キッコーマンのエントリーシートの対策法を徹底解説
2024/5/20更新
はじめに
キッコーマン株式会社(以下.キッコーマン)は、国内しょうゆシェアの約3割を占める企業で、醤油だけでなくみりんやぽんず、ワインや豆乳など、食卓に欠かせない商品を幅広く取り扱っている企業です。
この記事ではキッコーマンの就職を目指しているが、エントリーシートのライティングに不安を感じている方に向けて、エントリーシートの書き方のポイントについて詳しく解説しています。
特にキッコーマンならではのエントリーシートでのアピール方法から実際の記載例まで、簡潔にまとめて紹介しています。
また求める人材の特徴や、選考情報の重要なポイントについても詳しくアドバイスしています。
キッコーマンの内定を目指す就活生は、ぜひ最後までお付き合いください。
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キッコーマンの概要
出典元
【食品】キッコーマンのコーポレートマークとロゴ作成の参考になるポイント
初めにキッコーマンとはどんな企業なのかを簡単に紹介します。
キッコーマンとは
1917年12月に創業されたキッコーマンは、千葉県と東京に本社を置き、製品を通して世界各国に日本の食文化を伝えている企業です。
キッコーマンでは、100年近い歴史に培われてきた「伝統」と、常に時代を洞察する「革新性」を経営風土としており、現在では、100ヶ国以上でしょうを始めとしたさまざまな商品やサービスを提供しています。
「おいしい記憶」は、食にまつわる体験を通じて積み重ねられ、食を通して豊かな人生を送れるようお手伝いをしていきたい、という想いの下、商品を展開しています。
1957年にアメリカ・サンフランシスコに販売会社を設立し、現在ではしょうゆのことを「ソイソース」ではなく「KIKKOMAN」といったほうが通じるところもあるほど、キッコーマンの知名度は世界的にも高いといえます。
このことから、日本の食文化を支えるしょうゆが、その国の食生活とマッチし、馴染み深い調味料になっていることがわかります。
また、キッコーマンのコーポレートブランドは以下の通りです。
- キッコーマン
- マンジョウ
- デルモンテ
- マンズワイン
- キッコーマン豆乳
キッコーマンの採用難易度
キッコーマンの採用難易度や採用倍率の記載はありませんでした。
東洋経済によると、キッコーマンは「入社が難しい有名企業ランキング2024」で51位/200位となり、入社難易度は61.2となっております。
このことからキッコーマンの採用難易度は高い傾向にあるといえます。
さらに、学歴フィルターがないという点を考慮すれば、採用までの道筋は基本的な選考対策に加えて、業界研究を徹底的に行う必要があります。
食品・飲料業界の中でも高い競争率を誇るキッコーマンは、「なぜキッコーマンを選んだのか」やキッコーマンが求める人財の資質があるかを重点的にチェックされます。
上記の項目を意識すれば内定を勝ち取れる可能性はあるといえます。
キッコーマンの採用大学
キッコーマンの採用大学の実績は以下の通りです。
最難関レベルから中堅レベルまで幅広い大学から採用している実績となっているため、所謂学歴フィルターは存在しないと考えられます。
早稲田大学、慶應義塾大学、明治大学、中央大学、同志社大学、北海道大学、東京大学、一橋大学、名古屋大学、京都大学、大阪大学、九州大学、青山学院大学、立教大学、東京農業大学、法政大学、立命館大学、関西大学、関西学院大学、国際教養大学 |
しかし、採用実績のある大学を見ると最難関〜難関大学、GMARCH、関関同立からの採用数が多い傾向にあるため、油断はできません。
エントリーシートや面接の対策は必須で、学歴だけでなく自身の個性や素養などもアピールできるようにしておきましょう。
以下の記事に学歴フィルターに関する内容を記載しているので、ぜひ記事を参考にしてください。
キッコーマンが求める人材とは?
キッコーマンでは、求める人財像を「プロ人財」と定義しており、具体的に以下のような人財を求めている傾向があります。
- 仕事における高度な能力を兼ね揃えている方
- 能力を発揮して自律的に行動し、成果に結びつけることができる方
- 社内外のニーズを満たし、市場に価値を与えることができる方
つまり、自律的に行動し、成果に結びつけることができる能力こそが「プロ人財」に求められる素養だといえます。
今後さらに競争が厳しくなっていくと予測できる食品業界において、個人として能力がすぐれていることは勿論、会社という組織の一員として周囲と協力し、社内外のさまざまなニーズに応えた成果をあげる必要があります。
その上で、自分の専門性を深めながら、周辺の分野や関連領域へ興味関心をもつこと、これが職種を問わず共通に求められる資質となります。
キッコーマン各社の採用方向性の違いは?
