就活のメンター制度とは?活用するメリット・デメリットを解説

就活のメンター制度とは?活用するメリット・デメリットを解説

2024/11/19更新

はじめに

就活は生徒一人ひとりが目指す業界・企業が異なるので、一斉に始まったとしても「一人」で突き進まなければいけません。

気軽に相談したい気持ちもありつつ「同じライバル」でもあるので、悩みをぶつけるのはちょっと気が引けてしまうのではないでしょうか。

そこで今回は、就活生に寄り添ってくれるメンターについて深掘りしていきます。

この記事で分かること
  • メンター制度の特徴
  • メンター制度のメリット・デメリット
  • メンターの探し方
  • メンター制度を利用する場合の注意事項

「私たちがメンターを利用するとどんなことがあるの?」「そもそもどうやって見つけたらいい?」などと思っている方にもおすすめの内容です。

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就活におけるメンター制度とは

メンター制度とは、これから就活をする学生の方々に、就活経験者でもある先輩や外部の人からアドバイスをもらえる制度です。

「メンター制度」を活用すれば、リアルな体験と本格的なノウハウなどを学ぶことが可能です。

大学のキャリアセンターに行けば基本的に無料で利用できます。

連絡を取ることができるメンターを教えてもらえるので、一度訪れてみるといいでしょう。

ただし、卒業生・内定者すべての人が、メンターとして大学に登録されているわけではないので、自分が希望する人が必ずいるとは限りません。

また「メンター制度」を利用する際は、あらかじめ「どんな悩み」「どんなことを聞きたいのか」などをまとめておけるとマッチしやすいです。

就活生がメンター制度を利用するメリット

では「メンター制度」を利用するとどんなメリットがあるのでしょうか。以下をご覧ください。

就活生がメンター制度を利用するメリット
  • 就活の相談が気軽にできる
  • 効率良く就活がおこなえる
  • 交流の幅が広がることもある
  • メンタルコントロールが学べる

就活で有益にならなくとも、人生において大切なことを学べるかもしれません。試しに話を聞くだけでも利用してみる価値はあります。

就活の相談が気軽にできる

ESの書き方・面接対応・自己分析など、さまざまなことに就活生は取り組みます。基本的なノウハウはネットで調べられますが、イマイチ安心感に欠けることもあるでしょう。

そこでメンターがいれば、ちょっとした疑問点・不安点を質問できるので、着実に前へと進むことができます。就活生にとって具体的なアドバイスや体験談は、貴重な情報です。

また、実際に会話をすることで心の安堵感も変わり、就活への取り組む姿勢も今より良いものになります。

効率良く就活がおこなえる

メンターから的確なアドバイスをもらえることで「何が必要」「何が不要」といった線引きをしやすくなります。

どういった時期に面接対策をするべき、これ以上ガクチカの添削は不要、などといった目安を知れるだけで効率がグッとよくなるのです。

一人だと線引きをする目安がわからないこともあると思うので、そこにメスを入れてくれる第三者の意見はとても貴重。

今取り組んでいるペースでいいのか、軌道修正が必要なのか、などを知れるだけで内定への一歩に近づきます。

現状を把握するためにメンターを活用する人も多いそうです。

交流の幅が広がることもある

メンターを通して他業界・職種の人と接点を作ることも可能です。メンターといえど、あくまで「自分の経験談」をもとにアドバイスをしているので、就活生によっては物足りないことも。

そういったときは、メンターが当時の友人や先生などを繋いで話の場を設けてくれます。

メンター自身も、自分だけの意見で就活生の悩みを解決できるとは考えていません。

必要であれば、周りの人も繋いで問題解決を一緒にしてくれる存在なのです。

もし「他に詳しい人がいればしてほしい」「もっといろんな意見も聞いてみたい」と思ったら、遠慮なくメンターに相談してみるといいでしょう。

メンタルコントロールが学べる

就活は「己」との闘いでもあるため、いかに周りと比べず自分のやるべきことに集中できるかが大事です。「周りの友だちが選考順調そうだ」「内定もらう人も増えてきた」といった声も、就活をしていくと耳にする日が来るでしょう。

そういったときに「メンターはどうやって気持ちをキープできたのか」などの話を聞くことで、少し落ち着くと思います。また、具体的なコントロール方法を聞けば、社会人になってからも活かすことが可能です。

