【就活生必見!】OB・OG訪問が内定に与える影響とは?

【就活生必見!】OB・OG訪問が内定に与える影響とは?

2023年2月24日更新

はじめに

就活シーズンが始まると、OB・OG訪問の実施を検討し始める人は多いのではないでしょうか。

 

しかし、必ずしも全員がOB・OG訪問を実施する意味を正しく理解しているわけではありません。

 

「OB・OG訪問をしておくと選考に有利になると聞いた」

 

「とりあえずしておかないといけないという認識でいた」

 

「何が役に立つのかは分かっていない…」

 

実際のところ、なぜ就活の役に立つのかは正しく理解していないものの、内定獲得のためには必須事項だと考えている人が多いようです。

 

そこで本記事では、なぜOB・OG訪問が重要なのかということをはじめ、内定にどのような影響を与えるのかということについて詳しくご紹介します。

 

今後OB・OG訪問の実施を検討している人はもちろん、これまでにOB・OG訪問を実施してみたものの、いまいち手応えを感じられなかったという人も、ぜひ最後までお読みくださいね。

OB・OG訪問を実施すると内定獲得に有利!?

「OB・OG訪問をすると内定獲得に有利」というイメージは、多くの就活生が持っているのではないでしょうか。

 

確かに、OB・OG訪問を実施すると内定獲得に有利にはたらきます。

しかし、「OB・OG訪問を実施した」という事実が内定獲得に有利にはたらくわけではありません。

 

OB・OG訪問の目的を正しく理解した上で準備を行い、当日の時間を有効に活用できた人だけが、「OB・OG訪問を実施した」という事実を有利にはたらかせることができます。

 

このことを踏まえ、OB・OG訪問について詳しく見ていきましょう。

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OB・OG訪問とは?

OB・OG訪問とは、自分の志望企業で働いている先輩に話を聞きにいくことを指します。

自分の所属大学を卒業しているOB・OGに話を聞きに行くことから、「OB・OG訪問」と呼ばれています。

 

就活生から見ると、人事や面接官以外に自分の志望企業の人とコミュニケーションを取ることができる貴重な場と言えます。

人事や面接官には質問しにくいことも、選考の評価を直接行わないOBやOGに対しては、気軽に質問することができるでしょう。

 

企業に対する情報収集ができるだけではなく、企業の中の社会人と繋がりを持てたり、社会人と話すこと自体が面接の練習になることもあるため、就活生にとってはメリットが多い時間です。

OB・OG訪問を行う方法

OB・OG訪問を行う方法は様々です。

企業によっては、人事が繋いでくれる場合があるため、一度人事に質問してみるのが良いかもしれません。ただし、必ずしも全ての企業が行ってくれるわけではありません。

 

ゼミの繋がりが強い場合、ゼミの教授や先輩を介して紹介してもらうのも良いかもしれません。また、学生課に相談するとOBやOGに繋いでくれる大学もあります。

特に何のツテもない…と思う場合には、一度学生課に相談してみるのが良いかもしれません。

 

また、最近ではOB・OG訪問を気軽に実施できるアプリなども登場しています。

気軽にOB・OGとの接点を持てる一方で、間に誰も仲介しないことからリスクもあります。

身の安全に配慮した上で、計画的に利用してみるのも良いでしょう。

OB・OG訪問をするメリット

OB・OG訪問のメリットを理解することで、何を行う場なのかということも見えてくるのではないでしょうか。

今回は、代表的なOB・OG訪問のメリットをご紹介します。

企業内部の本当の雰囲気を知ることができる

企業内部の本当の雰囲気を知ることができるのは、OB・OG訪問の最大のメリットと言えるのではないでしょうか。

 

人事との面談の場や面接の場でも、もちろん企業の雰囲気は感じることができます。

しかし、やはりどこか包み隠されているような印象を抱く人も多いのではないでしょうか。

 

