
第一ボタンはとめる? 就活におけるシャツ選びの注意点を解説!【女性編】
2023年7月31日更新
はじめに
就活に励む女性の皆さんの中には、服装マナーとしてシャツの第一ボタンについて悩んでいる方も多いのではないでしょうか。この記事では、シャツの種類や相手に与える印象の違い、種類ごとの使い分け方やシャツに関する注意点について徹底的に解説します。
読み終わる頃には、シャツや第一ボタンといった服装マナーに関する疑問はすべて解決できますので、ぜひ最後まで目を通してください。
企業は就活生の服装を評価している?
そもそも、企業は就活生の服装を評価しているのでしょうか。
企業側の立場から考えると、採用活動は社運に関わる重要事項のひとつであり、短時間で今後一緒に働いていく人を決定していく作業となります。人事担当者から一緒に働きたいと思われる人になることが重要であり、その判断事項のひとつに服装も挙げられます。
人の第一印象は5秒ほどで決まると言われています。その要素の多くは外見によるものであることからも、服装の与える影響は大きいことがわかるのではないでしょうか。ここでいう外見とは、容姿の美しさというよりは、清潔感や服装マナーが守られているかといった部分が重要視されるポイントです。
組織の中で働き、共通の目的意識の中で業務を遂行していくという会社員の特性上、規律やマナーを守ることは、社会人として最低限の必要事項になります。服装マナーが守られていないということは、それだけでも企業側に与える印象が大きくマイナスとなってしまいます。
以上のことから、就活を不利に進めないためにも服装で評価を下げないことが大切といえるでしょう。
服装以外にも面接時のマナーについて詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。
第一ボタンをとめるかはシャツの種類によって違う!
女性用のシャツには大きく分けてレギュラーシャツとスキッパーシャツの2種類があります。第一ボタンをとめるかについても、この2種類によって違いがあります。
レギュラーシャツ
レギュラーシャツは襟の一番上までボタンのあるタイプのものです。レギュラーシャツは第一ボタンをとめるのが正式なマナーとなります。第一ボタンを外していたり、襟をスーツの外に出して着用するのは誤った着用方法であり、そのような場合には常識のない人と思われてしまうでしょう。
スキッパーシャツ
スキッパーシャツは一番上にボタンのない、開襟タイプのものになります。正式な場においても襟をスーツの外に出したり、襟元を開けた状態にするのが正しい着用スタイルになります。厳密には第一ボタンを外しているわけではなく、とめた状態で着用するものですが、ボタンの位置が低いので襟元が開くため、レギュラーシャツとは異なった印象を与えることができます。
第一ボタンのタイプによって与える印象の違い
レギュラーシャツ
レギュラーシャツは首元の肌の露出が控えめになり、襟もスーツの外に出さないスタイルになりますので、真面目で堅実、上品といった印象を与えやすくなります。
スキッパーシャツ
スキッパーシャツは襟をスーツの外に出すことで顔の周りに白い部分が増えます。その結果として、顔が明るく見える効果が期待できます。さらに、首元の肌の露出もレギュラーシャツと比較すると増えますので、明るく活発で華やかといった印象を与えやすくなります。
女性はどのようにシャツを使い分けるのが正解?
では実際に就活の場面ではどのようにシャツを使い分ければいいのか、悩む方も多いのではないでしょうか。
先ほど解説したように、レギュラーシャツとスキッパーシャツでは相手に与える印象の違いがあることから、志望する業界や業種によって使い分けるのがいいでしょう。
レギュラーシャツは最も王道的なタイプのものであることから、さまざまな業界に対応することができます。そのため、どちらのタイプにするか迷ったときにはレギュラーシャツを選択すれば無難であるといえるでしょう。
一方で、スキッパーシャツは明るく活発で華やかな印象をもたれやすいことから、営業職や接客・販売などの行動力が問われる職種やマスコミ業界・IT業界などといった積極性や主体性が求められるような企業の面接には好印象になる可能性があります。一方で、堅実さが求められるような金融や公務員などの業界、業種にはやや不向きとなりやすいです。
基本的には上記の2種類を使い分けることが一般的ですが、業界によってはカットソーを検討してもいいでしょう。例としては、おしゃれな着こなしが評価されやすいアパレル、美容、ブライダル業界などが挙げられます。
自分が志す業界や業種のイメージから相手にどのような印象を与えたいかによって、着用するシャツを選択したいですね。
第一ボタンが苦しい時の対処法2選
自分のサイズに合ったものを選ぶ
第一ボタンが苦しくなる要因として最も考えられることは、サイズが合っていないことです。試着をせずに買ったり、自分の首周りのサイズがわからないまま買ってしまうことは避けましょう。店員さんに採寸してもらい、試着をしたうえで首元に指一本分程度のゆとりがあるサイズのものを着用することがおすすめです。
サポートグッズを使用する
スケジュールに余裕のないケースや金銭の都合上で新調することが難しい場合にはサポートグッズを使用することも可能です。第一ボタンに取り付けるアイテムで、シリコン製の部分と、ボタン部分で構成されています。
サポートグッズを使用することで、首周りにおよそ2cmほどの余裕ができるため、苦しさから解放されるでしょう。
第一ボタン以外にもあり!シャツの注意点7選
色は白がいい
就活の場ではシャツの色は白で無地のものが無難でしょう。水色やピンク、ストライプのタイプなど様々なものがありますが、カジュアルな印象につながりやすくなってしまいます。
シャツの袖の長さはジャケットからはみ出さないくらい
シャツの袖はジャケットからはみ出さない程度の長さにしましょう。購入時にはシャツだけではなく、スーツとシャツを一緒に試着して確認するのがおすすめです。
シャツは形状記憶のタイプがおすすめ
就活生は連日のイベントや動き回る機会が多くなりがちです。シワになりやすかったり、毎回アイロンをかける手間があったりと、忙しい時期には負担になります。形状記憶タイプのシャツを選択すれば、そのようなデメリットが生じにくいため便利です。
裾の長さにも注意
シャツ選びの際には、裾の長さにも注意が必要です。裾が短いと立ったり座ったりをしているうちにスカートやパンツからシャツが出てしまうことがあります。そのような場合には、だらしない印象となってしまいやすいため、裾が長めのものを選ぶのが望ましいでしょう。
バストサイズの合ったものを選ぶ
シャツはバストサイズが合っているかを確認することも大切です。
バストのトップよりも10cm程度の余裕があるサイズが目安になります。小さすぎると窮屈だったり下着が透けてしまう可能性があります。また、大きすぎてもボタンを閉めた時に胸元が開きやすくなることやシワになりやすいというデメリットががあります。
定期的にクリーニングをして清潔に保つ
面接官は清潔感のある服装を好む傾向にあります。学生らしい爽やかな印象を与えるためにもシワやシミが付いたものは避けるべきでしょう。定期的にクリーニングに出すことで自宅ではケアしきれない汚れにも対処することが可能です。
シャツは1枚だけではなく3~4枚程度は準備しておく
説明会や面接など、連日イベントが続く機会も多いと思います。また、受ける業界や企業によってシャツの種類を変えることもできますのでシャツは少なくとも3〜4枚程度は購入しておくことが望ましいでしょう。
まとめ
女性のスーツスタイルは、第一ボタン部分の形状の違いによって相手に与える印象が大きく異なります。就活や面接の場において服装は、自己アピールや相手にどのような印象を持ってもらいたいかを表現する手段のひとつになります。
身だしなみからも自らの志す業界や業種、企業に適応していく姿勢が大切です。
適切な服装マナーを実践して内定に一歩近づきましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました!