【就活生必見】自分史の作り方を5ステップで解説!自己分析が深まるテンプレート・例文付き

2026/01/12更新

就職活動で成功の鍵を握る自己分析。その効果的な手法が、あなたの経験を時系列でまとめる「自分史」の作成です。

この記事では、自分史とは何か、そして作成するメリットを解説します。さらに、具体的なエピソードを盛り込みながら、誰でも簡単に取り組める5つのステップをテンプレートと例文付きで紹介します。あなたの強みや価値観が明確になり、面接で語れる「就活の軸」が見つかるはずです。ぜひ最後までご覧ください。

高校生が自分史を作る意味とは?

近年、大学受験では学力だけでなく、個人の個性や経験を評価する「総合型選抜(旧AO入試)」や「学校推薦型選抜」が増えています。自分史は、これらの選抜で自己PRを作成する際に、非常に役立ちます。

自分史を作成することで、過去の経験から自分の興味や関心、得意なことなどを再発見できます。これらの発見は、将来の進路や職業を選択する上で、非常に重要な情報となります。

また、自分史は、将来のキャリアを考える上で、羅針盤のような役割を果たしてくれるでしょう。過去の自分を振り返ることで、今の自分がどのように成長してきたのかを実感できます。

成功体験だけでなく、失敗体験から学んだことも含めて、自分自身の成長を認識することは、自信につながります。

自分史を作成する3つのメリット

自分史の作成は、就職活動において多くの利点をもたらします。なぜ時間をかけて取り組む価値があるのか、具体的なメリットを3つの観点から解説します。

強みや弱みをエピソード付きで語れるようになる

自己PRで必ず問われる「あなたの強み・弱み」について、具体的なエピソードを交えて説明できるようになります。

例えば「高校時代の部活動で、対立したメンバーの意見を調整した経験」を振り返れば「傾聴力」や「調整力」が強みだとわかります。過去の事実に基づいているため、あなたの長所や短所に説得力が生まれ、面接官に深い印象を与えることが可能です。

企業選びの軸となる「大切にしたい価値観」が明確になる

人生の節目で「なぜその選択をしたのか」を掘り下げると、あなたが無意識に大切にしている価値観が見えてきます。

例えば、サークル選びで「新しいことに挑戦できる環境」を重視していたなら、仕事においても「挑戦できる社風」を求める傾向があるかもしれません。この価値観が企業選びの「軸」となり、入社後のミスマッチを防ぐことにもつながります。

モチベーションの源泉を理解できる

「どのような時に頑張れるのか」「何に喜びを感じるのか」といった、モチベーションの源を把握できます。

例えば「誰かに感謝された時に最もやりがいを感じた」経験が多ければ、顧客と直接関わる仕事に向いている可能性があります。自分のモチベーションの源泉を理解することで、長く意欲的に働ける職場環境を見つけやすくなるでしょう。

【簡単5ステップ】高校生でもできる!自分史作成テンプレート

ここからは、実際に自分史を作成する手順を5つのステップに分けて解説します。

自分史を作成するステップ
  • STEP1:時代ごとに区切る
  • STEP2:当時の自分(性格・キャラクター)を書き出す
  • STEP3:印象的な出来事・エピソードを書き出す
  • STEP4:当時の感情や考えていたことを書き出す
  • STEP5:その経験から何を得たか(学び)を言語化する

テンプレート項目に沿って、まずは気軽に書き出してみましょう。

STEP1:時代ごとに区切る

まず、これまでの人生を大きな単位で区切ります。時系列が整理しやすくなるため、物事を思い出すきっかけにもなります。細かく分けすぎず、まずは大枠で捉えるのがポイントです。

時代区分の例
  • 時代
  • 幼少期
  • 小学生
  • 中学生
  • 高校生
  • 大学生

必要な場合は、「小学校低学年・高学年」や、「中学1年生・2年生・3年生」など、細かく分けて書いてもOKです。ただし、時系列がバラバラにならないように注意しましょう。

STEP2:当時の自分(性格・キャラクター)を書き出す

各時代で、自分がどのような人物だったかを客観的に思い出して記入します。「活発だった」「人見知りだった」など、簡潔な言葉で表現してみましょう。

時代 当時のキャラクター・性格
幼少期 人見知りで引っ込み思案
小学生 スポーツより勉強が得意で、よく友達に勉強を教えていたタイプ
中学生 音楽にハマり、勉強より軽音部に熱中する音楽少年
高校生 バンド内でのまとめ役・相談役
大学生 広く浅く付き合い、人と人を引き合わせるタイプ

 

ポジティブな面だけでなく、ネガティブだと感じる部分も正直に書くことが自己理解を深める秘訣です。

STEP3:印象的な出来事・エピソードを書き出す

各時代で心に残っている出来事を、大小問わず書き出します。「就活で使えるか」は、この段階では一切考える必要はありません。

時代 印象的なエピソード
幼少期 弟とよくオモチャの取り合いなどでケンカをしていた。マンガが好きで「ごっこ遊び」をよくしていた。
小学生 国語や歴史が得意で、勉強を教えていた友達が20点も点数を上げた。
中学生 軽音部の活動を通して、違う学校の生徒とも親友になった。部活に熱中しすぎて、第一志望の高校に落ちた。
高校生 バンドメンバーが対立した時に、双方の話を聞くなどの仲介をして解決に貢献した。
大学生 先輩や他大学等との付き合いを広げ、「この人とこの人は気が合いそう」という人を紹介することも多かった。4年間同じアルバイトを続けた。

