東京就活の交通費はいくらかかる?節約できる移動手段8選を紹介

東京就活の交通費はいくらかかる?節約できる移動手段8選を紹介

2020年10月22日更新

はじめに

東京で就活をしようと考えている地方就活生にとって、交通費の悩みは尽きないですよね。

「この企業説明会行ってみたいけど、場所遠いしお金かかるからやめとこうかな…」

というような、交通費の問題で選考の幅を狭めてしまうような事態は、出来るだけ避けたいものです。

この記事でわかること
  • 東京就活でかかる費用
  • 東京までの格安交通手段の比較まとめ

について解説します。

これから東京で就活をしようと考えている学生は、ぜひ最後まで読み、時間のある今のうちに費用を貯めておくようにしましょう。

東京での就活に向けてできる節約アイデアについても紹介しますので、参考にしてください。

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就活にかかる費用の内訳

説明会や面接といった企業訪問に必要な交通費をはじめ、履歴書や写真購入など、お金がかかるのが就活です。

ここでは、項目別にその内訳について説明していきます。

費用の内訳
  • 交通費
  • 宿泊費
  • 衣類費
  • その他

交通費

まず、就活で必ず必要となる費用が交通費です。

受ける企業が多ければ、それだけ多くの費用を必要とします。

都内や関東近郊に住んでいれば、そこまで大きな費用にはならないかもしれません。

しかし、地方学生の場合は、そうはいきません。

新幹線や飛行機を利用すれば、交通費だけで何十万円とかかります。

地方の学生が東京で就活をする場合は、しっかりと計画を立てることが大切です。

宿泊費

就活で必要となる費用の2つ目は、宿泊費です。

いくつかの企業を数日間に分けて回る場合や

面接の時間によっては、宿を確保する必要が出てきます。

最近では、オンライン面接なども増えてきていますが、まだまだ発展途上中です。

最終面接になると対面形式を選択している企業も少なくないため、ある程度は費用がかかることは理解しておきましょう。

衣類費

就活には、リクルートスーツなど衣服費も必要です。

スーツやワイシャツ、ネクタイや靴、カバンなど一式を揃える必要がありますので、これも結構な出費となります。

スーツやカバンなどは一度揃えてしまえば、問題ありませんが、ワイシャツなどは1枚を着続けることは、現実的ではないので、プラスアルファで必要になることも考えておきましょう。

その他

その他にも、就活で必要となる費用は様々あります。

例えば、以下のような費用です。

その他の費用
  • 就活対策のための書籍購入費
  • 身だしなみを整えるための美容院代
  • 食事代
  • 履歴書や証明写真代

自分は何にどの程度のお金がかかりそうなのか、大体で良いので一度書き出してみることをおすすめしますします。

それを元にどのように賄っていくのかを考えていくと良いでしょう。

東京での就活っていくら交通費がかかるの?

東京で地方学生が就活しようと思うと、交通費はいくらかかるのでしょうか?

以下のグラフはジョーカツを利用した学生への、「就活で何にどの程度1番お金を使ったのか」というアンケートを実施した際の集計結果は以下の通りです。

このグラフをみると「交通費にお金が最もかかった」と答えた学生は、「10~15万円程度」「16~20万円程度」に集中しています。

また、ほとんどの金額で「交通費」に1番お金を使ったと回答していることが、読み取れます。

つまり、地方学生が東京で就活する際に最も大きい出費は「交通費」であり、その交通費の出費額は「10~20万円」程度であることが多いといえます。

もちろん、交通費は「どこに在住しているか」で大きく変化してくるので、一概にはいえませんが、大体の目安にはなるのではないでしょうか?

そして何よりも、「交通費」が地方就活生のお財布事情を圧迫していることも明らかです。

次に下のグラフを見てみましょう。

以下のグラフはジョーカツを利用した学生への、「就活期間中のどの時期に1番お金がかかりましたか?」というアンケートを実施した際の集計結果です。

やはり大学3年(院1年)の3月がピークですね。

つまり、それまでの間に払える程度には最低限交通費をきちんと準備しておく必要があります。

つまり、「地方学生は交通費だけでも、20万円程度の出費を覚悟する必要がある」

ということが言えます。

就活費用はどうやって捻出してる?

先ほど、東京就活の費用について解説しましたが、交通費だけでも数十万と、

結構まとまった費用がかかってしまいます。

皆、どのように費用を捻出しているのでしょうか?