OB・OG訪問は選考とは無関係の社員と会話できるため、企業の「リアル」を知ることができます。また、人事や面接官には聞きにくい質問も、OB・OG相手なら聞きやすいでしょう。

 

先輩や後輩との関係性や業務時間など、企業の本当の雰囲気を知ることで、自身の志望度を再確認する機会にもなるでしょう。

企業の魅力を言語化しやすくなる

採用サイトや説明会だけで、企業の魅力を言語化するには限界があります。

言語化することができても、他の就活生も同様の内容を見ているため差別化することが難しいでしょう。

 

しかし、OB・OG訪問で得た情報は自分自身しか持っていないものです。

そのため、自分の言葉で企業の魅力を言語化することができるようになります。

 

人事や面接官から見ると、「よく自社の情報を調べてくれている」という印象にもなるため、評価にもうまく作用する可能性が高いと言えます。

 

OB・OG訪問を通じて情報収集することで、自分の言葉で志望動機に厚みを持たせることができるようになることは大きなメリットです。

 

面接の練習になる

就活を始めるまで、全く社会人と話したことがなかったという人は少なくありません。

そのためOB・OG訪問の機会を通じて、初対面の社会人と話をするという経験自体が面接の練習になる場合があります。

 

もちろんキャリアセンターなどで、社会人との面接練習を行うことは可能です。

しかし志望企業とは無縁の人であるために、面接同様の緊張感を持って臨むことは難しいのではないでしょうか。

しかしOB・OGであれば、志望企業に属しているという事実そのものが緊張感を与えてくれます。

 

良心的なOB・OGであれば、面接練習に付き合ってくれる場合や、面接の回答に対してフィードバックをくれる場合もあります。

「~~~~~といった質問をされると聞いて、XXXXXXといった回答を用意しているのですが、どのような評価をいただけると思いますか?」といった内容でOB・OGに確認してみることで、より深い面接対策ができる場合もあります。

 

全てのOB・OGが応じてくれるとは限りませんが、事前に準備をしておくと良いでしょう。

OB・OG訪問と選考での評価の関係性は?

「OB・OG訪問を実施した」という事実が、選考の評価に影響することはあまり多くありません。

もし評価されることがあるとしたら、OB・OG訪問を実施したことにより「具体化された志望動機」や「質問に落ち着いて受け答えできる姿勢」などです。

 

OB・OG訪問は企業に評価してもらうためではなく、自分自身が企業への理解を深める場として捉えておくことが重要です。

このことを十分に理解し、OB・OG訪問に臨みましょう。

OB・OG訪問の実施有無が選考に影響する企業もある

ただし、企業によってはOB・OG訪問の実施有無が選考に影響する場合があります。

実施有無のみならず、OB・OG訪問の実施回数を評価の指標としている企業もあるため、注意が必要です。

 

「そのような企業はどのように見分けるの?」と不安になるかもしれません。

多くの場合、そもそもOB・OGとの繋がりが強固で、ほぼ紹介のような形で採用が行われている企業であることが多いです。具体的には、運動部や研究室などとの繋がりを大切にしている企業です。

 

すでにOB・OGとの繋がりがある場合には先輩が教えてくれますが、繋がりがない場合には口コミサイトを確認するなどして、情報収集を行うことが大切です。

OB・OG訪問を有効に活用するポイント

では、OB・OG訪問を有効に活用し、自分自身を内定に近付けるためには、どのような場として活用するのが良いでしょうか。

特に押さえておきたいポイントをご紹介します。

 

OBやOGの面接の様子について質問してみる

OBやOGは、自分自身と年齢が離れていない若手社員であることがほとんどです。

そのため、就活の記憶もまだ新しい社員がほとんどだと言えます。

だからこそ、OBやOGの面接の様子を質問してみてはいかがでしょうか?

