【内定後】就職で保証人が必要な理由とは?徹底解説!

【内定後】就職で保証人が必要な理由とは?徹底解説!

2022年4月20日更新

はじめに

「内定を貰って無事に就職ができる」となっても、実はまだやることがあります。会社によっても用意するものは異なりますが、入社手続きの書類などを準備しなければいけません。

 

同時に「保証人」をお願いされる場合もありますよね。しかし、なぜ必要なんだろうかと疑問に思った経験はないでしょうか?

 

そこで今回は、就職で保証人が必要な理由を解説しつつ、誰にお願いをしたらよいのか、いない場合はどうすればいいのかなども紹介します。

 

「保証人って本当に必要なのかな?」「いない場合で内定取り消しになったりしない?」などと気になっている方にぴったりの内容となっているので、ぜひ参考にしてみてください。

1. なぜ就職で保証人が必要なのか?

「そもそもどうして保証人が必要なの?」と思っている方は、まず下記3つをご覧ください。

 

・緊急連絡先を把握するため

・トラブルの責任を担保してもらうため

・身元がはっきりしている人なのかを確認するため

 

会社目線で考えてみると、理解を得られるかもしれません。

 

1. 緊急連絡先を把握するため

会社から緊急で連絡事項や要件を伝える際、万が一本人と連絡が取れなかったときに緊急連絡先を把握するためです。

 

最近ではほとんどの人が携帯電話を持っていますし、職場の人が周りにいるので連絡事項が行き届かないケースの方が少ないです。しかし、携帯が一時的に使えない、何らかのトラブルに巻き込まれる、などの可能性も考えられます。

 

そういったときに備えて、緊急連絡先が存在するのです。自分と連絡が取りやすい人にお願いをするようにしましょう。安全面においても重要です。

 

 2. トラブルの責任を担保してもらうため

保証人は、連帯責任を担ってもらう場合もあります。何らかの形で会社で問題を起こし、損害を与えてしまったなどです。

 

本人に連絡がつき、自分自身で対処を行うならよいのですが、連絡がつかない可能性もあります。会社としても「本人に連絡がつかないから今回は仕方ないか」といったわけにはいきませんよね。

 

つまり、問題が発生した際に身元保証人がいれば、責任の所在を明らかにできるのです。あらかじめ保証人がいるのを確認できれば、会社も安心して内定を出せるでしょう。

 

3. 身元がはっきりしている人なのかを確認するため

これから一緒に働く一員だとしても「あなたがどんな人なのか」を正確に把握しておく必要があります。所在や不明点が多い人と働くのを想像すると、なんだか不安になりませんか?同じように、会社も不安点がある人と働くのは戸惑いを隠せないのです。

 

しかし、保証人がいるなら安心します。「あなたを信頼してくれる人がいる」ということを証明するからです。業務上の手続きとはいえ、入社する前に信頼関係を示してくれるなら会社も大いに歓迎してくれるでしょう。

 

2. 就職での保証人は誰に頼めばいいの?

では実際、保証人は誰に頼めばいいのでしょうか。下記2つのパターンをご覧ください。

 

・親に保証人を頼む

・親以外に保証人を頼む

 

一番頼みやすいのは両親だと思いますが、必ずしも親である必要はありません。条件を満たしていれば、兄弟でも大丈夫ですし親戚でも可能。企業によって保証人になれる人の条件は異なるので、あらかじめ確認しておきましょう。

 

1.親に保証人を頼む

身近にいる親にお願いをするのが一番早いです。また、親の場合でも条件を満たしていなければ保証人になれない可能性もあります。下記2つをご覧ください。

 

・収入源がある

・現役で仕事をしている

 

基本的には上記2つが求められます。たとえば、年金需給や株式配当で収入があったとしても、仕事をしていない場合は認められないこともあるのです。会社によっては収入源や資産などから了承してくれる可能性もあります。

 

「仕事をしている」というのが一つのポイントになりそうです。

 

2. 親以外に保証人を頼む

「収入源がある」「仕事をしている」の2つを満たしているのなら、親でなくてもかまいません。成人でお仕事をしているなら、兄弟でも従兄弟でも大丈夫です。

 

環境によっては必ずしも親に頼めるとは限りませんので、親以外にも頼れる人がいるのなら、積極的に連絡をしてみましょう。

 

ただし、会社によっては「当人と生計が異なる」のを条件にしている場合もあります。そうなると、収入があって仕事をしていても保証人になれない可能性もあるので注意が必要です。

3. 就職での保証人がいない場合の対策

「保証人を頼める人が周りにいなかった」といった場合も起こり得るでしょう。そこで、就職で保証人がいない場合の対策をまとめました。

 

①保証人代行サービスを使う

②就職先の人事の方に相談する

 

周りに頼れる人がいない場合は、サービスを利用するのも一つの手です。また、会社の人事の方に相談してみると何か解決策を提示してくれるかもしれません。

 

1. 保証人代行サービスを使う

親や身内に頼めない場合は、保証人代行サービスを利用しましょう。保証人代行サービスとは、さまざまな事情を抱えた人に対して入社や入居などをする際に必要な保証人を用意してくれるサービスです。

 

期間や保証範囲はサービス会社によりますが、目安としては以下の通り。

 