キッコーマンのグループ会社と関連会社は60社にのぼり、下記のような企業があります。
- キッコーマン食品株式会社
- キッコーマンビジネスサービス株式会社
- キッコーマンバイオケミファ株式会社
- 日本デルモンテ株式会社
- マンズワイン株式会社
- JFCジャパン株式会社
- キッコーマンフードテック株式会社
- 北海道キッコーマン株式会社
- 流山キッコーマン株式会社
- 埼玉キッコーマン株式会社
- テラヴェール株式会社
- 宝醤油株式会社
- キッコーマンソイフーズ株式会社
- 日本デルモンテアグリ株式会社
- 総武物流株式会社
- 株式会社総武サービスセンター
- 株式会社キッコーマン・マーケティングセンター
- キッコーマンレストラン株式会社
- キッコーマンニュートリケア・ジャパン株式会社
- キッコーマンこころダイニング株式会社
- ヒゲタ醤油株式会社
- 株式会社紀文フレッシュシステム
他、海外主要グループ企業などがあります。
キッコーマンとその他のグループ会社や関連会社は、新卒採用においては同様の「求める人材」を掲げているといえます。
それぞれの企業が国内外での食料品製造や販売事業、海外食料品卸売事業をメインに展開しており、業務内容が共通しているといえるため、求められる素養や資質は同じです。
つまり自律的に行動し、成果に結びつけることができる能力を兼ね揃えている「プロ人財」に当てはまる方だといえます。
エントリーシートで企業がチェックしているポイント
キッコーマンのエントリーシートでは、下記の項目を重視して見られる傾向があります。
- 問題・課題解決に向けた論理的思考力
- キッコーマンへの志望動機や熱意の高さ
- 自社で活躍し貢献できる人材であるかどうか
- 自社が求める人財の資質があるかどうか
企業は、応募者の素養や能力が自社とどのくらいマッチし、入社後に活躍・貢献できる人材であるかを最も重点的にチェックしています。
企業は、応募者がどのような人物であるかを確認しながら、自社が求めている人材である資質や能力があるかなどの企業や業界への適性度を知りたがっているのです。
そして、「なぜ数ある食品業界の他企業ではなく、キッコーマンを志望したのか」という点も明確にする必要があります。
この際はどの企業にも当てはまるような抽象的な理由だと企業からの好印象は得られないでしょう。
ですから、キッコーマンの企業研究を徹底して行い、他社との違いを明確にしておくことが求められます。
選考を通過しやすいエントリーシートの書き方
エントリーシートは結論から書き始めると説得力が増し、読み手に伝わりやすくなります。
以下の順番を参考にすると的確で読みやすい文章が作成できます。
- はじめに結論を提示する
- 結論に至った理由や過程を説明する
- 理由を明確にするため具体例を用いる
- 最後に再び結論を強調し完結
この手法で書くことで、どのようなテーマに焦点を当てているかが明確で伝わりやすく、簡潔で論理的な構成であるため、読み手の理解が深まりやすいです。
以下の例文を参考に作成してみてください。
結論:私が食品業界を志望する理由は、食の安全・安心を徹底的に追求する貴社の企業理念に感銘を受け、インターンシップでの工場見学の際にも、その姿勢を強く感じたからです。
理由:貴社は、食の安全・安心を徹底的に管理するために独自の商品管理技術を開発して活用しています。この姿勢は消費者の方の食生活や健康を大きく左右すると考えており、たくさんの人々の暮らしに貢献していると確信しています。
具体例:私は食品アレルギーがあるため、食の安全や品質には、幼少期から人一倍気を遣っていました。そのため、大学では栄養学を専攻し、学んでいくなかで安心して食べられる食材の提供に携わり私も自分たちと同じように困っている人をサポートし、支える仕事に就きたいと思いました。
結び:貴社に入社後は、栄養学の知識を活かし、品質管理職として食の安全・安心を追求し、食品業界に貢献したく志望します。
キッコーマンの価値観やカルチャーを文章に取り入れる
エントリーシートを記入する際の大切なポイントである「なぜこの会社や業界を選んだのか」を明確にすると、通過率が上昇するでしょう。
キッコーマンであれば、求める人財像である「プロ人財」に該当し、2030年に向けたグループの将来ビジョンである「グローバルビジョン2030」に共感する内容だったり、キッコーマンが行なっている事業内容や体制など、キッコーマン独自の文化も文章に取り入れるとより説得力が増すでしょう。
大事なのは数ある食品・飲料企業や代替可能業界がある中で、なぜキッコーマンを志望するのか、その理由を簡潔に説明することです。
その際には企業研究を徹底的に行い、回答を明確にしておきましょう。
エントリーシートの位置付け、及び対策方法
エントリーシートの位置づけは、自分の資質や素養などの能力・魅力や企業に対する志望度をアピールする手段のひとつとして捉えておきましょう。
企業はエントリーシートの記載内容を通して、就活生の資質や企業との適性度をチェックしていると認識しておいてください。
勿論、文章の内容や構成も評価の対象になっているため確認されます。
