就活で使うトレンチコートの選び方やマナーについて徹底解説!

就活で使うトレンチコートの選び方やマナーについて徹底解説!

2022年2月1日更新

はじめに

就活は早い方だと、12月~1月ごろからはじまる方もいるので、寒い時期になるとどうしてもコートが欲しくなりますよね。

スーツはリクルートスーツとして売られているので、選びやすいですが、コートとなるとどのように選んでよいか分からない方も多いと思います。

 

そんな方のためにこの記事では、就活に適したコートのひとつであるトレンチコートの選び方について徹底的に解説します。

この記事を読めば、就活にピッタリのトレンチコートを選ぶことができるようになりますので、コート選びにお悩みの方はぜひ最後まで読んでみてください。

 

その他にも、就活時のトレンチコートの着こなし方や、面接会場へ行った際のトレンチコートに関するマナーなども紹介していますので、あわせて確認してみてください。

 

せっかく万全の準備をして就活をしているなかで、身だしなみなどの理由で、面接での評価が下がってしまうことはとてももったいないので、安心して就活を迎えるためにも、ぜひ参考にしてみてくださいね。

1.トレンチコートの選び方

トレンチコートは、もともとイギリス軍が寒いところでの戦いに対応するためにつくられた軍用コートで、機能性や防水性に優れたコートのことです。

 

就活をしていると一日中動き回ることも多いので、機能性や防水性に優れているトレンチコートは就活にピッタリなコートの一つと言えます。

 

そんなトレンチコートの選び方について、以下3つの項目からそれぞれポイントをまとめましたので、参考にしてみてください。

 

・色

・デザイン

・素材

 

 

1-1.トレンチコートの色

トレンチコートの色は、ブラックネイビーグレーベージュから選ぶのがおすすめです。

 

ただし、ブラック、ネイビー、グレーはどうしても暗い印象になりがちなので、明るい印象を与えたいと思う方はベージュを選びましょう。

 

男性はブラック、ネイビー、グレーなどダーク系の色を選ぶ方が多く、女性はベージュを選ぶ方が多い印象です。

 

 

1-2.トレンチコートのデザイン

トレンチコートのデザインはなるべくカジュアルすぎない、シンプルなデザインを選ぶようにしましょう。

業種にもよりますが、特に金融系などの堅い業種だと、カジュアルすぎるコートだと悪い印象を与えてしまう可能性があります。

 

ファッションの個性はプライベートで出して、就活のトレンチコートは悪目立ちしないシンプルなデザインにしておいた方が無難です。

 

また就活で使うトレンチコートは、ライナー付きのものをおすすめします。

ライナーとはトレンチコートの内側についている着脱可能な裏地のことです。

 

これを選べば、冬ではライナーを付けて防寒性を高めて、春になって暖かくなってくると取り外して温度調整ができるようになるので、就活期間を通して利用できるので便利です。

 

 

1-3.トレンチコートの素材

トレンチコートの素材は以下の3種類がおすすめです。

 

・ウール

・コットン

・ナイロン、ポリエステルなどの化学繊維

 

1-3-1.ウール

ウールの特徴は保温性が高く、寒い冬でも安心です。

とにかく寒さに弱いという方は、ウールの素材を選ぶと良いです。

 

ただし、春になって暖かくなってくると逆に保温性が高すぎて向いていないことがあるので要注意です。

そのような場合は、ライナー付きのものを選ぶなど工夫するようにしましょう。

 

またウールの場合、水濡れには弱いので突発的な降雨などには注意するようにしてくださいね。

 

1-3-2.コットン

コットンは軽量なので、とにかく着やすいことが特徴です。

さらっと着ることができるトレンチコートを希望の方はコットン素材がおすすめです。

 

ただし、コットン素材もウール素材と同様に水濡れには弱いので、その点には注意するようにしておきましょう。

 

1-3-3.ナイロン、ポリエステルなどの化学繊維

ナイロン、ポリエステルなどの化学繊維は、防風性や撥水性に優れており、急に天候が悪くなったときでも安心の素材です。

 

ただし、ウールやコットンに比べると保温性が弱いので、化学繊維のトレンチコートを選んだ方は下着をヒートテックにするなどの工夫が必要となるかもしれません。

2.トレンチコートの着こなし方

つぎにトレンチコートの着こなし方について解説します。

 

