田辺三菱製薬のエントリーシートの対策法を徹底解説
2024/5/18更新
はじめに
この記事では、新卒の就職活動で田辺三菱製薬にエントリーしようと考えている方々や、採用選考の内容が全くわからないと悩んでいる方に向けて、田辺三菱製薬の採用活動に関する解説を提供します。
また、田辺三菱製薬の事業内容はもちろんのこと、社風や求める人物像など、エントリーシートを書く際に役に立つ情報もまとめました。
求める人物像や、事業内容を組み込んだ具体的なキャリアプランを整理しておけば、より良いエントリーシートを書くことができるでしょう。
田辺三菱製薬のエントリーシートの対策がわからない方や、エントリーシートの内容をより良くさせたいと考えている方にとって、参考になる情報が多くありますので、ぜひ最後までご覧ください。
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田辺三菱製薬の概要
出典元:田辺三菱製薬株式会社
初めに、田辺三菱製薬とはどんな企業であるか簡単に紹介します。
田辺三菱製薬とは
田辺三菱製薬は、医療用医薬品を初めとする医薬品の製造や販売を行っている企業です。
医薬品製造業界に属しており、「病と向き合うすべての人に、希望ある選択肢を。」という経営理念のもと事業を展開しています。
田辺三菱製薬には社員の指針となる行動を示す「企業行動憲章」があり、以下の項目で定められています。
- 使命感と誇り:医療薬品の創製に携わる者としての使命感と誇りを持ち、求められる医薬品の研究開発と製品の安全性・品質の確保に力を尽くします。
- 挑戦と革新:鋭敏な感性と広い視野で進むべき方向性を見据え、より高い目標に果断に挑戦し、革新的な価値を創出します。
- 信頼と協奏:自由闊達なコミュニケーションを通じて互いを理解・尊重し、深い信頼関係のもとで力を合わせ、成果の最大化を図ります。
- 社会との共生:地域社会や地球環境に配慮した活動を通じ、社会との共生を図ります。
上記の内容は、田辺三菱製薬の各事業の行動指針にもなっているので、事業の理解を深める上で頭の片隅に留めておくことが大切です。
田辺三菱製薬では、以下の部署によって各事業の業務を行っています。
- 創薬本部(メディシナルケミストリー、生物研究、バイオロジクス、薬物動態研究、安全性研究)
- 育薬本部(開発職、データサイエンス職、メディカルアフェアーズ職)
- QV本部(ファーマコビジランス職、品質保証職)
- サプライチェーン本部(プロセス研究、製剤研究、物性分析研究)
- 営業本部/営業推進統括本部(MR職)
いずれも医療用医薬品を中心に扱っている部署で、医薬品の製造や提供を起点に、予防やアフターケアに関するサービスを提供しているのです。
企業として、2030年までに「一人ひとりに最適な医療を届けるヘルスケアカンパニー」の実現を目指しています。
製薬の製造や販売のみならず、日々の生活でも使いやすいようなトータルケアを目指し、活動しているのです。
さらに田辺三菱製薬では、グローバルな事業展開も行っています。
2017年には、アメリカで22年ぶりにALSの新薬を発売することに成功しました。
加えて北欧では、赤芽球性プロトポルフィリン症における世界初の経口治療薬の開発も行いました。
世界基準の技術力を持って社会貢献をしている会社です。
田辺三菱製薬の採用難易度
田辺三菱製薬の採用難易度は非常に高いです。
就活偏差値ランキングでは、製薬会社の偏差値は非常に高い傾向にあるため、田辺三菱製薬にも同様のことが言えるでしょう。
東洋経済オンラインの『入社が難しい有名企業ランキング200位』では167位にランクインしていることもあり、企業全体で見てもかなり高難易度であることがわかります。
さらに、田辺三菱製薬の採用実績では医学系の大学の名前が多く挙がっているため、事前に業界への理解を深めておくことが必要です。
田辺三菱製薬の採用大学
田辺三菱製薬の採用大学の実績は以下の通りです。
<大学院> 筑波大学、信州大学、東京大学、東京農工大学、東京理科大学、岐阜薬科大学 <大学> 近畿大学、香川大学、高知大学、山口大学、崇城大学、鹿児島大学 <短大・高専・専門学校> 宇部工業高等専門学校、北九州工業高等専門学校、都城工業高等専門学校 |
大学院の実績が多い傾向にありますが、専門学校の実績もいくつかあるため、学歴フィルターはないと推測できるでしょう。
ただし、通常の大学の実績は国立大学の実績が多い点には注意してください。
選考では面接が複数回行われるため、大学で学んできた内容に加え、人柄も重視されていると推測できます。
なお、募集対象の大学の条件として、理系大学院生・理系学部生・高専生が挙げられているため、卒業する大学はそれらの条件に当てはまっているか確認してみましょう。
以下の記事に学歴フィルターに関する内容を記載しているので、ぜひ記事を参考にしてください。
田辺三菱製薬が求める人材とは?
