名港海運のエントリーシートの対策法を徹底解説
2024/5/22更新
はじめに
この記事では、名港海運を志望する新卒の方や、選考フローの内容が分からず選考対策に悩む人に向けて、名港海運の採用活動に関する情報を提供します。
また、エントリーシートを書く際に役に立つ、名港海運の事業内容や求める人物像についての情報もまとめています。
エントリーシートをスムーズに書くためには、企業研究や求める人物像に合わせたエピソードの整理が不可欠です。
この記事を読むことで、名港海運の特徴や選考フローのポイントなどを理解できるようになるでしょう。
エントリーシート作成に苦労している方や、選考フロー対策を行いたい方にとって、有益な情報が多く含まれていますので、ぜひ最後までご覧ください。
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名港海運の概要
出典元:名港海運株式会社
初めに、名港海運とはどんな企業であるか簡単に紹介します。
名港海運とは
名港海運は、名古屋港を中心に海・陸・空の輸送サービスを行っている総合物流企業です。
物流業界に属し、日本の物流において大きな影響力を持つ名古屋港をリードすることで、多くの地域の発展に寄与していると言えるでしょう。
名港海運では、「日本と世界をつなぐ、使命を貫く。」を合言葉に事業展開を行っています。
名港海運は港湾運送企業でありながら、セントレア最大級の物流施設を持ち、海・陸・空の輸送サービスを提供できることが強みです。
海上運送と航空輸送を組み合わせる「Sea&Air」の対応ができる、数少ない運送企業の一つと言えるでしょう。
さらに、先端技術である「ULD WORK STATION」などを活用し、安全かつ効率的な貨物輸送の作業を実現しているのです。
名港海運では、以下の部署によって各事業の業務が行われています。
- 航空貨物部
- 営業第一部
- 営業第三部
- 国際複合輸送部
- 通関部
- 物流センター
- 湾港物流部
物流センターや湾港物流部などの国内外の運送業を基盤にしつつも、国際的な貨物輸送に特化したサービスを幅広く提供しています。
例えば、国際複合輸送部では、船会社や海外現法と協力し、クライアント企業の海外工場に複数の輸送手段を通じて貨物を届けるサービスを提供しているのです。
国によって異なる荷受け法や規制に加え、トラブルの対処には海外企業との綿密な連携が必要です。
そのため、国内外の企業から幅広く利用されています。
また、通関部は税関などの手続きを代行し、急速に変化する国内外の状況に迅速に対応し、クライアントの貨物を適正な価格で輸送しています。
航空貨物部は、自社航空機を持たない「航空フォワーダー」として航空輸送の事業を展開し、大手企業とのビジネスを積極的に行う部署です。
緊急性の高い貨物を輸送するクライアントのニーズに応えるため、多彩な海外代理店と協力し、迅速かつ安全に貨物を輸送することをモットーに業務を行っています。
名港海運の採用難易度
名港海運の採用難易度は平均よりも高いと言えるでしょう。
名港海運の採用レベルは関関同立、もしくはMARCHレベルとされており、志望者の質が平均よりも高い傾向があります。
採用大学についても、トップレベルの偏差値を有する大学の名が多く挙がっているため、選考を突破するには、事前に対策を練っておくことが必須です。
国際色豊かな業務を行えることから、英語力や留学経験が豊富な就活生が多く集まることも推測できるでしょう。
名港海運の採用大学
名港海運の採用大学の実績は以下の通りです。
早稲田大学やMARCHレベルの大学を筆頭に、高レベルな偏差値を誇る大学名がいくつもあります。
しかし、平均的なレベルの大学の名前も確認できるので、学歴フィルターはないと推測できるでしょう。
<大学> 青山学院大学、大阪産業大学、大妻女子大学、香川大学、学習院大学、専修大学、中央大学、東京外国語大学、政大学、北海道大学、明治大学、明治学院大学名城大学、立教大学、立命館大学、龍谷大学、早稲田大学、日本大学、日本福祉大学 |
他の企業よりも国際大学の名前を多く確認することができ、志望する就活生の英語力が高いことが伺えます。
名港海運の業務を行う上でも英語力は重要視される傾向がありますので、英語力をアピールできる資格や、エピソードを準備しておくと良いです。
特に国内・海外転勤有りの総合職を志望する人はその傾向が顕著に現れるため、注意しましょう。
以下の記事に学歴フィルターに関する内容を記載しているので、ぜひ記事を参考にしてください。
名港海運が求める人材とは?
結論からいうと、名港海運が求める人材は、言語力が高く、コミュニケーション能力や課題解決力が高い方です。
ただし、名港海運の公式採用ページには求める人物像について具体的に明記されていません。
ですから、求める人物像を把握するには、企業理念や業務内容からどんな能力が必要とされるか解析する必要があるでしょう。
名港海運の業務の多くは海外の企業と密接に関係しています。
アメリカや中国、ベルギーなど複数の国に事業所があることから、現地の人と問題なくコミュニケーションができるレベルの言語力が求められるでしょう。
また、クライアントの貨物を運ぶ上で多くの国の代理店や運送業者とも連絡を取り合います。
業務を上手く行うためには、課題や連絡事項をわかりやすく伝えるコミュニケーション能力も重要です。
加えて、クライアントのニーズを満たす課題解決能力も備わっていると有利でしょう。
企業にとっても人材を確保するメリットが大きくなります。
英語などのコミュニケーション能力だけでなく、具体的な課題解決経験を上手に採用担当者に伝えられれば、採用フローを有利に進めることができるでしょう。
名港海運の各事業の採用方向性の違いは?