就活においてそこまでオシャレに気を遣う必要はないですが、以下に紹介するポイントを押さえていないと、志望企業にだらしない印象を与えかねないので、こちらもぜひ参考にしてみてください。

 

具体的には以下の3点です。

 

・トレンチコートの丈

・トレンチコートのボタンの留め方

・その他アイテムとの組み合わせ

 

 

2-1.トレンチコートの丈

トレンチコートの丈は、リクルートスーツの上着のジャケットよりも長い丈を選ぶようにしましょう。

ジャケットの裾がコートからはみ出ていると、見た目の印象が悪く、だらしない印象となってしまいます。

 

ただし、逆にトレンチコートの丈が長すぎると、コートに着られていて、幼稚な印象を与えるので要注意です。

 

おすすめはひざ丈くらいのトレンチコートなので、これを目安に選ぶようにしてみてください。

 

 

2-2.トレンチコートのボタンの留め方

特に寒い日などは、トレンチコートのボタンを留めることも多いと思いますが、その場合も一番下のボタンは開けておくのが一般的です。

 

全てのボタンを留めてしまうと、ビジネスマナーがなってないと思われる可能性があるので、寒くても一番下のボタンは開けておくようにしましょう。

 

 

2-3.その他アイテムとの組み合わせ

冬だとトレンチコート以外にマフラーや手袋などの防寒具も併用することが多いと思います。

 

その場合は、コートと同系色のマフラーや手袋を選ぶようにしましょう。

同系色でまとめることで統一感が出て、スマートな印象にできるのでおすすめです。

3.就活のコートに関するマナー

就活ではコートに関するマナーがあり、これを押さえていないとビジネスマナーがなく、面接官に悪い印象を与えてしまう可能性があります。

細かいですが、こちらについてもしっかりと確認し、適切な行動ができるようにしておくようにしましょう。

 

具体的には以下3点です。

 

・コートを脱ぐタイミング

・面接中のコートの置き方

・コートを着るタイミング

 

ひとつずつ解説していきます。

 

 

3-1.コートを脱ぐタイミング

面接会場の建物の中でコートを着ていたり、建物内でコートを脱いだりすることはマナー違反にあたるので、面接会場に着いたら建物に入る前にコートを脱ぐようにしましょう。

建物が自社ビルでなく、いくつかの店舗や会社が入っている複合ビルだったとしても、ビルに入る前に脱いでおくのがベターです。

 

悪天候でどうしても外で脱げない場合は、入口に入ってすぐ脱ぐようにしておきましょう。

 

またその際に雪などがついていたら、建物内で落とすとマナー違反なので、建物に入る前に必ず落としておくようにしてください。

 

そして、脱いだコートは片方の腕に掛けて持ち歩くようにすれば、スマートに見えるのでおすすめです。

 

 

3-2.面接中のコートの置き方

面接の際は、トレンチコートをたたんでカバンの上に置くようにしましょう。

ですので、自立して安定感のあるカバンを選ぶようにしておくと安心です。

 

たとえ面接会場の机やイスが空いていたとしても、それは会社の備品なので、勝手に置くのはマナー違反です。

 

どうしても置く場所がないときも、必ず置いても良いか確認してからコートを置くようにしてください。

 

またコートをたたむときは、コートの裏面が見えるように畳むのが一般的です。

コートの表面が見えるようにたたむとほこりなどの汚れが目立ってしまうからです。

 

 

普段は裏面が見えるようにたたむことは少ないと思いますので、以下にコートのたたみ方をまとめました。

一度実践しておくと本番でもスムーズにできますので、参考にしてみてください。

 

1.襟を立て、両肩部分に手を入れる

2.手のひらを合わせ、内側にくるりと折り返す

3.前身頃を、後ろ身頃に合わせ形を整える

4.上下2つ折りにして腕に掛ける

 

 

3-3.コートを着るタイミング

面接が終わった後も油断せず、面接会場の建物やビルを出るまではコートは着ないようにしましょう。

これはマフラーや手袋なども防寒具なども同様です。

 