 

何気ないエピソードが、あなたの価値観を知る重要な手がかりになる場合があるので、とにかく書き出してみましょう。

STEP4:当時の感情や考えていたことを書き出す

STEP3で挙げたエピソードに対して、そのとき「何を考え、どう感じたか」を具体的に掘り下げます。

時代 当時考えていたことや悩んでいたこと
幼少期 弟とよくオモチャの取り合いなどでケンカをしていた。マンガが好きで「ごっこ遊び」をよくしていた。
小学生 優等生キャラだったが、内心スポーツが得意な友人たちに憧れていた。自分に夢中になれるものがあまりなく、悩んでいた。
中学生 音楽と出会って、同じ趣味を持つ友達と交流するのが楽しかった。一方で、勉強との両立や楽器の上達などで悩んでいた。
高校生 バンドメンバー同士が上手くいかず、ハラハラすることも多かった。自分が仲介役になることが多く、このままではいけないと直接話し合う場を設けた結果、なんとか仲直りさせられて安心した。
大学生 アルバイト先は良い人に恵まれ、出勤するのが楽しかった。楽しいことの気配があると顔を突っ込むようにして、他大学ともコネクションを作ることで、面白いイベントに呼んでもらえることが増えた。

 

喜び、悔しさ、悩みなど、素直な感情を書き出すことで、あなたの物事の捉え方や思考の癖が見えてきます。

STEP5:その経験から何を得たか(学び)を言語化する

最後に、それぞれの経験を通じて得た学びや教訓をまとめます。この「学び」の部分が、自己PRやガクチカ(学生時代に力を入れたこと)の核となる要素です。

時代 経験から学んだこと
幼少期 「弟はまだ小さいから」という意識が芽生え、だんだんと兄として譲ることが増えた。
小学生 人に勉強を教えるのは、自分でただ勉強するよりも大変だということを学んだ。その分、自分が教えた友人の成績が上がり、喜ぶ姿を見るのは嬉しかった。
中学生 自分は一つのことに熱中すると、周りが見えなくなることがあるということを学んだ。やりたいこととやるべきことのバランスを取ることが大切だと学んだ。
高校生 人間関係が上手くいかないと、活動そのものも上手くいかなくなることを学んだ。チームの中には、バランサーのような役割が必要なことも学んだ。
大学生 継続して一つのことを続けることの大切さや、人とのつながりの大切さを学んだ。

 

経験から何を抽出し、今後にどう活かせるかを考える作業が、あなたを成長させます。

【例文付き】高校生向け自分史の書き方

「自分史って、何を書けばいいの?」「どんな風に書けばいいか分からない…」そんな悩みを抱える高校生のために、年代別の書き方と例文を紹介します。以下の例文を参考に、あなた自身の言葉で自分史を紡ぎ出してみましょう。

【例文】

幼稚園の頃、近所の公園で友達と秘密基地を作って遊んだことが、私の創造性の原点かもしれません。ダンボールや木の枝を集めて、自分たちだけの空間を作り上げるのが本当に楽しかったんです。時には、雨で秘密基地が壊れてしまって、みんなで泣きながら片付けたこともありました。でも、その経験を通して、仲間と協力することの大切さを学んだ気がします。

幼少期は勉強、友人関係など、様々なことに興味を持ち、挑戦する時期です。成功体験だけでなく、失敗体験から学んだことも含めて、具体的に書き出してみましょう。

 

【例文】

中学時代は、吹奏楽部に所属していました。最初は楽器をうまく演奏できず、何度も挫折しそうになりましたが、毎日練習を重ねるうちに、少しずつ上達していくのが嬉しくて、練習に没頭しました。3年生の時には、コンクールで金賞を受賞することができ、努力は必ず報われるということを学びました。

中学時代は、将来に向けて、自分の個性や才能を磨き始める時期です。得意なこと、苦手なこと、将来の夢などを具体的に書き出し、自己理解を深めましょう。

 

【例文】

高校時代は、英語の勉強に力を入れました。特に、異文化交流に興味があり、留学生との交流イベントに積極的に参加しました。最初は、英語でうまくコミュニケーションが取れず、悔しい思いをしましたが、積極的に話しかけるうちに、少しずつ英語力が向上し、外国人とのコミュニケーションを楽しめるようになりました。将来は、国際的な舞台で活躍できる人材になりたいと思っています。