結論からいうと、求められる人材は、リーダーシップを発揮しつつ、次世代の医薬品作りへの挑戦意欲が高い方です。
田辺三菱製薬は、社員全員で共有している心構えである「Our Way」で、以下の項目のものを掲げています。
- 誠実
- 尊重
- 果敢
- 共創
- 完遂
上記の5つの項目を意識しつつ、多様な個性を持つ社員がさまざまな事業に挑戦する社風が根付いているのです。
そのため、「Our Way」の内容が自分の強みに合っているかどうかを確認することをおすすめします。
また、採用ページに掲載されている各事業所ごとの「一緒に働きたい人の特徴」は以下の通りです。
- 営業:目標高く、成果にこだわる人。
- 創薬:自分で考えて意見を主張でき、周りをリスペクトできる人。
- 育薬:今やるべきことを見極め、その課題を見つけ出し、周りの人と問題解決できる人。
- 人事:やる気があり、チャレンジを恐れない人
希望する職種が決まっている人は、その職種の一緒に働きたい人の条件に当てはまるエピソードを整理すると良いでしょう。
田辺三菱製薬の各事業の採用方向性の違いは?
田辺三菱製薬には、以下の採用職種があります。
- 創薬研究職
- 技術研究職
- 開発職
- データサイエンス職
- ファーマコビジランス職
- 品質保証職
- MR職
MR職以外の採用職種では、学士(6年制課程)、もしくは修士・博士であることに加え、理系学部・研究科であることが条件として公表されているので、注意が必要です。
ただし、MR職は学士(4年制・6年制課程)、もしくは修士・博士であることが条件であり、学部・学科に関しては全学部・全学科(文理不問)となっています。
そのため、一般の大学でもエントリーすることが可能です。
博士・修士・学士で給与の待遇は異なりますので、事前に確認しておきましょう。
なお、給与の待遇以外の要素は博士・修士・学士で共通です。
エントリーシートで企業がチェックしているポイント
ポイントの概要
田辺三菱製薬の採用フローでは、会社説明会に参加した後にエントリーシートの選考が行われます。
その後に適性検査と2回の面接が実施され、それらを突破すると内々定を獲得できるのです。
そのため、田辺三菱製薬の採用フローでは、エントリーシートと面接の対策をそれぞれ行う必要があります。
特にエントリーシートの対策は重要です。
エントリーシートの選考を突破できないと面接に進めないうえ、面接はエントリーシートの情報をもとに進行していきます。
エントリーシートを書く際には、以下の内容に注意して内容を考えると採用担当者に好印象を持ってもらえるでしょう。
- 結論を文章の最初に主張する:
エントリーシートで文書を書く際には、結論を最初に書き、言いたいことを主張するように意識すると良いでしょう。
結論を最初に主張することで、採用担当者に分かりやすく内容を提示することができるからです。
逆に結論を先延ばしにしてしまうと、論理的な思考ができていないと判断される可能性があるため、注意しましょう。 - 誤字脱字の確認を入念に行う:
エントリーシートを書き上げたら、そのまますぐに提出するのではなく、何度も文書の確認を行いましょう。
誤字脱字があると、採用担当者に悪い印象を与えてしまうので、注意しましょう。余裕がある人は、少し時間を置いてから文書を確認すると構成ミスも気づきやすくなるので、おすすめです。 - 理由に具体例を交えるように意識する:
結論に説得力を持たせる理由を書く際には、できるだけ具体例を用いると良いでしょう。
改善後の数値や獲得した賞の順位などを記載することで、採用担当者にもわかりやすく理由を伝えられます。
また、客観的な意見がないと結果の根拠として不十分だと判断される可能性もあるため、注意しましょう。 - 例文を参考にして文章構成を考える:
自己PRやエントリーシートの質問に答える前に、他の就活生が同じ企業に対して書いたエントリーシートの内容を確認してみると良いでしょう。
例文を参考にすることで、文章構成やポイントの押さえ方を学ぶことができ、自分のアピールポイントを効果的に伝える手助けになるからです。
文章構成のヒントを得られるほか、どのようなエントリーシートが見やすいかを理解できるでしょう。
ただし、インターネット上にあるエントリーシートの回答文をそのまま書き写すのはやめましょう。
エントリーシート選考を突破できなくなる要因になる可能性があるため、気を付けてください。
上記の内容は、他の企業のエントリーシートを書く時にも有効に活用できるので、内容を考える際に意識しましょう。
選考を通過しやすいエントリーシートの書き方
ここでは、選考を通過しやすいエントリーシートの書き方を紹介します。
選考を通過しやすいエントリーシートを書く際は、以下の順番を意識すると良いでしょう。
- 結論を最初に主張する
- 結論の根拠となる、具体的なエピソードを書く
- 再度結論を主張し、何が言いたかったかを分かりやすくする
- 誤字脱字の確認を行う
この方法で書くことで、何を主張したいかを明確にしつつ、論理的に採用担当者に内容を伝えることができます。
以下の文章は、上記のポイントを実践した具体例です。