平成30年度のディスコ学生モニター調査によると、約60%の人が親に出してもらうか借りるなどし、金銭的に援助してもらっていることがわかりました。

一方、自分で工面するとなると奨学金を多めに借りたり、アルバイトをしたりすることが予想されます。

また、どの程度就活でお金を使うかの目処を立てておいて、アルバイトや親からの援助など、計画的に就活資金を準備していきましょう。

東京就活で交通費を節約する8つの方法

本章では東京で就活する際に、少しでも交通費を抑えることができるような移動手段を8個紹介していきます。

8つの手段をチェックしてみて、もし自分でも使えそうだと感じたら、ぜひ使ってみてください!

交通費支給の企業を受ける

交通費を支給してくれる企業の選考を受けましょう。

もちろん、選考段階によってもらえる・もらえないの違いがあったり、支給金額の上限があったりする場合などもありますが、

王道の節約術といえます。

また、交通費支給の企業+交通費が出ない企業の説明会や面接を同時期に設定することで、時間もお金もかなり節約できます。

筆記試験という選考の前段階でも、交通費を支給してくれる気前の良い企業もあるので探してみましょう。

夜行バスを使う

 節約といえば「夜行バス」ではないでしょうか?

実際、新幹線の半額程度で利用できる場合もあり非常に安いです。

また、夜中の時間帯に移動できるという意味においては、日中を有効に活用することもできます。

しかし、最大の欠点は体力を消耗すること。

なので、自分の体力や予算と相談しながら使うようにしましょう。

以下の記事では夜行バスについて詳しく解説しているので参考にしてみてくださいね。

夜行バスのメリット・デメリットについては、こちらのまとめ動画内でも紹介されています。

LCCを使う

LCCも節約の手段の1つです。

九州や北海道の方は頻繁に利用する機会はあるのではないでしょうか?

近年は日本国内でもLCCが多く就航してきています。

自分の家の近くの空港にLCCが就航していないかチェックしてみましょう。

注意点としてはLCCのほとんどが成田空港発着であることです。

成田空港から都内まで安いバス出ようと思うと1時間半以上かかるので、予定を組む際は頭に入れておきましょう。

参考として、例えば大阪から東京だとどれぐらい時間がかかるのか、こちらの記事で解説しています。

学割を使う

 JRを使うときは学割を必ず使うようにしましょう。

片道101km以上の移動時に適用することができ、乗車券が2割引となります。

ただ、利用の際の注意点として2つあります。

まずは、「適用は乗車券のみ」であることです。

例えば、新幹線の切符を買う時に適用されるのは乗車券だけで、特急券の料金は変わりません。

全体の2割引ではないことを理解しておきましょう。

もう1つは「学割証明書」が必要であることです。

学生証の携帯しておく必要はありますが、それとは別に学校で学割証明書を発行しておかなければなりません。

なので、就活の期間中は学割証明書を余分に発行しておき、何枚か持ち歩くことをおすすめします。

金券ショップを使う

 金券ショップを利用することで、

定価より安く切符を入手できる可能性があります。

切符の在庫は店舗次第というリスクはあるものの、新幹線の切符はもちろん、在来線や長距離バスの切符も定価より安い金額で販売している場合があります。

ただ、金券ショップで売られている切符の多くは回数券のバラ売りであったり、株主優待乗車券など特殊な物を扱っている傾向にあるので、

使い方や有効期限などをきちんと理解した上で購入するようにしましょう。

18切符などのお得な切符を使う

18切符に代表されるような特殊な切符を使うことでも、交通費を抑えることができます。

こちらの切符も金券ショップと同様、使い方や有効期限などを理解する必要があります。

例えば代表的な18切符であれば、JR普通電車に1日乗り放題を5日分で定価が11850円です。

複数人でも使用可能です。

1日乗り放題なので、1日あたり計算で行くと2370円でJR線乗り放題です。

ただ、新幹線などの特急券の乗車券として使うことができなかったり、5回分を切り離すことはできません。

少しルールが複雑なので、気になる方は、以下のサイトもチェックしてみてください。

ヒッチハイクをする 

ちょっとユニークな方法ですが、ヒッチハイクをするというのもありでしょう。

ただし、人の恩義に預かり無料で東京に行ける分、到着時間が全く読めません。

なので、東京へ向かう際の利用は避け、地元に帰る際など、特に詰まった予定がない場合(2〜3日かかっても大丈夫な場合)などに、挑戦すると良いかもしれません。

特に東京〜大阪間は通行量が非常に多いので、チャンスはあるといえます。

なお、東京から大阪方面にヒッチハイクを行うのであれば「用賀IC」のマクドナル付近で街の方がベターとされています。

以下の記事では、実際に地方からヒッチハイクで東京まできた実体験を紹介しています。

少しでも興味のある方は、一度覗いてみてください。

Web面談をしてもらう

 オンラインでのweb面談が可能であれば、対応してもらいましょう。

特に選考の早い段階では、こちら側からweb面談を希望すれば対応してくれる場合もあるので、「なんか日程的に東京行くの効率悪いな〜」と感じたのであればダメ元で聞いてみましょう。

ここ最近の傾向として、web面談の希望に対応してくれる会社は多いです。

以下では、オンライン面談の対策方法について、解説しています。

(簡単に動画でもご紹介!)

