
【徹底解説】OB・OG訪問時の服装の選び方
2021年2月17日更新
はじめに
就職活動において、多くの就活生が行うことになるOB・OG訪問。
どんな服装で行けば良いのか悩んだ経験のある就活生が多いのではないでしょうか?
悩んでしまう原因は、OB・OG訪問の位置付けが曖昧なことにあるでしょう。
OB・OG訪問が必須になっている企業もあったりしますし、企業の方と会う場は全て選考の一部であると考えておくのが無難です。
今回は、そのようなOB・OG訪問の際の服装について解説していきます。
1.OB・OG訪問時の服装はスーツor私服?
最初に悩むのが、「スーツで行くのか・私服で行くのか」という2択なのではないでしょうか?
まずは、どちらで行けば良いのかということについて見ていきましょう。
1-1.スーツの方がベター
結論から言うと、スーツで臨む方が無難です。
というのも、OB・OG訪問も選考の一部であると考えるのが一般的です。
これは、休日でも同じことが言えます。
必ずしも全ての企業においてフォーマルの服装が求められるわけではありません。
業界や業種柄、カジュアルな服装の方が好まれるケースもあります。
しかし、OB・OG訪問が選考の一部であるという前提を考えると、スーツで臨むのが良いといえるのです。
服装のせいで相手に悪い印象を与えないためにも、特に指定がない場合はスーツを着用するようにしましょう。
1-2.どんなスーツで行けば良い?
OB・OG訪問にはスーツで臨むべきであると説明しましたが、具体的にはどのようなスーツが好ましいのでしょうか?
一般的なリクルートスーツであれば、特に問題はありません。
<男性の場合>
スーツは「黒色の無地」が基本です。
スーツから見えるシャツは、「白のシャツ」を選ぶと清潔感が出て印象が良くなります。
ネクタイも「無地のものかストライプ」など、シンプルなものがベターです。
靴下は「黒か紺色」のものを選ぶようにしましょう。
<女性の場合>
スーツは「黒色の無地」のものが基本です。
中に着るブラウスは「白色」が良いでしょう。
女性特有のものでいうと、ストッキングです。ストッキングなしにスカートを履いてしまうのは、フォーマルな服装の場合には好ましくありません。肌の色に近い、「ベージュ」のストッキングを履くようにしましょう。また、伝線した時には着替えることができるように、替えを持っておくと安心です。
男性の場合も女性の場合も、大切なのは清潔で誠実な印象を与えることです。
色や柄についてはもちろん、スーツのシワやサイズ感があっているのかという点にも気をつけるようにしましょう。
2.ケース別のOB・OG時の服装について
特に指定がない場合は、リクルートスーツでいくのが無難であるというふうに解説しました。
しかし、OB・OG訪問にも様々なケースが存在しており、必ずしもリクルートスーツでなければないということではありません。
ここでは3つのケースに分けて、それぞれに適切な服装について解説していきます。
2-1.「服装自由」と言われた場合
最も難しいのが、「服装自由」と伝えられた場合です。
つまり、スーツでも良いし私服でも良いし、あなたに判断が委ねられている場合です。
このケースでは、2つの場合が想定されます。
1つは、気軽に話しをしてほしいと考えている場合です。
企業は学生の普段の姿、ありのままの姿を見たいと考えています。
そのため、服装は自由にしてなんでも話してほしいという想いがあります。
もう1つは、学生の対応力を試している場合です。
OB・OG訪問を、選考の一部として捉えている企業も多々あります。
そのような場合は、服装自由とは言いながらもスーツを着用する必要があります。
ここは企業の価値判断になるので一概に「これが正解!」ということは言えません。
事前に口コミサイト等で充分に調べるようにしましょう。
2-2.「私服でお越しください」と言われた場合
私服で来るように指定されているので、私服で行くようにしましょう。
私服で良いと言われたとはいえ、ラフすぎる格好はNGです。
「オフィスカジュアル」と呼ばれる服装がベターでしょう。
<男性の場合>
ベースは、襟付きシャツとパンツです。どちらもシンプルなデザインのものを選びましょう。
襟付きの白シャツに、ベージュか紺色のチノパンがおすすめです。
シャツの上にはジャケットを羽織るようにしましょう。
靴はスニーカーでも構いませんが、できれば革靴に近いものが好ましいです。
<女性の場合>
ベースは、膝丈スカートとブラウスです。男性と同様にシンプルなデザインのものを選びましょう。
裾野広がったフレアスカートなどではなく、きちんとしたタイトスカートが良いでしょう。
ブラウス以外にもカットソーでも構いません。カットソーは胸元が開きすぎていない、白いものがおすすめです。
ブラウスやカットソーの上から、ジャケットかカーディガンを羽織るようにしましょう。
男女ともに、ラフ過ぎ流ものはNGです。
選考の一部であるということを念頭において、派手すぎるものは避けるようにしましょう。
2-3.知り合いにOB・OG訪問する場合
OB・OG訪問をする相手が知り合いだった場合、どのような服装がふさわしいのでしょうか?
