業界選びの軸になるポイントを6つ紹介しましたが、そもそもなぜ業界選びが重要なのでしょうか。
多くの学生は業界選びが重要という認識を持つものの、重要な理由を具体的に言語化できていないケースがあるため、ここで解説していきます。
- ターゲットを絞って志望企業を考える必要があるため
- 就職活動では「一貫性」が評価されるから
- 社会人生活を充実させるため
ターゲットを絞って志望企業を考える必要があるため
総務省と経済産業省の発表によると、国内には約178万社の法人企業があると発表されています。
また新卒就活に特化した大手サイト「リクナビ」に絞った場合でも、1万5,000社もの企業が掲載されています。
これらの数値を踏まえると、志望企業を考える際にはどうしても自身でターゲットを絞っていかないと効率的に就職活動を進めることができません。
そのため、ターゲットの企業を絞る第一の手段として「業界で絞る」という方法があり、自身の適性に沿って決めていくことが重要になると考えます。
就職活動では「一貫性」が評価されるから
採用面接時では「就活の軸」を聞かれることが多く、その軸をもとに業界・企業を選んで就活を進めているかどうかを企業は詳しく確認するでしょう。
一貫性を確認する理由は下記だと考えられます。
- 芯のある人物像か把握したい
- 明確な根拠もとに意見をいう「論理的思考力」を確認したい
- どれだけ時間をかけて準備したかを確かめたい
また軸に沿って企業を決めていく場合は、第一に就活軸に合致する「業界」を選定し、そのうえで軸に合致した業界内の企業を選んでいく流れが一般的。
その点でいうと、まずは業界を正しく決めていかないと自分にとって志望すべき企業も見つけられないといえるため、志望業界を正しく把握することが重要といえますね。
社会人生活を充実させるため
大前提として、就職活動は大学卒業後の「社会人以降」の生活をより豊かにすることを目標に実施されるべき活動です。
そのため自身に適した風土・商材を扱う業界を選ぶべきで、そのために自身がどんな風土・商材に適しているかを正しく分析し、正確に志望業界を判別していく必要があるでしょう。
業界選びは自分が興味をもてる分野であることも大切
「福利厚生が充実している」「ステップアップができる」なども重要ですが「自分が興味をもてる分野かどうか」も、業界選びでは大切です。
「やってみなければわからない」といった意見もあるかもしれませんが、自分が興味をもてるからこそ時間と労力を費やせるのではないでしょうか。
また、興味がもてない業界で成果を出せるほど仕事は甘くありません。
短期的に結果は出せても、気持ちがついていかず途中でバテてしまう方も実は多いのです。
一方、興味があれば他の人よりも深く探求できますし、専門性も磨かれて成果も出しやすくなります。
100%興味がある分野ではなくていいですが、少しでも興味があるものを選んでみてください。
就活生におすすめの優良業界
本記事の選び方を軸にして、おすすめの優良業界を3つピックアップしてみました。
- インフラ業界|景気に左右されない
- 複合サービス業界|離職率が低い
- IT業界|スキル・キャリアアップができる
では、それぞれ具体的に見ていきましょう。
①インフラ業界|景気に左右されない
インフラ業界の事業には、電気・ガス・水道、交通系などがあります。
どれも私たちの生活を支えるのに欠かせない存在ですので、景気に左右されることがほとんどないです。
景気に左右されなければ安定して業績も見込めますし、利益を従業員に還元することができます。
ただし、業界が安定しているのは他の就活生も同様に知っているため、倍率が高いです。
内定を獲得するのも容易ではないので、しっかり下準備をしなければいけません。
インフラ業界については下記で詳しく解説しているため、ぜひ目を通してみてください。
②複合サービス業界|離職率が低い
複合サービス業界とは、郵便局や農業協同組合などのこと。地域などにもよりますが、残業が少なく労働時間が短いことから、離職率が低いと言われています。
2019年度の厚生労働省の調査によると、複合サービス業界の離職率は7.9%ともっとも低いことがわかりました。(2022年度の複合サービス業・離職率は11.0%です。)
また、労働時間がきっちりしていれば趣味や生活にも時間を注げられるので、ワークライフバランスを充実させやすいです。
働きながら自分の時間も確保したい方は、複合サービス業界を検討してみてはいかがでしょうか。
③IT業界|スキル・キャリアアップができる
2022〜2023年におけるIT業界の市場規模は約19.3兆円。
新型のコロナウイルスによりテレワークが一気に普及しただけではなく、人工知能やメタバースなどの先進技術も注目されてきています。
目まぐるしい発展の裏側には当然スキルが求められますが、その分給与やキャリアアップの上昇も他の業界より大きいです。
市場規模の大きさがスキル・キャリアアップの幅を決めるといっても過言ではありません。
世界のトップ産業はIT業界が占めているように、今後もますます発展が見込まれる業界です。
Web関連技術をいち早く学びたい方には適しています。
なおIT業界について詳しく解説した記事は下記になりますので、興味のある学生はぜひチェックしてみてくださいね。
就活生が知っておきたい業界選びの注意点
最後に業界選びの注意点を次にまとめました。
- 自分の働く軸とあっているかを確認する
- 給与だけで業界・企業を絞らない
それぞれ具体的に見ていきましょう。
自分の働く軸とあっているかを確認する
自分が仕事をするうえで「どんなポイント」に重点を置き、志望する業界・企業でそれを叶えられるかが大切です。
たとえば「ワークライフバランスを大切にしたい」のであれば「休みをとりやすい業界なのか」などが必要でしょう。
一方、子育てをしながら仕事も頑張りたいのであれば福利厚生がしっかりしている企業が望ましいです。
そのためにも自己分析をおこない「自分の働く軸」を明確にしておく必要があります。
給与だけで業界・企業を絞らない
給与を含めた待遇面がよいに越したことはありませんが、それだけで絞ってしまうと後悔するかもしれません。
労働時間が長すぎたり人間関係がよくなかったり、給与を得られても人生の充実度が下がる可能性もあります。
給与はもちろん大切ですが、上を見たらキリがありません。
待遇以外での報酬を感じられる環境があると、より人生の充実度が上がるはず。
実現したい夢や目標をもっているなら、志望する業界で達成できるのかを考えておくといいかもしれませんよ。
夢を叶えるのが難しければ、一定期間はスキルアップと割り切って、のちに独立するのもプランの一つです。
自身にとって「おすすめ」の業界の探し方は?
