東京で就活はやめとけ?就職のメリットや成功の秘訣を解説
2024/10/24更新
はじめに
地方学生の中には「大学のある地方で就職をするのか?」「東京に出て就職をするのか?」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。
情報が少なく同じような悩みを持つ仲間もいないとなると、東京で就職するのは諦めるべきかと思ってしまいますよね。
本記事では東京の企業に就活すべきか迷っている地方学生に向けて、東京で就職するメリット・デメリットや就活を成功させるポイントを解説します。
以下のようなお悩みのある学生は必見ですので、ぜひ最後までチェックしてみてください。
- 地方に住んでいるけど東京で就職しようか悩んでいる
- 東京で就職するメリットとデメリットを知りたい
- 地方学生が東京で就職するコツを知りたい
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東京で就職する地方学生の割合
近年、地方学生の東京での就職を考える割合は減少傾向にあるようです。
マイナビの調査によると、2025年卒業予定の大学生のうち、地元就職(Uターン就職を含む)を希望する割合は62.3%となっています。
この数字は前年と比べてわずかに減少しているものの、3年連続で6割を超える高い水準を維持しています。
地方学生が地元就職を希望する理由としては、「両親や祖父母の近くで生活したいから」が47.2%と最も多いです。
次いで「実家から通えて経済的に楽だから」(37.5%)、「地元での生活に慣れているから」(36.5%)といった理由が続きます。
これらの数字から、家族との関係や経済的な安定性、生活環境の馴染み深さが地元就職を選択する大きな要因となっていることがわかります。
Iターン就職の興味がある学生が多い
一方で、地元以外の地方都市での就職、いわゆるIターン就職に興味を持つ学生も一定数存在します。
調査によると、Iターン就職に興味がある学生は44.4%となっています。
インターンシップや旅行をきっかけに、自分の出身地以外の地方都市に興味を持つ学生も少なくありません。
東京で就職するメリットは?
東京で就職するメリットはどこにあるのでしょうか?
筆者も就職で地方から東京にきましたが、地方では絶対に得られないようなたくさんのメリットを受けることがわかりました。
また東京での経験は、その後の人生の選択肢を増やすことにつながるので、非常に大切な判断になります。
東京で就職することは、地方大学生にとって心理的なハードルが高いと感じるかもしれません。
しかし、選択肢を広げるためには、現状を知ることが重要です。
結論から先に箇条書きすると、東京で就職することには大きく下記のメリットがあります。
- 仕事の幅が広い
- 大手企業が多い
- 給料が高い
- チャンスが多い
- 地方にも戻れる
仕事の幅が広い
まず、東京で就職するメリットとして挙げられるのは、仕事の幅が広いことでしょう。
仕事は、人生の時間のほとんどを費やすことになります。
なので基本的には「自分のしたいことや楽しいと思えること、充実感があること」を仕事にすると、人生の幸福度をあげることができます。
その際の選択肢が、圧倒的に多いのが東京での就職です。
東京には日本の多くの企業が集まっています。
また、地方にないようなクリエイティブな仕事や、最先端の仕事も数多くあるでしょう。
将来キャリアアップを目指したいようであれば、スキルや知識をつけさせてくれるような職場がある環境も整っています。
自分がやりたいと思える仕事が存在する可能性が高いことは、東京での就職のメリットの一つといえるのではないでしょうか。
大手企業が多い
東京での就職のメリット2つ目は、日本の中では大手企業が圧倒的に多いことです。
就活生の中には以下のような考え方を持つ人も多いでしょう。
- 絶対に大手企業に行きたい!
- 親から大手企業に行けと言われている
- まずはしっかりとした研修の制度のある大手!
その場合、東京での就職ですと、受けられる企業の選択肢が圧倒的に多いといえます。
また、東京の大手企業に入れば、自分の希望と能力次第では他では味わえないような大きな裁量を持った仕事を任せられることがあります。
さらに、望めば自分の地元にある支店で働くこともできるでしょう。
そういった意味では、大手企業を志望している就活生こそ、東京に目を向ける価値があるといえますね。
給料が高い
やはり何と言っても、東京で就職することのメリットは、地方に比べ平均的な給料が高いことなのではないでしょうか?