結論:製薬会社を志望する理由は、自分の知識や経験を、世の中の多くの人に役立てたいと考えているからです。
理由:私は薬学系の大学に進学し、インターンシップや研究室で薬の研究のサポートを行いました。
具体例:研究室で行っていた研究では多くの実験をこなし、薬の安全性を確認したことで、薬の実用化まで至り、多くの方から感謝の言葉をいただきました。
結び:この経験から、貴社の製薬事業で自分の力をより多くの人に役立てたいと考えています。
田辺三菱製薬の価値観やカルチャーを文章に取り入れる
田辺三菱製薬のエントリーシートを書く際には、田辺三菱製薬の社風や経営理念にマッチした人物であることを意識して書きましょう。
経営理念や、2030年の実現を目指している「一人ひとりに最適な医療を届けるヘルスケアカンパニー」を取り入れ、入社後の具体的なキャリアプランを明確にしておくといいです。
エントリーシートや面接の対応がスムーズになるでしょう。
また、根拠を書く際には具体例を加えるだけでなく、田辺三菱製薬でなければ達成できない理由や、田辺三菱製薬ならではの独自の業績を書くように意識してください。
特に製薬の開発実績や事業展開例など具体的な業務内容を把握しておけば、上記のポイントを書きやすくなります。
エントリーシートの位置づけ、及び対策方法
エントリーシートは、就活生の基本的な情報や意思を共有できる重要な資料です。
企業側はエントリーシートを利用することで、膨大な数の応募があっても効率的に目的に合った就活生を選ぶことができます。
エントリーシートのおかげで、就活期間内に、就活生と企業側双方のニーズが満たされるのです。
だからこそ、多くの企業でエントリーシートによる選考を行っています。
多くの場合、面接の進行についても、信頼できる情報であるエントリーシートに書かれている内容がもととなるでしょう。
エントリーシート対策では、以下のポイントを意識するように心がけてください。
- 結論から主張するなど、論理的かつ簡潔に文章を書くようにする。
- 企業研究を行い、入社後の具体的なキャリアプランを明確にする
- 誤字脱字や文法、書き方のマナーなどに注意する。
- 面接時でも、エントリーシートの内容をしっかりと把握しておく
特に面接時のことを想定してエントリーシートの内容を決めておくと、面接対策がスムーズになるでしょう。
エントリーシートの内容を書く際には、面接時の受け答えのことも意識して書いてください。
対策する上で必要な情報が以下の記事にまとまっておりますので、そちらもご参照ください。
過去のエントリーシートの質問内容と記載例
田辺三菱製薬の選考において、エントリーシートで問われたことがある質問と記載例を紹介します。
学生時代に直面した困難なエピソードを教えてください。また、そのエピソードに対してご自身が取られた行動について教えてください。取られた行動に対して、自ら他人へ働きかけたことや自ら考えて行動に移したことがあれば、文中に含めてください。(500文字)
【記載例】
私が学生時代に直面した困難なエピソードは、大学の研究プロジェクトでのデータ収集に関する問題でした。
私たちのチームは地域の環境保護に関する研究を行っており、大量のデータを収集して分析する必要がありました。
しかし、データ収集の段階で予期せぬ問題が発生しました。
私はこの困難に対して、まず状況を冷静に分析し、問題の根本原因を特定することに努めました。
その結果、地域住民とのコミュニケーション不足が原因であることがわかりました。
そこで地域住民の協力を得るために、住民代表と直接会って話し合う場を設けました。
その話し合いの場では、研究の目的や意義を丁寧に説明し、地域に対する影響やメリットを具体的に伝え、住民の意見や懸念点を真摯に受け止め、調整を行いました。
この過程で、私は積極的に他人へ働きかけ、協力を得ることの重要性を実感しました。
話し合いの結果、地域住民との対話を通じて信頼関係を築き、彼らの協力を得ることで、データ収集を円滑に進めることができました。
この経験から、私は状況を冷静に分析し、自らの考えを具体的な行動に移すことの大切さを実感しました。
今後はこの力を御社の課題解決の時に活かして、多くの人の助けになりたいと考えています。
ポイント:答えを簡潔に述べるだけでなく、企業にどのように役立てるかを述べているのがポイントです。
企業側の質問の意図を取り入れている文章だと言えるでしょう。
また、根拠の過程も具体的な行動を示しながら説明しているので、説得力を増すことに成功しています。
まとめ
この記事では、田辺三菱製薬の事業の内容やエントリーシートの対策について解説しました。
田辺三菱製薬は、医療用医薬品を初めとする医薬品の製造や販売を行っている企業であり、世界でもトップクラスの製薬技術を有しています。
エントリーする希望職種によって大学や卒業資格に条件があるため、ご自身の大学の実績と照らし合わせて希望職種を決めましょう。
また、経営理念や2030年に実現したい企業の在り方などもエントリーシートに組み入れることで、選考フローが優位になります。
この記事をきっかけに、内定が獲得できることを心からお祈りしています。