先ほどはインフラ・複合サービス・ITがおすすめと紹介しましたが、これはあくまで「一般論」で、個々人でおすすめと呼べる業界は異なります。
そのためもっとも重要なのは「自身で最適の業界を見つける手段を持つ」ことでしょう。
そこで今回は、自身に適した「おすすめ」業界の探し方を3つ紹介します。
- 自己分析・企業分析
- 優先事項や譲れない条件を洗い出す
- キャリアビジョンから逆算する
自己分析・企業研究
自己分析をすることで、自身の長所・短所、または自身の価値観を客観的に把握でき、企業に自身のどんな点をアピールすべきかが明確になります。
そして自己分析で見つけた「自身ならではの特徴」を踏まえて、志望企業の求める人物像にできる限り合致する内容で、自身をアピールできるよう対策していきましょう。
また業界研究や企業分析をする目的は、「業界内での志望企業の立ち位置や、競合他社との相違点を把握するため」です。
そして志望企業が所属する業界以外の気になる業界・企業も調べることは、より志望企業を客観的に分析できることにつながります。
「競合他社ではなくなぜ志望企業なのか」という点を、自身の経験や価値観を踏まえて明確に説明できるよう、時間をかけて考えていきましょう。
自己分析・志望動機を考える際の方法として、自身が行ったのは主に下記3点のため参考にしてみてください。
- 前田裕二著「メモの魔力」の1000の質問に対して、ノートに回答を書く
- OBOG訪問で、自身の作成した仮の志望動機やガクチカを添削
- 社員の方の志望理由を聞き、自身と一致する部分があれば内容を模倣
- 転職口コミサイトを徹底的に閲覧し、企業の良い点と悪い点を考察
優先事項や譲れない条件を洗い出す
自身の過去を振り返って「この条件を成し遂げていない企業は入らない!」と思う内容を深掘りしていきましょう。
ここでいう条件とは、「福利厚生」「年収」「残業時間」「転勤の有無」などが代表的です。
また「自身の過去と結び付けて条件を考える」と、例えば下記のようなケースが挙げられるため参考にしてみてください。
「自身の過去と結び付けて条件を考える」の例
①転勤族だった場合
転勤族で、小中学校で転校を何度も経験して苦い思いをしたから、将来の我が子にはそういう思いはさせたくない。
↓
大きな異動が伴う転勤がないまたは少ない業界がいい。
↓
「公務員」やリモートワークが発達する「IT」企業を志望。
②東日本大震災を経験した場合
「東日本大震災」で被災した経験から、情報が滞って現地まで伝わらない怖さを知った。
↓
「情報の提供」を通して生活の安心を作る仕事がしたい。
↓
情報を伝達するための「通信」業界や、報道を行う「マスコミ」系を志望。
キャリアビジョンから逆算する
キャリアビジョンとは具体的に「海外で働きたい」「様々な業種に携わりたい(ジェネラリスト志望)」「何かの専門家になりたい」など、将来のなりたい姿を指します。
業界・企業によって歩めるキャリアは様々なため、自身の理想のキャリアを歩めるかどうか確認したい場合はネットで調べることに加えて、「OBOG訪問」「座談会の参加」などを通して実際に働く社員にキャリアについて質問することをおすすめします。
さいごに
今回は「おすすめの業界」について解説してきましたが、いかがだったでしょうか?
記事の内容を簡単にまとめます。
- 「自分なりの軸」を持って業界を決める
- 業界選びが重要な理由は3つ
- 業界選びは自分が興味をもてる分野であることも大切
- おすすめの業界はインフラ・複合サービス・ITの3つ
- 給与だけで業界・企業を絞らないことが重要
- 結局、個々人によって最適の業界は異なる
- 自分に適した「おすすめ」業界を探していくことが大事
初めての就活だと何から決めたらいいのかわからないかもしれませんが、まずは自己分析をおこない「自分の軸」をざっくりと決めておきましょう。
「何を求めているのか」「何を大切にしているのか」「何をやりたいのか」によって、志望する業界・企業が変わってくるからです。
何も決まっていない段階で、いろいろと目を通しても目移りしてしまいます。
また、仕事は人生の大半を占めるものです。
なんとなくで決めると、人生の大半が「なんとなく」で色づけされてしまいます。
素敵な社会人生活を送るためにも、自分なりの基準をもって真剣に選んでみてください。
なお、「就活の軸」に悩む学生におすすめの記事は下記になりますので、気になる方はURLをクリックしてみてください!