日本の中でも、ハイクラスな企業がひしめき合っている東京では、大きな経済圏が出来上がっており、必然的に給料も高くなっています。
その分レベルの高い仕事を求められますが、給料が高いのでやる気も出ますし、また将来のキャリアアップにも非常に効果的です。
給料をたくさんもらうことができると、趣味や勉強など自分の好きなことに使えるお金が多くなり人生の幸福度も上がります。
チャンスが多い
東京で就職すると、仕事以外でもさまざまなチャンスにめぐり合う機会が多くなります。
例えば「早く結婚したい」と思っている場合です。
そもそも東京には多くの人がいるので、運命の人に出会える確率も高くなるでしょう。
また、「将来こうなりたい!」という願望があれば、既にそのような人生を歩んでいる、自分のロールモデルとなる人に会える確率も高いです。
さらに、東京ではたくさんのイベントや催しが行われており、自分のやる気次第で新しい出会いや機会に恵まれます。
まさに、地方にはない特権ですね。
地方にも戻れる
地方から東京で就職した人の多くが、「地方から東京へ行くのは少しハードルが高いけど、一度きてしまえば地方に戻りたいと思った時に戻れる」と言います。
若いうちに東京に出てきていると、ハイレベルな仕事やスキルが身につきます。
逆に地方で就職し、少し時間が経ってから東京に出てこようとすると、心理的なハードルが非常に高く感じてしまい苦労するでしょう。
東京で鍛えておくと、自分が帰りたいと思った時に転職することができるため、将来地方に戻ろうと思っている就活生には良い選択肢なのではないでしょうか。
東京で就職するデメリット
もちろん、東京で就職するにはメリットだけがあるわけではなくて、デメリットも存在します。
下記が東京で就活する際のデメリットです。
- 通勤ラッシュ
- 友人がいないと初めは寂しい
- 物価、家賃が高い
一つずつ解説していきます。
通勤ラッシュ
地方から出てきて就職した人が共通して嘆いているのが「朝の通勤ラッシュがつらい」ということでしょう。
筆者もよく通勤ラッシュの時間帯に電車に乗ることがありますが、目的地に行くだけでも疲れ切ってしまいます。
地方の場合だと、電車もそれほど混んでなかったり、多くの人の場合は車で通勤をしますよね。
そうなるとやはり気持ち的にも余裕がでてきやすいでしょう。
友人がいないと初めは寂しい
特に、地方の大学から東京で就職すると、初めのうちは友人がいないことがほとんどです。
大学の同期でも、大抵の場合は大学のある地方に残って仕事をするか、地元に帰って就職をするかのどちらかです。
なので、東京に出てきた時には友人がおらず、寂しい思いをしてしまうことがあります。
プライベートが充実していないと、仕事も充実させることが難しくなるでしょう。
物価、家賃が高い
地方に比べてしまうと、やはり東京の物価や家賃は少し高いです。
特に家賃に関しては、同じような間取りでも倍以上の値段がかかってきてしまいます。
なので、東京に就職で来てすぐの頃などは、引っ越し費用や新生活の準備などでたくさんのお金がかかってしまいます。
経済的に余裕があるとはいえない、苦しい生活を余儀なくされてしまうかもしれません。
また東京は平均的には年収が高いとは言うものの、新卒や入社3年目くらいまでは給料がそこまで高くない企業も多いです。
給料が上がらない間は、生活が苦しいと感じることがあるかもしれませんね。
地方学生が東京で就職するための事前準備
地方から東京で就職を目指す学生にとって、いくつかの重要なポイントがあります。
まずは東京の企業や業界について十分な情報収集が欠かせません。
インターネットや就職情報誌を活用して、興味のある企業や職種をリサーチしましょう。
東京の企業が求める人材像や必要なスキルを把握することで、自分に足りない部分を明確にできます。
- 情報収集をする
<li東京での暮らしに慣れる
- コミュニケーションスキルを磨く
- 自己管理能力を身につける
- 人脈作りをする
情報収集をする
まずは、東京での就活に向けた準備が重要です。
地方にいながら東京の企業説明会や面接に参加するには、時間とお金がかかります。
そのため、効率的な活動計画を立てることが大切です。
オンライン説明会や動画配信を活用して、できるだけ多くの企業情報を収集しましょう。
また、東京での宿泊先や交通手段も事前に確保しておくと安心です。
東京での暮らしに慣れる
東京での就職が決まったら、次は新しい環境への適応が課題です。
東京での生活は、地方とは大きく異なります。
電車通勤や混雑した街中での生活に慣れる必要があります。
事前に東京を訪れて、実際の通勤ルートや生活環境を確認しておくと良いでしょう。
また、東京の物価は地方より高いことが多いので、生活費の計算も忘れずに行いましょう。
地方出身者ならではの強み
地方出身であることを弱みと考えるのではなく、強みとして活かすことが大切です。
地方ならではの経験や視点は、東京の企業にとって新鮮で価値があるかもしれません。
自分の出身地の特徴や文化を理解し、それを仕事にどう活かせるか考えてみましょう。
また、地方出身者特有の粘り強さや適応力をアピールすることも効果的です。
コミュニケーションスキルを磨く
