【農業就活】これから農業はアツい?就職方法や志望動機の書き方も解説

【農業就活】これから農業はアツい?就職方法や志望動機の書き方も解説

2022年7月28日

はじめに

突然ですが、

 

「アグリク」って知ってますか?

 

「アグリク」とは、農業ビジネスの業界研究と合同説明会が行われるイベントのことです。

 

「アグリク」では全国から有名トップ農業法人が訪れ、農業ビジネスに関心を寄せる学生に対してリクルート活動を行っていますが、学生の参加者は年々増加しています。

 

農業関連の就活イベントと聞くと、農学部系の学生の参加をイメージしますが、実はいま東京大学や早稲田大学、慶応義塾大学といった官公庁や大手企業を目指すことの多い上位校のしかも文系学生が参加するという現象が起きています。

 

後ほど説明しますが、農業分野はICTやAI、IoTを使ったスマート農業の導入や1次、2次、3次産業をかけ合わせた6次産業化など、未来の可能性が期待できる農業に若者が関心を寄せていると言えます。

 

「でも、農業分野って、どのように就活すればいいの?」

 

農業就活は他の就活と違って特殊な就活を行わないといけないのか、気になる点だと思いますので、本記事では就農するメリット・デメリットをおさえたうえで、農業就活のやり方や志望動機の書き方まで広範囲に及んで解説していきます。

 

本記事を読めば、農業就活に関して一通りの知識がゲットできますので、10分ぐらいでサクッとインストールしてくださいね。

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1.農業の仕事は大きく3つ

農業というと、田植えや果樹園の栽培をイメージしますが、中身は大きく下記の3つにわかれます。

 

①耕種農業

➁畜産農業

③アグリビジネス

 

1つずつ詳しく中身を見ていきましょう。

 

①耕種農業

耕種農業とは、稲作(米)・穀物・野菜・果樹・花などの植物を栽培する業種の総称です。

 

きのこ類の栽培や葉タバコ・なたね・生茶などの工芸農作物、飼肥料用作物の栽培も耕種農業に含まれます。

 

代表的なものは下記のとおりです。

 

代表的な耕種農業概 要
稲 作日本人の主食となるお米を実らせるイネを栽培することを稲作と言います。
畑 作麦やトウモロコシなどの穀類や豆類、イモ類などを畑で栽培します。
露地野菜野外の畑で栽培した野菜を「露地野菜」と言います。

日中と夜間の寒暖差や風雨などにさらされ、日光など自然の恵みを存分に受け、農業の醍醐味が感じられます。

施設野菜ビニールハウスから植物工場まで、技術の粋が詰まった施設での野菜栽培を指します。

天候や季節に左右されない安定生産が特徴です。

果樹リンゴやミカン、モモなど季節ごとに旬の果物を生産します。

 

②畜産農業

2つ目の畜産農業は家畜や家禽を飼育、肥育、ふ卵する農業です。

 

牛、馬、鶏、いのしし、鴨、めん羊などのほか、はちみつをとる養蜂や養蚕、アパレルやバッグなどに使われる毛皮獣の飼育、実験用の動物の飼育もこの分野の農業に分類されます。

 

代表的な例は下記のとおりです。

 

代表的な畜産農業概 要
酪農牛を飼育し、私たちの食生活に欠かせない牛乳を生産する仕事です。
肉牛食肉となる肉牛を飼育する仕事です。

主に「繁殖」と「肥育」の2つの工程に分かれており、一方を専門で行う牧場もあれば、両方一貫して行う牧場もあります。

養豚食肉となる肉豚や種豚(しゅとん)を飼育することを養豚と呼びます。

地域性・独自性を活かした「ブランド豚」の確立に熱意をそそぐ経営体が多いのが養豚業界の特徴です。

養鶏鶏(にわとり)を飼育する仕事です。

卵を生産するために採卵鶏を飼う養鶏と、肉を生産するために食用鶏を飼う養鶏の2つに分類されます。

 

③アグリビジネス

最後のアグリビジネスとは、アグリカルチャー(農業)とビジネス(事業)を組み合わせた造語で、農業に関するビジネス全般を指します。

 

アグリビジネスには製造・流通・金融までさまざまな業種が含まれますが、耕種農業・畜産農業の生産者を支える仕事や生産者と消費者とをつなげる流通・販売の仕事がメインと言えます。

 

アグリビジネスは地域の活性化や農業希望者の増加などの問題解決につながっており、近年注目度が高まっています。

 

農業の「やりがい」と「大変さ」

ここまで読んできて、

 

「農業って、オモシロそう!!」

 

「これからは農業だっ!!」

 

「自然とたわむれながら暮らしたい」

 

など、もちろん良い点もありますが、大変なところや苦労する点もありますので、イメージ先行にならないように両面を見ておきましょう。

 

まず、やりがいや魅力は、

 

①こだわりの農作物が作れる

➁緑に囲まれた田舎暮らしができる

➂ストレスの少ない生活が送れる

➃健康的な暮らしができる

 

など、だいたい農業に憧れる人はこのようなイメージを抱いて関心を寄せていると思います。

 

一方で、大変さとしては、

 

①暑い、寒い、キツイの肉体労働が基本

➁都会のような便利さはあきらめる

➂機械や道具の使用に危険がともなう

➃朝が早く、休みも不定期

➄天候不順や災害によって打撃を受けやすい

 

など、農業のいい部分だけでなく、大変な部分にも目を向けて就農するのかどうかを長い目で見てバランスよく考えることが大切ですね。

2.どうやって就職するの?

