アトレのエントリーシートの対策法を徹底解説
2024/05/27更新
はじめに
JR東日本グループの一員である株式会社アトレ(以下.アトレ)は、恵比寿や吉祥寺、川崎などあらゆる立地で、駅ビル型を中心としたショッピングセンターの開発と運営を手掛けている企業です。
この記事ではアトレへの就職を目指しているが、エントリーシートのライティングに不安を感じている方に向けて、エントリーシートの書き方のポイントについて詳しく解説しています。
特にアトレならではのエントリーシートでのアピール方法から実際の記載例まで、簡潔にまとめて紹介しています。
また求める人材の特徴や、選考情報の重要なポイントについても詳しくアドバイスしています。
アトレの内定を目指す就活生は、ぜひ最後までお付き合いください。
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アトレの概要
出典元
アトレ-atre-公式サイト
初めにアトレとはどんな企業なのかを簡単に紹介します。
アトレとは
1990年4月創業のアトレは企業理念である「お客様と地域の皆様に新しい価値を…いつまでも、しなやかに」の実現を目指し、街と暮らし地域社会へ貢献しています。
atré(アトレ)の由来は、魅力を意味するフランス語「attrait」からきており、魅力の他に愛着や好み、魅惑という意味も含まれています。
ショッピングセンター事業では、総合演出型の運営手法である、プロデュース型運営に取り組んでいます。
各ショップの個性や魅力を引き出して、ショッピングセンター全体の魅力をプロデュースし、お客様と地域の方々から親しまれ、信頼される企業を目指しています。
駅ビル型を中心としたショッピングセンターの開発と運営を手掛けているアトレですが、その仕事は販売業(小売業)ではありません。
「商業デベロッパー」として、アトレ独自のプロデュース型運営により魅力的なショッピングセンターを演出して、不動産の価値向上を目指しています。
つまり、出店している各ショップから賃料を頂く不動産賃貸ビジネスを展開しています。
アトレの採用難易度
アトレの採用倍率の表記はありませんでしたが、就職難易度は3.7/5.0でした。
アトレが属する不動産業界の他企業の就職難易度と比較すると、三井不動産が5.0/5.0、森トラストが4.9/5.0、イオンモール4.3/5.0となるため、業界内では難易度は低いと考えられます。
しかし、アトレの採用人数は他企業と比べると少ない傾向にあるため、選考倍率を考慮すると難易度はもう少し高くなるでしょう。
加えて、学歴フィルターがないという点を考慮すれば、採用難易度や採用倍率は業界内ではやや低い傾向にあると推測できるでしょう。
それゆえ、採用までの道筋は選考対策などの基礎的な対策を徹底し、他学生との差別化をはかっていれば内定を勝ち取れる可能性はあるといえます。
アトレの採用大学
アトレの採用大学の実績は以下の通りです。
最難関大学から中堅大学まで幅広いレベルの大学からの採用が多いことから、学歴フィルターはないと考えられます。
しかし、特にGMARCH以上のレベルの大学からの採用が多い傾向にあるため、油断はできません。
| 青山学院大学、亜細亜大学、大妻女子大学、神奈川大学、慶應義塾大学、国士舘大学、駒澤大学、上智大学、成蹊大学、成城大学、専修大学、東洋大学、新潟大学、日本大学、日本獣医生命科学大学、法政大学、武蔵大学、立教大学、立正大学、早稲田大学 |
以下の記事に学歴フィルターに関する内容を記載しているので、ぜひ記事を参考にしてください。
アトレが求める人材とは？
アトレが求める人材は、下記の企業理念やミッションである「お客様と地域の皆様に新しい価値を… いつまでも、しなやかに」、「100の街 があれば、100の顔のアトレ」、「きらめく街、ときめく暮らしの、はじまりに。」 に共感できる人材だといえます。
加えて、自ら考えて行動し、変化を楽しみながら働ける人です。
さらに、主体的にチャレンジしチームを導くことができる人、社会の変化を読みとりながらマーケティング思考ができる人も求められている傾向です。
アトレの各社の採用方向性の違いは？
アトレは主に下記のグループ会社や子会社を有しています。
- 株式会社アトレスティル
- 宇都宮ステーション開発株式会社
- 高崎ターミナルビル株式会社
- 水戸ステーション開発株式会社
- 株式会社アトレインターナショナル
複数のグループ会社や関連会社を有するアトレは、新卒採用においては同様の「求める人材」を掲げている企業が多いといえます。
なぜならそれぞれの企業が、アトレ同様に店舗の開発や運営に関するさまざまな事業を担い、不動産の売買や賃貸、仲介や斡旋業などを行なっているからです。
つまり、アトレの企業理念やミッションである「お客様と地域の皆様に新しい価値を… いつまでも、しなやかに」、「100の街 があれば、100の顔のアトレ」、「きらめく街、ときめく暮らしの、はじまりに。」 に共感でき、実際に行動できる人材が求められているといえるでしょう。
