就活メールの返信はどこまで?基本のマナーと例文を解説
2024/9/24更新
はじめに
就活では、メールのやりとりが必須です。
SNSとは異なり、「既読」がつかないメールは、どこまで返信すればよいのか悩むという学生は多いようです。
どういった場合には返信するべきか、返信不要な場合はどんなときかをご紹介します。
この記事は以下のような方を対象にしています。
- 就活中に正しいメールマナーを身につけたい方
- どこまでメールに返信すべきか悩んでいる就活生
- 就活メールで好印象を与えたいと考えている方
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就活メールの返信はどこまでやるべき?
就活では企業とメールでやり取りすることが多くなります。
その際、正しい返信マナーを知っておくことはとても大切です。
ここでは、就活メールでの返信がどこまで必要なのか、そしてその基本マナーについて解説します。
基本的に全てのメールに返信する
企業からのメールには全て返信しましょう。
やりとりの最後が就活生からのメールになるのが望ましいです。
受け取ったメールに返信するのは社会人としての基本でもあります。
こまめにメールをチェックすることを習慣にし、返信漏れがないようにしましょう。
返信不要と記載されている場合は返信しなくてよい
基本的には全てのメールに返信しますが、企業から「このメールは返信不要です」「返信不要」と明記されている場合は、返信する必要はありません。
「そうはいっても返信した方が良いのでは…」と不安に思う就活生もいると思いますが、同時期に大量のメールのやり取りを行うため、「返信不要」の記載は効率化の目的もあります。
こうした場合は安心して返信を控えましょう。
選考の結果に影響することはありませんので、返信不要の記載がある場合は返信する必要はありません。
キリがいい場合は返信しない
やりとりが進んでお互いの確認が完了し、明らかにキリの良い段階に達した場合も、返信は不要です。
例えば、面接の日程調整をしている場合は、以下を参考にしてください。
例
企業:〇月〇日10:00~11:00ではいかがでしょうか。
↓
学生:〇月〇日10:00~11:00で確認いたしました。よろしくお願いいたします。
↓
企業:こちらこそ、よろしくお願いいたします。
このような場合は、キリがいいので、返信は不要となります。必要以上のやり取りはしないほうが望ましいです。
そもそも就活メールの返信が重要な理由とは?
就活中に送るメールは、企業との初対面での印象を大きく左右します。
メールの内容やタイミングによって、相手に良い印象を与えることができ、選考に有利に働く場合もあるでしょう。
だからこそ、メールマナーをしっかり守ることが、就活成功のカギを握ります。
返信の際に気をつけること
返信が必要な場合には、以下のポイントを押さえて送りましょう。
これは、就活だけでなく、社会人になっても必要な部分ですので、しっかり覚えておいてください。
24時間以内に返信する
企業からのメールには、できるだけ早く返信することが大切です。
理想的には24時間以内に返信するのが望ましいです。
レスポンスが早いと、仕事ができる印象を与えることができ、企業に好印象を与えます。
もしも返信が遅れてしまう場合でも、1日以内には必ず返信するように心がけましょう。
引用を用いる
就活中、企業の担当者は1日に大量のメールを受け取るため、どのメールに対する返信なのかを相手がすぐに把握できるよう、前のメールを引用することが大切です。
メールの内容を遡る必要がないように配慮しましょう。
これにより、相手に負担をかけず、スムーズなコミュニケーションが取れます。
言葉遣い、誤字脱字に注意
丁寧な言葉遣いを心がけましょう。
「すみません」は「申し訳ございません」、「了解しました」は「かしこまりました/承知いたしました」のように言い換えます。
また、誤字脱字は良い印象を与えないので、送信前にメールを読み返す習慣をつけましょう。
メールは消さずに残しておく
やりとりしていたメールは、特に重要な情報が含まれている場合は消去せずに残しておきましょう。
特に、オンライン面接の場合、何かトラブルがあった際の連絡先を記載している企業もあります。
もしものために、メールは残しておきましょう。
メールの返信頻度とその重要性
企業からのメールにはすべて返信する必要はありませんが、相手が求めている内容には必ず答えるようにしましょう。
相手のメールに適切に返信することは、信頼感を築くために非常に重要です。無視することで不信感を与えないよう、しっかりとコミュニケーションを取ることが求められます。
メールアドレスの選び方
就活で使用するメールアドレスは、シンプルでわかりやすいものを選びましょう。
自分の名前が含まれているものが理想的です。
