レゾナックのエントリーシートの対策法を徹底解説
2024/6/25更新
はじめに
この記事では、レゾナックを第一志望として内定を獲得したい就活生の方々や、エントリーシート対策が上手くいかず、選考に不安を感じている方々に向けて、レゾナックの採用フローの傾向やエントリーシートの対策方法に関する情報を提供します。
また、採用に関する情報に合わせて、レゾナックの業務内容や経営理念など、レゾナックの企業分析に役立つ情報も解説します。
レゾナックのエントリーシート対策を把握したい方はもちろん、レゾナックについての情報を幅広く知りたい就活生の方にも、有益な内容になっていますので、ぜひ最後までご覧ください。
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レゾナックの概要
出典:株式会社レゾナック
初めに、レゾナックとはどんな企業であるか簡単に紹介します。
レゾナックとは
レゾナックは、基礎化学品や半導体材料など、最先端の化学製品事業を展開している、化学メーカー企業です。
2023年に昭和電工と昭和電工マテリアルズ(旧日立化成)が経営統合して生まれました。
レゾナックは化学製造業界に属する企業であり、500件以上の特許を出願している実績があります。
海外拠点も100拠点以上有していることから、世界でも有数の技術力とビジネス領域を有しているのです。
先端材料のパートナーとして「化学の力で社会を変える」をキーワードを存在意義に掲げており、存在意義を実現するために以下の4つのバリューを設定して活動を行っています。
- プロフェッショナルとしての成果へのこだわり:
仕事に情熱と誇りを持つ・実力主義、成果にこだわる・結果、グローバルで認められる一流としての実力を持つ。 - 機敏さと柔軟性:
挑戦を称賛し失敗に寛容になる:思考と行動に柔軟性とスピードを持つ・結果、組織としての基本速度をあげる。 - 枠を超えるオープンマインド:
互いへの信頼と尊重を示す:オープンに、領域を定めず関わりあう・結果、内外のステークホルダーとの共創を実現する未来への先見性と高い倫理観。 - 未来への先見性と高い倫理観:
化学と真摯に向き合う・数世代先の未来を見通す先見性を持つ・化学技術への自律した倫理観と全てのステークホルダーに対する誠実さを持つ。
加えて、持続可能なグローバル社会の実現に力を入れており、SDGsに関連する特許比率は全体の30%にも及びます。
また、レゾナックが展開している事業は以下の通りです。
- 半導体・電子材料事業
- モビリティ事業
- イノベーション材料事業
- ケミカル事業
特に半導体・電子材料事業では多くの化学製品の流通・開発を行っており、中でも半導体材料(ウェハ工程)では世界トップシェア商品を多数有しているなど、国内外を問わない影響力を有しています。
また、自動車用部品の樹脂製バックドアモジュールでは販売シェア世界1位を記録し、赤色LED素子では高輝度世界1位の製品の開発に成功するなど、半導体事業以外の領域でも、世界規模で活躍しています。
さらに、レゾナックでは技術系・事務系の枠組みを越えた職種設定を行っているため、一般の化学メーカーでは有していないような専門領域の職種を有しているのです。
各専門領域の職種を上手くクロスオーバーすることで、マーケティングから製造・管理、営業や技術サービスまで、社内で一貫して顧客企業に提供することが可能です。
レゾナックの採用難易度
レゾナックの採用難易度は平均よりも高いです
就活偏差値ランキングによると、レゾナックの経営統合前の企業である昭和電工の就職偏差値は56とされています。
この偏差値はソフトバンクなど他の業界の大手企業と同等の数値です。
さらに、グローバル規模のビジネス領域で働ける魅力も加わり、競争倍率が非常に高くなるでしょう。
特に事務職系の職種を志望する場合は、技術職よりも採用人数が少ない傾向が強いので、より入念に対策を行う必要があります。
レゾナックの採用大学
レゾナックの採用大学の実績は以下の通りです。
<大学院> 京都大学、熊本大学、群馬大学、慶應義塾大学、神戸大学、埼玉大学、信州大学 <大学> 青山学院大学、大阪大学、大阪市立大学、関西大学、関西学院大学、学習院大学、立教大学、立命館大学、立命館アジア太平洋大学、早稲田大学 |
採用実績には、早稲田大学や慶応義塾大学などのトップレベルの私立大学をはじめ、高難易度の偏差値を誇るMARCHレベルの大学も含まれています。
ただ、MARCHレベル以下のレベルの大学名は確認できなかったため、学歴フィルターはあると推測できるでしょう。
また、採用実績から、多くの大学院生を採用していることもわかります。
学歴フィルターがある場合、選考フローの対策のみでは内定を獲得することは難しい可能性が高いため、自身の大学のレベルを顧みてエントリーするかどうかを決めましょう。
以下の記事に学歴フィルターに関する内容を記載しているので、ぜひ記事を参考にしてください。
レゾナックが求める人材とは?