対象者これから入社を予定している人
保証範囲身元保証
契約期間3〜5年

 

また、金額については次に記載します。

 

保証人代行の費用相場

費用相場もサービスや契約期間で異なるので、一概には断定できません。あくまでも目安としてですが、たとえば契約期間が3年の場合で、約3万円前後。5年の場合で、約5万円前後の費用相場です。

 

会社によっては登録料が発生する場合もあります。保証人が2名必要ならば、プラスアルファで料金が加算されることも。

 

料金はかかってしまいますが、代行サービスを利用すれば何かあった場合のトラブルや損害賠償などに対して、スムーズに対応してくれます。無事に就職するためにも、積極的にサービスを活用していきましょう。

 

2. 就職先の人事の方に相談する

周りに相談できる相手がいないなら、思い切って就職先の人事の方に聞いてみるのもいいかもしれません。時間をかけて選抜した内定者になら、適切なアドバイスを与えてくれるでしょう。

 

とはいっても、規則をゆるめてくれるわけではなく、おおかた身元保証書の提出は必須です。頼れる人がいないなら、保証人代行サービスの利用が無難と言えます。

 

会社がおすすめしてくれる代行サービスもあるので、そちらを使うと安全に利用ができます。

4. 就職での保証人に関するよくある質問

最後に就職での保証人に関するよくある質問とその答えをまとめました。まずは下記質問をご覧ください。

 

・保証人がいない場合は内定取り消しにならない?

・保証人が2人必要な場合もあるの?

・親が無職の場合でも保証人は頼めるの?

・親から拒否された場合はどうすればいい?

・保証人のリスクはあるの?

 

それでは具体的に見ていきましょう。

 

1. 保証人がいない場合は内定取り消しにならない?

取り消しにならないとは断言できず、なる可能性もあるというのを覚えておくといいかもしれません。なぜなら会社が「どのような社員を採用するのか」は、会社の自由だからです。

 

「保証人証明書が提出できないのをきっかけに内定を取り消しされた」「解雇された」といった事例もあります。

 

どうしても心配な方は、面接をする際に保証人について質問をしておくといいかもしれません。内定が出てから「保証人について知らなかった」と言っても、規則を緩和してくれる可能性は低いでしょう。

 

そうはいっても保証人がいないからと言ってすぐに内定取り消しにする可能性も考えにくいので、まずは一度内定した会社に相談してみるのをおすすめします。

 

2.保証人が2人必要な場合もあるの?

会社によっては保証人を2人求める場合があります。具体的には、親を含めた2人、もしくは親以外の2人などです。

 

頼める人がいれば、両親や兄弟など、すでに成人していて仕事をしている人にお願いをしましょう。

 

もし、頼める人がいないなら保証人代行サービスを活用します。2人を利用するプランなどもあるので、必要な保証人の数に応じて選ぶといいです。

 

3. 親が無職の場合でも保証人は頼めるの?

保証人の条件としては「収入がある」「仕事をしている」の2つが基本です。仕事はしていないけど、収入がある場合でも頼めない場合があります。「仕事をしている」というのが一つのポイントです。

 

ただし、会社によっては仕事をしていなくても収入があるのなら頼める可能性もあります。「無職=必ず頼めない」ではないので、就職する会社に直接問い合わせるのがいいです。

 

4. 親から拒否された場合はどうすればいい?

万が一親に断られてしまったら、成人をしていて仕事をしている身内の人に頼んでみましょう。就職での保証人には、必ずしも親でなければいけないといったルールはありません。

 

やむを得ない事情で両親に頼みづらい人もいますし、知人に頼んでいる人もいます。

 

まずは、身の回りの人に保証人になってもらえないかをお願いします。しかし、身の回りの人も必ず承諾してくれるわけではないですよね。「保証人ってなんだかリスクありそう」といった風に断る人もいるでしょう。

 

そこで、保証人代行サービスを利用するのが確実な手段です。料金はかかってしまいますが、たとえば5年単位で約5万円。1年で1万円なので、そこまで大きな金額ではありません。

 

5. 保証人のリスクはあるの?

「保証人はやっぱりリスクがあるのでは?」と心配な方もいるかと思いますが、実は何でもかんでも責任を負うわけではありません。

 

保証人には、法律で定められた規則があります。具体的には以下の通り。

 

・保証契約は3年または5年

・保証契約は自動更新されない

・契約期間中でも保証契約を解除できる

・あらかじめ保証人に通知する義務がある

 

保証契約を具体的に定めない場合は3年と決まっています。期間を決めたとしても最長で5年。契約の更新は自動で行われるわけではないので、更新がなければ契約は解除されます。

 

また、会社側がわざと保証人に伝えるべき内容を伝えなかったり、社員が犯罪行為を行ったりした場合なども保証人側から解除を行えます。

おわりに

会社にとって保証人がいることは、一つの安心感とも言えます。トラブルなどがあったときに、社員だけでは責任が取れない場合もあるからです。一種のリスク回避でもありますね。

 

やむを得ない事情があってどうしても用意できない人は、会社に相談をする。頼める人がいるのなら、積極的にお願いをしていきます。

 

まずは今回の記事を参考にして、就職と保証人に関する知識を深めるといいです。しっかりと事前準備をすれば、快適な社会人生活が待っているでしょう。

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就活ハンドブック編集部

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