ニックネームや冗談めいたアドレスは避け、できれば学校のメールアドレスやローマ字で表記された名前のメールアドレスを使用することが望ましいです。
面接後のお礼メールの送信
面接後にお礼のメールを送ることは、非常に良い印象を与える行為です。
面接でお世話になったことに対する感謝の意を短い文章で伝えましょう。
例えば、「本日はお時間をいただき、誠にありがとうございました」といった内容で簡潔に伝えるのが良いです。
こうしたメールを送ることで、企業に対する丁寧な態度が伝わります。
また、こちらの記事ではさらに詳しくお礼メールの送り方について状況別に解説していますのでぜひ参考にしてください。
基本的なメールの書き方
返信の前に、基本的なメールの書き方も押さえておきましょう。
詳細を説明した実践的な内容となっていますので、ぜひ活用してみてください。
1.件名
件名を見ただけで、相手が大まかな内容を把握できるようにしましょう。
また、大学名や名前も記載すると親切です。
例
【〇〇大/山田太郎】面接の日程について
【山田太郎】説明会の御礼
メールの件名については以下の記事でも詳しく解説していますので、ぜひご参考ください。
2.宛先
メールアドレスが間違っていた場合、メールそのものが相手に届かない場合があるので、注意しましょう。
CCに企業のほかのメールアドレスを入れている場合もあります。
企業から特に指定がない限りは、「全員返信」にして、CCに記載されているアドレスにも返信しましょう。
3.宛名
本文のはじめには、宛名を書きます。
会社名は略さずに、正式な社名で書きましょう。
企業のホームページで正式な社名を確認するのもいいでしょう。
相手が個人名の場合は「様」、部署の場合は「御中」とします。
また、CCにも返信する場合は、カッコ書きで記載します。
宛名の誤字も失礼にあたるので、よく確認しましょう。
例
株式会社〇〇 採用担当 〇〇様
株式会社〇〇 採用担当 御中
株式会社〇〇 採用担当 〇〇様 (CC:△△様)
4.あいさつ
宛名を書いたら、挨拶と自分の所属、氏名を述べます。
例
お世話になっております。
〇〇大学〇〇学部3年の山田太郎と申します。
5.内容
最も伝えるべき内容は簡潔に、分かりやすく書きましょう。
特に、日程調整の場合は、日程を複数挙げると良いです。
例
次回選考の希望は以下の通りです。
〇月〇日(月)10:00~11:00
〇月〇日(火)14:00~15:00
〇月〇日(水)13:00~14:00
6.締め
本題を書いた後は、簡単な挨拶を入れて、締めます。
ご確認のほどよろしくお願いいたします。
今後とも何卒よろしくお願いいたします。
7.署名
最後に書く署名は、氏名、大学名、学部学科、学年、電話番号、メールアドレスを記載します。
「*」や「=」、「ー」などを使って、本文と区別できるようにしましょう。
また、氏名にはふりがなを付けると読み間違いを防ぐことができます。
毎回メールに署名を書くのは手間がかかるので、署名の設定をしておきましょう。
例
****************
山田太郎(Taro YAMADA)
〇〇大学
〇〇学部〇〇学科 4年
TEL:123-567-890
e-mail:yamada.taro@abc.jp
****************
【シーン別】就活メールの適切な対応方法を解説
就活中にはさまざまなシーンで企業とメールのやり取りをすることになります。
その際、どこまで返信すべきか迷うこともあるでしょう。
ここでは、シーン別に適切な対応方法を解説します。
面接案内メールへの返信はどこまでが適切?
面接日程の案内メールを受け取ったら、できるだけ早く返信しましょう。
返信する際は、日程や場所を再確認し、感謝の言葉を添えると良いです。
以下は、具体的な返信例です。
ご連絡いただきありがとうございます。〇月〇日〇時に伺います。よろしくお願いいたします。
面接時間や場所の確認は必要?
面接の場所や時間に不安がある場合は、メールで確認しましょう。
曖昧なままにせず、確実に把握することが大切です。
また、返信時に「確認させていただきますが」と一言添えると、より丁寧です。
面接当日のお礼メールは必要?
面接後にお礼のメールを送るかどうかは迷うところですが、送ることで良い印象を与えることができます。
簡潔に感謝の気持ちを伝えましょう。
例えば、「本日はお時間をいただきありがとうございました」という言葉が適切です。
企業からの連絡メールへの返信方法
「確認しました」の返信が必要な場合は、特に相手がその確認を求めているときです。
その場合は、簡単に「確認いたしました」と返信するだけで問題ありません。
しかし、不要な場合は返信しない方が良いこともあります。
相手の意図をよく読み取ることが大切です。。
企業とのやり取りを終わらせるためのベストな方法は?