結論から言うと、レゾナックが求める人材は、4つのValueを満たしつつ、「共創型化学会社」を作るための条件を満たしている方です。
レゾナックが掲げている4つのValueは以下の通りです。
- プロフェッショナルとしての成果へのこだわり
- 機敏さと柔軟性
- 枠を超えるオープンマインド
- 未来への先見性と高い倫理観
上記の4つのValueは、レゾナックが事業を展開する上で土台となる概念になるため、必ず確認しておくように心がけましょう。
また、レゾナックは「化学の力で社会を変える」をキーワードとして、大きな価値を生み出す存在である「共創型化学会社」を目指しています。
レゾナックでは共創型化学会社を実現するために、理想の人物像の条件として以下のスタイルを公開しています。
- 変化への対応:多様な視点を整理して、最適な方法を考えぬく力がある人
- コミュニケーション:いつでもフラットに意見交換ができる人
- キャリア:自分主体でキャリアを創造できる人
- リーダーシップ:ゴールの共有と動機づけで、個の自由性を引き出せる人
- 成長の方向性:個性と強みを発揮して、市場価値を向上できる人
「共創型化学会社」については特設のホームページに詳細が公開されていますので、エントリーする前にチェックしてみることをおすすめします。
レゾナック各事業の採用方向性の違いは?
レゾナックには「技術系」と「事務系」の募集職種があり、それぞれの職種には以下の業務が含まれています。
- 技術系:研究開発、生産技術、知的財産、情報管理など
- 事務系:営業、財務・経理、人事、物流・生産管理、企画など
また、募集職種ごとの募集学部・学科は以下の通りです。
- 技術系:有機・高分子、無機・金属、物理化学・電気化学、物理・応用物理、数理・計算科学、化学工学、機械工学、電気・電子工学、制御工学、土木工学、建築学、情報工学、管理工学など
- 事務系:全学部全学科
採用人数においても技術系と事務系で大きく変わります。
事務系の採用人数は、技術系の採用人数の4分の1以下の傾向があり、募集職種によって採用難易度は大きく変わるでしょう。
なお、学部卒、修士了、博士了で給与面の待遇が変わるため、事前に募集要項を確認しておくことをおすすめします。
エントリーシートで企業がチェックしているポイント
ポイントの概要
レゾナックの選考フローは、募集職種によって異なります。
技術系の採用フローは以下の通りです。
- 会社説明会・イベントに参加する:企業概要や採用フローの日程について説明があります。
- 応募書類提出:エントリーシート、研究概要、学業成績を提出しましょう。応募書類を提出した後には、Web適性検査を受検します。
- 技術面接:技術系職種の社員と面接を行います。
技術ディスカッションを中心に進行していきます。 - Web適性検査:再度Web適性検査を受検しましょう。
- マッチング面接:初任配属候補となる部署の社員と面接となります。
- 最終面接:人事・技術・採用の各責任者による面接です。
- 内々定:内々定を獲得した際には、初配属予定部署が伝達されるでしょう。
事務系の採用フローは以下の通りです。
- 応募書類提出:エントリーシートを提出します。
応募書類を提出した後はWeb適性検査です。 - SCM職体験ワーク(採用直結1dayインターンシップ):SCM職の職業体験をオンラインで行います。
グループワークの中でバリューやパーパスの観点で高い評価を得た方は、次の採用フローに進めるでしょう。 - 面接(複数回):1~2回ほど面接があります。
面接の内容や個人の受け答えによっては、面接の回数が多くなるでしょう。 - 最終面接:面接官2~4名の面接です。