東京で就活を行うメリット4選

東京での就活は、様々なメリットがあるとされています。

地方の学生は、東京での就活を始める前に、どのようなメリットがあるか確認しておきましょう。

4つのメリット
  • 選択肢が多い
  • 給与の水準が高い
  • キャリアアップの幅がある
  • プライベートを充実させやすい

選択肢が多い

東京は地方と比較しても仕事の選択肢が多くあります。

そもそも東京のほうが、企業数も圧倒的に多く、自分に合った仕事を見つけやすくなっています。

また、地方は企業数だけではなく募集人数が少ないこともあるでしょう。

東京は募集人数も多いため、内定を獲得しやすいというメリットも存在しています。

給与の水準が高い

出典:厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査(10)都道府県別にみた賃金

東京は、地方よりも給与の水準が高いのも、東京で就活するメリットのひとつです。

厚生労働省の「令和5年賃金構造基本統計調査 結果の概況」を参考にすると、最も給料の高いのは東京で36万8,500円でした。

ちなみに、 全国平均は31万8,300円となっています。

例えば、上記のグラフの都道府県別賃金を確認すると、青森県で24万9,900円、宮崎県で25万4,300円と、東京と10万円以上の開きがあることが分かります。

仕事をする価値観は人それぞれですが、給与も重要な要素のひとつです。

より稼ぎたいと考えている場合は東京のほうがメリットは高いでしょう。

キャリアアップの幅がある

東京は多くの企業の本社が集まっており、キャリアアップの選択肢が広いのも特徴です。

本社は多くの部署を抱えているため、部署異動の選択肢も広がります。

そういったことからも、自分の希望が通りやすいのも東京のメリットといえるかもしれません。

様々な経験を積みやすい点もポイントでキャリアアップしやすい理由といえます。

プライベートを充実させやすい

仕事をする上でいかにプライベートを充実させられるかも重要です。

適度にリフレッシュできないとストレスも溜まっていきます。

東京は観光施設や遊べる場所が多く、プライベートを楽しみやすいのもメリットといえます。

イベントごとも東京に集まりやすく、参加しやすいのもメリットとなるでしょう。

就活を東京で行うデメリット3選

東京で就活を行うなら、物価の高さや移動面などに注意しなければならないこともあります。

就活をスムーズに進めるために、デメリットも事前に把握しておくと良いでしょう。

デメリット3選
  • 物価が高い
  • 友人や家族と離れてしまう
  • 通勤ラッシュに巻き込まれる

物価が高い

東京は地方と比較して物価が高めです。

総務省が発表した「消費者物価地域差指数」によると、物価水準が最も高い都道府県は東京です。

最も低い宮崎県と比べると、1.09倍の物価水準になっています。

出典:総務省「消費者物価地域差指数(1)都道府県の物価水準

 

東京は、給与の水準も高い傾向にありますが、家賃などの生活費の水準も非礼するように高くなっているので頭に入れておきましょう。

友人や家族と離れてしまう

地方に住む就活生の場合、東京に住むと家族や友人と離れることになります。

寂しさを感じ、生活しにくくなるケースもあるかもしれません。

また、実家で暮らしていた場合、家族と離れることにより食事や生活の支援が受けにくくなることもあるでしょう。

東京から離れたエリアの場合、1年のうち地元に帰れるのは限られてきます。

慣れない環境や一人暮らしに耐えられるかどうかも東京で就活をするポイントです。

通勤ラッシュに巻き込まれる

東京は人口が多く、通勤ラッシュに巻き込まれると大変です。

そういった状況に慣れていなければなおさらです。

何処に住むかも考えなければ、毎日の通勤だけで疲弊してストレスも溜まっていきます。

東京は、基本的に路線もに関わらず、通勤の時間帯は混んでいます。

場合によっては、体調不良を起こすケースもあるので、通勤時間には注意しておく必要があるでしょう。

地方での就活はやはり不利なのか?

