【SPIテストセンター】ターム1時間20分や60分の内容とは
2024/8/28更新
はじめに
多くの就活生が足を運ぶことになる「テストセンター」。
SPIの受検を控えている就活生の中には、SPIの試験時間や所要時間について気になっているのではないでしょうか?
「時間は80分や60分が多いのか?」「1時間20分は長いな」などと感じる方もいるでしょう。
そこで今回は、SPIテストセンターのタームについて解説します。
テストセンターの予約方法や当日の流れなども解説するので、ぜひ参考にしてください。
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SPIテストセンターのタームとは?
タームとは英語の「Term」のことで、テストセンターにおける「試験の時間帯」を指します。
予約するときは、空いているタームの中から好きなタームを選択可能です。
全国7都市に常設されるテストセンター会場では、多くのタームの中から好きな時間帯で受験できます。
ただし、3月~7月の受験者が多い時期に開設される臨時会場では、選択可能なターム数が少ないので注意してください。
【タームの回数と時間】1時間20分(80分)や60分
テストセンターでは、各会場で設定されているタームの中から都合の良い枠を選んで予約を行います。
例として、ここでは御茶ノ水ソラシティの場合のタームを挙げます。
御茶ノ水ソラシティでは、08:30~20:05まで80分間隔のタームが複数用意されており、第1タームから第48タームまで全48回あります。
タームには問題の回答時間や試験の説明、練習問題の時間も含まれているため、35分の能力試験に対して、タームは60分や80分となっています。
また、就活本番後の3月~4月に開設される臨時会場の場合は、タームが17時までしかないこともあるので注意してください。
テストセンターの特徴
テストセンターとはSPIの受験方式の一つであり、会場で受験する方式のことです。
WEBテストと異なる点として、本人確認を行うことや、前回の結果を使い回せることが挙げられます。
テストセンターの特徴としては下記の5点があります。
- オンライン会場とリアル会場の2種類がある
- 都合の良い会場と時間を選んで事前に予約する
- 受験者によって出題される問題が異なる
- 1問ごとに制限時間が設けられている
- 前回の試験結果を他の企業にも使い回せる
- 出題内容は人によって異なる
- 時間はタームで区切られ、会場や時期によって異なる
自分の都合の良い時間帯にマッチした会場の予約枠を選択しましょう。
【テストセンター】事前準備と予約方法
テストセンターで受験をするために必要な準備や、試験会場の予約方法を解説していきます。
テストセンター受検の流れは下記の通りです。
- テストセンターIDを取得してログインする
- 自分の都合の良い受検会場を選ぶ
- 自分の都合の良いタームを選び、仮予約する
- WEB上で性格検査を受験して、本予約する
- 試験当日に必要な持ち物をチェックする
試験当日に慌てることがないよう、事前に当日の流れを押さえてスムーズに受験できるようにしましょう。
①テストセンターIDを取得してログインする
テストセンターの予約を初めて行う際は、自分専用のテストセンターIDの取得が必要です。
まずは、企業から届く受検案内メールのリンクを開いて、テストセンターの公式サイトへアクセスし、個人情報の登録を行います。
ここで発行されたテストセンターIDは今後必要なものなので、忘れないように控えておいてください。
テストセンターIDを取得できたら、企業から指定された企業IDを入力してログインします。
注意点として、テストセンターIDと企業IDは全く別のものなので、間違えないようにしましょう。
②自分の都合の良い受検会場を選ぶ
テストセンターのログインが完了したら、予約画面からテストセンター会場を選択しましょう。
年間を通して試験を実施しているリアル会場は全国7都市あり、東京・大阪・名古屋・仙台・福岡・広島・札幌から選択できます。
全国7都市の詳細な会場は下記の通りです。
- 東京都:御茶ノ水ソラシティ会場
- 大阪府:中津会場
- 愛知県:名古屋駅前会場
- 宮城県:仙台会場
- 福岡県:天神三丁目会場
- 広島県:広島クリスタルプラザ会場、広島産業文化センター会場
- 北海道:札幌会場
自分の住まいに合わせて、リアル会場を選択してください。
また、本選考の締め切りが間近の3月〜4月においては、臨時会場が多数増設されます。
事前に足を運べる会場を、日程と合わせて調べておきましょう。
注意点として、インターンや本選考の締め切りが近くなるほど予約が埋まってくるので、なるべく早めに予約することを心がけましょう。
広くて席数も多い東京の御茶ノ水ソラシティ会場も同様に、早めの予約がおすすめです。
オンライン会場を選択する場合は、もちろん場所に指定はありませんが、インターネット環境が整っている場所や、静かで集中できる場所で受験する必要があります。