- 内々定:技術系職と異なり、初配属予定部署の伝達はないため注意が必要です。
技術系・事務系に関わらず、面接・エントリーシートの選考が行われます。
特にエントリーシートは面接の進行内容に大きく関わってくるため、対策が必須です。
エントリーシートの対策を行う際には、以下のポイントを意識すると効果的な文章を作成できます。
他の企業のエントリーシートにも応用できるポイントなので、エントリーシートに苦戦している方は実践してみてください。
結論は簡潔に書く
結論は文章冒頭に簡潔に書くことを心がけましょう。
文章の冒頭に記載することで、採用担当者に結論を分かりやすく伝えることが可能です。
また、結論を述べる際には、必ず具体的な根拠も一緒に述べ、結論に説得力を持たせることが重要です。
意見を必ず言い切るように意識する
意見を述べる際には、必ず内容を言い切るような文末で書くように心がけましょう。
「~だと思います」や「~はずです」など不確定要素を残す言い方だと、意見に自信がないような印象を抱くため、採用面接官から悪い印象を持たれてしまいます。
誤字脱字がないように確認する
エントリーシートを提出する前には、必ず文書に誤字脱字がないか確認しましょう。
誤字脱字がある状態で提出してしまうと、採用面接官に悪い印象を持たれるきっかけになります。
時間をおいてから文章を確認すると、文法や文章構成の違和感に気づきやすくなるのでおすすめです。
選考を通過しやすいエントリーシートの書き方
ここでは、選考を通過しやすいエントリーシートの書き方を紹介します。
選考を通過しやすいエントリーシートを書く際は、以下の順番で文章を作成すると良いでしょう。
- 結論から述べる
- 結論に説得力を持たせる具体的な根拠を書く
- 再度結論を書き、企業目線でのメリットを提示する
- 文章に誤字脱字がないか確認する
この手順を意識することで、お手軽に第三者目線でも理解しやすい文章を作成できるでしょう。
再度結論を書く際には、必ず企業に入社した際にその結論をどのように活かすか、具体的なプランを提示するように心がけてください。
レゾナックの価値観やカルチャーを文章に取り入れる
レゾナックのエントリーシートを書く際は、「共創型化学会社」の情報を踏まえて意見を述べるように意識しましょう。
レゾナックは共創型化学会社の実現に向けて多くの取り組みを行っているため、業務内容だけでなく、人材育成情報や開発プログラムも含めたキャリアプランを考えておくと、エントリーシートや面接で役立ちます。
レゾナックにおける、人材育成の基本思想は以下の通りです。
- 共創型人材創出:「自身のキャリア観を通じたパーパス・バリューの自分ごと化」「多様なキャリア開発・能力開発ニーズに応える学習機会の提供」「多様な社員が互いの専門性を知り活用するきっかけとなる場づくり」を重視して、人材育成を行う。
- 心理的安全性:「挑戦」「積極的・率直な発言」「仕事の意味・意義の認識」を生み出す活動の支援をする。
- 自分のキャリアを自分で描ける:個々の強みを生かした、キャリアプランを支援する。
上記の思想はレゾナックの社風にも大きく関係しますので、レゾナックの社風を取り入れたい時は活用してみましょう。
エントリーシートの位置づけ、及び対策方法
エントリーシートは、企業が就活生の考え方や学チカ、企業に対する理解度などを事前に把握するための資料です。
事前にエントリーシートを提出してもらうことにより、企業の求める人材像と異なっている人物を選考から外すことができます。
また、就活生はエントリーシートを通して自身の考えを分かりやすく、採用面接官に伝えることが可能です。
