【企業分析】ディップの就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説

【企業分析】ディップの就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説

2024/7/27更新

はじめに

ディップ株式会社は人材業界に属する企業です。

働き方が多様化したり、起業志向の若者が増えたりしたことで企業数が増加しているものの人口減少などの影響により、多くの企業が人材不足に悩んでいます。

その中でディップのような人材不足の企業を支援し、働きたい人の役にも立っている人材業界を魅力に感じる就活生も多いのではないでしょうか。

本記事では、ディップの会社概要や就職難易度、選考フローとその対策など選考対策で知っておきたい情報を徹底的に解説します。

以下のような不安を抱える就活生のお悩みを解決します。

対象
  • ディップの仕事内容が気になる
  • ディップの就職難易度を知りたい
  • ディップの選考対策として何をすれば良いかわからない

ぜひ本記事を参考にディップの内定を目指してください。

また、人材業界以外について知りたい就活生は、以下の記事を参考にしてください。

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この記事の結論

まず先に本記事の結論からお伝えすると、ディップの就職偏差値及び難易度は標準的と考えられます。

理由としては、学歴フィルターがなく選考フローも少ないため、誰にでも内定獲得のチャンスがあり、選考対策にかかる時間が少なくて済むからです。

いままで大学生が何気なく使っている「バイトル」などのサービスを提供しているため、人々にとって身近なサービスを提供しているという点から、就活生からの人気は上がっていくと推測できます。

入社後に日々の業務をしながら、提供するサービスが人々の生活に寄り添っていると感じる場面も多いと想像します。

内定獲得のためには企業分析が重要なので、ぜひ本記事を参考にしながら企業分析を進めてください。

次の章から具体的なディップに関する情報に入っていきます。

ディップ株式会社について

ディップ株式会社とは

出典元:ディップ株式会社 (dip-net.co.jp)

会社概要

ディップ株式会社は1997年に設立した企業で、人材サービス事業とDX事業を展開しています。

求人広告メディアの「バイトル」や「はたらこねっと」など、利用者の多いサービスを提供しており、企業理念である「私たちdipは夢とアイデアと情熱で社会を改善する存在となる」を目指しています。

企業の人手不足を解決するだけではなく、企業側に求職者の給与待遇の引き上げを提案するなどして人々が働きやすい企業づくりにも寄与しているのがディップならではの特徴です。

歴史が浅い企業でありながらも社会的意義の大きい事業を担っており、さらなる成長が期待できます。

各事業別の売上規模

ディップの各事業別の売上規模

ディップの2024年2月時点の年間売上高は、537億8,230万円でした。

純利益は、90億5,069万円です。

ディップの売上高は年々増加しており、毎年大幅な売上増加の傾向にあります。

この売上は、人材サービス事業とDX事業によって構成されており、人材サービス事業が大半を占めています。

経営計画の中で人材サービス事業に依存しているため、他の事業での売上アップを目指すと公表しており、さらなる成長が期待できます。

それぞれの事業の売上の内訳は、以下のとおりです。

売上高
  • 人材サービス事業
    売上高は478億1百万円(前期比7.2%増)、セグメント利益は171億75百万円(前期比15.7%増)となりました。
  • DX事業
    売上高は59億81百万円(前期比25.2%増)、セグメント利益は28億37百万円(前期比33.1%増)となりました。

 

各事業セグメントの解説

ディップ株式会社の主な事業セグメントの概要を紹介します。

事業部門活動内容
人材サービス事業メディア(求人広告サイト)やエージェント(人材紹介サービス)の運営を通した、ユーザーや顧客基盤の拡大の支援。
DX事業Saas型のDX商品「コボット」シリーズの提供を通した、中堅・中小企業のDX化支援。

 

ディップは、上記の2つの事業を展開しています。

人材サービス事業は求人広告サイトの運営を通して、どの企業でも経営していく上で必ず必要となる人材を確保するための支援を行っています。

また、企業側の人材不足問題を解決するだけでなく、働く側の活き活き働く場の提供にもつながるのがディップの人材サービス事業の特徴です。

DX事業では、中堅・中小企業の生産効率の向上のために、コボットを通して支援を行っています。

 

ディップで働いている社員は?

平均勤続年数は?

ディップの平均勤続年数は、5.1年です。

全業界の平均勤続年数は12.7年なので、ディップの平均勤続年数は非常に短いといえます。

しかし、ディップは設立が1997年と歴史が長い企業ではないため、今後平均勤続年数が延びる可能性はあるでしょう。

平均年収は?

ディップの平均年収は、532万円です。

全国の平均年収の実績が458万円なので、ディップの平均年収は全国平均よりも70万円程度高いです。

平均残業時間は?

ディップの2022年度の平均残業時間の実績は25.4時間でした。

平均では1日あたり1時間強の残業時間の計算になるので、激務ではないと考えられます。

しかし、職種や人によって業務量や繁忙期は異なります。

OB訪問や説明会などで、希望職種の実態がどうなのかを確認することをおすすめします。

平均ボーナス額は?