やり取りを終わらせる際には、「ご対応ありがとうございました」や「今後ともよろしくお願いいたします」といった締めの言葉を使うと良いです。
これにより、円滑にコミュニケーションを終了させることができます。
さらに、良い印象を残した上で終わらせたい場合は、「お忙しい中、ご確認いただきありがとうございました」と、感謝の気持ちを表す一文を添えるとより効果的になります。
これらの言葉を使うことで、ビジネスマナーとしても適切な印象を与えられます。
内定後のメール返信マナー
内定をいただいたら、まずは感謝の気持ちをメールで伝えましょう。
「内定のご連絡をいただき、ありがとうございます。非常に嬉しく思います」といった内容が適切です。
入社前の連絡は?
入社前には、企業からいくつかの連絡が入ることがあります。
その際、必要な返信だけを的確に行うことが求められます。
例えば、入社前の準備についての質問にはしっかりと答え、疑問があれば確認することが大切です。
質問する際のメールの書き方は以下の記事で詳しく解説しています。
電話番号やメールアドレスの確認・連絡方法
企業とやり取りをする際、電話番号やメールアドレスの確認は重要です。
これらの情報に誤りがないように、しっかりと確認しておきましょう。
特に、企業側から提供された連絡先は、必ず正確にメモしておくことが必要です。
就活メールでの返信の終わり方
メールの最後は、相手に良い印象を与えるための重要な部分です。
「お忙しい中、ご確認いただきありがとうございました」など、感謝の気持ちを表す一文を添えると効果的になります。
また、締めの言葉は、「どうぞよろしくお願いいたします」や「ご確認のほどよろしくお願いいたします」などが一般的です。
これらの言葉を使うことで、ビジネスマナーとしても適切な印象を与えられます。
就活メールのトラブルとその対処法
企業からのメールに返信しなかった場合、相手に対して悪い印象を与える可能性があります。
特に、返信を求められている場合は、その後の選考にも影響を与えるかもしれません。
もし返信を忘れてしまった場合は、早めに謝罪とともに返信を行いましょう。
「返信が遅れて申し訳ありません」と一言添えることで、相手に誠意を伝えることができます。
また、誤解を招くような内容を送ってしまった場合は、すぐに訂正のメールを送りましょう。
「先ほどのメールに誤りがありましたので、訂正させていただきます」といった言葉を使うと良いです。
また、誤送信に気づいた場合は、すぐに「誤って送信してしまいました」とお知らせしましょう。
正しい内容を再度送信することで、相手に誤解を与えないようにします。
企業から返信がない場合はどうすればいい?
企業からメールの返信がこないと、不安になることがあります。しかし、焦らずに冷静に対応することが大切です。
まずは、状況に応じて適切な対応を考えましょう。
2~3営業日待ってみる
企業の人事部は、就活の時期は特にメールのやりとりが多くなります。
そのため就活生からのメールにすぐに対応できるわけではありません。
また、土日祝日は営業日ではない企業が大多数ですので、ひとまず2~3営業日程待ってみましょう。
それでも返信がこない場合は何かしらのトラブルでメールが届いていない、メールが開封されていないなどの可能性があります。
メールを再送する
再送する前にもう一度、自分の送ったメールが送信されているか確認してください。
「送ったつもりが下書きのままだった…」「添付ファイルの容量が大きくて送れてなかった…」なんてことはよくある話。
メールを確認する担当者も「あれ…そんなメール送られてないな…」と混乱の原因にもなってしまうため、送信履歴を必ず確認しましょう。
送る際には相手の気持ちを考慮して以下の点に気をつけましょう。
- 「その後いかがでしょうか。」など、遠回しに尋ねる
- 【至急】【要返信】などは使わない
- メールの行き違いの可能性を考慮する
- 「スケジュール調整のため」「送れているか心配になりましたので」など、再送の理由を記載する
緊急の場合は電話で
就活中はさまざまなトラブルが想定され、「メールの確認待ちをしていては間に合わない!」ということもあると思います。
その場合は企業のホームページに記載されている企業自体の電話番号ではなく、新卒採用ページなどに記載されている電話番号を必ず確認して電話しましょう。
電話の際には「先日メールで○○の件について送らせていただいたのですが」とメールを送ったことを伝えるとスムーズです。
さいごに
就活におけるメールのやり取りは、企業とのコミュニケーションの中で非常に重要な役割を果たします。
基本的にはすべてのメールに迅速に返信することが求められますが、返信不要の記載がある場合や、やり取りの終わりが明確な場合は、無理に返信する必要はありません。
また、メールの内容は簡潔かつ丁寧に、誤字脱字を避けるために必ず確認することが大切です。
さらに、メールアドレスの選び方や署名の設定など、細部にまで気を配ることで、企業に対して好印象を与えることができます。
これらのポイントを押さえて、就活メールを通じてスムーズなコミュニケーションを図り、就職活動を成功に導きましょう。