企業だけでなく、就活生にとってもメリットになるでしょう。
エントリーシート対策では、以下のポイントに注意して文章を作成すると良いです。
- 自己分析をきちんと行う。
- 企業の理念、ビジョン、事業内容を徹底的に調べ、自分の価値観や強みが企業とどう一致するかを考える。
- 自分の強みや経験を具体的なエピソードを交えて説明する。
- 企業で成し遂げたいことや、自分がどう貢献できるかを考え、志望動機を明確化する。
- 提出前に必ず誤字脱字をチェックする。
- 余裕をもって準備し、早めに提出する。
- 自分の強みが志望動機にどのように関連しているかを明確にする。
- エントリーシートを他人に見てもらい、フィードバックをもらう。
なお、対策をする上で必要な情報が以下の記事にまとまっておりますので、そちらもご参照ください。
過去のエントリーシートの質問内容と記載例
レゾナックの選考において、エントリーシートで問われたことがある質問と記載例を紹介します。
研究の概要について、目標や課題を明確にしたうえで簡潔に説明してください。研究室に所属していない方は、最終年次1年間での学習計画・目的を説明してください。(300字程度)
私の研究テーマは、「AIを用いた自然言語処理における感情分析の精度向上」です。
目標は、テキストデータから感情を高精度で抽出し、ビジネスや医療分野での応用を目指すことです。
この研究の課題として、曖昧な表現や文脈依存の感情認識が挙げられます。
これを解決するために、ディープラーニング技術を用いて大量のデータセットを訓練し、新しいアルゴリズムを開発しているのです。
現段階では、従来の手法と比較して約10%の精度向上を実現しています。
今後はリアルタイムでの感情分析システムの構築を目指し、さらに研究を進めていきます。
ポイント:質問に対する回答を簡潔に述べ、成果を具体的な数値で示すことで、研究内容をより分かりやすく伝えることに成功しています。
今まで最も困難な目標に挑んだ経験と、その場面で考えたことや行動した内容を教えてください。(300字程度)
私が今まで最も困難な目標に挑んだ経験は、大学時代に行った地域のコミュニティセンターでの新規プログラム立ち上げです。
このプログラムは、高齢者向けのデジタルリテラシー向上が目的で、予算の確保や参加者の募集、カリキュラムの作成など、多くの課題がありました。
まず、プログラムの必要性を地域のリーダーに説明し、予算の支援を取り付けました。
次に、地域の高齢者に対してアンケートを実施し、具体的なニーズを把握しました。
その後、結果に基づき、分かりやすいカリキュラムを作成し、ボランティアの学生を募集したのです。
そして、参加者の反応を見ながら内容を柔軟に調整し、高齢者が使いやすい教材や教え方を工夫しました。
その結果多くの参加者がプログラムに満足し、継続的な参加者が増えたのです。
この経験を通じて、課題に直面した際には柔軟な対応とチームワークが重要であることを学びました。
ポイント:質問内容に答えるだけでなく、結論に経験を通して得た学びをまとめています。
学びを書くことで、採用面接官に自身の強みを効果的に伝えることが可能です。
まとめ
この記事では、レゾナックの求める人材像やエントリーシートの対策について解説しました。
レゾナックは、半導体や電子材料など多くの化学製品を開発・流通している企業であり、国内外関係なく、多くの事業領域を展開しています。
募集職種によって選考フローが異なる他、学歴フィルターもあるでしょう。
そのため、入念に選考フロー対策を行うことをおすすめします。
この記事を参考に、レゾナックの内定が獲得できることを心からお祈りいたします。