名港海運には、以下の採用職種があります。
- 総合職(国内・海外転勤有り)
- 総合職(エリア限定総合職)
働きたい場所によって採用職種が異なりますので、自身のキャリアプランによって志望する採用職種を選ぶと良いでしょう。
また、総合職採用で配属する可能性のある部署は、以下の通りです。
- 営業
- 通関
- 荷物業務プランナー
- 倉庫管理
- 航空貨物コーディネーター
- 国際複合輸送
- 情報システム
- 海外事業
総合職として入社後、個人の長所や意向などの複数の要素を、人事部が考慮して配属先が決まります。
そのため、名港海運の事業ごとの採用方向性の違いはないと言えるでしょう。
ただし、四大卒・大学院卒と専門・短大・高専卒の学歴によって給与面の待遇が異なってくるので、エントリーをする前に確認しておいてください。
エントリーシートで企業がチェックしているポイント
ポイントの概要
名港海運の採用フローでは、会社説明会に参加した後にエントリーシートの選考が行われます。
その後にグループディスカッションと適性検査を行った後、筆記試験が実施される予定です。
筆記試験は言語と非言語の科目に分かれています。
対策方法はSPI試験の対策と同様です。
筆記試験の後には3回面接があるでしょう。
グループ面接、個人面接、グループ面接の順に行われます。
グループ面接が2回あるため、個人面接だけでなくグループ面接の対策も必須です。
名港海運の採用フローは他の企業よりも工程数が多いうえ、グループディスカッションとグループ面接の対策をしなければなりません。
そのため、個人面接とエントリーシートの対策を効率よく行う必要があるでしょう。
エントリーシートの対策を行う際には、以下のポイントに注意すると効率よく、短時間で内容を考えることができます。
- 結論から書き出す:
エントリーシートを書く際には、まず結論から書き出し、自分の主張を明確にすることが大切です。
最初に結論を提示することで、エントリーシートの文章構成を論理的に作成できるでしょう。
逆に結論を後回しにすると、採用担当者に「論理的な思考ができておらず、要点を整理できていない」と思われ、悪い印象を与える可能性があります。 - 文章に誤字脱字がないか入念に確認する:
エントリーシートを書き終えたら、すぐに提出せずに何度も文書を確認しましょう。
誤字脱字があると採用担当者に悪い印象を与えてしまうため、注意が必要です。
時間に余裕がある場合は、少し時間を置いてから再度確認すると構成ミスにも気づきやすくなるので、おすすめです。
一人で確認するのが不安な場合は第三者に確認してもらいましょう。 - 結論に説得力を持たせるように意識する:
結論に説得力を持たせるためには、理由を書く際に具体例を交えることを意識してください。
改善後の数値や、獲得した賞の順位などを記載することで、採用担当者にとって理由がわかりやすくなります。
なお、客観的な意見がないと結果の根拠として不十分だと判断される可能性があるため、注意が必要です。 - エントリーシートの例文をインターネット上から探してみる:
自己PRやエントリーシートの質問に答える前に、インターネット上などで他の就活生が同じ企業に対して書いたエントリーシートの内容を確認してみましょう。
例文を参考にすることで、文章構成やポイントの押さえ方を学び、自分のアピールポイントを効果的に伝える手助けになります。
また、第三者目線でエントリーシートを見ることで、文章構成のヒントを得るだけでなく、見やすいエントリーシートの作成方法も理解できるでしょう。
ただし、インターネット上のエントリーシートの回答文をそのまま書き写すのは避けてください。
採用担当者にコピーしたことがバレてしまうと、不正したと見なされ、エントリーシート選考を突破できなくなる可能性があるため注意が必要です。
上記のポイントは他の企業のエントリーシートを書く時でも有効に活用できますので、覚えておきましょう。
選考を通過しやすいエントリーシートの書き方
ここでは、選考を通過しやすいエントリーシートの書き方を紹介します。
選考を通過しやすいエントリーシートを書く際は、以下の順番を意識するようにしましょう。
- 結論から書くようにする
- 結論に説得力を持たせる、具体的な根拠を書く
- 最後にもう一度結論を書き、言いたいことを明確にする
- 文章に誤字脱字がないか、文法のミスがないか確認する
上記のポイントを意識することで、採用担当者にエントリーシートの内容をわかりやすく簡潔に書くことができます。
以下の文章は、上記のポイントを実践した具体例です。
結論:私が貴社を志望する理由は、グローバルな事業領域で自分の強みを活かしたいと考えているからです。
理由:私は大学に在籍している時に2回の留学を行い、言語力の向上に力を入れてきました。
具体例:2回目のアメリカ留学では、現地の大学のスピーチコンテストに参加し、準優勝の評価を獲得することができました。