加えて、変化を楽しみながら自ら考えて行動し、主体的にチャレンジしチームを導くことができる人や、社会の変化を読みとりながらマーケティング思考ができる人が求められている傾向があります。
エントリーシートで企業がチェックしているポイント
ポイントの概要
アトレのエントリーシートでは、下記の項目を重視して見られる傾向があります。
- アトレのへの熱意
- アトレへの志望動機の高さ
- 応募者との適性度をはかり求める人材であるかどうか
- なぜアトレなのか
アトレでは応募者が企業の事業内容や理念をどれほど理解・共感をしているかや、アトレへの熱意、応募者の素養や資質が自社の求める人材とどのくらいマッチし、入社後に活躍し、成長できる人材であるかを最も重点的にチェックしています。
そして、数ある同業他社の中でも「なぜ他の企業ではなく、アトレを志望したのか」という志望動機の高さもチェックされるので、動機を明確にする必要があります。
それゆえ、アトレの企業研究を徹底して行い、他社との違いを明確にし、アトレにしかない良さを伝えることが最も大切です。
選考を通過しやすいエントリーシートの書き方
エントリーシートは結論から書き始めると説得力が増し、読み手に伝わりやすくなります。
以下の順番を意識すると的確・簡潔な文章が作成できます。
- はじめに結論を提示する
- 結論に至った理由や過程を説明する
- 理由を明確にするため具体例を用いる
- 最後に再び結論を強調し完結
この手法で書くことで、どのようなテーマに焦点を当てているかが明確で伝わりやすく、簡潔で論理的な構成であるため、読み手の理解が深まりやすくなります。
以下の例文を参考に作成してみてください。
結論:
私が不動産業界を志望する理由は、人々の暮らしに欠かせない衣食住の「住」をサポートするお手伝いがしたいと思い、入居者が安心して快適な生活を送れる住宅を、販売を通して提供したいと考えているからです。
理由:
貴社の不動産の商品は、日々の細やかなメンテナンスなどを通して入居者が安心して生活できる空間を保つ業務と同時に、不動産所有者と共に不動産経営をサポートする業務を行っています。
貴社は適切な管理方針をベースに、より過ごしやすい環境を入居者に提供する努力を継続し、利用者様の暮らしを豊かにしている企業だと理解しています。
具体例:
私は地元で台風被害が遭った際に、家の中を片付ける災害ボランティアに参加した経験があります。
その際に同じ地域でも流された家や崩壊した住宅があるなか、問題なく残されている住宅があったことがとても印象的でした。
そこで住宅選びをする際に、立地や構造も重要な判断材料であることに気付きました。
貴社では災害に強い◯◯工法の家に力を入れています。
この経験から、私も貴社のような他社にはない土地販売による立地の提案をはじめ、災害に強い住宅販売を通じて、人々が安心して暮らしていけるよう暮らしに貢献したいです。
貴社は、独自性を大切にしているだけではなく、さまざまな物件の品質向上にも尽力している点も魅力に感じております。
結び:
この経験や発想を発揮できると考え、不動産業界に貢献したく志望します。
アトレの価値観やカルチャーを文章に取り入れる
エントリーシートを記入する際の大切なポイントである「なぜこの会社や業界を選んだのか」を明確にすると、通過率が上昇するでしょう。
アトレであれば、企業理念やミッションである「お客様と地域の皆様に新しい価値を… いつまでも、しなやかに」、「100の街 があれば、100の顔のアトレ」、「きらめく街、ときめく暮らしの、はじまりに。」 を文章に取り入れるとより説得力が増すでしょう。
さらにアトレでは、自主的に考えて行動し、変化を楽しみながら働き、積極的にチャレンジしてチームを導くことができて、社会の変化を読みとりながらマーケティング思考ができる人が求められる傾向が高いです。
それらをアピールするようなエピソードや経験も取り入れるとベストだといえます。
大事なのは数ある不動産業界の企業や代替可能業界がある中で、なぜアトレを志望するのか、その理由を明確に説明することなので、回答は簡潔にまとめておきましょう。
エントリーシートの位置付け、及び対策方法
エントリーシートの位置づけは、自分の経歴や資質、アトレに対する熱意や志望度の高さをアピールする手段のひとつとして捉えておきましょう。
企業はエントリーシートの記載内容を通して、就活生の人間力や企業への理解度・熱意、適性度をチェックしていると認識しておいてください。
勿論、文章の構成や内容も評価の対象になっているため的確かどうかチェックはされます。
しかし、自身の魅力を最大限にアピールできているかや、文章が論理的で簡潔にまとめられているかどうかという部分が最もチェックされます。
そして、設問別に企業が見ている点は以下のように分類されます。
(a) 志望動機系（見られている点：熱意や情報収集能力）
(b) 過去の経験系（見られている点：コミュニケーション能力やリーダーシップなど一般的な資質）
(c) 未来目標系（見られている点：大局観や未来志向、社会貢献性）
(d) 価値観系（見られている点：個性やコンサルタント適性があるか）