東京と地方の就活では、地方の方が不利なんじゃないかと思う就活生もいるでしょう。ここでは、地方と東京ではどのような差があるのかを紹介していきます。

情報格差が存在する

東京では頻繁に企業説明会や就活生のためのイベントが開催されていますが、地方ではどうでしょうか。

例えば、東京であれば意欲次第でOB・OG訪問ですぐに社会人と出会うこともできます。

しかし、地方の場合当たり前に知っている情報でも、地方では知る人が少ないこともよくあります。

特にOB・OG訪問をしようとしても、そもそも対象になる人がいないなんてことも・・・。

このような状況からも、情報面で地方学生が不利になってしまうのは否定できません。

新卒採用やインターンシップ対象の企業が少ない

地方では一見魅力的に感じても、新卒採用やインターンシップを行っていない場合もあります。

そのため、必然的に選択肢が限られてしまうのです。

リアルなコミュニケーションができる機会の少なさが情報格差につながっているとも考えられます。

また、インターンシップを行っていなくとも、就活イベントを通して社会人と接する機会も東京の方が多いでしょう。

そのため、就活を始めた時点で、東京と地方とでは経験値の差が出てしまいがちです。

地方学生が東京で就活を成功させる4つのポイント

ここでは、地方の学生が、東京で就活を成功させるための4つのポイントについて紹介していきます。

4つのポイント
  • インターンシップに参加する
  • 地方のイベントにも積極的に参加する
  • 先輩に聞いてみる
  • スケジュール管理

インターンシップに参加する

近年はオンライン説明会なども開催されるなど、以前よりも地方学生が情報収集をしやすい環境になってきています。

それでも、自分が直接経験したことに勝るものはなく、そういった経験は就活でも活きてきます。

早い段階で東京での就活をする意思があるならば、一日で完結する1dayインターンシップへの参加を考えてみましょう。

一日だけ?と思うかもしれませんが、それでも直接経験できることで、リアルな雰囲気などが分かります。

また、スケジュール調整が上手くいけば、一度の上京で複数企業のインターンシップを経験することも可能なので、地方学生には特にメリットが多いと言えます。

地方のイベントにも積極的に参加する

東京と比較して不利になりがちな地方学生ですが、だからこそ「熱意を持った地方学生」を積極的に採用したいと考える企業もあります。

地元開催の説明会や学内開催のセミナーにも、そのような東京の企業が参加していることもあります。

東京だけでなく地元での情報もこまめにチェックし、気になるものがあれば積極的に参加してみましょう。

先輩に聞いてみる

東京での就活を考えるなら、まず確認しておきたいのが

「周りにいる、東京での就活を経験した先輩の存在」です。

東京での説明会や選考の様子、他の就活生の雰囲気といった情報は、ネットで調べるのと実際に体験した人に聞くのとでは、大きな差があります。

そこから、就活スケジュールや交通費などの費用についても聞いてみるのもいいでしょう。

周りの先輩で心当たりのある方がいれば積極的に相談してみてください。

ただ、もし身近にそんな先輩が居なくても大丈夫です。

地方学生のための就活支援サービスであるジョーカツならば、就活の悩みにも丁寧にアドバイスしてくれます。

気になる方は、ぜひ登録して利用してみましょう。

スケジュール管理

就活におけるスケジューリングは地方学生にとっては特に重要なポイントです。

時間がかかる東京での就活を成功させるためには、東京の学生以上にスケジュール管理に気を配りましょう。

例えば、どのくらいの時間を就活に費やせるのか、何回上京できるのか、滞在日数は……などを細かく割り出し、手帳やパソコン、スマホなどで管理するのがおすすめです。

無料で使えて機能が充実しているアプリも多くありますので、管理がしやすいものを選ぶとよいでしょう。

さいごに

本記事では、東京で地方学生が就活しようと思った際にどの程度お金が必要なのかを解説して、東京まで格安で移動できる手段を紹介しました。

アンケートの結果をみてわかるように、地方就活生は「交通費」に最も大きい費用をつぎ込み、交通費の出費だけでも10~20万円は覚悟する必要があります。

とはいえ、就活に関していえば交通費を抑えることが良い就活に直結する訳ではありません。

交通費を抑えることは非常に大事ですが、自分の体や予定と相談しながらどのように移動するのかを考えましょう。

本記事が、地方学生でお金はそこまでないけど東京で就活したい人や、地方就活生で交通費がいくらかかるのか知りたい人の参考になれば幸いです。

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