ディップの正式な平均ボーナス額は公表されていません。

国税庁の民間給与実態統計調査によると、平均給与のうち16%程度がボーナスなので、ディップの平均ボーナス額は85万円程度と考えられます。

企業の業績によってもボーナス額は変動するので、参考程度にしてください。

ディップのボーナス支給は6月と12月の年2回です。

どんな文化なの?

ディップは挑戦を歓迎する社風です。

若手のうちから裁量権をもって、新しいことにチャレンジすることを評価されるので、若手もやりがいを持って働きやすい環境といえるでしょう。

 

就職偏差値・難易度および業界での立ち位置

人材業界の中でのディップの立ち位置

競争の激しい人材業界の中でのディップの立ち位置を紹介します。

売上規模では大手企業には届きませんが、ディップは多くの大学生が使う「バイトル」だけでなく、介護など特定の業界に特化した求人広告サイトも運営しているのが強みです。

また、単に求人広告を掲載するだけにとどまらず、ディップから企業側へ給与待遇の見直しを測るなど利用者が働きやすい環境づくりを目指しているのは、ディップならではの試みといえるでしょう。

人々が利用したいと感じるサービスを提供し続けるディップのさらなる今後の成長が期待できます。

参考までに他社の情報も表にまとめましたので、あわせてご覧ください。

会社名売上高平均年収就職偏差値・難易度社風
ディップ493億円532万円52挑戦を歓迎する社風
エン・ジャパン677億1,600万円
(連結)
538万円53人を大切にする社風
パーソルキャリア13,271億円
(連結)
542万円56穏やかな社風
マイナビ1,861億円503万円55チャレンジ志向の社風

 

ディップの新卒募集要項について

ディップの新卒募集要項について紹介します。

初任給は専門・短大卒から大学院卒まで同額支給です。

額も基本給が22万円台と決して多いとはいえませんが、見込み残業手当がついているため、残業をしなければ高いとも考えられます。

インセンティブ支給もあるため、学歴に関係なく入社後の成績が重要であると捉えられるでしょう。

福利厚生が充実しているため、働きやすい環境づくりに力を入れているのはディップの特徴です。

各項目詳細
職種営業職・UXディレクター職・エンジニア職・データサイエンティスト職
給与初任給:月給296,027円(大卒・院卒・専門・短大)

<内訳>
●基本給:222,000円
●職務手当:13,690円
●固定残業手当:60,337円

備考:固定残業手当は30時間分相当、30時間を超えた場合は別途時間外手当支給、各種インセンティブ支給あり
賞与年2回(6月、12月)会社業績と個人成績に応じて支給額が決定
研修制度内定者研修、新入社員研修、階層別研修、昇格者研修、その他
福利厚生社会保険完備、出産・育児支援制度、フレキシブルワーク制度、退職金制度、社員持株会、財形貯蓄制度、確定拠出年金(DC)制度、RS(譲渡制限株式)、報奨旅行、永年勤続表彰、複線型キャリア制度、社内コミュニケーション費制度、同好会活動制度、定期健康診断、マッサージルーム完備、各種健保組合施設の利用(保養施設・スポーツ施設等)、フレックスタイム制、テレワーク制など

求める人材

ディップが求める人材

ディップは、ディップのフィロソフィーに共感し、体現しようと努力できる人材を求めていると公表しています。

ディップのフィロソフィーは、企業理念・ビジョン・ブランドステートメント・dip WAY・ファウンダーズスピリットと複数ありますが、すべてに記載されていることを満たすというよりは、一貫しているディップマインドを自分なりに解釈して、選考でマッチしているとアピールすることが重要です。

選考対策をする中で、特にわかりやすいのはファウンダーズスピリットでしょう。

自己分析をしながら、いままでの経験でファウンダーズスピリットを体現するようなことがなかったかを振り返ってみてください。

ファウンダーズスピリット
  • ピンチはチャンス
  • チャレンジし続ける
  • 最後まで諦めない
  • 期待を超える
  • 仕事、人生を楽しむ
  • 自らがdipを創る

上記のファウンダーズスピリットやほかのフィロソフィーに当てはまるエピソードを選定する際には、まずはフィロソフィーを理解することが重要です。

イメージするのが難しい場合は、説明会やOB訪問などで社員がどのように体現しようと意識しているかを聞いてみるといいでしょう。

 

新卒採用のフロー

ここからはディップの新卒採用のフローについて解説します。

ディップは選考を通して、就活生がディップとマッチするかを重視しており、就活生の不安や疑問を解消する機会も設けています。

しっかりと準備をして、自信を持ってディップの選考に臨めるようにしましょう。

①新卒エントリー

新卒採用フローの最初のステップはエントリーです。

ディップの新卒採用ページにある「ENTRY」ボタンより、エントリーをしてマイページに登録する必要があります。

企業説明会や採用イベントなど最新情報がアップロードされるはずなので、早めに登録をして都度情報を確認しましょう。

②会社説明会

ディップは定期的に会社説明会を開催しています。

1時間程度の説明会で、内容は会社概要や事業紹介、職種、働く環境、質疑応答です。

本選考を受ける前に不安を解消するチャンスであると同時に、深くまでディップを知るチャンスなので、早めの回に参加しましょう。

③エントリーシート

ディップのエントリーシートの設問は1つで、25卒選考では以下の設問が出題されました。

これまでで最も困難だったことについて「どんな出来事で」「どう向き合ったのか」を記載してください(文章の要約や表現のブラッシュアップにchatGPT等活用していただいて構いません)(400文字~600文字程度)