農業というと個人経営で農業を営んでいる農家に直接頼み込んで、師弟関係になるというイメージがあるかもしれません。

 

一方で、下記のような農業に関連する法人に就社してもいいですし、経験を積んでから独立就農する手もあります。

 

・食の安全・材料の安定供給の関係から直接農場を持ち、農産物を生産する大手のスーパーやコンビニ、チェーン店

 

・個人の農業従事者をサポート(機械の貸し出し、農作物の栽培指導、農作物の出荷補助など)する農業協同組合や複数人で経営する農業法人

 

・種苗会社の品種の開発や販売、栽培指導

 

・農業資材会社の農薬や肥料、農機具などの開発・販売、

 

・農業機械会社の機械の開発・販売

 

など、色んな選択肢がありますが、このような法人に就職する場合は、通常の就活と同じように下記のルートをたどる必要があります。

 

①エントリー(応募)→➁応募書類の作成・送付→➂書類選考→➃面接→➄内定・採用→⑥入社

 

求人の情報は、ハローワーク、就活サイト、就活セミナーやイベントなど、色々な場面で接触できますので、まずは動いて探してみましょう。

 

ここまで読んでみて、

 

「農業分野って面白そう!! でも、志望動機をどう書いたらいいの?」

 

というあなた向けに、次の章で志望動機の書き方と例文を公開しますね。

3.志望動機の書き方

農業分野の会社に就職する場合の志望動機の書き方ですが、下記の3つのポイントを上手く織り交ぜることが重要です。

 

①なぜ農業分野なのか?

➁その中でなぜその会社の事業なのか?

③原体験と紐づけできるか?

 

1つ目の「なぜ農業分野なのか?」ですが、世の中には色々な業界が存在しますね。

 

自動車業界、電子部品業界、マスコミ、インフラ、コンサル、教育など、沢山の業界があります。

 

それらの業界を蹴って、なぜ特殊ともいえる農業分野に就職しようと思うのかが、企業側は1番気になるところなので、まずはその疑問を払拭してあげる必要があります。

 

その上で、なぜその会社の事業なのかを説明していきます。

 

先ほど説明したとおり、農業と言っても色んな事業があります。

 

それに伴い、事業によって求められる人材が異なるため、なぜその会社が行っている事業に関心があり、入社したいのかを述べる必要があります。

 

最後は原体験とリンクさせると説得力が増します。

 

やはり、人間誰しも何かを始めるには「きっかけ」があります。

 

たとえば、インターンシップの経験でもいいですし、ボランティアで農業に従事したでもいいですし、小学校の時に農業実習をして農業分野に興味を抱いたでもいいので、原体験と志望動機を紐づけると「本当に入りたいんだな」というパワーが相手に伝わります。

 

とはいえ、志望動機の実例がないとピンとこないと思うので、まずは悪い例から紹介しますね。

4.これがマズい例

まずは志望動機のNG例を示しますので、何が悪いのかを想像しながら読み進めてください。

 

【NG例】

爆発的な世界人口の増加により、近い将来、食料危機が必ず訪れると思っています。

日本の食料自給率は低く、海外からの輸入に依存している現況に鑑み、そのようなリスクを回避する観点より、御社に入社したいと考えます。

 

さて、この例文のどこが悪いのでしょうか?

 

まずは農業全体のことがテーマになっており、「食料危機」とか「食料自給率」とか、政治家が言いそうな一般的な内容に終始していますね。

 

「なぜ、その会社の事業なのか、他の会社でもいいのではないか」といった1番会社側が知りたい点が書かれていないのも残念です。

 

加えて、本人の原体験とリンクしていない志望動機になっているため、「その会社に就職したい」という熱量が伝わってきませんね。

 

5.こう書くと響く模範例

それでは志望動機の模範例を見ていきましょう。

 

どこがいいのかを考えながら読むと学習効果が上がりますよ。

 

私が御社を志望する理由は「地産地消により環境に貢献する」という御社の掲げる目標に共鳴したからです。

私はスーパーの野菜部門でアルバイトを行っていましたが、現地の野菜特設コーナーと他県からの野菜を販売しているエリアが併設されていました。

当初は併設する理由がわかりませんでしたが、そのスーパーが地域密着型の事業運営を行っていることがわかり、興味を抱きました。

そこで地産地消について詳しく調べると、「運送コストがかからない、鮮度のいい状態で農産物を届けられる、排出ガスの抑制など地球にやさしい」というメリットを把握しました。

より安全で安心な野菜をお客様に届けられ、脱炭素社会にも貢献できるレベレッジの高い御社の事業に身をささげたいと真剣に考えるようになりました。

御社の目標は私のやりたいことと正に合致しましたので、ぜひ御社に入社して持てる力を十分に発揮し事業拡大に貢献したいと考えています。

 

いかがでしょうか?

