
英語ができると就活で有利に!英語力のアピール方法を徹底解説!
2022年1月2日更新
はじめに
「就活では、英語ができた方が良いとは聞くけど、実際のところどうなんだろう?」
こんな疑問を持っていませんか?
結論からいうと、英語力があれば、間違いなく就活では有利になります。
この記事では、英語力があると就活に有利になる理由と、就活での英語力のアピール方法について、徹底解説します。
英語力に自信がない人に向けて、英語力を身に付けるための、具体的な方法についても解説しているので、ぜひ最後まで読んでみてください。
この記事を読めば分かること
・なぜ日本企業が英語力の高い人材を求めているか分かる
・特に英語力が必要な業界・業種が分かる
・エントリーシートや面接での英語力のアピールの仕方が分かる
・英語力の具体的な身に付け方が分かる
1.英語ができると就活で有利になる理由
1-1.上場企業の75%が業務上で英語を使用している
2013年に実施された「上場企業における英語活用実態調査」によると、調査協力した3,254社の上場企業のうち、約75%が何らかの業務で英語を使用していると回答しています。
このことからも、入社後に英語を用いた業務を行う可能性は高く、企業としても英語力のある人材を求めています。
1-2.上場企業の半分以上がグローバル人材育成のための取り組みを実施している
上記調査にて、上場企業の約53%がグローバル人材育成のための取り組みをしており、取り組みの中で最も力を入れている内容が、英語研修と回答しています。
これらの背景として、グローバル化が挙げられ、多くの日本企業が海外進出をすることで、より市場を広げようとする傾向にあります。
この傾向は今後もより加速すると想定されるため、英語力の高い人材確保は日本企業の最重要課題と言っても過言ではありません。
以上の理由から、英語力があることは、就活で非常に有利にはたらきます。
2.特に英語力が求められる業界・業種10選
上述した通り、近年の企業では、業界や業種を問わず英語力を求められる傾向にありますが、特に英語力が求められる業界や業種を10種類紹介します。
以下の業界・業種を目指している方は、今のうちから英語力をあげておくことをおすすめします。そもそもエントリーの段階で「TOEICスコア〇〇点以上」など制限がある事も多いので、注意しましょう。
・外資系企業
・商社
・通訳・翻訳
・英語講師
・ホテルスタッフ
・ツアーコンダクター
・キャビンアテンダント
・システムエンジニア
・留学生サポート
・秘書
順番にひとつずつ解説していきます。
外資系企業
外資系企業は、その名の通り、本社が外国にあるので、本社との会議やメールなどのコミュニケーションは英語で行われる可能性が高いです。
本社からの資料なども、英文であることが多いと想定されるため、そもそも英語力が無ければ、通常業務に支障が出てしまいます。
外資系企業の内定を勝ち取るには、英語力は必須と言えるでしょう。
商社
商社は海外に駐在拠点を多くもっており、海外転勤が多いことで有名ですが、海外で業務を行う以上、一定の英語力が求められます。
五大商社の一角である、三井物産の採用ホームページには、「入社前までにTOEIC730点を取得することを推奨しています。」という記載があるため、英語力のある人材を求めていることが分かります。
通訳・翻訳
通訳や翻訳の仕事も業務内容から、高い英語力が求められます。
そもそもこれらの業種を目指している時点で、英語力が低い人はあまりいないかもしれませんが、ネイティブレベルの英語力が求められることは認識しておきましょう。
TOEICスコアでいうと、900点以上は欲しいところですね。
英語講師
英語講師を希望する場合も、当たり前ですが、英語力は必須です。
どのような英語講師を目指すかで、英語スキルに若干違いがでるので、注意しましょう。
たとえば、塾講師であれば、受験英語に特化する必要があり、英会話スクール講師であれば、日常英会話やビジネス英会話に特化する必要があります。
ホテルスタッフ
ホテルの受付業務では、海外旅行客とのやり取りが発生するため、英語力が求められる可能性が高いです。
海外旅行者の満足度向上のために、就活のTOEICスコアに制限を設けている企業もあるので、応募の際は、自分のスコアが問題無いか、確認しておきましょう。
ツアーコンダクター
海外旅行のツアーコンダクターは、旅行会社のツアーに同行し、現地の人とやり取りをする必要があるので、最低限日常会話レベル以上の英語力が求められます。
旅行者の満足度を上げるためにも、現地の人とのスピーディーなやり取りが求められます。
キャビンアテンダント
キャビンアテンダントは、お客様が外国人であることも多いことや、航空用語に英語が使われていることがよくあるということもあり、一定の英語力が求められます。
ANAやJALなどの大手航空会社ではTOEICスコア600点以上を募集条件にしている企業が多いので、キャビンアテンダントを目指す場合は、最低限このレベルの英語力を習得する必要があります。
システムエンジニア
システムエンジニアは最新の技術情報を扱うことが多く、その技術資料は英文で書かれていることもしばしばあります。
少なくとも、専門分野に関する英文を読める程度の英語力を持っていた方がベターです。
留学生サポート
留学生サポートは日本に留学している外国人をサポートする仕事ですが、一定以上の英語力がないと、留学生を安心させることは難しいので、少なくとも日常会話レベル以上の英語力は欲しいところです。
秘書
特に外資系企業の社長や役員の秘書となると、本社との日程調整などは英語であることが多いと予想されるので、かなりの英語力が求められます。
少しの認識違いで、会社の経営に大きな影響を与えかねないので、正確に日程調整を行えるだけの英語力が必要となります。
上記以外の業界・業種以外でも、英語力を必須とする企業は多いです。
例えば楽天では、採用ホームページで、「ご入社までに800点を取得いただくことが必要です」と明記されています。
このように内定や入社までに、明確に英語力の習得が必須となってくる企業もあるため、募集の際は、自身の英語力と比べて問題ないか、再確認するようにしましょう。