③自分の都合の良いタームを選び、仮予約する
自分の都合の良い受験会場を選択したら、その受験会場の空いているタームの中から受験可能な時間を選択してテストセンターを仮予約しましょう。
会場の予約は、空いているタームがある限り当日でも可能です。
下記では、希望する会場が東京にある「御茶ノ水ソラシティ会場」である場合を例に挙げ、会場を仮予約する流れを紹介します。
御茶ノ水ソラシティ会場では、受験時間が1から48までのタームが振り分けられており、第1タームは8時30分~9時50分で、最終タームである第48タームは20時15分〜21時35分です。
そのため、御茶ノ水ソラシティ会場の場合は、48あるタームの中から自分の都合の良い時間帯を1つ選べます。
ただし、本選考締め切り間近の3月〜4月に開設される臨時会場は、受験時間が17時までの場合もあるので注意が必要です。
時間帯を選択して確定を押したら、希望する会場の仮予約が完了となります。
仮予約は正式な予約ではないため、必ず本予約まで行ってください。
本予約の方法については次の手順で解説します。
④WEB上で性格検査を受験して、本予約する
希望する会場を仮予約したら、なるべく早く性格検査を受験して本予約を完了しましょう。
注意点として、性格検査の受験には期限があり、期限までに性格検査を終えなければ予約が取り消しになってしまいます。
性格検査の受験期限は、仮予約を完了させた日の27時(翌日の3時)まで、仮予約の完了日が土曜日の場合に限り、26時(翌日の2時)までです。
期限は直近のため、性格検査の受験を忘れないように仮予約後すぐに検査するのがおすすめです。
また、性格検査にかかる時間は30分程度となります。
性格検査を完了させた後に仮予約が本予約となり、ここでようやくテストセンターの予約は完了となります。
⑤試験当日に必要な持ち物をチェックする
本予約が完了したら、テストセンターの受験当日に必要な持ち物を確認しましょう。
選択した会場がリアル会場かオンライン会場かによって、必要な持ち物が異なります。
また、リアル会場・オンライン会場を問わず受検料金は不要です。
- 顔写真付きの本人確認書類(運転免許証、学生証、パスポートなど)
- 受検票
- 顔写真付きの本人確認書類(運転免許証、学生証、パスポートなど)
- 筆記用具(シャープペンシルまたは鉛筆)
- メモ用紙(A4サイズ2枚のみ)
それぞれを解説していきます。
【リアル会場】必要な持ち物
リアル会場では、「顔写真付きの本人確認書類」と「受験票」が必要です。
ここでの注意点としては、身分証明証の有効期限が切れていないか確認しておく必要があります。
本選考の締め切り間近の4月は特に、学年が変わるため、学生証の有効期限が切れている場合があります。
受付では有効期限もチェックされるため、事前に有効期限が切れていないか確認をしておきましょう。
有効期限が切れていると、受験を断られる恐れがあります。
受験票は、テストセンターの本予約が完了するとマイページ上に表示されています。
また、予約完了時に届く予約確認メールを受験票とすることもできます。
そのため、「受検予約完了画面」または「予約確認メール」を印刷しておきましょう。
プリンターがない方や印刷が上手くできない場合は、受験票に記載されている事項を白紙のA4用紙の表面のみに記載して持っていきましょう。
具体的に記載する項目は下記の通りです。
- テストセンターID
- カナ指名
- 検査名
- 会場名
- 日程
- ターム
また、受検票をメモしていく場合には以下の点に注意してください。
- 受検票が1枚のA4用紙の表面に収まっていること
- 裏紙は使用不可、罫線入りの紙(ルーズリーフなど)は使用可
- 必要な項目以外は記載しないこと
【オンライン会場】必要な持ち物
オンライン会場に必要な持ち物は、「顔写真付きの本人確認書類」「筆記用具」「メモ用紙」です。
顔写真付き身分証明書についての注意点は、リアル会場と変わらないため、上記を参照してください。
筆記用具は、シャープペンシルや鉛筆などの書いたら消せるものが良く、ボールペンは使用不可です。
当日は時間との戦いになるため、事前にシャープペンシルに芯を十分に入れておいたり、鉛筆を削っておく、複数の筆記用具をスペアとして用意しておくことがおすすめです。
メモ用紙はSPI3のサイトによると、白紙のA4用紙2枚を用意するように指定があります。リアル会場でも、A4用紙2枚以外にメモとして使用できる用紙をもらえないため、リアルとオンラインで平等になっています。
オンラインでも当日監督者のチェックが入るので、他の用紙サイズや3枚以上の持ち込みはできません。
監視型WEBテストの場合は、不正防止のため基本的に机上にパソコン以外は置けません。
そのため、計算する際はパソコンのホワイトボードアプリを使用してメモ用紙代わりにします。
受ける予定のWEBテストの概要や、いつまでに何を準備する必要があるのか前もって調べておきましょう。
【テストセンター】受験当日の流れ