結び:2回の留学を通して、どこのフィールドでも私の長所である「コミュニケーションが好きなこと」を発揮できる言語力を身に着けることができました。
貴社に入社した暁には、このコミュニケーション能力を発揮して、貴社の事業に大きく貢献したいと考えております。
名港海運の価値観やカルチャーを文章に取り入れる
名港海運のエントリーシートを書く際には、名港海運の業務内容や特徴を取り入れて、自己PRなどの文章を作成しましょう。
名港海運は、海・陸・空の運送手段を持つ国内でも有数の総合運送会社です。
海外にも多くの拠点を持っており、多くの海外の企業と取引をしている実績があるなど、国際色豊かな業務内容が特徴です。
そのため、グローバルな業務内容に適したコミュニケーション能力や、英語力の高さをアピールすると有利でしょう。
さらに、運送業界が抱えている社会的な問題に関する知識もある程度身に着けておくと良いでしょう。
運送業界は今後もニーズが高い業界になっていくと推測されているため、環境問題やドライバーの働き方の問題など、業界的なトピックスも非常に豊富です。
面接やエントリーシートの受け答えの内容を充実させるためにも、常に業界的な問題点や国際情勢に関心を持つように心がけてください。
エントリーシートの位置づけ、及び対策方法
エントリーシートは、就活生の基本的な情報や意思を企業と共有するための重要な資料です。
企業側はエントリーシートを利用することで、多数の就活生の中から採用活動の目的に合った人材を効率的に選び出すことができます。
就活生側も、企業に自分の意思や志望理由を明確に伝えることができ、面接時にはよりスムーズに自分の気持ちを伝えられるでしょう。
このように、双方のメリットが大きいからこそ、多くの企業がエントリーシートを用いて選考を行っています。
エントリーシート対策では、以下のポイントも意識しましょう。
- 結論から主張する:論理的かつ簡潔な文章を書くように心がける
- 企業研究を行う:入社後の具体的なキャリアプランを明確にする
- 誤字脱字や文法に注意:書き方のマナーやエントリーシートの質問の意図にも、気を配る
- 面接時の内容把握:エントリーシートの内容をしっかりと把握しておく
特に面接時のことを想定してエントリーシートの内容を決めておくと、面接対策がスムーズになるでしょう。
エントリーシートを書く際には、面接時の受け答えも意識して作成するといいです。
対策する上で必要な情報が以下の記事にまとまっておりますので、そちらもご参照ください。
過去のエントリーシートの質問内容と記載例
名港海運の選考において、エントリーシートで問われたことがある質問と記載例を紹介します。
人と信頼関係を築く上で最も大切だと思うことを教えてください。(200字程度)
【記載例】
「人と信頼関係を築く上で最も大切なことは、誠実さとコミュニケーションです。
誠実さは相手に対する真摯な態度を示し、信頼を育む基盤となります。
またコミュニケーション能力を活かすことで、相手の話に耳を傾け、自分の考えを分かりやすく伝えることができ、相互理解が深まります。
それらの行動により、困難な状況でも約束を守ることができ、一貫した行動を取ることが信頼の確立につながります。
私は学生生活でも上記の内容を意識して生活し、周囲との良好な関係を築いてきました。」
ポイント:結論を最初に示し、根拠となる理由をわかりやすく説明しています。
結論として、自分も日々の生活で実行してきたことを述べているため、自身の性格を採用担当者にアピールできています。
部活やサークルなどの活動内容(200字程度)
「私は大学時代、バドミントンサークルでリーダーを務め、初心者の技術向上とチームの結束力強化に尽力しました。
特に、毎週の練習プログラムを計画し、技術の基礎から応用技術までを段階的に教えることで、メンバーのスキルアップを図りました。
また、月に一度の親睦会を企画し、チームのコミュニケーションを深める努力をしました。この結果、サークル内の雰囲気が向上し、大会での成績も上げることができました。
このサークルで身に着けた力を、貴社の業務でも発揮し、チームワークを活かして事業拡大に取り組みたいと考えております。」
ポイント:結論を簡潔に述べ、具体例に成績が上がったことを示すことによって、説得力が出ています。
入社後にも得た経験を活かしたいとアピールしているため、採用担当者に良い印象を与えられるでしょう。
まとめ
この記事では、名港海運の事業の内容やエントリーシートの対策について解説しました。
名港海運は名古屋港をリードする総合運送業界であり、多くの国の企業と日々取引を行っているグローバルな企業です。
採用実績のある大学名には国際関係に力を入れている大学が多く、国際関係の事柄に興味がある志望者が集まると考えられます。
採用フロー対策として、英語力や国際情勢に関心を持っていることをアピールすることはもちろん、運送業を通して世間にどんな影響を与えたいかを示すことも重要です。
他の志望者との差別化を図るため、この記事の内容をエントリーシートや面接対策に活用してみることをおすすめします。