東京の企業では、多様な背景を持つ人々と協力して仕事をすることが多いです。
そのため、コミュニケーション能力を磨くことが重要です。
大学生活の中で、さまざまな人と交流する機会を積極的に作りましょう。
サークル活動やアルバイト、ボランティアなどを通じて、人と関わる経験を積むことが役立ちます。
自己管理能力を身につける
東京での一人暮らしは、自己管理能力が試されます。
規則正しい生活リズムを作り、健康管理に気をつけることが大切です。
また、お金の管理も重要です。
収入と支出をしっかり把握し、計画的に生活する習慣を身につけましょう。
これらの能力は、仕事の面でも高く評価されます。
人脈作りをする
東京で新しい生活を始める際、知り合いがいないと不安に感じるかもしれません。
そのため、同じ地方出身者や同じ大学の卒業生とのつながりを作っておくと心強いです。
SNSやOB・OG会などを活用して、東京で働く先輩たちとコンタクトを取ってみましょう。
彼らの経験談や助言は、東京での就職や生活に大いに役立つはずです。
地方学生が東京で就職するコツ
せっかくわざわざ上京するからには、時間を有効活用して効率的に就活を進めたいですよね。
そこで以下では、地方就活生が東京での就活を成功させるコツを解説します。
以下のコツを活かして、希望の企業への就職を叶えましょう。
- 自己分析する
- 企業・業界分析をする
- スケジュール管理を徹底する
自己分析をする
自己分析は自分の強みや弱み、価値観への理解を深めるためには欠かせません。
自分に合った企業や仕事がわかりやすくなり、面接でも自信を持って自己PRできるでしょう。
自己分析を成功させるためには経験やスキルを整理し、成功体験や失敗体験から学んだことを振り返ることが大切です。
自己分析のやり方は以下の記事で紹介しているのでぜひ参考にしてください。
企業・業界分析をする
企業や業界分析は、企業や業界の動向、価値観を理解するために必要です。
その企業がどのような人材を求め、自分とのマッチ度を確認するのにも役立ちます。
また競合や業界全体のトレンドを把握することで、より広い視野でキャリアプランを立てられてライバルとの差別化にもつながります。
業界分析の詳しいやり方はこちらの記事をチェックしてみてください。
スケジュール管理を徹底する
就活は多くのタスクや締め切りが重なるため、スケジュール管理が成功のカギとなります。
エントリーシートの提出期限や面接の日程を把握し、優先順位をつけて効率的に行動することが重要です。
また企業ごとに異なる選考プロセスのため、企業ごとに選考フローを確認しておくことで的確な選考対策ができるようになります。
東京就活で役立つ節約術
なにかと費用がかさむ東京就活ではなるべく出費を抑えたいところですよね。
以下では、簡単にできる東京就活で役立つ節約術を紹介します。
マネできそうなものは積極的に取り入れてみてくださいね。
- 面接や説明会を同じ日にまとめる
- オンライン選考を活用する
- カプセルホテルやシェアハウスを活用する
- 夜行バスを利用する
- 飛行機を利用する場合は早期予約する
東京で無料で宿泊できるおすすめのシェアハウスについては以下の記事で紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
東京で就職するをする際に考えておくべきこと
「東京で就職しようかな」と考えている人や「地方か東京で迷っている」という人は、何を考えたらいいのでしょうか。
筆者が実際に東京に来る前に考えておいてよかったな、と思うことを解説していきますので、参考にしてみてください。
なぜ東京なのか?
まず、なぜ東京で就職する理由があるのかについて、徹底的に考えたほうがいいです。
確かに東京で働くメリットは、先ほどもあげたようにたくさんあります。
ただ最近では、リモートワークやオンライン会議など、働く場所を問わないという企業もたくさんありますし、その流れは今後も拡大していきます。
なので、
「家賃の高い東京に来る理由は何なのか?」
「自分が東京で何をしたいのか?」
を先に考えておくといいかもしれません。
東京以外の選択肢はあるのか?
東京で就職する以外の選択肢もあるのか、について考えておくことも重要です。
地方でもできることはあると思いますし、日本ではなく海外に出て働く選択肢もあります。
また「人生をどう生きるか」ということを考えていくと、就職以外の選択肢もたくさんあります。
総合的に「将来自分がどう生きたいのか」とマクロな視点を持ち、選択することが大切です。
さいごに
近年、地方学生の地元就職志向が強まっており、東京での就職を考える割合は減少傾向にあります。
しかし企業側は地方学生の採用に注目し、オンライン面接やイベントの開催など、参加しやすい採用活動を展開しています。
地方学生が東京で就職するためには、事前の情報収集や準備、コミュニケーション力の向上、自己管理能力の育成が重要です。
また、地方出身であることを強みとして活かし、柔軟性と適応力を身につけることが成功への鍵となります。
今後も地方学生の就職動向は変化していくと予想されますが、個々の学生が自身の希望や適性を十分に考慮し、最適な進路を選択することが大切です。