メンタルが整っていれば、毎日をより自分らしく過ごせますし、就活にも集中しやすくなります。「これからの人生」を整えていくのにも、きっと役立つでしょう。

就活生がメンター制度を利用するデメリット

就活生がメンター制度を利用するデメリット

一方、メンター制度を利用する際のデメリットもあります。以下をご覧ください。

就活生がメンター制度を利用するデメリット
  • 時間の拘束がある
  • 相性の良い人が見つかるとは限らない

時間の拘束がある

メンターに相談するため、会っている最中は拘束されます。

自分の問題が解決できればとても有意義な時間になりますが、解決されない場合は少し勿体無いと感じることも。

特に、準備時間があまりない学生にとっては焦る気持ちがつのるかもしれません。

時間を無駄に過ごさないためにも、事前に「内定をゲットするコツ」「ガクチカ・面接対策」「就活に関する注意点」などの聞きたいことを用意しておくといいです。

あらかじめ用意しておけば、効率良く時間を使えます。

疑問点が一つでも解消されれば、収穫があったと思えるため、時間の拘束に意味があったと言えるでしょう。

相性の良い人が見つかるとは限らない

登録されているメンターもさまざまな人がいますが、業界・職種にかたよりがあるので、必ずしも相性の良い人が見つかるとは限りません。

また、志望する業界と同じメンターの人がいたとしても、自分が抱く疑問・不安が解決するかは会わないとわからないのです。

特に専門的な分野、たとえば医療関係などは大学によってばらつきがあります。

就活に関する一般的な質問であれば、ほとんどの方が答えてくれると思いますが、専門性が高い分野だとそもそも登録されていない可能性もあるでしょう。

必要であれば大学内ではなく外部のサービスを利用するのがいいかもしれません。

就活におけるメンターの見つけ方・探し方

メンターの見つけ方・探し方を以下2つ紹介します。時間がある方は、併用するのも効果的かもしれません。

就活におけるメンターの見つけ方・探し方
  • 卒業生や院生に相談してみる
  • 就活メンターがいるサービスに登録する

卒業生・院生に相談してみる

一番手軽で手っ取り早い方法は、大学のキャリアセンターで「メンター制度」を利用するのがいいです。授業の合間や学校終わりに活用できれば、時間を有効に使えます。

もしくは顔見知りの先輩や院生がいるなら、直接相談してみるのもいいでしょう。「メンター制度」に登録されていない学生も多くいるからです。もともと知っていれば関係性があるので気軽に相談もしやすいですし、親身になって聞いてくれるはず。

人によっては関係性を作るのに時間がかかるため「メンター制度」が向いていない人もいるかもしれません。そういった方は、まず親しい間柄の人に連絡をしてみましょう。

また自身と同じ大学の先輩でメンター制度を希望する場合、大学によってはキャリア支援NPO法人「en-courage」の利用もおすすめです。

早稲田大学・慶応義塾大学はじめ全国117の大学で活動し、全国8万人もの学生が利用する実績を持ちます。

サービスの特徴としては以下の通りです。

「en-courage」の特徴
  • NPO法人のため無料で利用可能。
  • 内定をもらって就職活動を終了している学生(主に大学4年生)が、就活中の1つ学年が下(主に大学3年生)のメンターになって、自身の経験や培ったノウハウをもとにマンツーマンで指導を実施。
  • サービス内容は就活全般(就活イベントの紹介・面接とエントリーシート対策など)
  • 大手やベンチャー、日系・外資問わず、450社以上の企業とつながる

en-courageでメンター制度を利用しているからこそ参加できるイベントや、取得できる情報もあり、下記記事でen-courageを詳しく解説しているため気になる学生は読んでみてください。

就活メンターがいるサービスに登録する

外部サービスを利用してみるのはいかがでしょうか。

大学内だと相性のいい人が見つからず、疑問点が解決されないこともあるからです。

たとえばジョーカツを利用してくれると以下のような特典があります。(地方就活生限定)

ジョーカツを利用することで得られる特典の例
  • 東京までの交通費15,000円を補助
  • 専任のキャリアアドバイザーが担当
  • 無料で泊まれる個室完備の就活シェアハウス

上記の特典以外でも、首都圏の成長企業や同じ志をもった就活生と出会うことが可能です。

 ジョーカツを含めた外部サービスであれば、メンターに相談できるだけではなく、他のメリットも充実しています。

就活を効率よく進められるだけではなく、楽しく過ごせるため、利用者の中には「素敵な思い出になった」「心強い味方が見つかってよかった」といった人もいるそうです。

ジョーカツはLINEでエントリーができるので、興味があればぜひ覗いてみてください。

メンター制度は補助的に利用するのがおすすめ

メンター制度は補助的に利用するのがおすすめ

メンター制度を上手に活用できると、就活を効率良く進められるだけではなく交流の幅も広がります。

しかし、人によっては「拘束時間が負担になる」「自分一人でも十分」といったこともあるため、あくまで補助的に利用するのがいいかもしれません。

また、自主性がない就活生だとメンターのアドバイスで方向性が変わってしまう可能性もあるので、かえって「就活の軸」がふらつきます。

そのため「メンター制度」をメインにして就活を進めるのではなく、自分の足りないところを補ってもらう感覚で使うのがおすすめです。

どんなサービスを利用するにしても、最後は自分自身の行動が鍵になることを忘れないでおきましょう。

また就活の指針となる「就活軸」については下記記事で解説しているため、就活軸がぶれていると感じる学生は参考にしてみてください。

就活エージェントと就活メンターの違いとは?

「学生に対して無料で就活全般を支援する」点で同様の就活エージェントと就活メンターですが、具体的な違いはどこにあるのでしょうか。

異なるポイントが主に2点あるため、下記で紹介します。

就活エージェントと就活メンターの違い

項目/サービス名就活メンター就活エージェント
サービス提供者有志の学生・社会人就活支援を仕事とするキャリアアドバイザー
求人紹介なしあり

 就活メンターは「就活生のアドバイス」ができるのに対し、就活エージェントはアドバイスに加えて学生の適性をもとに「求人紹介」もしてくれる特徴があります。


一方でともにメリットとデメリットが考えられ、メンターについては本記事で解説しているのに対し、就活エージェントは下記の別記事で解説しているため、気になる学生は目を通してみてください。

 

さいごに

今回は「就活メンター」について詳しく解説してきましたが、いかがでしたか?

メンター制度とは、就活経験者でもある先輩や外部の人からアドバイスをもらえる制度です。

気兼ねなく就活の疑問や不安を相談できるのは「メンター制度」の良いところです。

なかなか周りに話せないことも、自分を知らない第三者であれば打ち明けられるかもしれません。

悩みを解消できれば、就活に対してさらに集中していけそうですよね。

ただし就活は「これをやれば正解」といったものは基本的に存在せず、正解は「自分一人ひとり」で決めていくもの。

納得のいく就活を送れるように「自分の軸」は大切にしていきましょう。

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