(e) その他（長所・短所・研究内容）
設問で見られている点を意識して、エントリーシートの対策をしましょう。
また、対策をする上で必要な情報がエントリーシート対策記事にまとめておりますので、下記の記事も併せてご参照ください。
過去のエントリーシートの質問内容と記載例
アトレの選考においてエントリーシートで問われたことがある質問と記載例を紹介します。
自己PR
・あなたな学生時代に自ら考え行動したことや力を入れて取り組んだことについてご記入ください。（400文字以内）
【記載例】
私が学生時代に力を入れて取り組んだ事は、4年間続けた部活動です。私はサッカー部に所属しており、部活動を通してチーム一丸となって力を合わせることの大切さを学びました。
私はサッカー部でリーグ初戦を突破し、最終的には東京エリアで1位になることを目標に掲げて日々の練習に取り組んでいました。
リーグ戦ではチームの士気が下がることが多く、チーム内でのコミュニケーションが減ってなかなか勝ちを収められないことがありました。
そこで私はチームを自分なりに分析し、その原因は競争意識の低下が課題だと推測して、主将や顧問の教師とともに、日替わりで指定された部員がその日のMVPを発表するという活動を導入しました。
すると、チーム内に競争意識が芽生えたと同時に、MVP発表時だけではなく、プレー中にもお互いを気遣う様子が多々見られるようになりました。
結果としてリーグ初戦突破は成し遂げましたが、最終目標には届きませんでした。
しかし入部以来最高の2位でリーグ戦を終えることができました。
これは、互いを鼓舞し積極的にコミュニケーションをとる雰囲気ができたことで、チームワークが芽生えチームがひとつにまとまった結果だと思います。
サッカー部の活動を通してチームワークの大切さや、コミュニケーションの重要さを学ぶことができました。
入社した際は貴社でもチームワークやコミュニケーション能力を活かして、粘り強く業務に取り組んでいきたいと考えています。
そして、ニーズに応えた社会貢献に尽力したいと思っています。
ポイント:
最初に結論から初めて文章を展開している点と、自身の部活動での経験を具体的に用いてその経験から得たことを説明している点は評価できます。
さらに面接の際には、部活で得たチームワーク力やコミュニケーション能力をアトレでの業務でどう活かすかを深掘りされる可能性があります。
さらにどのような結果をだして社会に貢献したいかも問われる可能性が高いため、より明確な回答を用意する必要があります。
志望動機
・あなたがアトレを志望する理由を教えてください。（600字以内）
【記載例】
私が貴社を志望する理由は、「アトレを通じて人々の生活をより豊かにしたい」、「ショップを通して地域活性化に努めたい」という思いから、幅広いショップや商品を提供している貴社に魅力を感じました。
その中でも貴社のミッションである「きらめく街、ときめく暮らしの、はじまりに。」の下、貴社が理想とする事業の運営や開発をグループで一丸となって取り組んでいる姿に惹かれました。
したがって、お客様を大切に仲間と協働して、より多くのお客様に豊かな暮らしを提供したいと考えています。
現時点では特定の業務に強い拘りはなく、さまざまな業種に携わり、知見を広げることを目標にし、将来的には場所を問わず、広範囲に情報が発信できる貴社の強みを活かせるようになりたいと思っています。
そして、アトレを訪れることがアミューズメントのひとつと捉えられるような店舗作りやイベントの企画に携わりたいです。
他社との差別化を明確にして、貴社でしか味わえない特別感を伝えていきたいと考えています。
一人でも多くの消費者にアトレに足を運んでもらうため、アトレが掲げる価値やビジョンを、顧客の感性に伝えていきたいと思います。
入社した際は、より多くの消費者のニーズを掴む力を身につけ、良いインパクトを与えていきたいと考えます。
ポイント：
結論を最初に提示し、アトレが重視しているビジョンを踏まえながら、なぜアトレを志望するのかということを説明している点は、評価ポイントに該当するといえます。
しかし、アトレでは自分のどんな能力を活かして貢献するのかを面接で深掘りされる可能性が高いです。
そのため、具体的且つ的確な回答を準備しておきましょう。
まとめ
この記事では、アトレの会社概要やES（エントリーシート）の書き方について解説しました。
1990年4月に創業されたアトレは、関東を中心に駅ビル型を中心としたショッピングセンターの開発と運営を手掛けている企業です。
アトレでは企業理念である「お客様と地域の皆様に新しい価値を…いつまでも、しなやかに」の実現を目指し、街と暮らし、地域社会へ貢献しています。
そんなアトレでは、主体的にチャレンジしチームを導くことができ、社会の変化を読みとりながらマーケティング思考ができる方を求めています。
エントリーシートを書く際は、これらの企業価値観や求める人材に寄り沿った内容を意識して記載するといいでしょう。
この記事が、アトレの内定に一歩近づくための参考になることを願っています。