指定はありませんが、大学・大学院での出来事を記載することをおすすめします。

設問に「どんな出来事で」「どう向き合ったのか」を記載するように指示がありますが、この2つの要素が抜けていると評価されない可能性もあるので、しっかりと文章に盛り込むようにしてください。

charGPTの使用を許可している企業は現時点では珍しいですが、活用するのも選考通過率を上げる1つの手です。

まずは、自力で600文字程度書いてからchatGPTでも作成して、見比べてみることでより精度の高い回答が作成できるでしょう。

エントリーシートの対策方法は以下の記事にも記載されているので、参考にしてください。

 

④一次面接

ディップの面接は、一次面接から就活生1人に対し面接官1人の面接です。

エントリーシートに記載した内容を中心に深掘りされるのが特徴なので、選考を受ける前にエントリーシートを読み返しておくといいでしょう。

過去の選考では、エントリーシートで記載した困難な出来事に対して、2~3分程度で説明するように指示があるので、面接対策として時間を計りながら説明する練習も必須です。

就活生1人で1時間程度の面接は長いので、かなりの数の深掘り質問をされると推測できます。

インターネット上にある「ガクチカ深掘り頻出問題集」などをもとに、どのような深掘り質問がされても、落ち着いて答えられるようにしておくことをおすすめします。

⑤二次面接以降の複数回の面接

ディップの選考は基本は全部で3回ですが、人によってはリクルーター面談などに案内されて面接回数が増える場合があります。

面接回数が多いことで、互いを良く知ることができるので入社後のギャップをなくせるというメリットがありますが、企業側にとってはこの就活生にいま内定を出しても辞退されるのではないかという不安もあるでしょう。

確実に内定を狙いに行くためには、志望度の高さを示すことが重要なので意識して選考に臨んでください。

過去の選考で二次面接以降に聞かれた質問の一例を紹介します。

質問事項
  • 人材業界の志望理由
  • ディップの志望理由
  • 5年後にどのような社会人になりたいか
  • 自身の強み・弱み
  • チームの中での役割
  • 周囲から何と言われるか
  • 希望職種の適性があると思うか
  • 就職活動の軸

質問事項を見ると、ディップの面接は自己分析や企業分析をしていれば答えやすい質問が中心です。

面接を受ける前にOB訪問の機会などをつくり、自身のディップでのキャリアも想像してから面接を受けることをおすすめします。

最終面接まで油断せずに、入念に対策してください。

面接準備は以下の記事も参考にしてみてください。

 

⑥内定

エントリーシートと複数回の面接を突破したら、内定が決まります。

入社までに内定者研修があります。

採用大学

ディップの採用大学の一覧は以下の通りです。

大学入試の偏差値が標準的なレベルの大学から最難関レベルの大学まで幅広いので、いわゆる学歴フィルターはないと考えられます。

<大学>

愛知大学、愛知学院大学、青山学院大学、茨城大学、神奈川大学、関西大学、関西学院大学、神田外語大学、学習院大学、京都産業大学、京都女子大学、国際基督教大学、国士舘大学、駒澤大学、静岡県立大学、実践女子大学、上智大学、成蹊大学、テンプル大学、東海大学、東京大学、東京女子大学、東京理科大学、東洋大学、同志社大学、獨協大学、南山大学、日本大学、日本女子大学、阪南大学、広島大学、福岡大学、文教大学、法政大学、明治大学、明治学院大学、名城大学、横浜国立大学、立命館大学、龍谷大学、早稲田大学、復旦大学

 

学歴が理由で採用・不採用が決まるわけではないので、選考過程で自身の能力や価値観、望度の高さを示せるか否かが内定に大きく関わります。

エントリーする段階では誰にでも平等に内定獲得のチャンスがあるので、徹底的な選考対策をして選考に臨んでください。

学歴フィルターについて気になる就活生は、以下の記事を参考にしてください。

就職偏差値・難易度

ここまで紹介してきたことを踏まえると、ディップの就職偏差値・難易度は標準的と考えられます。

理由としては以下の3点が挙げられます。

理由
  • 選考ステップがエントリーシートと面接のみ
  • 学歴フィルターがない
  • 初任給が高くない

決して内定獲得は難しいわけではないと推測できますが、中途半端な対策で選考を受けても問題ないというわけではありません。

自信を持って選考に臨めるように、自己分析・企業分析・面接対策をしっかりしてください。

就職偏差値・難易度について気になる就活生は、以下の記事を参考にしてください。

まとめ

ここまでディップの会社概要や就職難易度、選考対策のポイントなどを詳しく紹介してきました。

早くから選考対策を始めることで十分内定獲得は可能なので、自信を持って選考に臨めるように本格的に選考準備をスタートしましょう。

本記事がディップの内定を目指す就活生の一助になることを願っております。

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