 

良い点がどこかというと、前段でその会社の目標に共鳴することにより、「なぜ、その会社か?」という疑問をクリアーしています。

 

そして、アルバイトという原体験で地産地消のメリットに興味を抱き、そのメリットに貢献したいという意図が志望理由の説得力をパワーアップさせています。

 

志望動機の3つのポイントを上手く織り交ぜているので、NG例の志望動機よりも格段に熱量が増し、相手を納得させる文章に仕上がっていることが見て取れると思います。

 

ぜひ志望動機を作成する際の参考にしてみてください。

 

6.これからの農業が面白い3つの展望

農業の深刻な問題の1つが農業従事者の「高齢化」ですが、若者の呼び水になるさまざまな取り組みが現在行われています。

 

そのキーワードは、「ICT」、「スマート農業」、「6次産業化」です。

 

最後にこれから農業が面白い3つの展望を紹介して、本記事を締めくくりたいと思います。

 

①農業をデータで管理するICTの導入

 

1つ目の展望が「ICTの農業分野への導入」です。

 

ICTとは「Information and Communication Technology(情報通信技術)」の略で、農業分野では作物の品種、土や天気の状態、使った肥料、どんな作業をしたかなどの情報を保存して生育を管理し、よりよい品質の農作物をより多く収穫できることを目指すシステムです。

 

過去のデータベースを管理していくことで、害虫や災害時の対策に活用でき、発育の予測を立てやすくなることもメリットの1つです。

 

また、ICTに行政や研究機関が管理しているデータを連携させる「農業データ連携基盤WAGRI(ワグリ)」が2019年4月に本格稼働したことにより、従来の農業従事者の「勘」だけに依存するだけでなく、官民一体でさまざまな角度のデータを活用した農業管理で、生産物のクオリティをより一層高められることが期待できます。

 

➁業務負担を軽減するスマート農業

 

さきほどのICTをはじめ、Iot(Internet of Things)やAIを活用し、省力化・精密化や高品質生産を実現する「スマート農業」が注目されています。

 

日本の農業現場では依然として人手に頼る作業や熟練者でなければできない作業が多く、省力化、人手の確保、負担の軽減が重要な課題となっています。

 

いわゆる、3K(キツい、汚い、危険)職場で若手の流入を阻んでいる原因にもなっているため、スマート農業を導入することで農作業の省力・軽労化が実現でき、新規就農者の確保や栽培技術力の継承が期待されています。

 

たとえば、スマート農業の一例として、

 

・ロボット・トラクターやスマホで操作する水田の水管理システムなど、作業の自動化により規模拡大

 

・熟練農家の匠の技をICT技術により若手農家へ技術伝承

 

・センシングデータ等の活用・解析により、農産物の生育や病害を正確に予測する高度な農業経営

 

が可能になるなど、省力化や精密化、高品質生産の実現に向けて、色々な可能性が期待できますね。

 

➂6次産業化で多角経営

 

6次産業化とは、1次産業を担う農業者が自ら2次産業である「加工」や3次産業の「販売・サービス」を手がけ、生産物の付加価値を高めて農業所得を向上する取り組みを指します。

 

「6次産業=1次産業(農林漁業)×2次産業(加工)×3次産業(販売・サービス)」

 

と、1次産業に他の産業を掛け算して6次産業と言っているわけです。

 

具体例がないとイメージできないと思うので、下記の例を参考にしてくださいね。

 

内 容
農産物を加工・販売

(1次×2次×3次)

自身が栽培した作物を使って加工品を製造し、販売。

商品開発からパッケージ、販路の開拓まですべてを農家が行います。

農家レストラン

(1次×2次×3次)

農家が飲食店を運営し、収穫した作物を調理して、来店客に料理やデザートを提供。
農産物の1次加工

(1次×2次)

企業や飲食店が使いやすい形に農産物を加工。

例としては、カット野菜やカットスイーツなどが挙げられます。

直接販売

(1次×3次)

栽培へのこだわりなどの農産物の付加価値を打ち出して、農家が直接通販サイトや道の駅などで販売。

卸売市場を通さないため、農家自身が販路を開拓する必要があります。

観光農園

(1次×3次)

農園や牧場を訪れた観光客に「体験」を提供。

野菜栽培や果樹栽培であれば、収穫体験や観賞用に花畑を公開する場合も含まれる。

農家民宿

(1次×3次)

民宿などの宿泊施設を運営し、宿泊客に農業体験を提供します。農家の住居を民宿に活用する場合もあります。

 

6次産業の概念を使うと色々な展開の可能性を模索できると同時に、課題となる所得向上も期待できますので、農業がワクワクするものに変わりますね。

 

以上、本記事では農業の仕事を紹介しつつ、仕事の実態や就職方法、志望動機の書き方について解説してきました。

 

農業は一回りして、これから可能性のある産業だと思います。

 

これからの日本を支える基幹産業なので、ぜひ若者の新規参入を期待しています。

 

本記事があなたの就活のお役に立てば、幸いです。

 

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

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上京就活ch編集部

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