せっかく面接を好印象で終わっても、最後の最後で印象が悪くなってしまってはもったいないので、最後まで気を抜かないように注意しましょう。

4.就活においてNGなコート

つぎに就活において、使うべきでないNGなコートの種類を紹介します。

 

以下に紹介するコートは就活には不向きなので、なるべく使わない方が無難です。

 

・ダウンコート

・ピーコート・ダッフルコート

・ファー・ワッペン付き

 

 

4-1.ダウンコート

ダウンコートは、防寒性は抜群ですが、かなりカジュアルな印象になってしまうので、避けておいた方が無難です。

 

 

4-2.ピーコート・ダッフルコート

ピーコートやダッフルコートは、デザインによっては採用しても悪目立ちしないものもありますが、カジュアルすぎるものは選ばない方がベターです。

 

特にフードがついていたり、派手な柄がついていたりすると、だらしない印象や幼稚な印象を与えてしまう可能性があるので、避けておきましょう。

 

4-3.ファー・ワッペン付きコート

ファー・ワッペンが付いているコートは完全にプライベート用なので、フォーマルなシーンにはそぐわないです。

 

下手したら遊びにきたのかな?といったような印象も与えかねないので、シンプルなトレンチコートを選ぶようにしましょう。

 

 

4-4.どれを選んで良いか迷ったら

コートなんて種類が多すぎてどれを選んで良いか分からない!という方は、リクルートスーツと一緒にセットで売られているコートを買うのもおすすめです。

 

リクルートスーツを販売している店では、どんなコートがふさわしいかもよく把握しているので、無難なコートを購入できる可能性が高いためです。

5.トレンチコートのお手入れ方法

就活は長い方だと、半年以上も続く場合があり、長く使用していると汚れが目立ってきてしまうため、定期的にお手入れをするようにしましょう。

 

面接会場では脱いでいるとはいえ、持っているコートが汚れていると、相手も気持ち良くはありません。

細かい点にも注意して、より清潔感を与えるよう意識すると、周囲と差をつけられますので、ぜひ参考にしてみてください。

 

具体的には以下の3点です。

 

1.ブラッシング

2.ベンジン拭き

3.アイロン

 

ひとつずつ解説していきます。

 

5-1.ブラッシング

トレンチコートを着て外に出かけると、自分が思った以上に汚れが付いているので、こまめにブラッシングするのがおすすめです。

 

トレンチコートは比較的素材がしっかりしているので、一本一本の毛がしっかりしている豚毛ブラシでブラッシングするのが適しています。

 

 

5-2.ベンジン拭き

トレンチコートを長く使っていると、襟まわりの皮脂汚れが気になってきます。

あまりにも汚れがひどい場合はクリーニング屋に出す方が良いですが、少し気になるくらいの汚れの場合はベンジンを使ったクリーニングがおすすめです。

 

ベンジンは薬局などで500円前後で買えます。

購入したベンジンを乾いた布につけてこすり落とすと皮脂汚れがキレイになりますので、ぜひやってみてください。

 

ベンジンは独特な臭いがあるので、拭きのあとはしばらく干して、ベンジンを飛ばすようにしておきましょう。

 

 

5-3.アイロン

トレンチコートを着て、一日中動き回っていると、どうしても、しわが付いてきてしまいます。

しわがついたら霧吹きとドライアイロンでしわ伸ばしをするようにしましょう。

 

トレンチコートにしわが多いと、どうしてもだらしない印象になってしまうので、常にしわを伸ばした状態にしておくことをおすすめします。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

この記事では就活で使うトレンチコートの選び方や、就活におけるコートのマナーについて解説しました。

 

ポイントおさらいしておきましょう。

 

・トレンチコートはブラック、ネイビー、グレーなどのダーク系かベージュがおすすめ

 

・デザインはシンプルな方が無難

 

・素材はウール、コットン、化学繊維が就活に適している

 

・トレンチコートは面接会場の建物に入る前に脱いで、出た後に着る

 

就活をする中で、どんなトレンチコートを選んで良いか分からないという方は、上記のポイントを押さえておけば、間違いありません。

 

せっかく面接の内容が良くても身だしなみなどの部分で、評価が下がってしまうと、非常にもったいないです。

安心して就活をできるように、この記事を参考にしてみていただければ幸いです。

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