ここでは受験当日の流れについて解説していきます。
当日の流れ
- 会場には余裕をもって到着する
- 準備が済んだら受付に行く
- 荷物をロッカー等にしまう
- 会場スタッフの案内があるまで待機する
- パソコンのログインを完了させて、SPIを受ける
- SPIの受験完了手続きを行う
それぞれを詳しく解説していきます。
①会場には余裕をもって到着する
テストセンター会場には、余裕をもって15分以上前に到着し、受付を済ませておきましょう。
万が一遅刻をしてしまうと受験できなくなってしまうため、時間に余裕を持って早めに到着しておくことがおすすめです。
特に、本選考やインターンシップの締め切り間近になると、多くの就活生がテストセンター会場に集まるため、受付が混雑して受付時間が通常よりも多くかかることは珍しくありません。
全国7都市にあるメイン会場は特に混雑します。
御茶ノ水ソラシティ会場を例に挙げると、受付に40人程度の就活生が集まったため、受付完了までに30分かかったこともあります。
早めに到着しておくことで、心に余裕をもって試験に臨めます。
補足として、受験そのものに料金は発生しませんし、服装もスーツなどの指定はなく、個人の自由となるため、リラックスできる恰好で行きましょう。
②準備が済んだら、受付に行く
テストセンター会場に到着したら、まず準備を済ませましょう。
受付が完了した後は、トイレに行ったり途中退室はできないため、準備は入念に行ってから受付に向かうことをおすすめします。
受付では、「顔写真付きの身分証明書」と「受験票」を持参して本人確認を行います。
万が一受験票を忘れてしまった場合は、会場が用意した白紙の受験票に必要事項を記入すれば受験票代わりにできます。
受験票を忘れた際には、慌てずにまず確認してみてください。
③荷物をロッカー等にしまう
テストセンター受験に必要なものは「顔写真付きの身分証明書」と「受験票」だけです。
それ以外の私物は、テストセンター会場に設置されているロッカーにしまいましょう。
もしもロッカーの無い会場の場合は、会場スタッフの指示に従ってください。
不正が疑われないよう、筆記用具、メモ用紙、時計、計算機など使用不可のものは持ち込まないようにしてください。
また、スマートフォンは電源を切ってロッカーへしまい、ポケットの中の物も全てロッカーへ預けてポケットの中は空っぽにしておきましょう。
必要に応じてティッシュ、ハンカチ、目薬は持ち込めますが、ポケットには入れずに全て机の上に置きましょう。
試験中にポケットをごそごそしていれば、不正でなくとも怪しまれてしまうためです。
ティッシュ、ハンカチ、目薬などを持ち込みたい場合は、念のために会場スタッフに確認してください。
④会場スタッフの案内があるまで待機する
ロッカーに荷物を預けたあとは、自分が受験するタームの案内があるまで待合室で待機しましょう。
会場スタッフが案内することが多く、「◯時◯分から受験開始の第××ターム受験の方、受付を開始します」などとターム順に声がけをするので、自分の番になったら試験会場に向かいましょう。
ここで再度「顔写真付きの身分証明書」と「受験票」を提示して本人確認を行い、筆記用具と2枚のメモ用紙を受け取ります。
また、受験上の注意事項についての説明と、利用する座席の指定があるので、指示通りの席に座ってください。
⑤パソコンのログインを完了させて、SPIを受験する
指定された座席に着席したら、机の上に用意されたパソコンに受験票に記載されているIDなどを入力してログインを済ませましょう。
ログイン後すぐに能力検査のテストがスタートします。
試験中は他の学生が出入りをすることもあるため、気が散る場合もありますが、机上のヘッドホンを耳栓として利用することができます。
しかし、テストセンター会場によってはヘッドホンが用意されていない場合もあります。
また、試験中に何かトラブルなどが発生した場合は机上にある呼び出しボタン、または挙手で会場スタッフを呼びましょう。
⑥SPIの受験完了手続きを行う
SPIテスト終了後は、テスト完了の手続きを行うために受付へ行きます。
会場スタッフに筆記用具やメモ用紙を渡して、受験票と顔写真付きの身分証明書を提示し、本人確認が済んだらSPIは終了です。
注意点として、受験時に使用したメモ用紙は持ち帰ることができないので、覚えておいてください。
まとめ
テストセンターでSPIを受験したいけど、タームについてはよく分からないという方に向けて、ターム1時間20分や60分の内容について解説しています。
タームとは、テストセンターにおける「試験の時間帯」を指し、会場を予約するときは、空いているタームの中から好きなタームを選択します。
全国7都市に常設されるテストセンター会場では、多くのタームの中から好きな時間を選べますが、3月~7月の受験者が多い時期に開設される臨時会場では、選択可能なターム数が少ないので注意が必要です。
そのほか、テストセンターの予約方法や当日の流れなども解説しているので、ぜひ参考にしてください。