高校生になると、将来の夢がより具体的になります。目標に向けてどのように行動してきたのかを具体的に書き出しましょう。

自分史のクオリティを高める!5つの秘訣

より深く、そして効果的な自分史を作成するために、意識すべき5つのコツを紹介します。

自分史作成のコツ
  • 些細なことでも、できるだけ多くのエピソードを列挙する
  • 行動の「なぜ?」を深掘りする
  • 嘘や誇張は絶対に書かない
  • 完成したら第三者に読んでもらう
  • 一度作って終わりにせず、定期的に見直す

これらのポイントを押さえることで、自己分析の精度が格段に向上します。

些細なことでも、できるだけ多くのエピソードを列挙する

最初は質より量を重視し、思いつく限りのエピソードを書き出しましょう。自己PRに直結しなさそうな出来事でも、後から見返すと意外な強みや価値観の発見につながるかもしれません。まずは頭の中を空にするイメージで、すべてを紙やデジタルツールに書き出すことが大切です。

行動の「なぜ?」を深掘りする

部活動やアルバイトなどの経験を書く際は「なぜそれを始めたのか」「なぜ続けたのか(あるいは辞めたのか)」という動機を必ず深掘りしてください。

選択の背景には、必ず何らかの価値基準が存在します。その「なぜ」を繰り返すことで、あなたの本質的な欲求や考え方が見えてきます。

嘘や誇張は絶対に書かない

自分を良く見せようとして、事実を誇張したり嘘を書いたりするのは避けましょう。面接で深掘りされた際に、話の整合性が取れなくなり、信頼を失う原因となります。

等身大の自分と向き合い、事実に基づいて誠実に記述することが、結果的にあなた自身の魅力を伝えることにつながります。

完成したら第三者に読んでもらう

自分史が完成したら、友人や家族、大学のキャリアセンターの職員など、信頼できる第三者に読んでもらいましょう。

自分では気づかなかった長所を指摘してもらえたり、説明が不十分な箇所を客観的にフィードバックしてもらえたりします。他者の視点を取り入れることで、より伝わりやすい内容に改善できます。

一度作って終わりにせず、定期的に見直す

自分史は一度作成したら終わりではありません。就職活動を進める中で新たな気づきがあったり、考えが変化したりすることもあります。

定期的に見直し、新しいエピソードや学びを追記していくことで、常に最新の自己分析ができた状態を保てます。自分史を「生きたツール」として活用しましょう。

自分史作成で壁にぶつかった時のヒント

自分史を作成する上で、壁にぶつかることは誰にでもあります。ここでは、そんな時のためのヒントをご紹介します。過去の出来事が思い出せない場合は、以下の方法を試してみましょう。

方法 内容
写真やアルバムを見てみる 昔の写真やアルバムを見ることで、当時の記憶が蘇ることがあります。
家族や友人に話を聞いてみる 家族や友人に当時の話を聞くことで、忘れていた出来事を思い出すきっかけになることがあります。
年表を作ってみる 年表を作成することで、出来事を整理しやすくなり、記憶を呼び起こすことができます。

 

また、何を書けば良いか分からない場合は、以下の質問を自分に問いかけてみましょう。

自分への質問
  • 一番楽しかったことは何ですか?
  • 一番辛かったことは何ですか?
  • 一番頑張ったことは何ですか?
  • 一番感動したことは何ですか?
  • 一番後悔したことは何ですか?

これらの質問に答えることで、自分史に書くべき内容が見えてくるはずです。時系列に沿って、具体的な内容になるように深掘りしてみましょう。

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自分史を就職活動で活かす方法

作成した自分史は、自己理解を深めるだけでなく、選考の様々な場面で強力な武器となります。ここでは、具体的な活用方法を2つ紹介します。

説得力のある志望動機につなげる

自分史で見えてきたあなたの価値観や経験と、企業の理念や事業内容を結びつけることで、オリジナリティと説得力のある志望動機が生まれます。例えば、「チームで目標を達成することに喜びを感じる」という価値観を持つ人が、「チームワークを重視する」という社風の企業を志望するのは自然な流れです。過去の経験を根拠にすることで、「なぜこの会社でなければならないのか」を力強く語れます。

企業の求める人物像に合わせて自己PRを最適化する

企業研究を進めると、各社が「求める人物像」を掲げていることがわかります。自分史に書き出した豊富なエピソードの中から、その企業が求める資質に合致するものを選んでアピールしましょう。例えば、「挑戦心のある人材」を求める企業には「未経験の分野に飛び込んだ経験」を話すなど、相手に合わせてアピールポイントを戦略的に使い分けることが可能になります。

まとめ

本記事では、就職活動における自己分析の有効な手段として、「自分史」の作り方から活用法までを詳しく解説しました。

自分史の作成は、過去を振り返り、あなたという人間の輪郭を明確にする作業です。点在していた経験が線でつながり、自分の強みや価値観、そして「就活の軸」が明確になります。最初は難しく感じるかもしれませんが、今回紹介した5つのステップに沿って進めれば、あなただけの物語が見つかるはずです。

完成した自分史は、エントリーシートや面接で自信を持って自分を語るための、何よりの支えとなります。ぜひ、この機会に自分史づくりに挑戦し、納得のいく就職活動につなげてください。

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