しかし、一番は自身の素養を最大限にアピールできているかや、文章の構造が正しく論理的で簡潔に内容をまとめられているかどうかという点が重点的に確認されます。
また、設問別に企業が見ている点は以下のように分類されます。
(a) 志望動機系(見られている点:熱意や情報収集能力)
(b) 過去の経験系(見られている点:コミュニケーション能力やリーダーシップなど一般的な資質)
(c) 未来目標系(見られている点:大局観や未来志向、社会貢献性)
(d) 価値観系(見られている点:個性やコンサルタント適性があるか)
(e) その他(長所・短所・研究内容)
設問で見られている点を意識して、エントリーシートの対策をしましょう。
また、対策をする上で必要な情報がエントリーシート対策記事にまとめておりますので、下記の記事も併せてご参照ください。
過去のエントリーシートの質問内容と記載例
キッコーマンの選考においてエントリーシートで問われたことがある質問と記載例を紹介します。
自己PR
・あなたが学生時代に力を入れて取り組んだこととその経験から学んだことについてご記入ください。(500文字以内)
【記載例】
私が学生時代に力を入れて取り組んだことは予備校のアルバイトです。私は大学受験のときに予備校に通っていましたがその際に、アルバイトの先生方に支えていただき、志望校に入学することができました。そのため、自分も同じように予備校の生徒をサポートし、志望校に入学させたいという強い思いがあってアルバイトを始めました。初めは、生徒が予備校の授業に遅刻をしたり無断欠席をして成績がなかなか上がらないなどの課題がたくさんありました。この状況をどう打破し、生徒の授業態度や成績を改善しようかと自分なりに試行錯誤を繰り返したり、予備校の先生方に相談をしてさまざまな手段を試しました。その手段のひとつで生徒と面談を行うことが決定し、一人一人と向き合うことができました。そして最終的に生徒の勉強の課題を把握して、改善することができました。私はこの経験から物事が上手くいかなくても試行錯誤をして継続することにより、状況を変えて成果に繋げれることを学びました。入社した際はこの継続力を発揮して、業務に取り組んでいきたいと考えています。
ポイント:まず結論から初めて文章を展開している点と、自身の経験を具体的に用いて学生時代に力を入れて取り組んだこととその経験から学んだことについて説明している点は評価できます。
さらに面接の際には、その経験で培った「継続力」を入社後にどう活かすかをより具体的に、深掘りされる可能性が高いです。
ですから、明確な答えを用意しておきましょう。
志望動機
・あなたがキッコーマンを志望する理由を教えてください。(500字以内)
【記載例】
私が貴社を志望する理由は、安全な食事によって人々が健康になって健やかな暮らしを提供したいと考えているからです。私は大学3年生のときに、オーストラリアで開催された子ども支援ボランティアに参加しました。実際に現地で貧しい家庭の子どもたちと交流して、彼らの食生活の衛生環境の劣悪さに気がつきました。腐って傷んだ食べ物でも口にし、数々の食品を口にすることも難しい状況で栄養も偏っているため、身体を壊してしまう子どもが多いということを知り、自分にできることはないかと考えるきっかけになりました。貴社は、高品質で安心安全な食品を安価で提供しており、海外への支援も積極的におこなっていると説明会で伺いました。私は、オーストラリアで目にした悲惨な現状を知って、より安心安全で栄養素が豊富でバランスの取れた食品を世界中の子どもたちに届けたいと思っています。そのために、業界内でも積極的に世界各国に製品を提供している貴社に魅力を感じ、世界の食問題の解決に貢献していきたいと考えています。キッコーマンの一員として、日本だけでなく世界に向けて食を通じて笑顔になる人を増やして企業や社会に貢献したいと考え志望します。
ポイント:学生時代に自身が経験したことを説明し、なぜキッコーマンを志望するのかという時系列に順序だてて志望動機を説明している点は、評価ポイントに該当するといえます。
加えて面接の際には、「日本だけでなく世界に向けて食を通じて笑顔になる人を増やして企業や社会に貢献したい」という部分をどのような能力を発揮して貢献できるのか、具体的に説明する必要性が高いと推測できるため、明確にしておいてください。
まとめ
この記事では、キッコーマンの会社概要やES(エントリーシート)の書き方について解説しました。
キッコーマンは、1917年12月に創業され醤油でお馴染みのキッコーマンやマンジョウ、デルモンテ、マンズワイン、キッコーマン豆乳など幅広い製品を世界各国に提供しています。
このような背景を持つキッコーマンでは、
「プロ人財」に当てはまり共感できる人材を求めている傾向にあります。
つまり、仕事における高度な能力を兼ね揃え自律的に行動し、成果に結びつけることができる方や社内外のニーズを満たし、市場に価値を与えることができる方だといえます。
エントリーシートを書く際は、これらの価値観や求める人材に沿った内容を意識することが大切です。
この記事が、キッコーマンの内定に一歩近づくための参考になることを願っています。