初対面の相手であればスーツで行くのが無難でしょうが、サークルやゼミの先輩であれば悩ましいポイントでしょう。
すでに関係値が築けている相手であれば、ある程度の服装は許容されると考えても良いです。
ただし、ジーパンやサンダルなどのラフすぎる格好は避けましょう。
親しい間柄であったとしても、相手は社会人であり、貴重な時間を割いて対応してくれています。
最低限の礼儀は守るようにしましょう。
3.身だしなみの注意点
服装のマナーも非常に重要ですが、それに合わせた髪型やアクセサリー類などの「身だしなみ」も気になるところでは無いでしょうか?
ここでは、身だしなみの注意点について見ていきます。
3-1.髪型について
<男性の場合>
遊ばせすぎず、落ち着いた髪型にすることがポイントです。
具体的には、「基本は目や耳にかからないショートヘア」「派手なツーブロックにしない」「ワックスはつけすぎない」などです。
<女性の場合>
長さによって多少異なるので、簡単に解説します。
ロングヘアの場合、後ろで髪を1つに結んでおくことで清潔感も増し、好印象になるのでオススメです。
ミディアムヘアの場合、無理に結ぶ必要はありませんが、前髪が目にかかるのは避けた方が良いです。
ショートヘアの場合、特に気にする必要はありませんが、触覚が出るのは好ましく無いので切るか耳にかけるようにしましょう。
近年では、就活におけるヘアスタイルも個性を尊重し自由にする傾向もあります。
基本的に就活におけるヘアスタイルは、「好印象を与える」というよりも「マイナスの印象を与えない」ということを意識して選ぶべきです。
3-2.アクセサリーは外しておく
OB・OG訪問をする際のポイントとして、忘れてしましがちなのがアクセサリー類についてです。
せっかく就活生らしい清潔感のある服装をしているのに、派手なアクセサリーをしていたり、服装に似合わない時計を身につけたりしていると、印象は悪くなってしまいます。
ネックレスを外しておくことはもちろん、時計についてもビジネスシーンにふさわしいものを選ぶようにしましょう。
女性の場合は、マニキュアにも注意が必要です。特別な理由がない限りはしない、するのであれば派手すぎないものを選ぶようにしましょう。
4.カバンについて
OB・OG訪問で使用するカバンは、シンプルなビジネスバッグが適しています。
就活用のものがある人は、就活用のカバンを使いましょう。
就活用のカバンをまだ揃えていない人は、別のカバンでも問題ありません。
A4サイズのものが入るもので、シンプルな色と形のものを選びましょう。
床においても倒れず、自立するようなカバンであれば置き場にも困らないので良いでしょう。
社会人の中には、リュックサックで通勤している人もいますが、OB・OG訪問ではリュックサックは使わないようにしましょう。
また、ブランドものだとひと目でわかるようなものも避けるようにしてください。
まとめ
いかがだったでしょうか?
OB・OG訪問を行う際の服装の悩みについて解説してきました。
様々なケースによって、また男女によっても多少異なる部分はあります。
しかしながら、重要なポイントは「清潔かつ誠実な印象を与える服装」をしていることです。
選考の一部と位置付けている企業が多いので、派手になりすぎないように注意してOB・OG訪問に臨むようにしてください。
【参考文献】