3.履歴書やエントリーシートの書き方
実際に英語力について履歴書やエントリーシートを書く時に、「この点数で書いて良いのかな?」と思うときありますよね。
そんな方のために資格別に履歴書やエントリーシートに書いてもよい点数の目安をまとめましたので、参考にしてみてください。
3-1.TOIEC
目安としては600点以上であれば、記入しても問題ないです。
理由としては、TOEICは平均点が580~590点となるように作られていると言われており、平均以上であることをアピールできるからです。
逆に580点以下だと、平均以下という印象を抱かれかねないので、書かない方がベターです。
3-2.英検
英検の目安は2級以上です。
英検2級の目安は高校英語レベルであり、2級未満だと中学レベル英語ということになるので、わざわざ書くメリットはあまりないと考えられます。
なお英検の正式名称は実用英語技能検定の略なので、履歴書やエントリーシートに書く際は、正式名称で書くようにしましょう。
4.英語力のアピールの仕方
つぎの履歴書やエントリーシートで英語力をアピールするためのポイントを4つまとめたので、参考にしてみてください。
具体的には以下の4点です。
・英語を身に付けるために努力した過程
・英語学習で学んだこと
・仕事にどう活かすか
・英語力に頼りすぎた内容にしない
ひとつずつ順番に解説していきます。
4-1.英語を身に付けるために努力した過程
あなたが高い英語力を持っている場合は、それ自体も十分アピール材料になりますが、その英語力を身に付けた過程についても、しっかりとアピールしましょう。
一定の英語力を身に付けるには、相応の努力が必要なので、目標に向かって達成するための行動を主体的に行えるということをアピールできるチャンスです。
海外留学で習得した場合は、行動力の高さをアピールしたり、独学で勉強した場合は、忍耐力の高さをアピールしたりと、アピール方法はさまざまですので、ぜひあなたらしい自己PRを考えてみてください。
4-2.英語学習で学んだこと
英語学習によって学んだことを話せれば、更に良い印象を企業に与えることができます。
企業は成長する意欲のある人を採用したいと思っており、成長意欲の高い人は、常に何事からも学ぼうとする姿勢があります。
単に英語を勉強して英語力が身に付きましたという人よりも、「英語学習を通じて、アメリカやヨーロッパの文化に触れる機会が増え、価値観が広がった」など多くの学びを得ようとする姿勢をアピールできれば、入社後も活躍してくれそうだなという良いイメージを持ってもらう可能性が高まります。
英語力の高さだけでなく、成長意欲の高さも同時にアピールしましょう。
4-3.仕事にどう活かすか
英語力や、英語学習で学んだことをどのように入社後の業務に活かすかについても、述べましょう。
その提案が具体的であるほど、入社への熱意をアピールすることができます。
そのためには、志望企業がどのような分野で海外進出を目指しているかなど、事前の下調べが重要になります。
努力して身に付けた英語力を最大限活用するためにも、企業分析はしっかりと行うことをおすすめします。
4-4.英語力に頼りすぎた内容にしない
これまでに述べたとおり、英語力だけにフォーカスした内容よりも、どのように学んだのか、どのような場面で活かすのかなど、今後に繋がる内容を中心に書きましょう。
英語はあくまでコミュニケーションのツールに過ぎず、それをどのように活用していくかといった観点が最も重要です。
5.英語力をつけるための方法
これまで、就活における英語力の重要性について、解説してきましたが、「そもそも英語力がない場合はどうすればいいの?」という風に思う方もいると思います。
そんな方のために就活での英語対策について、「TOEIC対策」と「英会話対策」の2つに分けて丁寧に解説しますので、これもしっかり読んでみてください。
5-1.TOEIC対策
エントリーシートで英語力をアピールするのに、最も分かりやすいのは、TOEICのスコアを上げることです。
高校である程度英語を学んできているのであれば、TOEICのスコアを上げるのに最も効果的なのは、公式問題集での勉強です。
これで勉強することで、試験全体の流れやコツなどが分かるようになるので、一度本番通りの時間をはかって解いてみましょう。
実際に筆者も一番はじめに受けたときは、300点程度でしたが、公式問題集を使って2か月勉強しただけで、670点を取ることができました。
ただし、これはある程度英語力があることが前提なので、中学レベルの英語も怪しい人は、まずは文法や単語などの基礎からやり直すことをおすすめします。
5-2.英会話対策
外資系企業を受けた場合、英語面接を要求される場合があります。
英語面接を乗り切るには、英会話能力が必須です。
TOEICの勉強は主にリーディングとリスニングがメインなので、TOEICの勉強だけしていても、英会話能力は思ったように伸びません。
英会話能力を伸ばすには、実際にアウトプットするのが一番です。
理想は海外留学や英会話スクールに通うことですが、時間もお金も結構なコストがかかります。
そんな人におすすめなのが、オンライン英会話です。
オンライン英会話は、スマホかパソコンさえあれば、自宅から英語講師と英会話ができるので、アウトプットの場としては最適です。
英語面接の対策をしたいと言えば、柔軟に対応してくれるところもあるので、英会話対策をしたいと考えている人はぜひ検討してみてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は以下の内容について解説しました。
・英語が就活で有利な理由
・就活での英語力のアピールの仕方
・英語力を上げるための方法
これからの時代は、グローバル化の流れは加速していくと予想されます。
そんな中で多くの企業は、英語力の高いグローバルな人材を求めています。
あなたの英語力をうまくアピールできれば、企業の印象はぐっと良くなり、内定の可能性は高くなるはずです。
今からでも遅くないので、英語力を磨いて、志望企業の内定を目指しましょう。