 

「どのような質問をされましたか?」「どのような回答をしましたか?」といった内容で、実際の面接の雰囲気を探ってみるのも良いでしょう。回答はもちろんそのまま活用することはありませんが、自分自身の回答の参考にしてみるのがおすすめです。

 

ただし、「どのような質問をされましたか?」だと、準備不足のような印象を与えかねません。

そこで「口コミサイトには、次の面接では~~~といった質問がされるとあったのですが、〇〇さんはどのような質問をされましたか?」といった聞き方をすると、事前準備をしっかりとしている印象にもなるため、おすすめです。

 

企業の魅力を入社前後という軸で確認してみる

実際に志望企業で働いているOB・OGだからこそ、企業の魅力を具体的に確認してみてはいかがでしょうか。

確認する際には、現時点で感じる魅力だけではなく、入社前に感じていた魅力も合わせて確認するのがおすすめです。

 

OB・OGが現時点で感じている魅力と、入社前に感じていた魅力のギャップを知ることで、自分自身が魅力に感じている点と照らし合わせやすくなります。

現時点で感じる魅力については、志望動機などに積極的に取り入れることで、面接官からの好印象を獲得することもできるでしょう。

 

また、自分が志望企業に対して魅力に感じている点をピックアップし、実際のところどのような感じかということを確認してみるのも良いかもしれません。

社員目線で確認してもらうことで、よりリアルな魅力を引き出すことができる可能性があるため、おすすめです。

OB・OGのキャリアプランを聞いてみる

企業が理想とするキャリアプランは採用サイトなどで確認できますが、実際のところどのようなキャリアを歩むことができるのか、OB・OGに確認してみるのがおすすめです。

 

もちろん職種に応じてキャリアパスが異なる可能性がありますが、キャリアに対する企業からの支援などを確認することは可能です。また、OB・OG本人だけではなく、周囲の同期などのキャリアの動きを確認することも可能です。

 

また、OB・OGのキャリアプランを確認することで、自分自身の将来像を具体的にイメージすることが可能です。

自分のキャリアプランに対して強いイメージある人はもちろん、全くイメージがない人も、参考となるOB・OGの話を確認してみてはいかがでしょうか。

OB・OG訪問の心構え

OB・OG訪問は、就活生側からお願いして成立するものです。

OB・OGである社会人から、時間をもらっているということを忘れてはなりません。

そのため、もらった時間を有効活用するべく、必ず質問したい内容などは事前にまとめておきましょう。可能であれば、事前にメールでOB・OGに内容を共有しておくことがおすすめです。

 

OB・OGが自ら何かの準備をしていることは少なく、あくまでも就活生が主体となる場です。このことを十分に理解し、双方にとって有意義な時間になるように工夫しましょう。

 

また、OB・OG訪問終了後はお礼のメールは必須です。

具体的に役立ったポイントなどを沿えてできる限り早く送信しましょう。

 

OB・OG訪問をスムーズに実施できるのは、自分自身のマナーや礼儀が成っているからということだけが理由ではありません。

これまでOB・OG訪問を実施してきた先輩たちもルールやマナーを守っていたからこそ、スムーズに後輩たちも実施できている可能性が高いことを忘れてはいけません。

 

自分だけではなく、後輩たちにも影響を与えるかもしれないという気持ちを強く持ち、相手が気持ち良いOB・OG訪問を実施することが大切です。

OB・OG訪問を選考に活かすのは自分の心持ち次第!

いかがでしたか?

本記事では、なぜOB・OG訪問が重要なのかということをはじめ、内定にどのような影響を与えるのかということについて詳しくご紹介してきました。

 

OB・OG訪問の機会を手にすること自体はさほど難しくありませんが、その機会をどのように活かすかは自分次第です。主体性を持たなければ、ただ雑談して終わってしまうことも少なくありません。

 

OB・OG訪問そのものが評価に関わることは少ないですが、たくさんの情報を収集できる機会として有効活用することで、自信を持って面接に臨めるようにしてくださいね。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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就活ハンドブック編集部

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